JP2524578Y2 - 吸着用パッド - Google Patents

吸着用パッド

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JP2524578Y2
JP2524578Y2 JP1990068746U JP6874690U JP2524578Y2 JP 2524578 Y2 JP2524578 Y2 JP 2524578Y2 JP 1990068746 U JP1990068746 U JP 1990068746U JP 6874690 U JP6874690 U JP 6874690U JP 2524578 Y2 JP2524578 Y2 JP 2524578Y2
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JP
Japan
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suction pad
suction
adapter
work
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JP1990068746U
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Inventor
茂和 永井
修三 桜井
勅 川本
Original Assignee
エスエムシー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ワークを吸着し、あるいは吸着後にこのワ
ークを保持して搬送するための吸着用パッドに関する。
[従来の技術] 従来、例えば、積層されている薄板状のワークを搬送
するために、真空吸引源に連結される吸着用パッドが用
いられている。
この種の吸着用パッドは、ねじ等を用いて真空吸引源
に接続するアダプタに固着される。
ここでねじを用いて固着される吸着用パッドの従来例
を挙げ、以下に図面を参照しながら説明する。
第3図において、参照符号2はこの種の吸着用パッド
を示す。吸着用パッド2は、円筒状の根本部4と、前記
根本部4に一体的に連設されるスカート部6とからな
る。
この吸着用パッド2の根本部4に図示しない真空吸引
源に連通する通路5が画成されているアダプタ8を差し
込み、スカート部6の吸着面側より内ねじ9を挿入して
前記アダプタ8の外ねじと螺合することにより、吸着用
パッド6とアダプタ8とを固着する。このようにアダプ
タ8に固着された吸着用パッド6はワークを吸着して搬
送する場合にアダプタ8から容易に離脱することはな
い。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この種の吸着用パッドにおいて、積層
されているワークを吸着し搬送を繰り返すことによって
ワークの高さが低くなると、吸着用パッドがワークを吸
着するのに必要な押圧力をもってワークに到達するのが
困難になり、充分な吸着力が得られなくなる。その結
果、例えば、この吸着用パッドがロボットのアームに取
着されているとき、吸着用パッドを支えているロボット
のティーチングをやり直さなければならない、という問
題がある。
本考案は、この種の問題を解決するものであり、吸着
用パッドを構成する円筒状の根本部の内面に内ねじを形
成し、ロボットのアームを固定したままで、吸着用パッ
ドの高さを上下調整できる吸着用パッドを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本考案は、ワークを吸
着するための弾性体からなり、根本部とスカート部とが
一体的に形成された吸着用パッドにおいて、 前記スカート部の硬度より大なる硬度で形成された前
記根本部と、 前記スカート部の吸引孔に連通し、前記根本部の軸線
方向に沿って貫通するねじ穴と、 真空吸引源と前記ねじ穴とを連通させる通路を有し、
前記ねじ穴に螺合するアダプタと、 を備え、前記アダプタを回転中心として吸着用パッド
を所定方向に回転させることにより、前記根本部の軸線
方向に沿って前記吸着用パッドの位置を変位させること
を特徴とする。
[作用] 上記の本考案に係る吸着用パッドにおいて、真空吸引
源と連通する通路を画成されるアダプタを、吸着用パッ
ドの円筒状の根本部の内面に形成されている内ねじに螺
合する。このとき、アダプタを外れない程度に浅く、あ
るいは形成されたねじの最も深いところまで螺合して
も、根本部はスカート部より硬度が大きく、しかも弾性
を有するため、アダプタと吸着用パッドとの保持性およ
び気密性が保たれ、また、スカート部の比較的硬度の小
さい部分は良好にワークを吸着することができる。
[実施例] 本考案に係る吸着用パッドについて実施例を挙げ、添
付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図並びに第2図a、bにおいて、参照符号10は、
本実施例に係る弾性体からなる吸着用パッドを示す。こ
の吸着用パッド10は、図示しない真空吸引源に接続され
る円筒状の根本部12と、前記根本部12と一体的に連設さ
れるスカート部14とからなり、根本部12の内側には、該
吸着用パッド10の軸線方向への位置を調整することが可
能な位置調整手段として、内ねじ13が形成されている。
なお、根本部12はスカート部14よりもゴム硬度が大で
ある。このため、吸着用パッド10の根本部12はアダプタ
20と充分な強度下に螺合して、吸着用パッド10はワーク
22の搬送中にアダプタ20から離脱することがない。一
方、スカート部14の硬度の比較的小さい部分はワーク22
を良好に吸着できる。アダプタ20には、その軸線方向に
真空吸引源(図示せず)に連通する通路20aが形成され
ている。
本実施例に係る吸着用パッド10は、以上のように構成
されるものであり、次に、その作用並びに効果について
説明する。
先ず、積層されているワーク22を吸着用パッド10を用
いて順次搬送すれば、ワーク22の高さが徐々に低くな
る。このため、この吸着用パッド10を保持するロボット
のアームの位置を再度ティーチングすることなく、該吸
着用パッド10の位置調整を本願考案では以下のように行
う。
第2図aにおいて、図示しない真空吸引源に連通する
通路20aが画成されたアダプタ20は、その外ねじ部が根
本部12の内面に形成されている内ねじ13と余すところな
く螺合している。ワーク搬送用のロボットのアーム24を
固定したまま、ワーク22に吸着用パッド10を近づけたい
ときには、吸着用パッド10を回転させる。すると、第2
図bのように根本部12よりアダプタ20が徐々に抜け出
し、その結果、吸着用パッド10が下がり、ワーク22と接
することができる。もちろん、吸着用パッド10を反対方
向に回転させて上昇させることも可能なことは明らかで
ある。
[考案の効果] 以上のように、本考案に係る吸着用パッドでは、次の
ような効果および利点を有する。
すなわち、設定された吸着用パッドの位置が、積層さ
れているワークの高さと微妙にずれていて、ワークを良
好に吸着できない場合に、ロボットのアームを固定した
ままで、吸着用パッドを回転させることにより、吸着用
パッドがワークに接することができる。
従って、ロボットのアームのティーチング動作が簡略
化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吸着用パッドの縦断面図、 第2図a、bは本考案に係る吸着用パッドの実施例の側
面図、 第3図は従来技術に係る吸着用パッドの縦断面図であ
る。 2…吸着用パッド 4…根本部 6…スカート部 8…アダプタ 9…内ねじ 10…吸着用パッド 12…根本部 13…内ねじ 14…スカート部 20…アダプタ 22…ワーク 24…アーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−74758(JP,A) 実開 昭62−192886(JP,U) 実開 昭61−144987(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを吸着するための弾性体からなり、
    根本部とスカート部とが一体的に形成された吸着用パッ
    ドにおいて、 前記スカート部の硬度より大なる硬度で形成された前記
    根本部と、 前記スカート部の吸引孔に連通し、前記根本部の軸線方
    向に沿って貫通するねじ穴と、 真空吸引源と前記ねじ穴とを連通させる通路を有し、前
    記ねじ穴に螺合するアダプタと、 を備え、前記アダプタを回転中心として吸着用パッドを
    所定方向に回転させることにより、前記根本部の軸線方
    向に沿って前記吸着用パッドの位置を変位させることを
    特徴とする吸着用パッド。
JP1990068746U 1990-06-27 1990-06-27 吸着用パッド Expired - Lifetime JP2524578Y2 (ja)

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JPH0428982U JPH0428982U (ja) 1992-03-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4006929A (en) * 1975-12-17 1977-02-08 American Chain & Cable Company, Inc. Vacuum pad
JPS61144987U (ja) * 1985-02-27 1986-09-06
JPS62192886A (ja) * 1986-02-20 1987-08-24 Ricoh Co Ltd 文字認識装置における特徴量生成方法

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JPH0428982U (ja) 1992-03-09

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