JPH06240495A - ディッピング処理装置 - Google Patents

ディッピング処理装置

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JPH06240495A
JPH06240495A JP2524693A JP2524693A JPH06240495A JP H06240495 A JPH06240495 A JP H06240495A JP 2524693 A JP2524693 A JP 2524693A JP 2524693 A JP2524693 A JP 2524693A JP H06240495 A JPH06240495 A JP H06240495A
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JP
Japan
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hanger
conveyor path
electrodeposition
vehicle body
tank
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JP2524693A
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Shigetoshi Ueda
重利 上田
Yasunari Shimada
康成 嶋田
Susumu Nakahara
進 中原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば自動車の電着塗装を行う際
のディッピング処理装置の改良に関する。 【構成】 ハンガー1に積載したワークWをコンベア路
2に沿って搬送し電着槽3で電着塗装するようにした電
着装置において、前記コンベア路2から側方に向けて延
出するアーム6a、6bを互い違いに張り出させ、この
アーム6a、6bの先端にハンガー押え部材7a、7b
を設ける一方、ハンガー1上面にローラ8a、8bを設
け、ハンガー押え部材7a、7bとローラ8a、8bを
係合させて車体Wを左右に揺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の電着塗
装を行う際のディッピング処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の電着塗装装置にお
いて、自動車ボディを積載したハンガーをコンベア路に
沿って走行させ、コンベア路の途中に設けた電着槽内に
ハンガーごと自動車を浸漬して電着塗装するようにして
いる。そしてこのような電着塗装装置は、車体の隅々ま
で膜厚が均一に塗装出来ることから広く用いられている
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
車体のルーフの場合であれば形状は車体の幅方向に対し
て中央が上方に膨らむ凸形状をしており、電着槽内に入
槽する時にこのルーフの裏側にエア溜まりが生じやすい
という問題があった。このため、電着槽内で車体が水平
姿勢で搬送される間はこのエア溜まり部に塗膜が付着せ
ず、電着槽から出槽する際に車体が前後方向に傾いた姿
勢になって始めてエア溜まり部が移動して塗膜が付着す
るという状態であり、塗膜の膜厚にムラが出やすいとい
う不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明はディッピング槽内で自動車を積載せしめた
ハンガーをコンベア路と直交方向に揺動させるようにし
た。
【0005】
【作用】車体の前後方向をコンベア路と平行にしてハン
ガーに積載される自動車は、ハンガーの揺動によって車
体が車幅方向に揺動し、エア溜まり部が左右に移動して
表面の未処理部が生じない。
【0006】
【実施例】本発明のディッピング処理装置の実施例につ
いて添付した図面に基づき説明する。図1は電着塗装シ
ステムにおけるコンベア路の説明図、図2はコンベア路
の平面図、図3は電着槽の正面図である。
【0007】例えば自動車の塗装工程において、図1の
ようにハンガー1に積載された車体は前工程の前処理を
終えるとコンベア路2に沿って搬送され、電着槽3内に
浸漬されて電着塗装が施される。
【0008】すなわち、例えば水溶性塗料の溶液中で車
体W側を陽極、電着槽3側を陰極にして電圧をかけるこ
とにより、塗料を電気的に塗着させてゆくが、規定膜厚
まで付着するとその箇所には電流が通じなくなって塗料
の膜厚を均一に形成出来るという特性を有している。
【0009】しかしながら、例えば車体W内部のルーフ
インナとか、サンルーフインナのように上方に向けて袋
部4となる箇所には図4(イ)に示すように、エア溜ま
り部5が形成され、このエア溜まり部5には塗料の溶液
が接触しないため、塗膜が形成されか或いは付着が少な
くなるという問題があった。
【0010】すなわち、図1に示すように、コンベア路
2は電着槽3内ではフラットに形成されており、車体W
の姿勢も変化しないことからエア溜まり部5が移動せ
ず、僅かに出槽時に上向き姿勢になった時に限られた範
囲でエア溜まり部5が移動し、塗料の溶液に触れる機会
のあった箇所のみ塗膜が形成されるからである。
【0011】そこで、本案は図3に示すように、ハンガ
ー1の懸吊部1aと支持板1bを揺動ピン1cで枢着
し、車体積載部が左右に揺動し得るようにした。
【0012】又、図2、図3に示すように、コンベア路
2の側面から側方に向けて互い違いの方向にアーム6
a、6bを張り出させ、このアーム6a、6bの先端に
ハンガー押え部材7a、7bを設けた。
【0013】そして、このハンガー押え部材7a、7b
は例えば搬路上流側を高く、下流側を低くするととも
に、ハンガー1の上面に上記ハンガー押え部材7a、7
bの位置に対応する各ローラ8a、8bを設け、最初の
ハンガー押え部材7aの搬路上流側の底面の高さをロー
ラ8aの高さとほぼ同一の高さとしている。
【0014】従って、電着槽3内をほぼ水平姿勢で搬送
されるハンガー1は、最初のハンガー押え部材7aの位
置に来ると、図3(イ)に示すように徐々に一方側に傾
いて向き、次に反対側のハンガー押え部材7bの位置に
来ると図3(ロ)に示すように徐々に反対側に傾いてゆ
く。このため、例えば2番目以降のハンガー押え部材7
bの搬路上流側の底面の高さは、最初のハンガー押え部
材7aの搬路上流側の底面の高さより僅かに高くしてい
る。
【0015】ハンガー1の揺動によって車体Wが左右に
揺動すると、例えば図4(イ)に示すような袋部4のエ
ア溜まり部5は(ロ)又は(ハ)のように移動し、塗料
の水溶液が全面に付着する。つまり、塗膜を全面に亘っ
て均一に形成することが出来る。
【0016】尚、本発明のディッピング処理装置は、上
記実施例の電着塗装に限られることなく、例えば前処理
の脱脂処理、前処理の被膜形成処理、前処理電着塗装等
の分野に適用出来るものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のディッピング処理
装置は、ディッピング槽内で車体を左右に揺動させなが
らディッピング処理するようにしたため、エア溜まり部
をなくして全面に亘って均一に表面処理することが出来
る。又、装置も簡単であって安価に構成出来るという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電着塗装システムにおけるコンベア路の説明図
【図2】コンベア路の平面図
【図3】電着槽の正面図
【図4】袋部のエア溜まり部の説明図
【符号の説明】
1 ハンガー 2 コンベア路 3 電着槽 7 ハンガー押え部材 8 ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンガーに積載したワークをコンベア路
    に沿って搬送しディッピング槽で浸漬処理するようにし
    たディッピング処理装置において、この装置は前記ディ
    ッピング槽内でハンガーをコンベア路と直交方向に揺動
    させることを特徴とするディッピング処理装置。
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