JPH08298391A - 電子機器の電磁シールド構造 - Google Patents

電子機器の電磁シールド構造

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JPH08298391A
JPH08298391A JP10248495A JP10248495A JPH08298391A JP H08298391 A JPH08298391 A JP H08298391A JP 10248495 A JP10248495 A JP 10248495A JP 10248495 A JP10248495 A JP 10248495A JP H08298391 A JPH08298391 A JP H08298391A
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JP
Japan
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plate
contact plate
exterior plate
packing
electromagnetic shield
Prior art date
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Pending
Application number
JP10248495A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Uchida
勝広 内田
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NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筐体フレームと外装板と間の電気抵抗値を下
げ、優れた電磁シールド効果を得る。 【構成】 断面が略長円形の空洞部と片内面に数個の返
しのある差し込み部とを有する導電性シリコンパッキン
1と、片長手側が鈍角に屈曲し複数の取り付け穴を有す
る接触板5と、周囲に導電性シリコンパッキン1を差し
込むための略コの字型の折り返し部10と略L字型の接
触板固定部11に導電性シリコンパッキン1を折り返し
部10とで挾持する状態で接触板5を固定する外装板7
と、この外装板7を閉めることにより、外装板7の取り
付ける面の周囲に設けられ、導電性シリコンパッキン1
に圧接し、かつ接触板7とも接触するフレーム6を有す
る筐体14とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の電磁シール
ド構造に関し、特に筐体の外装板に設けた電磁シールド
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器の筐体における電磁シー
ルド構造は、図6に示すように、筐体19のフレーム1
7と外装板18との接触部に設けられており、外装板1
8の内側周囲にはパッキン差し込み溝20を有するブラ
ケット21が取り付けられ、このパッキン差し込み溝2
0には導電性パッキン、例えば、導電性シリコンパッキ
ン16が差し込まれている。
【0003】この従来の電磁シールド構造では、筐体1
9のフレーム17と外装板18との電気的接触は、導電
性シリコンパッキン16を介して行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の筐体電
磁シールド構造では、筐体のフレームと外装板との電気
的接触を導電性シリコンパッキンを介して行っている
が、この導電性シリコンパッキンの電気抵抗値は、筐体
のフレームを構成する金属に比較すると非常に大きいた
め、十分な電磁シールド効果が得られず、従って、筐体
内から発生する電磁輻射ノイズを遮断することができな
かった。
【0005】また、外装板の塗装の際には、マスキング
テープなどを用いて、導電性シリコンパッキンの挿入箇
所に塗料が付着しないようにするため、塗装費用が高く
なるという欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性パッキ
ンを用いる電子機器の電磁シールド構造において、前記
導電性パッキンの断面が略長円形の空洞部と片内面に複
数の返し形状を有する差し込み部とを備え、かつ片長手
側が鈍角に屈曲し固定のための複数の取り付け穴を設け
た接触板とを備えることを特徴とする。
【0007】また、この電子機器の電磁シールド構造に
おいて、周囲に前記導電性パッキンを差し込むための略
コの字形状の折り返し部と、前記接触板と前記折り返し
部とで前記導電性パッキンを挟持するように前記接触板
を固定する略L字形状の固定部とを有する外装板と;前
記外装板を取り付ける面の周囲に設けられ、前記外装板
を閉めることにより、前記外装板の周囲に取り付けた前
記導電性パッキンと圧接し、かつ前記接触板とも接する
フレームを有する筐体とを備えることを特徴とする。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は、本発明に係る電子機器の電磁シー
ルド構造の一実施例を示す図であって、図1(a)は、
電子機器の筐体を示す斜視図であり、図1(b)は同図
(b)のAA線断面図である。また、図2は、図1の導
電性シリコンパッキンの詳細を示す断面図であり、図3
は、図1の接触板の詳細を示す斜視図である。
【0010】本実施例は、図1(b),同図(b)に示
すように、筐体14のフレーム6と外装板7との接触部
に設けられている。この外装板7は、導電性パッキンで
ある導電性シリコンパッキン1を取り付けるために、そ
の周囲四辺をコの字型に形成されており、さらに、外装
板7の内側には接触板5を固定するためのタップ穴を設
けた接触板固定部11が溶接により取り付けられてい
る。
【0011】本実施例の導電性シリコンパッキン1は、
図2に示すように、樹脂成型によって形成され導電性を
有するパッキンであって、この導電性シリコンパッキン
1の断面は、略長円形状をなす長円形空洞部2と差し込
み部3からなる切れ込みとを備えており。差し込み部3
の片内面側は、複数の返し形状4を有している。そのた
め、この差し込み部3を、例えば、板金などに差し込む
と、返し形状4の作用によって、導電性シリコンパッキ
ン1の自重程度の力では抜けて外れることないように構
成されている。
【0012】接触板5は、図3に示すように、片長手側
が鈍角に屈曲しており、かつ固定用の取り付け穴とし
て、複数の塗装時穴(仮り止め用)8および複数の組立
時穴9がそれぞれ設けてある。この接触板5は、導電性
シリコンパッキン1と併用することによって、フレーム
6と外装板7との間の電気抵抗値を下げ、導電性をさら
に向上させることができる。
【0013】次に、本実施例の外装板7に塗装を施す際
の作業手順について説明する。
【0014】図4は、図1に示す外装板の塗装の様子を
説明する図であり、図5は、塗装によって形成された外
装板の未塗装部を示す図である。
【0015】外装板7を塗装するには、図4に示すよう
に、まず、導電性シリコンパッキン1の長円形空洞部2
が外装板7の折り返し部10の内側に位置するように取
り付け、続いて、接触板5の塗装時穴8(図示せず)に
固定ねじ12を通して接触板固定部11にねじ止め(仮
り止め)をする。そのとき、導電性シリコンパッキン1
と接触板5とが、互いに接触する位置にある。そして、
この状態で外装板7を塗装する。図4では、2つのスプ
レーガン15を用いて外装板7を塗装している様子を示
している。
【0016】ここで、塗布された塗料が乾くと、固定ね
じ12をゆるめて接触板5を外装板7から取り外す。そ
うすると、導電性シリコンパッキン1,接触板5および
外装板7には、図5に示すように、それぞれ塗料が塗布
されていない、いわゆる未塗装部13が形成される。
【0017】そして、導電性シリコンパッキン1を取り
外した後、図1(b)に示すように、導電性シリコンパ
ッキン1の長円形空洞部2が外側になるように取り付け
直すとともに、接触板5の組立時穴9に固定ねじ12を
通して外装板7にねじ止めをする。これにより、導電性
シリコンパッキン1の未塗装部13が、外装板7に対し
て外側に向き、すなわち、接触板5の未塗装部13は、
外装板7の側面厚みよりも外側に飛び出した状態とな
る。
【0018】そして、最後に外装板7を筺体14に取り
付けると、筺体14のフレーム6には外装板7の導電性
シリコンパッキン1が直接接触するとともに、接触板5
もフレーム6に接触する。
【0019】このように、接触板5の金属部(未塗装
部)とフレーム6の金属部(未塗装部)とが直接接触す
ることにより、導電性シリコンパッキン1の電気抵抗値
が高いのを補い、筺体フレーム6と外装板7間の電気抵
抗値を小さくできるため、優れた電磁シールド効果が得
られる。
【0020】また、本実施例では、外装板5を塗装する
際に、導電性シリコンパッキン1の取り付け方向を逆向
きにすることによって、マスキングテープなどを使用せ
ずに未塗装部13を形成できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子機器
等の筐体における外装板の電磁シールド構造に、導電イ
リコンパッキンと金属製の接触板とを併用することによ
り、筐体フレームと外装板との間の電気抵抗値を小さく
することができ、優れた電磁シールド効果を得られるた
め、筐体内から発生する電磁輻射ノイズを遮断すること
ができる。
【0022】また、本実施例では、外装板の塗装時にお
いて、導電性シリコンパッキンと接触板とをそれぞれ完
成時とは逆向きに取り付けることによって未塗装部を形
成できるため、マスキングテープ等を使用することもな
く、塗装費用を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図およびその断面
図である。
【図2】図1の導電性シリコンパッキンの詳細を示す断
面図である。
【図3】図1の接触板の詳細を示す斜視図である。
【図4】図1に示す外装板の塗装の様子を説明する図で
ある。
【図5】塗装によって形成された外装板の未塗装部を示
す図である。
【符号の説明】
1,16 導電性シリコンパッキン 2 長円形空洞部 3 差し込み部 4 返し形状 5 接触板 6,17 フレーム 7,18 外装板 8 塗装時穴 9 組立時穴 10 折り返し部 11 接触板固定部 12 固定ねじ 13 未塗装部 14,19 筐体 15 スプレーガン 20 パッキン差し込み溝 21 ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性パッキンを用いる電子機器の電磁
    シールド構造において、 前記導電性パッキンの断面が略長円形の空洞部と片内面
    に複数の返し形状を有する差し込み部とを備え、 かつ片長手側が鈍角に屈曲し固定のための複数の取り付
    け穴を設けた接触板とを備えることを特徴とする電子機
    器の電磁シールド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子機器の電磁シールド
    構造において、 周囲に前記導電性パッキンを差し込むための略コの字形
    状の折り返し部と、前記接触板と前記折り返し部とで前
    記導電性パッキンを挟持するように前記接触板を固定す
    る略L字形状の固定部とを有する外装板と;前記外装板
    を取り付ける面の周囲に設けられ、前記外装板を閉める
    ことにより、前記外装板の周囲に取り付けた前記導電性
    パッキンと圧接し、かつ前記接触板とも接するフレーム
    を有する筐体と;を備えることを特徴とする電子機器の
    電磁シールド構造。
JP10248495A 1995-04-26 1995-04-26 電子機器の電磁シールド構造 Pending JPH08298391A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124068A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Howa Mach Ltd 電磁波遮蔽扉
CN107273627A (zh) * 2017-06-26 2017-10-20 国网江苏省电力公司经济技术研究院 一种快速解析电磁场强度分布的开孔电磁屏蔽体设计方法
CN114221162A (zh) * 2021-12-17 2022-03-22 Oppo广东移动通信有限公司 连接座、连接器以及电子设备

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19971021