JPH032397A

JPH032397A - 電着塗装装置

Info

Publication number: JPH032397A
Application number: JP13558589A
Authority: JP
Inventors: Katsuo Minakata; 皆方　克夫; Kazuaki Toyoshima; 豊島　和昭; Yutaka Kobayashi; 裕小林
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1989-05-29
Filing date: 1989-05-29
Publication date: 1991-01-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、自動車のボディ等の塗装ラインに適用される
Ｔｉ電着塗装装置関する。

〔従来の技術〕

第７図は、従来の電着塗装装置の一例を示している。

同図において、搬送用ワイヤ１は塗装ラインに沿って張
設されており、図示していない駆動手段によって適時左
方向へ移動される。

ハンガ２は、１錫；が搬送用ワイヤ１に連結された吊下
げ用ワイヤ２ａと、このワイヤ２ａによって吊下げられ
た保持具２ｂとを備えている。

上記保持具２ｂには、被塗装体たる自動車のボディ３が
保持されており、このボディ３はその前後方向軸線が搬
送用ワイヤ１に沿う姿勢で位置されている。

ワイヤ１の駆動によフて、ボディ３が浸漬檜４Ａ上まで
移動されると、ハンガ２に設けられた図示されていない
昇降手段が作動される。これにより、吊下げ用ワイヤ２
ｂが繰り出されてボディ３が槽４Ａ内に浸漬され、ここ
で電着塗装処理が行なわれる。

ついで、ボディ３が上昇され、そののち、スプレーブー
ス５Ａまで移動される。そして、このスプレーブースで
スプレー水洗が行なわれる。

以後、浸漬槽４Ｂおよびスプレーブース５Ｂにおいても
それぞれ浸漬およびスプレーによる水洗が行なわれる。

なお、上記したボディ３の搬送方式は、単槽タクト方式
と呼ばれている。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の電着塗装装置では、ボディ３の前後方向軸線（長
手方向軸ａ）が搬送用ワイヤ１に沿っているので、該ワ
イヤ１の配設方向（ｆｆｉ７図の左右方向）についての
浸漬槽４およびスプレーブース５の幅を大きく設定しな
ければならず、このため工程長が大きくなる。

また、例えば４ｆｉ４Ｂにおける処理時間が最も長（Ｘ
場合、その処理時間が経過するまで他の工程からのボデ
ィの搬出が止められることになるので、処理効率が低い
。

本発明の目的は、かかる従来の問題点に鑑み、工程長の
′ｆｒ１１？！と処理効率の向上を図ることができる電
着塗装装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る電着塗装装置は、塗装ラインに泊って配列
された複数の電着塗装処理設備と、上記塗装ラインに沿
って上記各電着塗装・・処理設備の上方に配設されたガ
イドレールと、上記ガイドレールに移動自在に吊荷され
、走行用動力と、被塗装体の長手方向軸線が上記ガイド
レールに対して直交する態様で該被塗装体を保持する保
持手段、およびこの保持手段を介して上記被塗装体を昇
降および揺動させる手段を備えてなる自走式ハンガとを
有し、上記各電着塗装処理設備のうち、処理時間の長い
設備の上記塗装ライン方向の幅を他の設備の塗装ライン
方向幅よりも大きく設定している。

〔作用〕

ハンガがガイドレールに沿って自走する。そして被塗装
体の長手方向軸線がガイドレールと直交する態様で該被
塗装体の搬送が行なわれる。また、塗装ライン方向の幅
を大きくして設定した槽中においては、被塗装体が液中
走行される。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。

第１図は、自動車のボディ１０の塗装ラインに適用した
本発明に係る電着塗装装置の一実施例を示している。

この実施例では、電着塗装処理設備たる電着４！５１１
、スプレー槽１２−１．１２−２、浸漬槽１３、および
スプレー槽１２−３．１２−４が塗装ラインに沿って順
次配列設置されている。

上記６槽１１，１２−１〜１２−４および１３の上方に
は、塗装ラインに沿ってガイドレール１６が配設されて
いる。そして、このガイドレール１６には、自走式のハ
ンガ２０が吊架されている。

以下、このハンガ２０の１？１を、該ハンガの正面図お
よび側面図である第３図および第４図を参照して説明す
る。

第３図に示す如く、このハンガ２０は移動車２０ｏと保
持具２０１とから構成されている。

移動車２００は、２本のロンド２０２で互いに連結され
た上部フレーム２０３と下部フレーム２０４とを有し、
上部フレーム２０３の上面左右にはアーム２０５がそれ
ぞれ突設されている。

各アーム２０５Ｇよ、ガイドレール１６の上面に接する
車輪２０６を上部に備え、かつ一方のアーム２０５には
車輪２０６駆動するためのモータ２０７が付設されてい
る。

第４図に示す如く、上部フレーム２０３の下面には、一
対のウィンチ２０８が取付けられている。

そして、これらのウィンチ２０８に巻掛けられたワイヤ
２０９の先端は、プーリ２１０，２１１および２１２を
介して下部フレーム２０４の前部中央および後部中央よ
り、それぞれ該フレームの下面側に導出されている。

保持具２０１は、支持フレーム２１３と、この支持フレ
ーム２１３の四角にそれぞれの上端部を取付けた四本の
ロッド２１４と、前後方向（第３図における紙面に垂直
な方向）に間隔をおいて並置された２本のロッド２１４
間に取付けられた一対のボディ載置台２１５とを佑えて
いる。

各０ツド２１／ｌの上端部は、ガイドレール１６に平行
する軸ＮＪ１を中心として回動しえるように枢支され、
また台２１５も同様の軸線１２を中心として回動しえる
ように恰支されている。

このように構成されたハンガ２０は、走行用モータ２０
７を作ＩＪＩＩさせることによりガイドレール１６に沿
って移動することができる。

また、各ウィンチ２０８をワイヤ２０９が繰り出される
方向に作動させることにより、第５図に示すように保持
具２０１を降下さけることができる。このとき、各ウィ
ンチのワイヤ繰り出し爪を変えることにより、同図に示
す如くボディ１１１１’台２１５が傾仙され、これに伴
ってボディ１０が傾斜する。

さらに、保持具２０１が最上方まで上昇された第３図の
状態においては、ロッド２１４の頂部に設けられたピン
２１６が下部フレーム２０４の下面に設【プられた筒体
２１７に嵌合され、これによって移動型２００に保持具
２０１が固定される。

なお、第４図Ｊプよび第５図に示したケーブル２１８は
、ボディ１０を接地するために設けられている。

上記ハンガ２０に保持されたボディ１０は、その眞後方
向軸線がガイドレール１６に直交し１ζ姿勢で第１図に
示した電着槽１１の右方城上方まで移動され、そののち
、第２図に示すように、リヤ側が下げられた姿勢で電着
槽１１内の塗料中に浸漬される。

電着槽１１は、ガイドレール１６の長手方向についての
幅を他の槽１２−１〜１２−４６よび１３のそれの約３
倍程度に設定した連槽Ｍ４造を有している。

また、この電着Ｉａ１１には該槽内の塗装成分をイオン
化するための図示していない電極板が配設されており、
この実施例では−様な電着塗膜を得るためにその全内側
面に電極板を配設しである。

この電着槽１１中まで降下されたボディ１０は、ハンガ
２０によって揺動されなから該槽内で横移動される。そ
して、槽１１の左方域までボディ１０が移動されると、
第２図に示すように、リヤ側が下げられた姿勢で該ボデ
ィ１０が上昇され、再び水平姿勢に戻される。

この電着槽１１によれば、横移動力だけ他の槽よりも長
い処理時間を確保することができ、かつ電着処理時間の
ために他の工程に待ち時間が生じるという不都合が上記
横移動により回避される。

なお、電Ｍ栖１１への通電は、電着膜の段付き現象を防
止するため、ボディ１０が塗料中に全没したのち行われ
る。

電着処理を終えたボディ１０は、スプレー槽１２−１お
よびスプレー槽１２−２に順次送られ、これらの槽で第
１水洗処理および第２水洗処理を施されたのち、浸漬栖
１３の上方に位置される。

ついでボディ１０は、浸漬４ｆ！１３に対し第２図に示
す！２！様で人出され、かつ該槽内でＩ？　ｊｈされる
。

この槽１３では、ボディ１０に対して、第３水洗処理が
施される。

その後、ボディ１０はスプレー槽１２−３および１２−
４に順次送られ、ここで第４水洗処理および純水洗処理
をそれぞれ施されたのち、他工程に搬出される。

上記栖１１，１３におけるボディ１０の揺動（よ、該ボ
ディ１０の表面に形成されるエアポケットを除去して未
！ｉ！Ｌ理部を無くすために実施され、この実施例では
、１０”〜１７°の揺動角でボディ１０を揺動させてい
る。なお、このＪｆｆｉ初は、第４図に示した各ウィン
チ２０８を交互に異方向に駆動することによって行なわ
れる。

上記実施例では、６槽１１．１３へのボディ１０の入槽
および出槽時に該ボディ１ｏのリヤ側を下げているが、
これは入槽、出槽を容易かつ合理的に行なうためである
。

すなわちリヤ側は開口部が多いことから、このリヤ側を
下げて入槽することにより処理液のボディ１０内への侵
入が甲くなり、これによってスムーズな入槽が可能とな
る。また、リヤ側を下げて出槽することにより、ボディ
１０内からの処理液の排除が速やかに行なわれ、これに
より処理液の持出し吊を減少してスムーズに出槽を行な
うことができる。

なお、入槽時においてボディ１０は、着液まで高速で、
また人波するまで低速で下降される。モして全没するま
で中速で下降され、下降端において上記した揺動が行な
われる。

第６図は、上述した電着装置の各工程を流れ図として示
しているものである。

同図において、Ｓはスプレー処理を示し、Ｄは浸漬処理
を示している。また、単は浸？ｉ！ｌ栖が申栖４Ｍ造（
第１図の４！１２−１〜１２−４．１３参照）であるこ
とを示し、連は該檀が連Ｗ！構造（第１図の４ｆ’！１
１参照）であることを示している。

なお、第６図に示す処理手順は一例であり、被塗装体の
種類当に応じて適宜変更される。

また、上記実施例では電着槽１１のみを連槽構造にして
いるが、必要に応じて別の槽も同様の構造にすることが
できる。

本発明は自動車のボディだけでなく、他の被塗装体の塗
装を行なう塗装ラインにも有効に適用することができる
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、被塗装体の長子方向軸線がガイドレー
ルと直交する態様で該被塗装体が搬送されるので、工程
長の短縮を図ること・・ができる。

また、長時間処理を行なう必要のある工程においては、
搬送ライン方向の幅が広く設定された槽（実施例におけ
る連槽）内で被塗装体を横移動させているので、電着作
業の効率化を図ることができる。

すなわち、単槽を用いて長時間処理を行なった場合、他
の工程に待ち時間が発生することになるが、自走式ハン
ガと上記広＠槽とを有する本発明によれば、広幅槽内で
、被塗装体を独立して搬送させることができるので、上
記待ち時間をなくしてＴｉ看処理の効率を向上すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電層塗装装置の一実施例を示した
概念図、第２図は浸漬時におけるボディの姿勢制御の態
様を例示した概念図、第３図および第４図は、それぞれ
ハンガの構成を概念的に示した正面図および側面図、第
５図はハンガの作用を示した概念図、第６図はｆｆ２着
塗装の手順を例示した流れ図、第７図は従来の電着塗装
装置を例示した概念図である。１０・・・ボディ、１１，１２−１〜１２−４゜１３・
・・槽、１６・・・ガードレール、２０−・・ハンガ、
２００・・・移動車、２０１・・・保持具、２０７・・
・モータ、２０８・・・ウィンチ。出願人　鈴木自′Ｉ′１車工業株式会社　　４〕代理人
弁理士　　木　村　高　久　　′ｉ第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】塗装ラインに沿つて配列された複数の電着塗装処理設備
と、上記塗装ラインに沿つて上記各電着塗装処理設備の上方
に配設されたガイドレールと、上記ガイドレールに移動自在に吊荷され、走行用動力と
、被塗装体の長手方向軸線が上記ガイドレールに対して
直交する態様で該被塗装体を保持する保持手段と、この
保持手段を介して上記被塗装体を昇降および揺動させる
手段とを備えてなる自走式ハンガとを有し、上記各電着塗装処理設備のうち、処理時間の長
い設備の上記塗装ライン方向の幅を他の設備の塗装ライ
ン方向幅よりも大きく設定したことを特徴とする電着塗
装装置。