JP2524383B2 - 樹脂製部品の静電塗装方法 - Google Patents

樹脂製部品の静電塗装方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はフューエルフィラリッドやリトラクタブルヘ
ッドライトリッド等の樹脂製部品に、金属製の車体パネ
ルと同時に静電塗装を行う方法に関する。
(従来の技術) 霧化帯電した塗料を静電引力で金属部品表面に付着さ
せる静電塗装方法は、車体の中塗り及び上塗り法として
広く利用されている。
一方、最近の自動車は車体の一部、例えばフューエル
フィラリッド等を樹脂製としたものがある。
このように一部に樹脂製部品を組込んだ車体に静電塗
装を同時に施そうとすると、樹脂製部品は不良導体であ
るため金属製の車体パネルと帯電率が相違し、樹脂製部
品に塗料が付着しにくく、均一な塗装ができない問題が
ある。
この問題を解消する先行技術として、特開昭61−2278
70号及び特開昭61−245865号に開示されるものが知られ
ている。特開昭61−227870号に開示される技術は、金属
製車体パネルと樹脂製フューエルフィラリッドとを金属
製治具にて連結し、特開昭61−245865号に開示される技
術は樹脂製フューエルフィラリッドに予め導電プライマ
ーを塗布し、その導電プライマーが車体パネルに接触す
るように取付けることで車体パネルと樹脂製フューエル
フィラリッドとを同時に静電塗装し得るようにしたもの
である。
(発明が解決しようとする課題) 特開昭61−227870号にあっては専用の金属製治具を用
意しなければならず且つ金属製治具を用いた場合でも樹
脂製部品に十分な通電性を与えることができず、均一な
静電塗装を施すことができない。
一方、特開昭61−245865号によれば前記の問題は解消
するが、例えばフューエルフィラリッドの内方に設けら
れる車体の凹部まで同時に静電塗装すべく、フューエル
フィラリッドを開けた状態で静電塗装を行なうとする
と、フューエルフィラリッドと塗布した導電プライマー
と車体との接触がなくなり、電気的に不連続の状態とな
り均一に静電塗装ができないことがある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、フューエルフィラリ
ッド或いはリトラクタブルヘッドライトリッドの如き樹
脂製部品にテープの一端を止着するとともに、テープの
他端を金属製部品に止着し、このテープ及び樹脂製部品
の表面に導電プライマーを塗布し、この後金属製部品及
び樹脂製部品に同時に静電塗装を施すようにした。
(作用) 樹脂製部品を回動させたりスライドさせることで金属
製部品を離れた状態としても、樹脂製部品と金属製部品
とはテープに塗布した導電プライマーを介して電気的に
接続しているので均一な静電塗装を施すことができる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図乃至第3図はヒューエルフィラリッドに静電塗
装を施す場合、第4図乃至第6図はリトラクタブルヘッ
ドライトリッドに静電塗装を施す場合の塗装直前の状態
を示す図であり、具体的には第1図はフューエルフィラ
リッドを車体に取付けた状態の平断面図、第2図はフュ
ーエルフィラリッドを開けた状態の斜視図、第3図は第
2図の要部拡大図、第4図はリトラクタブルヘッドライ
トリッドを車体に取付けた状態の斜視図、第5図は第4
図の状態からリトラクタブルヘッドライトリッドを取外
した状態を示す斜視図、第6図は第5図のA部拡大図で
ある。
先ず、フューエルフィラリッドから説明すると、車体
のサイドパネル1には凹部2を形成し、この凹部2の底
部にはフューエル注入口3を設け、また凹部2の開口部
には樹脂製のフューエルフィラリッド4を開閉自在に取
付けている。つまり凹部2内側面にヒンジ5をボルト6
及びナット7を介して固着し、このヒンジ5に軸8を介
してフューエルフィラリッド4のアングル部9を回転自
在に支持している。そして、フューエルフィラリッド4
にはテープ10の一端が止着され、テープ10の他端の前記
ボルト6を介して金属製のヒンジ5に止着されている。
ここでテープ10及びフューエルフィラリッド4の表面
には導電プライマーが塗布されており、また、テープ10
としてはこの導電プライマーを乾燥させる際の温度に耐
えることができ、更に好ましくは塗料が浸透しやすいも
のを用いる。
一方、リトラクタブルヘッドライトリッドについて
は、車体のフロントパネル21に形成した凹部22内にボル
ト23によって金属製ヒンジ24を取付け、このヒンジ24に
軸25を介して樹脂製ブラケット26を回転自在に支承し、
このブラケット26にリトラクタブルヘッドライトリッド
27を取付けるとともに駆動アーム28でブラケット26を揺
動せしめることでリトラクタブルヘッドライトリッド27
を開閉せしめるようにしている。そしてこの実施例にあ
っても金属製のヒンジ24と樹脂製のブラケット26とをテ
ープ10で橋絡し、且つブラケット26、リトラクタブルヘ
ッドライトリッド27及びテープ10には導電プライマーを
塗布している。
次に、本発明の静電塗装方法の概要を第7図に基づい
て説明する。(符号は図1〜図6を参照) 先ずヒンジ等の金属製部品については、電着塗装によ
って下塗りを行い、次いで乾燥せしめる。また、ヒュー
エルフィラリッド4或いはリトタクタブルヘッドライト
リッド27等の樹脂製部品については樹脂製部品を金属製
部品に取付け、テープ10の一端を樹脂製部品に他端を金
属製部品に止着し、この状態で導電プライマーを樹脂製
部品及びテープ10に塗布し、これを乾燥せしめる。この
操作により樹脂製部品の表面は導電性が付与されたこと
になる。この状態を第1図乃至第6図で示している。
この後、静電塗装ブース内で、被塗装物を陽極とし、
霧化した塗料を負に帯電させ、効率よく被塗装物である
金属製部品及び樹脂製部品に塗料を付着させ、中塗り及
び上塗りを行なう。
尚、樹脂製部品及び金属製部品は実施例に挙げたもの
に限るものではない。
(発明の効果) [表]は樹脂製部品(フューエルフィラリッド)と金
属製部品(ヒンジ)との間の抵抗値(単位はMΩ:10
6Ω)をテープの有無について調べ、且つそれぞれの場
合の本体(車体)との間の色差の有無を検査した結果を
示すものである。
この[表]からも明らかなように、本発明によれば、
金属部品と樹脂製部品とが導電プライマーを塗布したテ
ープによって電気的につながっているため、同時に静電
塗装を行なっても均一性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフューエルフィラリッドを車体に取付けた状態
の平断面図、第2図はフューエルフィラリッドを開けた
状態の斜視図、第3図は第2図の要部拡大図、第4図は
リトラクタブルヘッドライトリッドを車体に取付けた状
態の斜視図、第5図は第4図の状態からリトラクタブル
ヘッドライトリッドを取外した状態を示す斜視図、第6
図は第5図のA部拡大図、第7図は塗装順序を示すブロ
ック図である。 尚、図面中1はサイドパネル、2,22は凹部、4,27は樹脂
製部品(フューエルフィラリッド、リトラクタブルヘッ
ドライトリッド)、5,24は金属製部品(ヒンジ、10は非
導電性テープ(テープ)、21はフロントパネルである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製部品に非導電性テープの一端を止着
    し、他端を金属製部品に止着した後に、前記樹脂製部品
    と非導電性テープとに導電プライマーを塗布し、この
    後、金属製部品と樹脂製部品とに同時に静電塗装を施す
    ようにしたことを特徴とする樹脂製部品の静電塗装方
    法。
  2. 【請求項2】前記非導電性テープは耐熱性且つ塗料浸透
    性であることを特徴とする請求項(1)に記載の樹脂製
    部品の静電塗装方法。
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JPS61245865A (ja) * 1985-04-25 1986-11-01 Nissan Motor Co Ltd 樹脂製フユ−エルフイラ−リツドの静電塗装方法
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