JPH0210097Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0210097Y2 JPH0210097Y2 JP16062885U JP16062885U JPH0210097Y2 JP H0210097 Y2 JPH0210097 Y2 JP H0210097Y2 JP 16062885 U JP16062885 U JP 16062885U JP 16062885 U JP16062885 U JP 16062885U JP H0210097 Y2 JPH0210097 Y2 JP H0210097Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bowl
- fixed disk
- suction
- disk
- fixed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 6
- 238000005034 decoration Methods 0.000 claims description 2
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 5
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
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- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は各種形状の陶磁器製碗に絵付をなす際
に、その碗の形状に容易に合致させて、保持して
芯出の上絵付をすべくなした絵付用碗芯出装置に
関する。
に、その碗の形状に容易に合致させて、保持して
芯出の上絵付をすべくなした絵付用碗芯出装置に
関する。
(従来の技術)
従来のこの種芯出装置は、通称ゴムダボ方式と
指称される保持具によるもので、碗内面の球状形
状に合致したゴム、またはゴムスポンジ等を材料
とし、半球形の碗保持具を軸部に固定し、ここへ
絵付すべき碗の内壁を当接させ、かつ、頂点中心
に真空引き用の穴を設けて真空吸着して固定のう
え芯出をしているが、前記もした如く碗の内面は
半球形状で、また、陶磁器のため比較的成形、焼
成時の誤差も大きく、形状や大きさに各種のもの
があり、よつて、これら各々に合致した多数の保
持具を準備せねばならず、寸法誤差等により絵付
時に円周絵付距離等が変わるために、不揃いの絵
付となる等種々なる欠点がある。
指称される保持具によるもので、碗内面の球状形
状に合致したゴム、またはゴムスポンジ等を材料
とし、半球形の碗保持具を軸部に固定し、ここへ
絵付すべき碗の内壁を当接させ、かつ、頂点中心
に真空引き用の穴を設けて真空吸着して固定のう
え芯出をしているが、前記もした如く碗の内面は
半球形状で、また、陶磁器のため比較的成形、焼
成時の誤差も大きく、形状や大きさに各種のもの
があり、よつて、これら各々に合致した多数の保
持具を準備せねばならず、寸法誤差等により絵付
時に円周絵付距離等が変わるために、不揃いの絵
付となる等種々なる欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点)
このため碗の形状が変わると球状内面形状の変
化により、同一保持具は使用できず、よつて、碗
形状の種類数と等しい多数の専用保持具を必要と
したり、かつ、当然段取り替えも頻繁に行なわね
ばならないものとなつておる。
化により、同一保持具は使用できず、よつて、碗
形状の種類数と等しい多数の専用保持具を必要と
したり、かつ、当然段取り替えも頻繁に行なわね
ばならないものとなつておる。
また、球面形状に合せて芯出しすることによ
り、芯出し作業そのものが難しく、熟練を要する
ばかりでなく、碗の製作誤差等若干の大きさが変
わることにより、セツトは正しくされた場合でも
絵付けを行なう時、絵付け円周寸法が変化し不揃
いの絵付けとなることがたびたび生じこれら改善
が望まれていた。
り、芯出し作業そのものが難しく、熟練を要する
ばかりでなく、碗の製作誤差等若干の大きさが変
わることにより、セツトは正しくされた場合でも
絵付けを行なう時、絵付け円周寸法が変化し不揃
いの絵付けとなることがたびたび生じこれら改善
が望まれていた。
(問題点を解決するための手段)
すなわち、通気路を軸芯に沿つて開設等した回
転軸に、絵付すべき碗の内部側壁を保持しうべき
円盤状等とした固定円盤を固着し、かつ、該固定
円盤の一方の側壁上へ前記通気路を囲繞して、前
記碗の内部底壁を吸引すべく、軸芯方向に伸縮自
在な吸着用ベローズを突成し、さらに、前記固定
円盤と離隔し、前記碗の開口端部を当接し前記固
定円盤側へ付勢されこれと平行状に摺動しうべく
対峙して配設された円盤状の受円盤とよりなるも
のである。
転軸に、絵付すべき碗の内部側壁を保持しうべき
円盤状等とした固定円盤を固着し、かつ、該固定
円盤の一方の側壁上へ前記通気路を囲繞して、前
記碗の内部底壁を吸引すべく、軸芯方向に伸縮自
在な吸着用ベローズを突成し、さらに、前記固定
円盤と離隔し、前記碗の開口端部を当接し前記固
定円盤側へ付勢されこれと平行状に摺動しうべく
対峙して配設された円盤状の受円盤とよりなるも
のである。
(作用)
絵付けを行なおうとする碗を伏せた状態で、本
考案芯出装置の受円盤上へ載置すると、該受円盤
は圧縮ばねの上に自由高さで保持されているの
で、これらの自重で若干下がつたところで碗の内
面は、吸着ベローズの先端にある薄く密着性を良
くした舌状部に接触した上、該吸着ベローズの本
体部を収縮させ密着した状態となる。
考案芯出装置の受円盤上へ載置すると、該受円盤
は圧縮ばねの上に自由高さで保持されているの
で、これらの自重で若干下がつたところで碗の内
面は、吸着ベローズの先端にある薄く密着性を良
くした舌状部に接触した上、該吸着ベローズの本
体部を収縮させ密着した状態となる。
この後、回転軸の芯部に開設の通気路を介し
て、吸着ベローズの内部をつぶれ変形させず、高
さのみを変化する程度に真空引きをすると、碗は
固定円盤の外周に接するまで下降する。この際碗
が傾いていたり、芯が狂つていたりしている場合
は固定円盤がガイドとなり、吸着ベローズの柔軟
性及び受円盤の水平度矯正等の効果により、水平
度及び全体位置が修正されて固定円盤に接する。
さらに、真空引きされると吸着ベローズは強く収
縮し、碗は固定円盤に強く押し付けられて、芯出
しが完了した状態で安定する。
て、吸着ベローズの内部をつぶれ変形させず、高
さのみを変化する程度に真空引きをすると、碗は
固定円盤の外周に接するまで下降する。この際碗
が傾いていたり、芯が狂つていたりしている場合
は固定円盤がガイドとなり、吸着ベローズの柔軟
性及び受円盤の水平度矯正等の効果により、水平
度及び全体位置が修正されて固定円盤に接する。
さらに、真空引きされると吸着ベローズは強く収
縮し、碗は固定円盤に強く押し付けられて、芯出
しが完了した状態で安定する。
なお、固定円盤と碗の内面の接触位置は、碗の
外面に画かれる絵柄の略中心高さとなつており、
絵付け機との距離も碗の形状誤差に影響されるこ
となく安定したものとなる。
外面に画かれる絵柄の略中心高さとなつており、
絵付け機との距離も碗の形状誤差に影響されるこ
となく安定したものとなる。
(実施例)
以下、上記した本考案の要旨をさらに明確にす
るため、本考案に係る絵付用碗芯出装置(以下単
に碗芯出装置という)の一実施例を挙げ、図面を
利用して説明する。
るため、本考案に係る絵付用碗芯出装置(以下単
に碗芯出装置という)の一実施例を挙げ、図面を
利用して説明する。
該碗芯出装置Aは、軸芯部へこれに沿つて通気
路10を開孔し、先端部には段付形状の嵌着部1
1が、他端部には外側へ調整ナツト6を螺合して
高さを調整するためのねじ12が、さらにこれの
内側には、駆動部8と螺合するための雌ねじ13
が施されてなる回転軸1と、該通気路10を囲繞
し、先端部を碗7の内側に密着し気密を保持でき
るように薄く、軟らかな、舌状の吸盤部31とな
つている吸着ベローズ3を上側へ嵌着して突成し
た円盤状の固定円盤2と、該固定円盤2と所定長
離隔し、中心部にリニアモーシヨンベアリング4
2を嵌装し、これの両端部にスナツプリング43
を嵌装して固着の上、前記回転軸1に嵌装された
円盤形状の受円盤4と、さらに、該受円盤4の外
周部上面には碗7の開口端部71を載置しうべく
軟質のクツシヨンゴム41が固着されている。
路10を開孔し、先端部には段付形状の嵌着部1
1が、他端部には外側へ調整ナツト6を螺合して
高さを調整するためのねじ12が、さらにこれの
内側には、駆動部8と螺合するための雌ねじ13
が施されてなる回転軸1と、該通気路10を囲繞
し、先端部を碗7の内側に密着し気密を保持でき
るように薄く、軟らかな、舌状の吸盤部31とな
つている吸着ベローズ3を上側へ嵌着して突成し
た円盤状の固定円盤2と、該固定円盤2と所定長
離隔し、中心部にリニアモーシヨンベアリング4
2を嵌装し、これの両端部にスナツプリング43
を嵌装して固着の上、前記回転軸1に嵌装された
円盤形状の受円盤4と、さらに、該受円盤4の外
周部上面には碗7の開口端部71を載置しうべく
軟質のクツシヨンゴム41が固着されている。
さらに、回転軸1の下部には前記調整ナツト6
が螺合され、これと前記リニアモーシヨンベアリ
ング42間に圧縮ばね5が組付けられていて、受
円盤4を上方へ付勢すべく載置している。該圧縮
ばね5は碗7が受円盤4へ載置されて、真空吸引
されたとき、適度な反力を生ずる強さに設定され
ており、調整ナツト6は全体の高さを碗7の形
状、寸法、重量等に合せ調整するためのものであ
る。
が螺合され、これと前記リニアモーシヨンベアリ
ング42間に圧縮ばね5が組付けられていて、受
円盤4を上方へ付勢すべく載置している。該圧縮
ばね5は碗7が受円盤4へ載置されて、真空吸引
されたとき、適度な反力を生ずる強さに設定され
ており、調整ナツト6は全体の高さを碗7の形
状、寸法、重量等に合せ調整するためのものであ
る。
以上のように構成されているので、碗7を伏せ
た状態で本装置上に載置して、回転軸1の通気路
10を介して真空吸引すると、吸着ベローズ3に
よつて碗7の内底壁を吸引することにより、該碗
7の内壁は固定円盤2で確実に保持されると共
に、受円盤4をばね力による付勢に抗して移動さ
せ、クツシヨンゴム41で該碗7の開口端部を保
持して自動的に芯出しがされ、安定した高さ寸法
で固定円盤2に吸引固定されるものである。
た状態で本装置上に載置して、回転軸1の通気路
10を介して真空吸引すると、吸着ベローズ3に
よつて碗7の内底壁を吸引することにより、該碗
7の内壁は固定円盤2で確実に保持されると共
に、受円盤4をばね力による付勢に抗して移動さ
せ、クツシヨンゴム41で該碗7の開口端部を保
持して自動的に芯出しがされ、安定した高さ寸法
で固定円盤2に吸引固定されるものである。
なお、前記実施例では単一の装置として説明し
たが、これを適宜数配設して、ターレツト式の順
送多重工程とすることも当然可能であり、この様
にすると一段と効率の良い使用が可能となり、ま
た、吸着ベローズはスポンジ状のものでもよく、
さらに、品質がよくて碗の誤差が少なく、寸法、
形状が揃つておれば、圧縮ばねはとりわけ必要と
しない等、本考案に係る碗芯出装置の各部の具体
的形状や、構造、材質、使用方法等は、本考案の
上記した目的と、作用及び後記効果の達成される
範囲内において、それぞれ任意に定められてよ
く、これらの変更はいずれも本考案の要旨を変更
するものではないことは申すまでもない。
たが、これを適宜数配設して、ターレツト式の順
送多重工程とすることも当然可能であり、この様
にすると一段と効率の良い使用が可能となり、ま
た、吸着ベローズはスポンジ状のものでもよく、
さらに、品質がよくて碗の誤差が少なく、寸法、
形状が揃つておれば、圧縮ばねはとりわけ必要と
しない等、本考案に係る碗芯出装置の各部の具体
的形状や、構造、材質、使用方法等は、本考案の
上記した目的と、作用及び後記効果の達成される
範囲内において、それぞれ任意に定められてよ
く、これらの変更はいずれも本考案の要旨を変更
するものではないことは申すまでもない。
(考案の効果)
上述のように本考案になる碗芯出装置は、固定
円盤と受円盤及び吸着ベローズを有機的に作動さ
せることにより、容易に碗の芯出し作業が可能と
なり、その精度も向上する。さらに、碗の形状、
寸法誤差等に起因する高さの変化もなくなり絵付
け機との距離が一定化することと併せて、不揃い
な絵付け等絵付けの不良品が減少し、作業能率が
向上する等大きな効果を有する。
円盤と受円盤及び吸着ベローズを有機的に作動さ
せることにより、容易に碗の芯出し作業が可能と
なり、その精度も向上する。さらに、碗の形状、
寸法誤差等に起因する高さの変化もなくなり絵付
け機との距離が一定化することと併せて、不揃い
な絵付け等絵付けの不良品が減少し、作業能率が
向上する等大きな効果を有する。
また、本装置は碗の形状に対する汎用性も有す
るため従来のように形状の種類数に等しい多数の
専用受け具を必要とせず、設備面での合理化なら
びに段取り替え作業の省略等の効果を有する。
るため従来のように形状の種類数に等しい多数の
専用受け具を必要とせず、設備面での合理化なら
びに段取り替え作業の省略等の効果を有する。
第1図は本考案の実施例の正面断面図である。
A……碗芯出装置、1……回転軸、10……通
気路、2……固定円盤、3……吸着ベローズ、4
……受円盤、5……圧縮ばね、7……碗。
気路、2……固定円盤、3……吸着ベローズ、4
……受円盤、5……圧縮ばね、7……碗。
Claims (1)
- 通気路を有した回転軸に絵付すべき碗の内部側
壁を保持しうべき固定円盤を固着し、かつ、該固
定円盤の一方の側壁へ前記通気路を囲繞して前記
碗の内部底壁を吸引すべく伸縮自在な吸着用ベロ
ーズを突成し、さらに、前記固定円盤と離隔し前
記碗の開口端部を当接し前記固定円盤側へ付勢さ
れ、これと平行状に摺動しうべく対峙して配設さ
れた受円盤とよりなることを特徴とする絵付用碗
芯出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16062885U JPH0210097Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16062885U JPH0210097Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270139U JPS6270139U (ja) | 1987-05-02 |
JPH0210097Y2 true JPH0210097Y2 (ja) | 1990-03-13 |
Family
ID=31086183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16062885U Expired JPH0210097Y2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0210097Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP16062885U patent/JPH0210097Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6270139U (ja) | 1987-05-02 |
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