JP2524543B2 - 自動販売機のカ―ド処理方法 - Google Patents

自動販売機のカ―ド処理方法

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JP2524543B2
JP2524543B2 JP2320733A JP32073390A JP2524543B2 JP 2524543 B2 JP2524543 B2 JP 2524543B2 JP 2320733 A JP2320733 A JP 2320733A JP 32073390 A JP32073390 A JP 32073390A JP 2524543 B2 JP2524543 B2 JP 2524543B2
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、価値情報を磁気記録しカード表面の所定位
置に複数の価値表記のしきい値がそれぞれ記載され、前
記複数の価値表記のしきい値の間にカードの価値残額が
パンチ機構等により目安表記される磁気カードを用いて
商品販売を行う自動販売機におけるカード処理方法に関
するものである。
(従来の技術) 近年、キャシュレス時代に対応して、テレホンカード
に代表される磁気カードを用いたプレペイドカードシス
テムの運用が盛んとなり、自販機への適用も進んできて
いる。このため、自販機用等の磁気カードリーダ・ライ
タの需要が増加している。磁気カードリーダ・ライタ
は、磁気カードを利用するたびに価値残高を磁気カード
に磁気記録するとともに価値または価値の目安を磁気カ
ード上に表記するものである。価値または価値の目安を
表記する方法としては、プリンタにより価値残額を印字
する方法とパンチ機構(テレホンカード等)またはサー
マルヘッドにより価値の目安を表記する方法がある。
このような磁気カードリーダ・ライタを自販機に適用
した場合の従来の動作を図面をもとに説明する。第6図
は従来の磁気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック
図で、1は磁気カードリーダ・ライタである。2はリー
ドヘッドであり、磁気カードとの相対運動により磁気デ
ータのリード波形を出力する。3は復調部であり、リー
ド波形をリードデータおよびリードクロックに復調する
ものである。4は変調部であり、後述するリード・ライ
ト処理制御手段5よりライトデータを入力しF2F信号に
変調し、増幅するものである。6はライトヘッドであ
り、増幅されたF2F信号を磁気カードに記録するもので
ある。7は磁気ヘッドであり、リードヘッド2およびラ
イトヘッド6より構成されている。8,9,10はそれぞれ第
1,第2,第3カード位置検出手段であり、磁気カードの位
置を検出して位置検出信号を出力するものであり、それ
ぞれ、カード挿入口、磁気ヘッド手前、カード走行路終
端に配置されている。カード位置検出手段は、たとえ
ば、フォトダイオードとフォトトランジスタにより構成
されている。11はモータ制御手段であり、リード・ライ
ト処理制御手段5よりモータ制御信号(正転、逆転、低
速等)を入力し、後述するカード走行手段12のモータ13
を駆動するものである。14はロータリエンコーダであ
り、モータ13の回転角に応じてパルス信号を出力してF2
F記録信号の周期をとるとともに、価値の目安表記のた
めにカードの位置決めを行う基準量となるものである。
モータ13の回転角の検出は、モータ13の駆動軸上に配置
したディスクの複数のスリットをフォトダイオードとフ
ォトトランジスタで検出することにより行っている。15
は磁気カードの価値の目安を表記する価値表記手段であ
り、カード上の所定の位置に小穴を開けるパンチ機構に
より構成される。16は価値表記手段15により目安表記を
行うための表記位置決め手段であり、モータ13を低速駆
動して目標表記位置に応じてロータリエンコーダ14の出
力パルス信号をカウントし磁気カードを所定の位置で正
確に停止させるものである。5はリード・ライト処理制
御手段であり、各カード位置検出信号を入力してモータ
13の制御および磁気カードの記録、読取り、目安表記の
各処理の制御を行うとともに、後述する自販機制御手段
20間で価値残額と販売金額のやりとりを行い磁気カード
の新たな価値残額を算出するものである。17は自販機
で、18は全販売商品の中から好みの商品を選択する商品
選択手段、19は選択された商品を搬出する商品搬出手段
である。20は自販機制御手段であり、販売金額をリード
・ライト処理制御手段5に出力するとともに商品搬出手
段19を制御する。第7図は従来の磁気カードリード・ラ
イタの構成図で、21は磁気カードである。22,23は駆動
ローラであり、モータ13の駆動力により回転する。24,2
5は従動ローラであり、磁気カードを駆動ローラ22,23と
の間で挾持して走行させる。26は磁気ヘッド用押圧ロー
ラであり、磁気カード21とトラックを磁気ヘッド7に押
し付けるものである。27は挿入口である。なお、第7図
には記載されていないが、磁気ヘッド7の奥側にももう
1組の駆動ローラと従動ローラが存在する。カード走行
手段12はモータ13と3組の駆動ローラと従動ローラによ
り構成され、モータ制御信号に応じてカードを前進(挿
入方向)、後退(排出方向)させる。第8図は磁気カー
ドの表面の略図である。磁気カード21の表面には、価値
表記ゾーンがあり、価値表記手段であるパンチ機構15に
より所定の位置に小穴を開けることにより価値の目安表
記を行っている。第8図の例では、すでに価値表記ゾー
ン右側から2箇所の目安表記があり、現在、この磁気カ
ードの価値残額は500円から1000円の間であることを表
わしている。さらにこの磁気カードを利用して価値残額
が500円未満(100円以上)になれば100円から500円の間
の位置に目安表記が行われることになる。このため、利
用後の価値残額によっては目安表記を行わない場合があ
る。本実施例では、第8図の例からも分かるように、目
安表記位置は全部で5箇所あり、価値残額が0になれ
ば、価値表記ゾーンの左側に最後の目安表記が行われる
ことになる。
以上のように構成された従来の磁気カードリーダ・ラ
イタ付自販機におけるカード処理方法を第9図のフロー
チャートと第10図のカード動作説明図をもとに、リード
・ライト処理制御手段5の処理を中心にして説明する。
第9図において、ステップ101で第1カード位置検出手
段8により磁気カード21が挿入口27に挿入されたかどう
かを判断し、挿入されればステップ102に進む(第10図
(A))。ステップ102ではカード走行手段12により磁
気カード21を走行(前進)させながら、ステップ103で
第2カード位置検出手段9のカード検出信号を起点とし
てリードヘッド2と復調部3により磁気カード21の磁気
データの読取りを行い(第10図(B))、第3カード位
置検出手段10のカード検出信号により読取り処理を終了
する(第10図(C))。そして、ステップ104で読取っ
た磁気情報から磁気カード21が正規カードか偽カードか
を判断し、正規カードならばステップ105へ進み、偽カ
ードならばステップ106でカード走行手段12により磁気
カード21を走行(後退)させて排出しステップ101へ戻
る。ステップ105では磁気カード21から読取った価値残
額情報を自販機制御手段20に送出する(販売可能)。そ
して、ステップ107で商品選択手段18による商品選択が
終了したかどうか判断し、商品選択が終了すればステッ
プ108へ進む。この間、磁気カード21は第10図(C)の
状態で停止したままである。ステップ108では自販機制
御手段20から受信した販売金額情報を磁気カード21の価
値残額から減算して新たな価値残額を算出するととも
に、選択された商品を商品搬送手段19により搬出する。
次に、ステップ109でカード走行手段12により磁気カー
ド21を走行(後退)させながら、ステップ110で第2カ
ード位置検出手段9のカード検出信号を起点としてロー
タリエンコーダ14の出力パルス信号と同期をとりながら
変調部4とライトヘッド6により磁気カード21に新たな
価値残額情報等からなる磁気データの記録を行い(第10
図(D))、第1カード位置検出手段8のカード検出信
号により記録処理を終了する。続けて、ステップ102,10
3と同様に、ステップ111でカード走行手段12により磁気
カード21を走行(前進)させながら、ステップ112で第
2カード位置検出手段9のカード検出信号を起点として
リードヘッド2と復調部3により磁気カード21の磁気デ
ータの読取りを行い(第10図(B))、第3カード位置
検出手段10のカード検出信号により読取り処理を終了す
る(第10図(C))。そして、ステップ113で読取った
磁気データと記録した磁気データを照合して正しく記録
されたかどうかを確認し、正しければステップ114へ進
み、誤っていればステップ109へ戻り再度記録処理を行
う。ステップ114では価値表記処理を行うかどうかを判
断し、価値表記処理を行うならばステップ115へ進み、
行わないならばステップ119へ進む。ここで、価値表記
処理を行うかどうかの判断は、ステップ108で算出した
新たな価値残額が磁気カード21の表面に記載した価値表
記のしきい値(第8図の例では2000円、1000円、500
円、100円)を最初に下回ったかどうかということと新
たな価値残額が0円かどうかということにより判断す
る。ステップ115ではカード走行手段12により磁気カー
ド21を低速走行(後退)させながら、ステップ116で表
記位置決め手段16により第2カード位置検出手段9のカ
ード検出信号を起点としてロータリエンコーダ14の出力
パルス信号を目標表記位置に応じた所定数だけカウント
し、磁気カード21を所定の位置まで走行させて停止させ
る(第10図(E))。そして、ステップ117で位置決め
が終了したかどうかを判断し、終了すればステップ118
で価値表記手段15であるパンチ機構により磁気カード21
の所定の位置に小穴を開けて目安表記を行う。目安表記
処理終了後、ステップ119でカード走行手段12により磁
気カード21を走行(後退)させて磁気カード21を排出し
て一連の動作を終了する(第10図(F))。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来は商品選択が終了しても記録処
理、読取り処理および価値残額の算出結果により目安表
記処理の各処理が行われるため磁気カードが排出される
までにかなりの時間を要する。特に、目安表記処理を行
った場合はモータを低速駆動するため表記位置決め処理
に時間がかかる。たとえば、記録処理0.5秒、読取り処
理0.5秒、目安表記処理1.5秒(表記位置決め処理1.0
秒、パンチ処理0.5秒)、磁気カード排出0.5秒とすると
商品選択終了から磁気カードが排出されるまでの所要時
間は3.0秒である。このため、自販機の利用者の回転が
悪くなり売上げが落ちる、利用者に不安感を与える等の
欠点があった。
請求項(1)記載の発明の目的は、上記欠点を解消す
るもので、目安表記処理を行う場合の商品選択終了から
磁気カード排出までの所要時間を短縮する自動販売機の
カード処理方法を提供することである。
請求項(2)記載の発明の目的は、上記欠点を解消す
るもので、目安表記処理を行う場合の商品選択終了から
磁気カード排出までの所要時間を短縮するとともに、目
安表記処理を行わない場合でも商品選択終了から磁気カ
ード排出までの所要時間の増加をできるだけ抑える自動
販売機のカード処理方法を提供することである。
請求項(3)記載の発明の目的は、上記欠点を解消す
るもので、目安表記処理を行う場合の商品選択終了から
磁気カード排出までの所要時間を短縮するとともに、目
安表記処理を行わない場合でも商品選択終了から磁気カ
ード排出までの所要時間の増加をできるだけ抑える自動
販売機のカード処理方法を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明の請求項(1)記載の自動販売機のカード処理
方法は、磁気カードが挿入されたとき前記磁気カードに
磁気記録された価値情報を読取る第1のステップと、前
記第1のステップにおいて読取られた前記磁気カードの
価値情報をもとに商品選択処理後に前記目安表記する次
表記位置を推定する第2のステップと、商品選択処理の
終了を待たずに前記第2のステップにおいて推定された
前記次表記位置を価値表記手段の位置に合わせる第3の
ステップと、商品選択処理終了後に前記磁気カードの新
たな価値残額を算出した結果、商品選択処理の前後で前
記磁気カードの価値以下で最も大きい価値表記のしきい
値が変わらなければ、前記価値表記手段による目安表記
は行わず、商品選択処理の前後で前記磁気カードの価値
以下で最も大きい価値表記のしきい値が変わり且つ次表
記位置が前記第2のステップにおいて推定された次表記
位置であれば、前記第3のステップにおいて位置決めさ
れている位置で前記価値表記手段による目安表記を行
い、商品選択処理の前後で前記磁気カードの価値以下で
最も大きい価値表記のしきい値が変わり且つ次表記位置
が前記第2のステップにおいて推定された次表記位置で
なければ、正しい次表記位置を前記価値表記手段の位置
に合わせた後に前記価値表記手段による目安表記を行う
第4のステップと、前記第4のステップの後、前記第4
のステップで算出された前記磁気カードの新たな価値残
額を価値情報として前記磁気カードに書き込む第5のス
テップとからなるものである。
請求項(2)記載の自動販売機のカード処理方法は、
磁気カードが挿入されたとき前記磁気カードに磁気記録
された価値情報を読取る第1のステップと、前記第1の
ステップにおいて読取られた前記磁気カードの価値か
ら、前記磁気カードの価値以下で最も大きい価値表記の
しきい値を減産し、その差額と所定値とを比較する第2
のステップと、前記第2のステップでの比較の結果、前
記差額が所定値より小さい場合に、商品選択処理後に前
記目安表記する次表記位置を推定する第3のステップ
と、前記第2のステップでの比較の結果、前記差額が所
定値より小さい場合に、商品選択処理の終了を待たずに
前記第3のステップにおいて推定された前記次表記位置
を価値表記手段の位置に合わせる第4のステップと、前
記第2のステップでの比較の結果、前記差額が所定値よ
り小さい場合に、商品価値処理終了後に前記磁気カード
の新たな価値残額を算出した結果、商品選択処理の前後
で前記磁気カードの価値以下で最も大きい価値表記のし
きい値が変わらなければ、前記価値表記手段による目安
表記は行わず、商品選択処理の前後で前記磁気カードの
価値以下で最も大きい価値表記のしきい値が変わり且つ
次表記位置が前記第3のステップにおいて推定された次
表記位置であれば、前記第4のステップにおいて位置決
めされている位置で前記価値表記手段による目安表記を
行い、商品選択処理の前後で前記磁気カードの価値以下
で最も大きい価値表記のしきい値が変わり且つ次表記位
置が前記第3のステップにおいて推定され次表記位置で
なければ、正しい次表記位置を前記価値表記手段の位置
に合わせた後に前記価値表記手段による目安表記を行う
第5のステップと、前記第5のステップの後、前記第5
のステップで算出された前記磁気カードの新たな価値残
額を新たな価値情報として前記磁気カードに書き込む第
6のステップと、前記第2のステップでの比較の結果、
前記差額が所定値以下である場合に、商品選択処理終了
後に前記磁気カードの新たな価値残額を算出し、その算
出された前記磁気カードの新たな価値残額を新たな価値
情報として前記磁気カードに書き込み、その後、商品選
択処理の前後で前記磁気カードの価値以下で最も大きい
価値表記のしきい値が変わっていれば、次表記位置を前
記価値表記手段の位置に合わせた後に前記価値表記手段
による目安表記を行う第7のステップとからなるもので
ある。
請求項(3)記載の自動販売機のカード処理方法は、
請求項(2)記載の自動販売機のカード処理方法におけ
る所定値を全販売品目の最低価格に設定したものであ
る。
(作 用) 請求項(1)記載の自動販売機のカード処理方法で
は、読取られた磁気カードの価値情報をもとに、商品選
択処理後に目安表記する次表記位置を推定して、商品選
択処理の終了を待たずに推定された次表記位置を価値表
記手段の位置に合わせておき、商品先端処理後に磁気カ
ードの新たな価値残額を算出し、次表記位置に目安表記
した後で、磁気カードの新たな価値情報として磁気カー
ドに書き込むことにより、商品選択後等の処理終了後か
ら磁気カードを排出するまでの所要時間を短縮すること
が可能となる。
請求項(2)記載の自動販売機のカード処理方法で
は、読取られた磁気データの価値と、磁気カードの価値
以下で最も大きい価値表記のしきい値との差額が、所定
値より小さい場合に限って、商品選択処理の終了を待た
ずに推定された次表記位置を価値表記手段の位置に合わ
せておくことにより、商品選択等の処置終了後から磁気
カードを排出するまでの所要時間を短縮するとともに、
目安表記処理を行わない場合でも商品選択終了から磁気
カード排出までの所要時間の増加をできるだけ抑え、従
来と同程度にすることが可能となる。
請求項(3)記載の自動販売機のカード処理方法で
は、読取られた磁気データの価値と、磁気カードの価値
以下で最も大きい価値表記のしきい値との差額が、全販
売品目の最低価格に設定した所定値より小さい場合に限
って、商品選択処理の終了を待たずに推定された次表記
位置を価値表記手段の位置に合わせておくことにより、
商品選択等の処理終了後から磁気カードを排出するまで
の所要時間を短縮するとともに、目安表記処理を行わな
い場合でも商品選択終了から磁気カード排出までの所要
時間の増加をできるだけ加え、従来と同程度にすること
が可能となる。
(実施例) 請求項(1)記載の自動販売機のカード処理方法の一
実施例を図面を参照しながら説明する。ただし、構成要
件中、従来例と同一構成のものは同一番号を付し説明を
省略する。第1図は、本発明の一実施例が適用される磁
気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック図である。
28は次表記位置推定手段であり、本実施例では前回利用
時の磁気カード記録時に現表記位置情報を磁気記録して
おき、今回利用時の磁気カード読取り時に現表記位置情
報を読取り、この情報から次表記位置を推定するもので
ある。第8図の例では、価値の目安の現表記位置は500
円から100円の間であるから、この現表記位置情報(右
端から数えて2番目の価値の目安現表記位置だから
「2」とする)を前回利用時の磁気カード記録時に価値
残額情報と一緒に記録しておき、今回利用時の磁気カー
ド読取り時にこの現表記位置情報と一緒に記録してお
き、今回利用時の磁気カード読取り時にこの現表記位置
情報を読取り次表記位置を100円から500円の間であると
推定する。
以上のように構成された本発明の一実施例の磁気カー
ドリーダ・ライタ付自販機におけるカード処理方法につ
いて、第2図のフローチャートと第10図のカード動作説
明図をもとに、リード・ライト処理制御手段5の処理を
中心にして説明する。第2図において、ステップ201で
第1カード位置検出手段8により磁気カード21が挿入口
27に挿入されたかどうかを判断し、挿入されればステッ
プ202に進む(第10図(A))。ステップ202ではカード
走行手段12により磁気カード21を走行(前進)させなが
ら、ステップ203で第2カード位置検出手段9のカード
検出信号を起点としてリードヘッド2と復調部3により
磁気カード21の磁気データの読取りを行い(第10図
(B))、第3カード位置検出手段10のカード検出信号
により読取り処理を終了する(第10図(C))。そし
て、ステップ204で読取った磁気情報から磁気カード21
が正規カードか偽カードかを判断し、正規カードならば
ステップ205へ進み、偽カードならばステップ206でカー
ド走行手段12により磁気カード21を走行(後退)させて
排出しステップ201へ戻る。ステップ205では磁気カード
21から読取った価値残額情報を自販機制御手段20に送出
する(販売可能)。価値残額情報送出後自販機の商品選
択が可能になるわけであるが、商品選択終了までは時間
がありこの時間を利用して目安表記処理のための表記位
置決め処理を以下のように前もって行っておく。ステッ
プ207で次表記位置推定手段28により価値の目安の次表
記位置を推定し、ステップ208でカード走行手段12によ
り磁気カード21を低速走行(後退)させる。そして、ス
テップ209で表記位置決め手段16により第2カード位置
検出手段9のカード検出信号を起点としてロータリエン
コーダ14の出力パルス信号を目標表記位置に応じた所定
数だけカウントし、磁気カード21を所定の位置まで走行
させて停止させる(第10図(E))この間、ステップ21
0で商品選定の位置まで走行させて停止させる(第10図
(E))この間、ステップ210で商品選択手段18による
商品選択が終了したかどうか判断し、商品選択が終了す
ればステップ211へ進む。ステップ211では自販機制御手
段20から受信した販売金額情報を磁気カード21の価値残
額から減算して新たな価値残額を算出するとともに、選
択された商品搬出手段19により搬出する。そして、ステ
ップ212で価値表記処理を行うかどうかを判断し、価値
表記処理を行うならばステップ213へ進み、行わないな
らばステップ217へ進む。ステップ213ではステップ211
で算出した新たな価値残額に相当する価値の目安の次表
記位置がステップ207で推定した価値の目安の次表記位
置と異なるかどうか(表記位置決めの変更が必要かどう
か)を判断し、異なるならばステップ214へ進み、同一
ならばステップ215へ進む。ここで、価値の目安の次表
記位置が異なる場合とは、たとえば第8図の例では、磁
気カード価値残額が550円で販売金額が500円の場合、販
売後磁気カード価値残額は50円となり価値の目安の表記
位置は0円から100円の間となるため推定した価値の目
安の次表記位置(100円から500円の間)とは異なる。そ
して、ステップ214で正しい表記位置決めを行い、ステ
ップ215で位置決めが終了したかどうかを判断し、終了
すればステップ216で価値表記手段15であるパンチ機構
により磁気カード21の所定の位置に小穴を開けて目安表
記を行う。目安表記処理終了後、ステップ217でカード
走行手段12により磁気カード21を走行(前進)させて表
記位置決め開始前の位置に戻す(第10(C))。そし
て、ステップ218でカード走行手段12により磁気カード2
1を走行(後退)させながら、ステップ219で第2カード
位置検出手段9のカード検出信号を起点としてロータリ
エンコーダ14の出力パルス信号と同期をとりながら変調
部4とライトヘッド6により磁気カード21に新たな価値
残額情報等からなる磁気データの記録を行い(第10図
(D))、第1カード位置検出手段8のカード検出信号
により記録処理を終了する。続けて、ステップ202,203
と同様に、ステップ220でカード走行手段12により磁気
カード21を走行(前進)させながら、ステップ221で第
2カード位置検出手段9のカード検出信号を起点として
リードヘッド2と復調部3により磁気カード21の磁気デ
ータの読取りを行い(第10図(B))、第3カード位置
検出手段10のカード検出信号により読取り処理を終了す
る(第10図(C))。そして、ステップ222で読取った
磁気データと記録した磁気データを照合して正しく記録
されたかどうかを確認し、正しければステップ223へ進
み、誤っていればステップ218へ戻り再度記録処理を行
う。そして、ステップ223でカード走行手段12により磁
気カード21を走行(後退)させて磁気カード21を排出し
て一連の動作を終了する(第10図(F))。
以上のように本実施例によれば、次表記位置推定手段
28により磁気カード21に磁気記録した価値の目安の現表
記位置情報から次表記位置を推定し、商品選択時間中に
前もって、目安表記処理のために磁気カード21の位置決
めを行い、目安表記を行う場合は商品選択終了後直ちに
パンチ処理を行うものであるから、商品選択終了後磁気
カード21を排出するまでの所要時間を目安表記処理のた
めの磁気カード21の位置決め処理時間分だけ短縮するこ
とが可能となる。
本実施例では次表記位置推定手段28を磁気カード21に
磁気記録した価値の目安の現表記位置情報からの推定と
したが、これを磁気カード21の読取り処理中に現目安表
記位置を示すパンチ穴を光学的に検出して推定すること
にしてもよい。また、価値表記手段をパンチ機構とした
が、これをサーマルヘッド等の印字機構としても同様の
効果がある。
次に請求項(2)記載の自動販売機のカード処理方法
の一実施例を図面を参照しながら説明する。ただし、構
成要件中、従来例と同一構成のものは同一番号を付し説
明を省略する。第3図は、本発明の一実施例が適用され
る磁気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック図であ
る。28は次表記位置推定手段であり、請求項(1)記載
の移動販売機のカード処理方法の一実施例で説明したも
のと同一構成である。29は差額算出手段であり、読取り
処理により読取られた磁気カードの価値残額と価値の目
安の現表記位置に相当する価値範囲の下限との差額を算
出する。第8図の例では、磁気カードの価値残額が550
円とすると現目安表記位置は500円から1000円の間であ
るから、価値範囲の下限は500円であり差額は50円とな
る。30は所定値設定手段であり、任意の所定値を設定で
きる。31は表記位置決め禁止手段であり、差額と所定値
とを比較し差額が所定値以上の場合は磁気データ読取り
後の次表記位置決めを禁止する。
以上のように構成された本発明の一実施例の磁気カー
ドリーダ・ライタ付自販機におけるカード処理方法を、
第4図のフローチャートと第10図のカード動作説明図を
もとに、リード・ライト処理制御手段5の処理を中心に
して説明する。第4図において、ステップ301で第1カ
ード位置検出手段8により磁気カード21が挿入口27に挿
入されたかどうかを判断し、挿入されればステップ302
に進む(第10図(A))。ステップ302ではカード走行
手段12により磁気カード21を走行(前進)させながら、
ステップ303で第2カード位置検出手段9のカード検出
信号を起点としてリードヘッド2と復調部3により磁気
カード21の磁気データの読取りを行い(第10図
(B))、第3カード位置検出手段10のカード検出信号
により読取りを処理を終了する(第10図(C))。そし
て、ステップ304で読取った磁気情報から磁気カード21
が正規カードか偽カードかを判断し、正規カードならば
ステップ305へ進み、偽カードならばステップ306でカー
ド走行手段12により磁気カード21を走行(後退)させて
排出しステップ301へ戻る。ステップ305では磁気カード
21から読取った価値残額条件を自販機制御手段20に送出
する(販売可能)。次にステップ308で差額算出手段29
により読取られた磁気カードの価値残額と価値の目安の
現表記位置に相当する価値範囲の下限との差額を算出
し、ステップ309で表記位置決め禁止手段31により差額
と予め設定した任意の所定値を比較し、差額<所定値な
らばステップ310へ進み、差額≧所定値ならばステップ3
26へ進み磁気データ読取り後の商品選択時間中の次表記
位置決めを禁止する。これば、第8図の例では、磁気カ
ードの価値残額が550円とすると現目安表記位置は500円
から1000円の間であるから、価値範囲の下限は500円で
あり差額は50円となる。ここで任意の所定値を100円に
設定したとすると差額(50円)<所定値(100円)であ
るためステップ310へ進み、商品選択時間中の次表記位
置決めを前もって行うことになる。このため所定値の設
定は、差額がいくら未満なら価値の目安表記を行い、い
くら以上なら価値の目安表記を行わないかを推定し、決
める必要がある。価値の目安表記を行うと推定してステ
ップ310に進んだ場合は、請求項(1)記載の自動販売
機のカード処理方法と同様の処理を行い、一方、価値の
目安表記を行わないと推定しステップ32に進んだ場合
は、従来例と同様の処理を行う。以下にその処理内容を
示す。ステップ310ではカード走行手段12により磁気カ
ード21を低速走行(後退)させる。そして、ステップ31
1で表記位置決め手段16により第2カード位置検出手段
9のカード検出信号を起点としてロータリエンコーダ14
の出力パルス信号を目標表記位置に応じた所定数だけカ
ウントし、磁気カード21を所定の位置まで走行させて停
止させる(第10図(E))。この間、ステップ312で商
品選択手段18による商品選択が終了したかどうか判断
し、商品選択が終了すればステップ313へ進む。ステッ
プ313では自販機制御手段20から受信した販売金額情報
を磁気カード21の価値残額から減算して新たな価値残額
を算出するとともに、選択された商品を商品搬出手段19
により搬出する。そして、ステップ314で価値表記処理
を行うかどうかを判断し、価値表記処理を行うならばス
テップ315へ進み、行わないならばステップ319へ進む。
ステップ315ではステップ313で算出した新たな価値残額
に相当する価値の目安の次表記位置がステップ307で推
定した価値の目安の次表記位置と異なるかどうか(表記
位置決めの変更が必要かどうか)を判断し、異なるなら
ばステップ316へ進み、同一ならばステップ317へ進む。
ここで、価値の目安の次表記位置が異なる場合とは、例
えば第8図の例では、磁気カード価値残額が550円で販
売金額が500円の場合、販売後磁気カード価値残額は50
円となり価値の目安の表記位置は0円から100円の間と
なるため推定した価値の目安の次表記位置(100円から5
00円の間)とは異なる。そして、ステップ316で正しい
表記位置決めを行い、ステップ317で位置決めが終了し
たかどうかを判断し、終了すればステップ318で価値表
記手段15であるパンチ機構により磁気カード21の所定の
位置に小穴を開けて目安表記を行う。目安表記処理終了
後、ステップ319でカード走行手段12により磁気カード2
1を走行(前進)させて表記位置決め開始前の位置に戻
す(第10図(C))。そして、ステップ320でカード走
行手段12により磁気カード21を走行(後退)させなが
ら、ステップ321で第2カード位置検出手段9のカード
検出信号を起点としてロータリエンコーダ14の出力パル
ス信号と同期をとりながら変調部4とライトヘッド6に
より磁気カード21に新たな価値残額情報等からなる磁気
データの記録を行い(第10図(D))、第1カード位置
検出手段8のカード検出信号により記録処理を終了す
る。続けて、ステップ302,303と同様に、ステップ322で
カード走行手段12により磁気カード21を走行(前進)さ
せながら、ステップ323で第2カード位置検出手段9の
カード検出信号を起点としてリードヘッド2と復調部3
により磁気カード21の磁気データの読取りを行い(第10
図(B))、第3カード位置検出手段10のカード検出信
号により読取り処理を終了する(第10図(C))。そし
て、ステップ324で読取った磁気データと記録した磁気
データを照合して正しく記録されたかどうかを確認し、
正しければステップ325へ進み、誤っていればステップ3
20へ戻り再度記録処理を行う。そして、ステップ325で
カード走行手段12により磁気カード21を走行(後退)さ
せて磁気カード21を排出して一連の動作を終了する(第
10図(F))。
以上のように本実施例によれば、次表記位置推定手段
28により磁気カード21に磁気記録した価値の目安の現表
記位置情報から次表記位置を推定し、磁気カード21の価
値残額が所定値未満の場合のみ、商品選択時間中に前も
って、目安表記処理のために磁気カード21の位置決めを
行い、目安表記を行う場合は商品選択終了後直ちにパン
チ処理を行うものであるから、商品選択終了後磁気カー
ド21を排出するまでの所要時間を目安表記処理のための
磁気カード21の位置決め処理時間分だけ短縮することが
可能となる。一方、磁気カード21の価値残額が所定値以
上の場合は目安表記を行う可能性が低いと判断して商品
選択時間中に目安表記処理のための磁気カード21の位置
決めを行わないものであるから、目安表記を行わない場
合は前処理と比べて商品選択終了後磁気カード21に排出
するまでの所要時間を目安表記処理位置(第10図
(E))から位置決め前位置(第10図(C))への復帰
処理時間分だけ短縮することが可能となり、従来と同程
度にできる。
次に請求項(3)記載の自動販売機のカード処理方法
の一実施例を図面を参照しながら説明する。ただし、構
成要件中、従来例と同一構成のものは同一番号を付し説
明を省略する。第5図は、本発明の一実施例が適用され
る磁気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック図であ
る。28は次表記位置推定手段であり、請求項(1)記載
の自動販売機のカード処理方法の一実施例で説明したも
のと同一構成である。29は差額算出手段、30は所定値設
定手段、31は表記位置決め禁止手段であり、請求項
(2)記載の自動販売機のカード処理方法の一実施例で
説明したものと同一構成である。32は所定値選定手段で
あり、自販機17の全販売品目の最低価格を選定し、所定
値として設定するものである。第8図の例で説明する
と、磁気カードの価値残額が550円とすると現目安表記
位置は500円から1000円の間であるから、価値範囲の下
限は500円であり差額は50円となる。ここで自販機17の
全販売品目の最低価格を100円とすると所定値は100円と
なり、差額(50円)<所定値(100円)であるため商品
選択時間中の次表記位置決めを前もって行うことにな
る。
以上のように本実施例によれば、次表記位置推定手段
28により磁気カード21に磁気記録した価値の目安の現表
記位置情報から次表記位置を推定し、磁気カード21の価
値残額が自販機17の全販売品目の最低価格未満の場合は
確実に目安表記処理を行うため商品選択時間中に前もっ
て、目安表記処理のために磁気カード21の位置決めを行
い、商品選択終了後直ちにパンチ処理を行うものである
から、商品選択終了後磁気カード21を排出するまでの所
要時間を目安表記処理のための磁気カード21の位置決め
処理時間分だけ短縮することが可能となる。一方、磁気
カード21の価値残額が自販機17の全販売品目の最低価格
以上の場合は目安表記を行う可能性が低いと判断して商
品選択時間中に目安表記処理のための磁気カード21の位
置決めを行わないものであるから、目安表記を行わない
場合は前処理と比べて商品選択終了後磁気カード21を排
出するまでの所要時間を目安表記処理位置(第10図
(E))から位置決め前位置(第10図(C))への復帰
処理時間分だけ短縮することが可能となり、従来と同程
度にできる。
(発明の効果) 本発明の請求項(1)記載の自動販売機のカード処理
方法では、読取られた磁気カードの価値情報をもとに、
商品選択処理後に目安表記する次表記位置を推定して、
商品選択処理の終了を待たずに推定された次表記位置を
価値表記手段の位置に合わせておき、目安表記を行う場
合は、商品選択処理後、直ちに次表記位置に目安表記す
るものであるから、商品選択終了から磁気カードを排出
するまでの所要時間を、目安表記処理するための磁気カ
ードの位置決め処理時間分だけ短縮することが可能とな
る。
また、請求項(2)記載の自動販売機のカード処理方
法では、読取られた磁気カードの価値と、磁気カードの
価値以下で最も大きい価値表記のしきい値との差額が、
所定値より小さい場合は、目安表記処理を行う可能性が
高いと判断し、商品選択処理の終了を待たずに目安表記
処理のために磁気カードの位置決めを行い、目安表記処
理を行う場合は、商品選択終了後、直ちに次表記位置に
目安表記するものであるから、商品選択終了後から磁気
カードを排出するまでの所要時間を、目安表記処理のた
めの磁気カードの位置決め処理時間分だけ短縮すること
が可能になるとともに、読取られた磁気カードの価値
と、磁気カードの価値以下で最も大きい価値表記のしき
い値との差額が、所定値以上の場合は、目安表記処理を
行う可能性が低いと判断して商品選択時間中に、目安表
記処理のための磁気カードの位置決めを行わないもので
あるから、目安表記処理を行わない場合は商品選択終了
から磁気カード排出までの所要時間の増加をできるだけ
抑え、従来と同程度の所要時間にできる。
また、請求項(3)記載の自動販売機のカード処理方
法では、読取られた磁気データの価値と、磁気カードの
価値以下で最も大きい価値表記のしきい値との差額が、
全販売品目の最低価格に設定した所定値より小さい場合
は、目安表記処理を行う可能性が高いため、商品選択処
理の終了を待たずに目安表記処理のために磁気カードの
位置決めを行い、目安表記処理を行う場合は、商品選択
終了後直ちに次表記位置に目安表記するものであるか
ら、商品選択終了後から磁気カードを排出するまでの所
要時間を、目安表記処理のための磁気カードの位置決め
処理時間分だけ短縮することが可能になるとともに、読
取られた磁気カードの価値と、磁気カードの価値以下で
最も大きい価値表記のしきい値との差額が、全販売品目
の最低価格に設定した所定値以上の場合は、目安表記処
理を行う可能性が低いため商品選択時間中に、目安表記
処理のための磁気カードの位置決めを行わないものであ
るから、目安表記処理を行わない場合は商品選択終了か
ら磁気カード排出までの所要時間をできるだけ抑え、従
来と同程度の所要時間にでき、その実用上の効果は極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の請求項(1)の一実施例が適用される
磁気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック図、第2
図は本発明の請求項(1)の一実施例のフローチャー
ト、第3図は本発明の請求項(2)の一実施例が適用さ
れる磁気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック図、
第4図は本発明の請求項(2)の一実施例のフローチャ
ート、第5図は本発明の請求項(3)の一実施例が適用
される磁気カードリーダ・ライタ付自販機のブロック
図、第6図は従来の磁気カードリーダ・ライタ付自販機
のブロック図、第7図は磁気カードリーダ・ライタの構
成図、第8図は磁気カードの表面の略図、第9図は従来
の自動販売機のカード処理方法のフローチャート、第10
図はカード動作説明図である。 1……磁気カードリーダ・ライタ、2……リードヘッ
ド、3……復調部、4……変調部、5……リード・ライ
ト処理制御手段、6……ライトヘッド、7……磁気ヘッ
ド、8……第1カード位置検出手段、9……第2カード
位置検出手段、10……第3カード位置検出手段、11……
モータ制御手段、12……カード走行手段、14……ロータ
リエンコーダ、15……価値表記手段、16……表記位置決
め手段、17……自販機、18……商品選択手段、19……商
品搬出手段、20……自販機制御手段、21……磁気カー
ド、28……次表記位置推定手段、29……差額算出手段、
30……所定値設定手段、31……表記位置決め禁止手段、
32……所定値選定手段。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】価値情報を磁気記録しカード表面の所定位
    置に複数の価値表記のしきい値がそれぞれ記載され前記
    複数の価値表記のしきい値の間に価値残額が目安表記さ
    れる磁気カードを使って商品の販売を行う自動販売機の
    カード処理方法であって、 前記磁気カードが挿入されたとき前記磁気カードに磁気
    記録された価値情報を読取る第1のステップと、 前記第1のステップにおいて読取られた前記磁気カード
    の価値情報をもとに商品選択処理後に前記目安表記する
    次表記位置を推定する第2のステップと、 商品選択処理の終了を待たずに前記第2のステップにお
    いて推定された前記次表記位置を価値表記手段の位置に
    合わせる第3のステップと、 商品選択処理終了後に前記磁気カードの新たな価値残額
    を算出した結果、商品選択処理の前後で前記磁気カード
    の価値以下で最も大きい価値表記のしきい値が変わらな
    ければ、前記価値表記手段による目安表記は行わず、商
    品選択処理の前後で前記磁気カードの価値以下で最も大
    きい価値表記のしきい値が変わり且つ次表記位置が前記
    第2のステップにおいて推定された次表記位置であれ
    ば、前記第3のステップにおいて位置決めされている位
    置で前記価値表記手段による目安表記を行い、商品選択
    処理の前後で前記磁気カードの価値以下で最も大きい価
    値表記のしきい値が変わり且つ次表記位置が前記第2の
    ステップにおいて推定された次表記位置でなければ、正
    しい次表記位置を前記価値表記手段の位置に合わせた後
    に前記価値表記手段による目安表記を行う第4のステッ
    プと、 前記第4のステップの後、前記第4のステップで算出さ
    れた前記磁気カードの新たな価値残額を新たな価値情報
    として前記磁気カードに書き込む第5のステップとから
    なる自動販売機のカード処理方法。
  2. 【請求項2】価値情報を磁気記録しカード表面の所定位
    置に複数の価値表記のしきい値がそれぞれ記載され前記
    複数の価値表記のしきい値の間に価値残額が目安表記さ
    れる磁気カードを使って商品の販売を行う自動販売機の
    カード処理方法であって、 前記磁気カードが挿入されたとき前記磁気カードに磁気
    記録された価値情報を読取る第1のステップと、 前記第1のステップにおいて読取られた前記磁気カード
    の価値から、前記磁気カードの価値以下で最も大きい価
    値表記のしきい値を減算し、その差額と所定値とを比較
    する第2のステップと、 前記第2のステップでの比較の結果、前記差額が所定値
    より小さい場合に、商品選択処理後に前記目安表記する
    次表記位置を推定する第3のステップと、 前記第2のステップでの比較の結果、前記差額が所定値
    より小さい場合に、商品選択処理の終了を待たずに前記
    第3のステップにおいて推定された前記次表記位置を価
    値表記手段の位置に合わせる第4のステップと、 前記第2のステップでの比較の結果、前記差額が所定値
    より小さい場合に、商品選択処理終了後に前記磁気カー
    ドの新たな価値残額を算出した結果、商品選択処理の前
    後で前記磁気カードの価値以下で最も大きい価値表記の
    しきい値が変わらなければ、前記価値表記手段による目
    安表記は行わず、商品選択処理の前後で前記磁気カード
    の価値以下で最も大きい価値表記のしきい値が変わり且
    つ次表記位置が前記第3のステップにおいて推定された
    次表記位置であれば、前記第4のステップにおいて位置
    決めされている位置で前記価値表記手段による目安表記
    を行い、商品選択処理の前後で前記磁気カードの価値以
    下で最も大きい価値表記のしきい値が変わり且つ次表記
    位置が前記第3のステップにおいて推定され次表記位置
    でなければ、正しい次表記位置を前記価値表記手段の位
    置に合わせた後に前記価値表記手段による目安表記を行
    う第5のステップと、 前記第5のステップの後、前記第5のステップで算出さ
    れた前記磁気カードの新たな価値残額を新たな価値情報
    として前記磁気カードに書き込む第6のステップと、 前記第2のステップでの比較の結果、前記差額が所定値
    以下である場合に、商品選択処理終了後に前記磁気カー
    ドの新たな価値残額を算出し、その算出された前記磁気
    カードの新たな価値残額を新たな価値情報として前記磁
    気カードに書き込み、その後、商品選択処理の前後で前
    記磁気カードの価値以下で最も大きい価値表記のしきい
    値が変わっていれば、次表記位置を前記価値表記手段の
    位置に合わせた後に前記価値表記手段による目安表記を
    行う第7のステップとからなる自動販売機のカード処理
    方法。
  3. 【請求項3】所定値を全販売品目の最低価格に設定した
    ことを特徴とする請求項(2)記載の自動販売機のカー
    ド処理方法。
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