JP2599507Y2 - フード又はトランクリッドの浮かせ治具 - Google Patents

フード又はトランクリッドの浮かせ治具

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JP2599507Y2
JP2599507Y2 JP1993012508U JP1250893U JP2599507Y2 JP 2599507 Y2 JP2599507 Y2 JP 2599507Y2 JP 1993012508 U JP1993012508 U JP 1993012508U JP 1250893 U JP1250893 U JP 1250893U JP 2599507 Y2 JP2599507 Y2 JP 2599507Y2
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芳樹 田中
康人 竹内
達也 有竹
健太郎 田辺
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動車の電着塗
装において塗料の付着性を良くし、且つ出槽時の液タレ
による不具合を防止するようにした浮かせ治具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の塗装工程において
組み付けの完了した車体を前処理槽、或いは電着槽に浸
漬して処理しているが、この際、例えばルーフとかトラ
ンクリッドを僅かに開いた状態で浸漬処理し、隅々まで
完全に処理するようにしている。そしてこの場合、例え
ばトランクリッドであれば車体の後面パネルの上端面と
トランクリッドの後縁部下面との間に車幅方向の中央1
点にスペーサ部材を挟み込み、所定の間隔を設定するよ
うにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
浸漬処理を行う場合、処理が終えて処理槽等から車体が
出槽した際に浮かせたトランクリッド等の周縁部から液
タレが発生し、これが車体下方の塗装面に付着して塗装
不良を招くという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本考案はフード又はトランクリッドを僅かに開いた
状態に保持するための浮かせ治具として、車体の前面パ
ネル又は後面パネルの裏側に係合する係止部と、該前面
パネル又は後面パネルの上面に定置される定置部と、こ
の定置部より上方に突出する突出部を備えたスペーサ部
材に液タレ受け部材を設けて前記フード又はトランクリ
ッドの周縁部下方に臨ませるようにした。
【0005】
【作用】係止部を前面パネル又は後面パネルの裏側に係
合させ、前面パネル又は後面パネルの上面に定置部を定
置して浮かせ治具を位置決めする。そして、突出部でフ
ード又はトランクリッドの下面を支えれば所定間隔で浮
かせることが出来る。又、かかる状態で浸漬処理し、出
槽させた時にフード又はトランクリッドの周縁部から滴
下する液タレを液タレ受け部材で受ける。
【0006】
【実施例】本考案の浮かせ治具の実施例について添付し
た図面に基づき説明する。図1は本考案の浮かせ治具の
斜視図、図2は同側面図、図3は作用図である。
【0007】図1、図2に示すように、本考案の浮かせ
治具1は丸棒状部材を略L字型に折り曲げた引掛部材2
と、この引掛部材2の横片2aの下面から下方に延出す
る板状の当接板3を備え、この引掛部材2と当接板3が
係止部として構成されている。
【0008】そして、前記横片2aの上面には上方に向
けて延出する丸棒状の突出部材4が固着され、この突出
部材4の上端には丸みが付けられている。
【0009】又、前記引掛部材2の縦片2bの下端側
は、当接板3側に向けて僅かに折り返されて係合部2c
として構成されている。
【0010】前記当接板3の上部側面には、前方に向け
て延出する一対の定置部材5が固着され、この定置部材
5は、図3に示すように、例えば車両10の後面パネル
11の両端部寄りの上面11a形状に合せて形成されて
いる。
【0011】つまり、例えば後面パネル11の上面11
aの形状が車体の前後方向に沿って中央が盛り上がった
山形形状であれば、それに合せて中間部を下方に折り曲
げている。
【0012】従って、前記引掛部材2の下端側の係合部
2cを、例えば後面パネル11の裏側のパネル孔部等に
係合させ、定置部材5をパネル11上面に定置すれば、
当接板3が後面パネル11の裏面上部に添い当てられる
状態で位置決めされ、突出部材4でトランクリッド12
の下面を支えることが出来る。
【0013】尚、実施例では後面パネル11とトランク
リッド12の間の浮かせ治具1について示しているが、
勿論前面パネルとフードの間の浮かせ治具であってもよ
い。
【0014】ところで、定置部材5の先端には液タレ受
け部材6を取り付けている。この液タレ受け部材6は、
横長のプレート状の長手方向の両端部を僅かに上方に折
り曲げるとともに、幅方向については図2に示すよう
に、定置部材5の先端側折り曲げ方向に添って斜め下方
に延出させている。
【0015】そして、この液タレ受け部材6は、図3に
示すような状態で後面パネル11に位置決めした時に、
後面パネル11の後方に張り出した位置になるように
し、又、トランクリッド12の周縁部下方に臨むように
している。
【0016】以上のような浮かせ治具1は、後面パネル
11の左右両端部に一対配設され、トランクリッド12
の両端下面を支えるようにしている。
【0017】そして、かかる状態で車両1を前処理槽等
に浸漬して処理し、出槽するとトランクリッド12の周
縁部から処理液が滴下するが、この処理液は液タレ受け
部材6の上面に滴下し、液タレ受け部材12の後方から
車体外板に影響のない箇所に垂れる。
【0018】因みに、本実施例では前面パネル側は液タ
レの影響を無視することが出来るため、図4、図5に示
すような液タレ受け部材のない浮かせ治具21を使用し
ている。
【0019】この浮かせ治具21は、前面パネル25の
上面に定置される定置部材22と、この定置部材22か
ら下方に延出する複数の係合部22aと、定置部材22
から上方に延出する突出部材23を備え、前記係合部2
2aを前面パネル25上面の所定部の複数の孔部に挿入
させることが出来るようにしている。又、前記突出部材
23の上端には半球状の受け部を設けている。
【0020】そして、かかる浮かせ治具21はフード2
6の両端下面を支持し得るよう左右一対となって配設さ
れ、かかる2点で受けることによりフード26の歪を防
止することが出来る。すなわち、前記トランクリッド1
2の浮かせ治具1の場合も、フード26の浮かせ治具2
1の場合もいずれも2点受けとしているが、前処理、或
いは電着処理の段階ではまだスキンとフレームの接着剤
が乾燥していないため剛性がなく、1点受けの状態で乾
燥炉で焼き付けるとフード或いはトランクリッドが歪む
からである。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案の浮かせ治具は、フ
ード又はトランクリッドを所定の間隔で開かせるととも
に、浸漬処理を終えて出槽した時にフード又はトランク
リッドの周縁部から滴下する処理液を液タレ受け部材で
受けるようにしたため、塗装不良等の不具合を防止する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の浮かせ治具の斜視図
【図2】同側面図
【図3】同治具をトランクリッドの浮かせに使用した場
合の作用図
【図4】フード側の浮かせ治具の斜視図
【図5】同作用図
【符号の説明】 1 浮かせ治具 2 係止部の一部としての引掛部材 3 係止部の一部としての当接板 4 突出部材 5 定置部材 6 液タレ受け部材 11 後面パネル 12 トランクリッド
フロントページの続き (72)考案者 田辺 健太郎 三重県鈴鹿市平田町1907番地 本田技研 工業株式会社 鈴鹿製作所内 (56)参考文献 実開 平4−78273(JP,U) 実開 昭63−140069(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C25D 13/00 303 C25D 13/00 C25D 13/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体を処理液に浸漬する際に用いられるも
    ので、フード又はトランクリッドを僅かに開いた状態に
    保持するための浮かせ治具において、この浮かせ治具
    は、車体の前面パネル又は後面パネルの裏側に係合する
    係止部と、該前面パネル又は後面パネルの上面に定置さ
    れる定置部と、この定置部より上方に突出する突出部を
    備え、前記定置部に液タレ受け部材を設けて前記フード
    又はトランクリッドの周縁部下方に臨ませるようにした
    ことを特徴とするフード又はトランクリッドの浮かせ治
    具。
JP1993012508U 1993-03-19 1993-03-19 フード又はトランクリッドの浮かせ治具 Expired - Fee Related JP2599507Y2 (ja)

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