JPH09279395A - 電着塗装装置並びに電着塗装方法及び塗膜形成方法 - Google Patents

電着塗装装置並びに電着塗装方法及び塗膜形成方法

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JPH09279395A
JPH09279395A JP8801196A JP8801196A JPH09279395A JP H09279395 A JPH09279395 A JP H09279395A JP 8801196 A JP8801196 A JP 8801196A JP 8801196 A JP8801196 A JP 8801196A JP H09279395 A JPH09279395 A JP H09279395A
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electrodeposition
coating
coated
electrode
article
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JP8801196A
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Ryoichi Murakami
良一 村上
Masahiro Uenoyama
雅啓 上野山
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NIPPON PAINT PLANT ENG KK
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
NIPPON PAINT PLANT ENG KK
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空部を有する被塗物の内側表面に十分な塗
膜を形成することができるコンパクトな電着塗装装置を
得る。 【解決手段】 電着塗装装置PCにおいては、ハンガー
8に保持されたワーク1が、電着槽3内に保持された電
着塗料4中に浸漬され、このときワーク1には整流器1
3から負電圧が印加される。他方、ハンガー8には絶縁
部材17を介して電極通電部材16が取り付けられ、こ
の電極通電部材16にはワーク1の中空部に配置される
電極18が設けられている。電極18へは、整流器13
からプラス極用集電子20とプラス極用バスバー21と
を介して正電圧が印加され、ワーク1の表面に塗膜が形
成され、とくに電極18に近いワーク1の内側表面に十
分な厚さの塗膜が形成される。また、電着槽3に電極を
取り付ける必要がないので、電着槽3ひいては電着塗装
装置PCがコンパクト化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電着塗装装置、と
くに自動車の車体のプライマー塗装等の金属成型物に用
いられる電着塗装装置、並びに該電着塗装装置を用いた
電着塗装方法及び塗膜形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、被塗物例えば自動車の車体の塗
装工程においては、基本的には表面処理後に、下塗り、
中塗り及び上塗りなどといった複数の塗装処理が行われ
る。そして、かかる自動車の車体の塗装工程において
は、従来より表面処理後に、まず車体の外側表面及び内
側表面に電着塗装により下塗り(プライマー塗装)を行
い、次に外側表面に静電粉体塗装により中塗りを行うと
いった塗装方式が広く用いられている。なお、上塗り
は、普通、溶剤系塗料を用いて行われる。
【0003】図7に、かかる自動車の車体の電着塗装に
用いられる従来の電着塗装装置の一例を示す。図7に示
すように、従来の電着塗装装置100においては、導電
性材料からなるワーク101(被塗物である自動車の車
体)は、リンク機構103を介してコンベア102に取
り付けられた導電性のハンガー104によって保持さ
れ、コンベア102によって所定の速度及び経路で搬送
されるようになっている。なお、かかるコンベア方式
は、連続方式又はバッチ方式のどの方式にも採用するこ
とができる。
【0004】そして、コンベア102の下方の所定の位
置には電着槽105が配置され、この電着槽105内に
は液状のカチオン系電着塗料106が保持されている。
また、電着槽105内には、複数の陽極107(隔膜電
極もしくは裸電極又は両電極の複合体)が電着塗料10
6中に浸漬されるようにして取り付けられ、これらの陽
極107は夫々整流器108(直流電源)のプラス極に
電気的に接続されている。つまり、各陽極107には常
時正電圧が印加されている。なお、電着槽105内に
は、電着塗料106を撹拌するための撹拌機構110が
設けられている。
【0005】他方、ハンガー104は、ワーク101に
電着塗装を施すべき位置にあるときには、通電手段10
9を介して整流器108のマイナス極に接続されてい
る。ここで、ワーク101はハンガー104に当接して
おり、このためワーク101は、電着塗装が施されるべ
き位置にあるときには負電圧が印加される。
【0006】かくして、この従来の電着塗装装置100
においては、負電圧が印加されたワーク101の表面に
は、電着塗料106中の正電荷を帯びた塗料コロイドが
電着されて塗膜が形成される。なお、ワーク表面に形成
される塗膜の厚さは、電着塗料106の化学的又は物理
的な特性、通電特性(例えば、電圧)、ワーク101の
浸漬時間等に依存する。このようにして電着塗装が施さ
れたワーク101は、この後コンベア102によって電
着槽105から取り出され、イオン交換水で洗浄され
る。この後、ワーク101上の塗膜は、オーブン中でベ
ーク処理され熱硬化させられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の電着塗装装置100においては、電着槽105内
には多数の陽極107(隔膜電極もしくは裸電極又は両
電極の複合体)が配設されるので、該電着槽105が大
型化しその容量が不必要に大きくなるといった問題があ
る。また、電着塗料106中に浸漬された陽極107の
表面には時間の経過ともに異物が付着することがある
が、かかる異物の除去ないしは清掃が繁雑であるといっ
た問題がある。さらには、ワーク101の外側表面には
塗膜が十分に形成されるものの内側表面には塗膜が十分
には形成されないことがあるといった問題がある。
【0008】ところで、かかる自動車の車体の塗装工程
においては、近年、表面処理後にまずワーク(被塗物)
の外側表面のみに静電粉体塗装を行い、次に該ワークに
電着塗装を行うといったリバース方式(インバース方
式)の塗装手法も用いられている。この場合、ワークに
電着塗装が施される時点ではワークの外側表面にはすで
に静電粉体塗装により絶縁性の塗膜が形成されているの
で、電着塗装時においてはワークの内側表面にのみ塗膜
が形成されることになる。このようにすれば、例えば図
7に示されているような従来の電着塗装装置100で
も、電着塗料106がすべてワーク101の内側表面に
電着されるので、ワーク101の内側表面には十分な塗
膜が形成され、上記問題の1つは解決されることにな
る。しかしながら、かかるリバース方式の塗装手法で
は、静電粉体塗装時に粉体塗料粒子あるいはごみが隙間
からワーク内中空部(車体内空間部)に侵入してその内
側表面に付着することがあり、このような場合には電着
塗装時に該粉体塗料粒子あるいはごみの近傍では塗膜の
形成が不十分となり、該部分の防錆性が低下するといっ
た問題が生じる。
【0009】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、中空部を有する被塗物の内
側表面に十分な厚さの塗膜を形成することができ、異物
等の付着に起因する不完全な塗膜の形成が防止され、電
極を容易に清掃することができるコンパクトな電着塗装
装置を得ることを解決すべき課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
なされた本発明の第1の態様によれば、液状の電着塗料
を保持する絶縁性の電着槽と、導電性の被塗物を導電性
のハンガーで保持しつつ搬送して上記電着槽内の電着塗
料中に浸漬させるコンベアと、上記ハンガーを介して上
記被塗物を直流電源の第1の電圧出力端子に電気的に接
続させる被塗物通電手段、又は上記ハンガーを介さずに
直接上記被塗物に上記第1の電圧出力端子を取り付けて
通電させる手段と、上記電着槽近傍において上記被塗物
に電着塗装を施すべき位置に対応して配置される一方、
上記直流電源の第2の電圧出力端子に電気的に接続され
たバスバー(給電棒)と、絶縁部材を介して上記ハンガ
ーに取り付けられ、上記被塗物又は上記ハンガーとは接
触しない所定の位置に配置される電極と、該電極に電気
的に接続される一方上記バスバーと係合する位置にある
ときには該バスバーと摺接する集電子とを有する電極通
電手段とが設けられている電着塗装装置が提供される。
ここで、各電極通電手段に設けられる電極は、1つであ
ってもまた複数であってもよく、被塗物のとくに十分に
塗膜を電着させたい部位の近傍に配置されるのが好まし
い。
【0011】この電着塗装装置においては、電極を含む
電極通電手段がハンガーに取り付けられ、又は被塗物に
直接取り付けられ、したがって電着槽に必ずしも電極を
取り付ける必要がないので、電着槽の容量が不必要に大
きくならず、該電着槽ひいては該電着塗装装置がコンパ
クト化される。なお、電着槽底部に電極(隔膜電極ある
いは裸電極)を設置し、底面部を対象することも可能で
ある。また、電極とハンガーないしは被塗物との間の相
対的な位置関係が一定に保たれ、かつこの相対的な位置
関係は任意に設定することができるので、1つ又は複数
の電極を、被塗物のとくに十分に塗膜を形成したい部
位、例えば被塗物の内側表面等に近接して配置するなど
して、該部位に十分な塗膜を形成することができ、した
がって被塗物に所望の最適な塗膜を形成することがで
き、該被塗物の耐食性を大幅に高めることができる。さ
らに、電極が、電着塗装時以外は電着槽外に出て空気中
に露出されるので、該電極の清掃を容易に行うことがで
きる。
【0012】なお、バスバーを、被塗物の移動方向に並
ぶ互いに絶縁された複数のパーツで構成し、各パーツ毎
に通電特性(例えば、電圧)を変えるようにしてもよ
い。このようにすれば、各被塗物の電着塗装時における
通電特性ないしは電着特性を、電着塗装の進行に応じ
て、例えば被塗物の塗膜抵抗の変化に応じて好ましく切
り替えることができ(多段式通電)、ガス発生に起因す
るピンホール等の発生を防止することができる。
【0013】本発明の第2の態様によれば、液状の電着
塗料を保持する絶縁性の電着槽と、導電性の被塗物を導
電性のハンガーで保持しつつ搬送して上記電着槽内の電
着塗料中に浸漬させるコンベアと、上記ハンガーを介し
て上記被塗物を直流電源の第1の電圧出力端子に電気的
に接続させる被塗物通電手段と、上記電着槽近傍におい
て上記被塗物に電着塗装を施すべき位置に対応して配置
される一方、上記直流電源の第2の電圧出力端子に電気
的に接続されたバスバーと、上記被塗物が電着塗装を施
されるべき位置近傍において該被塗物に追従して移動
し、上記被塗物又は上記ハンガーとは接触しない所定の
位置に配置される電極と、該電極に電気的に接続される
一方上記バスバーと係合する位置にあるときには該バス
バーと摺接する集電子とを有する電極通電手段とが設け
られている電着塗装装置が提供される。また、電着槽底
部に電極(隔膜電極あるいは裸電極)を設置し、底面部
を対象とすることも可能である。ここで、各電極通電手
段に設けられる電極は、1つであってもまた複数であっ
てもよく、被塗物のとくに十分に塗膜を電着させたい部
位の近傍に配置されるのが好ましい。
【0014】この第2の態様にかかる電着塗装装置にお
いては、上記第1の態様にかかる電着塗装装置の場合と
は異なり、電極通電手段がコンベアとは独立して被塗物
に追従して移動する。しかしながら、このように電極通
電手段の移動方式が異なる点を除けば、第2の態様にか
かる電着塗装装置においても、第1の態様にかかる電着
塗装装置の場合と同様の作用・効果が得られる。すなわ
ち、電着槽ひいては電着塗装装置がコンパクト化され、
1つ又は複数の電極を適切な位置に配置することにより
被塗物に耐食性の高い塗膜を形成することができ、電極
の清掃を容易に行うことができる。また、第1の態様に
かかる電着塗装装置の場合と同様に、バスバーを多段式
通電型とすることにより、ガス発生に起因するピンホー
ル等の発生を防止することができる。
【0015】本発明の第1又は第2の態様にかかる電着
塗装装置は、とくに中空部を有する未塗装の金属成型物
例えば自動車車体に対して電着塗装を施すのに、すなわ
ち金属成型物例えば自動車の車体に電着塗装によりプラ
イマー塗装(下塗り)を施すのに有効である。この場合
においては、電着塗装時に、電極の少なくとも一部が上
記中空部内に配置されるのが好ましい。このようにすれ
ば、被塗物の内側表面での塗膜の電着が促進され、該内
側表面に十分に塗膜が形成される。また、この場合、該
電着塗装の前には被塗物に静電粉体塗装が施されていな
いので、従来のリバース方式の塗装の場合のような粉体
塗料粒子あるいはごみの付着に起因する不具合が生じな
い。
【0016】上記各電着塗装装置においては、上記電着
塗料がカチオン系電着塗料であって、上記第1の電圧出
力端子がマイナス極であり上記第2の電圧出力端子がプ
ラス極であるのが好ましい。すなわち、電着塗装装置を
陰極電着塗装方式とするのが好ましい。このようにすれ
ば、アニオン系電着塗料を用いる陽極電着塗装方式に比
べて、被塗物の表面に形成される塗膜の耐食性が高めら
れる。
【0017】上記の各電着塗装装置を用いて導電性の被
塗物に電着塗装を施す場合には、コンベアで被塗物を連
続的に搬送し、該被塗物を電着槽内で電着塗料中に浸漬
させた状態で連続的に移動させて該被塗物に連続的に電
着塗装を施すようにするのが好ましい。この場合、電着
塗装が連続プロセスで行われるので、電着塗装が能率的
に行われる。
【0018】また、上記各電着塗装装置を用いて導電性
の被塗物に電着塗装を施す場合に、コンベアで被塗物を
間欠的に搬送し、該被塗物の搬送が停止されている期間
中に、該被塗物を電着槽内の電着塗料中に所定時間浸漬
させて該被塗物にバッチ式で電着塗装を施すようにして
もよい。この場合、電着塗装装置が簡素化される。
【0019】上記各電着塗装装置を用いて導電性の被塗
物に電着塗装を施した後、該被塗物に粉体塗装を施して
該被塗物の内表面及び外表面に均一な塗膜を形成するの
が好ましい。かかる塗膜形成方法によれば、被塗物の表
面に均一で良質な塗膜が形成される。
【0020】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図5に示すように、自動車の車体にプラ
イマー塗装(下塗り)として電着塗装を施す連続式の電
着塗装装置PCにおいては、導電性材料(例えば、鉄系
金属材料等)からなるワーク1(被塗物である自動車の
車体)がコンベア2によって所定の速度及び経路で搬送
され、コンベア2の下方に配置された電着槽3内の液状
のカチオン系電着塗料4中に浸漬され、該浸漬時にワー
ク1に負電圧が印加される一方電極(電極板)18、1
9(図1参照)に正電圧が印加され、ワーク1の表面に
正電荷を帯びた塗料コロイドが電着されるようになって
いる。ここで、電着槽3は絶縁材料(例えば、FRP
等)で形成されているが、電着槽3を金属材料で形成し
た上で、その内面に絶縁材料でライニング(コーティン
グ)を施すようにしてもよい。なお、電着槽3に隣接し
てオーバーフロー槽5が配設されている。
【0021】ここで、カチオン系電着塗料としては、例
えば、アミン変性エポキシ樹脂、アミン変性ポリウレタ
ンポリオール樹脂、アミン変性ポリブタジエン樹脂、ア
ミン変性アクリル樹脂等のカチオン性樹脂を、顔料及び
硬化剤とともにイオン交換水中に分散させたものなどが
用いられる。
【0022】コンベア2は、夫々リンク機構7を介して
該コンベア2に取り付けられた複数のハンガー8を、所
定の形状に形成・配置されたレール6(軌道)に沿って
所定の速度で矢印X1、X2、X3で示す方向に移動させ
るようになっている。各ハンガー8は夫々導電性材料
(例えば、鉄系金属材料等)で形成され、その移動方向
にみて等間隔でコンベア2に取り付けられている。そし
て、各ハンガー8には夫々ワーク1が載せられている。
この電着塗装装置PCに導入されるワーク1は、例えば
リン酸亜鉛等を用いて表面処理された自動車の車体であ
って、他の塗装は施されていない状態にある。ここで、
導電性のハンガー8とその上に載せられた導電性のワー
ク1とは当接し、したがって両者は電気的に導通ないし
は接続された状態にある。レール6は、電着槽3の上方
では概ね電着槽3の底面の起伏に対応して起伏し、この
ためハンガー8が電着槽3の平底部(槽底が水平面状の
部分)の上方に位置するときには、該ハンガー8に載せ
られたワーク1は完全に電着塗料4中に浸漬されるよう
になっている。なお、コンベア2のワーク搬送速度は、
ワーク1の電着塗装時間が、ワーク1の表面に該電着塗
装により必要かつ十分な塗膜が形成されるような適切な
値となるように設定される。
【0023】図1及び図2に示すように、ハンガー8を
コンベア2に連結させるリンク機構7にはマイナス極用
集電子10が設けられ、このマイナス極用集電子10は
ハンガー8と電気的に接続されている。他方、電着槽3
のやや上方において上下方向にみてマイナス極用集電子
10と対応する位置には、電着槽長手方向(ワーク移動
方向)に伸びる帯状のマイナス極用バスバー11(給電
棒)が設けられ、このマイナス極用バスバー11はマイ
ナス側導線12を介して整流器13(直流電源)のマイ
ナス極13bに電気的に接続されている。ここで、マイ
ナス極用バスバー11は、ワーク1に対して電着塗装を
施すべき部位、すなわち電着槽長手方向にみて電着槽3
の平底部の中寄りの部分に配置されている。そして、マ
イナス極用集電子10は電着槽長手方向にみてマイナス
極用バスバー11と対応する位置にあるときには、該マ
イナス極用バスバー11に摺接するようになっている。
したがって、ワーク1が電着塗装を施すべき位置にある
ときには、整流器13のマイナス極13bの負電圧が、
順に、マイナス側導線12とマイナス極用バスバー11
とマイナス極用集電子10とリンク機構7(一部)とハ
ンガー8とを介してワーク1に印加される。なお、リン
ク機構7には、マイナス極用集電子10ないしハンガー
8をコンベア2と電気的に遮断させるための絶縁体15
が設けられている(コンベアアースをすればなくてもよ
い)。
【0024】そして、各ハンガー8には、夫々、絶縁部
材17を介して電極通電部材16が取り付けられてい
る。この電極通電部材16には、第1電極(電極板)1
8と第2電極(電極板)19とプラス極用集電子20と
が設けられ、両電極18、19とプラス極用集電子20
とは電気的に接続されている。なお、絶縁部材17が設
けられているので、両電極18、19ないしプラス極用
集電子20はハンガー8とは電気的に遮断されている。
上記構成においては、両電極18、19のワーク1に対
する相対的な位置関係は一定に保たれる。かくして、第
1電極18はその先端側の半分以上の部分がワーク1の
中空部(自動車の車体の車室内空間部)に位置し、他方
第2電極19はワーク1のやや下側に位置している。こ
こで、第1、第2電極18、19等はワーク1の電着塗
装したい部位に合わせて設置されるべきものであり、該
図面に示されたものは一例である。なお、両電極18、
19は、電着塗料4に対する耐久性に優れた金属材料、
例えばSUS316、フェライト等でつくられる。
【0025】また、電着槽3の側壁のやや上方において
上下方向にみてプラス極用集電子20と対応する位置に
は、電着槽長手方向に伸びる帯状のプラス極用バスバー
21が設けられ、このプラス極用バスバー21はプラス
側導線22を介して整流器13のプラス極13aに電気
的に接続されている。ここで、プラス極用バスバー21
は、マイナス極用バスバー11の場合と同様に、ワーク
1に対して電着塗装を施すべき部位に配設されている。
そして、プラス極用集電子20は、電着槽長手方向にみ
てプラス極用バスバー21と対応する位置にあるときに
は、該プラス極用バスバー21と摺接するようになって
いる。したがって、ワーク1が電着塗装を施すべき位置
にあるときには、整流器13のプラス極13aの正電圧
が、順に、プラス側導線22とプラス極用バスバー21
とプラス極用集電子20とを介して両電極18、19に
印加される。
【0026】かくして、電着塗装装置PCにおいて、ハ
ンガー8に載せられたワーク1が、電着塗装を施すべき
部位で電着塗料4中に浸漬されているときには、ワーク
1には負電圧が印加され、他方両電極18、19には正
電圧が印加される。このとき、正の電荷を帯びている塗
料のコロイド粒子が負電圧が印加されているワーク1に
電着され、ワーク1の表面に塗膜が形成される。
【0027】かかる電着塗装においては、第1電極18
の先端側の大部分がワーク1の中空部に配置されている
ので、ワーク1の内側表面には十分な厚さ(例えば、1
0〜15μ)の塗膜が形成され、該内側表面の耐食性が
高められる。なお、ワーク1の外側表面(下面を除く)
には、内側表面よりもやや薄い塗膜(例えば、10μ未
満)が形成される。また、第2電極19がワーク1のや
や下方に配置されているので、ワーク1の下面にも十分
な厚さの塗膜が形成され、該下面の耐食性が高められ
る。なお、この実施の形態1では、ワーク1の内側表面
と下面とにとくに厚い塗膜を形成するために、両電極1
8、19を上記のように配置しているが、ワーク1のそ
の他の部分に厚い塗膜を形成することを望む場合は、そ
の部分の近傍に電極を配置すればよい。
【0028】すなわち、この電着塗装装置PCにおいて
は、両電極18、19とハンガー8ないしはワーク1と
の間の相対的な位置関係が一定に保たれ、かつこの相対
的な位置関係は任意に設定することができるので、各電
極18、19を、ワーク1のとくに十分に塗膜を形成し
たい部位に近接して配置することにより、所望の部位に
十分な厚さの塗膜を形成することができるわけである。
したがって、ワーク1に所望の最適な塗膜を形成するこ
とができ、該ワーク1の耐食性を大幅に高めることがで
きる。
【0029】また、この電着塗装装置PCにおいては、
両電極18、19を含む電極通電部材16がハンガー8
に取り付けられているので、基本的には電着槽3に電極
を取り付ける必要がない。したがって、電着槽3の容量
が不必要に大きくならず、該電着槽3ひいては該電着塗
装装置PCがコンパクト化される。しかしながら、この
電着塗装装置PCに、例えば図7に示されているような
隔膜電極107を併設してもよい。
【0030】さらに、この電着塗装装置PCにおいて
は、両電極18、19が、電着塗装時以外は電着槽3の
外に出て空気中に露出されるので、該電極18、19の
清掃を容易に行うことができる。
【0031】また、この電着塗装においては、本明細書
の発明が解決しようとする課題の欄に記載しているよう
なリバース方式の塗装とは異なり、該電着塗装の前には
被塗物に静電粉体塗装が施されていないので、粉体塗料
粒子あるいはごみの付着に起因するワーク1の内側表面
での塗膜不良が生じない。
【0032】この電着塗装装置PCにおける電着塗装
は、電着塗料4としてカチオン系電着塗料を用いる陰極
電着塗装であるので、アニオン系電着塗料を用いる陽極
電着塗装に比べて、ワーク1の表面に形成される塗膜の
耐食性が高められる。しかしながら、この電着塗装装置
PCにおいて、電着塗料としてアニオン系電着塗料を用
いて陽極電着塗装を行うようにしてもよい。なお、この
ように陽極電着塗装を行う場合は、ワーク1と両電極1
8、19とに印加する電圧の正負を逆転させなければな
らないのはもちろんである。
【0033】なお、プラス極用バスバー21を、電着槽
長手方向に並ぶ互いに絶縁された複数のパーツで構成
し、各パーツ毎に通電特性(例えば、電圧)を変えるよ
うにしてもよい。このようにすれば、各ワーク1の電着
塗装時における通電特性ないしは電着特性を、該電着塗
装の進行に応じて、例えばワーク1の塗膜抵抗の変化に
応じて好ましく切り替えることができ、ガス発生に起因
するピンホール等の発生を防止することができる。
【0034】実施の形態2.以下、図3及び図4を参照
しつつ本発明の実施の形態2を説明するが、この実施の
形態2にかかる電着塗装装置PC’の基本構成は、実施
の形態1にかかる電着塗装装置PCと共通であるので、
説明の重複を避けるため、以下では実施の形態1と異な
る点についてのみ説明する。なお、図3及び図4におい
て、図1及び図2と共通の部材には同一番号が付されて
いる。
【0035】図3及び図4に示すように、この実施の形
態2にかかる電着塗装装置PC’においては、電極通電
部材24をハンガー8には固定せず、ワーク1に電着塗
装を施すべき位置でハンガー8ないしはワーク1に同期
・追従して移動させ、電極通電部材24とワーク1との
間の相対的な位置関係を一定に保持するようにしてい
る。
【0036】具体的には、この電極通電部材24には、
第1電極(電極板)25と第2電極(電極板)26とプ
ラス極用集電子29とが設けられ、両電極25、26と
プラス極用集電子29とは電気的に接続されている。な
お、両電極25、26のワーク1に対する相対的な位置
関係は、左右が逆転している点を除けば、実施の形態1
の場合と同様である。また、両電極25、26の材質も
実施の形態1の場合と同様である。
【0037】そして、この電極通電部材24は、絶縁材
料からなる連結部材27を介してループコンベア28に
取り付けられ、該ループコンベア28によって、ワーク
1の搬送速度と同期する所定の速度でループ状に搬送さ
れるようになっている。すなわち、電着槽長手方向に長
手となるフィールドトラック状のループコンベア28の
一方の直線状部分は、電着槽3のワーク1に電着塗装を
施すべき部位に対応して配置され、この直線状部分で
は、ループコンベア28は電極通電部材24をハンガー
8ないしはワーク1と同一速度で搬送するようになって
いる。
【0038】また、電着槽3の側壁のやや上方において
上下方向にみてプラス極用集電子29と対応する位置に
は、電着槽長手方向に伸びる帯状のプラス極用バスバー
30が設けられ、このプラス極用バスバー30はプラス
側導線22を介して整流器13のプラス極13aに電気
的に接続されている。このプラス極用バスバー30は、
電着槽3の幅方向にみて反対側に配置されている点を除
けば、実施の形態1におけるプラス極用バスバー21と
同様の仕様である。
【0039】かくして、電着塗装装置PC’において
も、実施の形態1にかかる電着塗装装置PCの場合と同
様に、ハンガー8に載せられたワーク1が電着槽3内で
電着塗装を施すべき部位において電着塗料4中に浸漬さ
れているときには、ワーク1には負電圧が印加され、他
方両電極25、26には正電圧が印加され、正電荷を帯
びた塗料のコロイド粒子が負電圧が印加されているワー
ク1に電着され、ワーク1の表面に塗膜が形成される。
【0040】この実施の形態2にかかる電着塗装装置P
C’においても、実質的には実施の形態1にかかる電着
塗装装置PCの場合と同様の作用・効果が得られる。す
なわち、電着槽3ひいては電着塗装装置PC’がコンパ
クト化され、ワーク1の表面に耐食性の高い塗膜を形成
することができ、電極25、26の清掃を容易に行うこ
とができる。
【0041】なお、上記の実施の形態1及び2にかかる
電着塗装装置PC、PC’においては、いずれも連続式
の電着塗装が行われているが、該電着塗装をバッチ式で
行うようにしてもよい。図6に、バッチ式(タクト式)
の電着塗装装置の一例を示す。図6に示すように、この
バッチ式の電着塗装装置PBにおいては、コンベア31
はハンガー8をほぼ同一の高さを保ってY方向に移動さ
せ、又は停止させることができるようになっている。こ
こで、ハンガー8は昇降機構32を介してコンベア31
に取り付けられ、この昇降機構32はハンガー8を任意
に上下方向(Z方向)に移動させ、又は停止させること
ができるようになっている。
【0042】かくして、コンベア31は、まずワーク1
を載せたハンガー8をY方向に移動させ、該ハンガー8
が電着槽3の真上にきたときに移動を停止させる。この
時点においては、ワーク1は電着槽3の上方に配置され
ている。次に、昇降機構32がハンガー8を下向きに移
動させ、その下側の大部分を電着槽3内の電着塗料4中
に浸漬させる。このとき、ワーク1は完全に電着塗料4
中に浸漬される。そして、詳しくは図示していないが、
所定時間だけワーク1に負電圧を印加する一方電極に正
電圧を印加して、ワーク1の表面に塗膜を形成する。こ
の後、昇降機構32がハンガー8を上向きに移動させ、
該ワーク1を元の高さに戻す。この後、コンベア31は
該ワーク1を載せたハンガー8をY方向に移動させる。
このような手順が繰り返され、各ワーク1に電着塗装が
施される。
【0043】図示していないが、このバッチ式の電着塗
装装置PBにおいても、基本的には実施の形態1の場合
と同様にハンガー8に電極通電部材が取り付けられ、ワ
ーク1が電着塗料4中に浸漬されているときには、各プ
ラス極用電極には正電圧が印加され、ワーク1には負電
圧が印加されるようになっている。なお、この電圧塗装
装置PBにおいては、ワーク1は電着槽3内で水平方向
には移動しないので、プラス極用バスバー及びマイナス
極用バスバーは水平方向に細長くする必要はない。すな
わち、ワーク1が電着槽3内の電着塗料4中に静止して
浸漬されているときに、集電子と当接しうる形状であれ
ばよい。かかるバッチ式の電着塗装装置PBにおいて
も、実質的には、連続式の電着塗装装置PC、PC’の
場合と同様の作用・効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる電着塗装装置
の一部断面正面説明図である。
【図2】 図1に示す電着塗装装置の平面説明図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる電着塗装装置
の一部断面正面説明図である。
【図4】 図3に示す電着塗装装置の平面説明図であ
る。
【図5】 本発明にかかる連続式の電着塗装装置の側面
断面を示す模式図である。
【図6】 本発明にかかるバッチ式(ディップ式)の電
着塗装装置の側面断面を示す模式図である。
【図7】 従来の電着塗装装置の一部断面正面説明図で
ある。
【符号の説明】
PC 電着塗装装置、PC’ 電着塗装装置、PB バ
ッチ式電着塗装装置、1 ワーク、2 コンベア、3
電着槽、4 電着塗料、5 オーバーフロー槽、6 レ
ール、7 リンク機構、8 ハンガー、10 マイナス
極用集電子、11 マイナス極用バスバー、12 マイ
ナス側導線、13 整流器、13a プラス極、13b
マイナス極、15 絶縁体、16 電極通電部材、1
7 絶縁部材、18 第1電極、19 第2電極、20
プラス極用集電子、21 プラス極用バスバー、22
プラス側導線、24 電極通電部材、25 第1電
極、26 第2電極、27 連結部材、28 ループコ
ンベア、29 プラス極用集電子、30 プラス極用バ
スバー、31 コンベア、32 昇降機構。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状の電着塗料を保持する絶縁性の電着
    槽と、 導電性の被塗物を導電性のハンガーで保持しつつ搬送し
    て上記電着槽内の電着塗料中に浸漬させるコンベアと、 上記ハンガーを介して上記被塗物を直流電源の第1の電
    圧出力端子に電気的に接続させる被塗物通電手段と、 上記電着槽近傍において上記被塗物に電着塗装を施すべ
    き位置に対応して配置される一方、上記直流電源の第2
    の電圧出力端子に電気的に接続されたバスバーと、 絶縁部材を介して上記ハンガーに取り付けられ、上記被
    塗物又は上記ハンガーとは接触しない所定の位置に配置
    される電極と、該電極に電気的に接続される一方上記バ
    スバーと係合する位置にあるときには該バスバーと摺接
    する集電子とを有する電極通電手段とが設けられている
    電着塗装装置。
  2. 【請求項2】 液状の電着塗料を保持する絶縁性の電着
    槽と、 導電性の被塗物を導電性のハンガーで保持しつつ搬送し
    て上記電着槽内の電着塗料中に浸漬させるコンベアと、 上記ハンガーを介して上記被塗物を直流電源の第1の電
    圧出力端子に電気的に接続させる被塗物通電手段と、 上記電着槽近傍において上記被塗物に電着塗装を施すべ
    き位置に対応して配置される一方、上記直流電源の第2
    の電圧出力端子に電気的に接続されたバスバーと、 上記被塗物が電着塗装を施されるべき位置近傍において
    該被塗物に追従して移動し、上記被塗物又は上記ハンガ
    ーとは接触しない所定の位置に配置される電極と、該電
    極に電気的に接続される一方上記バスバーと係合する位
    置にあるときには該バスバーと摺接する集電子とを有す
    る電極通電手段とが設けられている電着塗装装置。
  3. 【請求項3】 上記電着槽に導入される上記被塗物が、
    中空部を有する未塗装の金属成型物であることを特徴と
    する、請求項1又は請求項2に記載された電着塗装装
    置。
  4. 【請求項4】 電着塗装時に上記電極の少なくとも一部
    が上記中空部内に配置されることを特徴とする、請求項
    3に記載された電着塗装装置。
  5. 【請求項5】 上記電着塗料がカチオン系電着塗料であ
    って、上記第1の電圧出力端子がマイナス極であり上記
    第2の電圧出力端子がプラス極であることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載された電
    着塗装装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項2に記載された電着
    塗装装置を用いて導電性の被塗物に電着塗装を施す方法
    であって、 上記コンベアで上記被塗物を連続的に搬送し、該被塗物
    を上記電着槽内で電着塗料中に浸漬させた状態で連続的
    に移動させて該被塗物に連続的に電着塗装を施すように
    したことを特徴とする電着塗装方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は請求項2に記載された電着
    塗装装置を用いて導電性の被塗物に電着塗装を施す方法
    であって、 上記コンベアで上記被塗物を間欠的に搬送し、該被塗物
    の搬送が停止されている期間中に、該被塗物を上記電着
    槽内の電着塗料中に所定時間浸漬させて該被塗物にバッ
    チ式で電着塗装を施すようにしたことを特徴とする電着
    塗装方法。
  8. 【請求項8】 請求項1又は請求項2に記載された電着
    塗装装置を用いて導電性の被塗物に電着塗装を施した
    後、該被塗物に粉体塗装を施して該被塗物の内表面及び
    外表面に均一な塗膜を形成するようにしたことを特徴と
    する塗膜形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012523492A (ja) * 2009-03-25 2012-10-04 本田技研工業株式会社 車体用キャリアの電気的絶縁構造
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KR101668850B1 (ko) * 2016-07-21 2016-10-24 이창호 부분 도장이 가능한 전착 도장 장치
WO2018210274A1 (zh) 2017-05-18 2018-11-22 深圳市有为化学技术有限公司 丙烯酰胺和甲酰胺型化合物的联产制备方法

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