JP3251684B2 - フューエルリッドの塗装治具 - Google Patents

フューエルリッドの塗装治具

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JP3251684B2
JP3251684B2 JP00291693A JP291693A JP3251684B2 JP 3251684 B2 JP3251684 B2 JP 3251684B2 JP 00291693 A JP00291693 A JP 00291693A JP 291693 A JP291693 A JP 291693A JP 3251684 B2 JP3251684 B2 JP 3251684B2
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフューエルリ
ッド(Fuel Lid)の静電塗装に用いて好適なフューエル
リッドの塗装治具に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボディ塗装工程では、一般に、
ロボットによる自動塗装が行われるが、この場合、ロボ
ットが吹き付ける塗料に電荷を与え、また、ボディ側を
逆極性の電位にする、いわゆる、静電塗装が行なわれ
る。ところで、フューエルリッドの塗装は、一般に、ボ
ディの燃料供給口に取り付けられた状態で行われるが、
このようにするとフューエルリッドのヒンジに対応する
部分のボディについてシーリングができないため、本発
明者は、フューエルリッドをボディから離して塗装する
治具を開発した。
【0003】図3は、この塗装治具の構成を示す正面図
であり、この図において、2はドアの窓溝に差し込まれ
る差し込み部、3は差し込み部2に設けられたL字状の
フレーム、4,4はフレーム3に設けられた凸部であ
り、フューエルリッド5のヒンジに設けられた2つの孔
に挿通し、上記フューエルリッド5を固定するものであ
る。6はフューエルリッド5を後方から支える支え部で
あり、これによって、正面から塗料が吹き付けられた場
合でも、フューエルリッド5が所定位置に固定される。
【0004】上述の治具にフューエルリッド5を装着
し、かつ、治具を窓溝に挿入固定した状態で塗装を行う
と、ボディとフューエルリッド5とを同一の状態で塗装
でき、両者の間に塗装むらが生じないという利点が得ら
れるとともに、ボディの燃料供給口付近が露出するた
め、この部分のシーリングを容易に行うことができる。
なお、治具は導電部材で形成されており、これにより、
フューエルリッド5はボディと同じ電位になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したフ
ューエルリッドの塗装治具によって静電塗装が行われる
と、フューエルリッドの外周部に塗料が集中する。これ
は、フューエルリッドの外縁の電界が他の部分に比べて
極端に強くなるためと考えられ、このとき、上記フュー
エルリッドの外周部に塗料が溜まり、塗装不良が生じて
しまうという問題が生じた。
【0006】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
ので、フューエルリッドを静電塗装する際に生じる塗装
不良を防止することができるフューエルリッドの塗装治
具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、本発明は、フューエルリッドの外周を一定の
間隔で囲う導電性のフレームと、前記フレームに設けら
れ、前記フューエルリッドを固定するリッド固定手段
と、前記フレームに連接し自動車のボディに取り付けら
れる取付手段とを具備し、前記フレームと前記ボディと
が電気的に導通状態となるようにしたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】導電性のフレームがフューエルリッドの外周を
一定の間隔で囲っているため、リッド固定手段によって
前記フューエルリッドが固定されると、前記フレームの
内周面から前記フューエルリッドの外縁までの距離が等
間隔になる。この状態で、前記フレームに連接した取付
手段によって、前記フレームが自動車のボディに取付ら
れると、前記フレームと前記ボディとが電気的に導通状
態となるため、フューエルリッドを静電塗装する際に生
じる塗装不良を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す正面
図である。なお、この図において、図3の各部と対応す
る部分には同一の符号を付して説明を省略する。10は
円柱状の鉄棒を4箇所で屈曲形成したフレームであり、
その内周面はフューエルリッド5の外形より大きく、か
つその外形に対して略相似形に形成されている。フレー
ム10の内周面左側には、水平方向に延びる凸部4,4
がそれぞれ形成され、フレーム10の内周面下側には上
方に延びる支え部6が形成され、さらにフレーム10の
外周面下側には長方形の鉄板状の差し込み部2が連接さ
れている。差し込み部2は図2に示すように自動車ボデ
ィ12に取り付けられているドア13の窓溝に差し込ま
れる。
【0010】上述した構成において、フューエルリッド
5が塗装治具11に取り付けられた状態では、フレーム
10の内周面からフューエルリッド5の外縁までの距離
が等間隔になる。すなわち、図1に示すA,B,C,D
の長さが等しくなるように、フューエルリッド5が塗装
治具11に取り付けられる。また、塗装治具11は導電
性の部材で形成されているため、塗装治具11がボディ
の窓溝に挿入固定された状態では、ボディとフューエル
リッド5とが同一電位になる。
【0011】そして、この場合の電界の分布は、最外周
に位置するフレーム10の部分で強くなり、フレーム1
0の内部にあるフューエルリッド5においては一定にな
る。すなわち、図3に示す治具の場合においては、フュ
ーエルリッド5の外縁の電界が強くなったが、本実施例
においてはフューエルリッド5の外側に導電性のフレー
ム10が位置しているため、電界が強くなる位置がフレ
ーム10の部分に移動し、フューエルリッド5の電界は
平坦になる。しかも、フレーム10の内周面とフューエ
ルリッド5の外縁との距離が一定であるため、全外縁に
渡って電界は均一になる。したがって、上述の静電塗装
が行われると、フューエルリッド5の外周部に塗料が集
中することなく、均一な塗装が行われる。なお、上記実
施例においては、塗装治具11を全て導電性部材で形成
したが、例えば、フレーム10とボディとをコード等に
よって接続して導電位にするのであれば、塗装治具11
に非導電部材が含まれていても良い。
【0012】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、フューエルリッドを静電塗装する際に生じる塗装不
良を防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す正面図である。
【図2】フューエルリッド5が取り付けられた塗装治具
11の取り付け位置を示す正面図である。
【図3】従来のフューエルリッドの塗装治具の構成を示
す正面図である。
【符号の説明】
2 差し込み部 4 凸部 10 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−31571(JP,A) 実公 平4−34910(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 5/08 B05B 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フューエルリッドの外周を一定の間隔で
    囲う導電性のフレームと、 前記フレームに設けられ、前記フューエルリッドを固定
    するリッド固定手段と、 前記フレームに連接し自動車のボディに取り付けられる
    取付手段とを具備し、前記フレームと前記ボディとが電
    気的に導通状態となるようにしたことを特徴とするフュ
    ーエルリッドの塗装治具。
JP00291693A 1993-01-11 1993-01-11 フューエルリッドの塗装治具 Expired - Fee Related JP3251684B2 (ja)

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