JP2524365B2 - メモリカ―ド - Google Patents
メモリカ―ドInfo
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子スチルカメラシステムにおいて画像デ
ータの記録媒体として用いられるメモリカードに関す
る。
ータの記録媒体として用いられるメモリカードに関す
る。
［従来の技術］ 近年、電子機器本体に対しメモリカード等の記録媒体
を着脱自在に装着し得るように構成した情報処理機能を
有するシステムの開発が進展している。この種のシステ
ムは比較的小規模な情報処理システムとして、あるいは
パーソナルユースのシステムとして構成され、その軽便
さにより種々益するところが多い。一方、この種のシス
テムにおける一つの問題は、装置本体と媒体間で信号の
授受を行なうための端子数が多くなるが、すべての端子
部で信号伝送のための電気的接触を十分に確保した上、
なおかつ媒体の挿抜を容易にする必要があるということ
であり、この問題に関しては種々の対応策が提案されて
いる（例えば、特開昭59−60522号公報，特開昭59−160
875号公報，特開昭60−29994号公報参照）。
を着脱自在に装着し得るように構成した情報処理機能を
有するシステムの開発が進展している。この種のシステ
ムは比較的小規模な情報処理システムとして、あるいは
パーソナルユースのシステムとして構成され、その軽便
さにより種々益するところが多い。一方、この種のシス
テムにおける一つの問題は、装置本体と媒体間で信号の
授受を行なうための端子数が多くなるが、すべての端子
部で信号伝送のための電気的接触を十分に確保した上、
なおかつ媒体の挿抜を容易にする必要があるということ
であり、この問題に関しては種々の対応策が提案されて
いる（例えば、特開昭59−60522号公報，特開昭59−160
875号公報，特開昭60−29994号公報参照）。
［発明が解決しようとする問題点］ この種のシステムは、記録媒体と装置本体間の接続部
に関して所定の画一的仕様を満足するように構成すれ
ば、内部構成においては種々異なる記録媒体を選択的に
接続して用いることが可能となる。しかしながら、記録
媒体の内部構成が、例えばRAM（ランダムアクセスメモ
リ）であったりROM（リードオンリーメモリ）であった
りすれば、当然ながら装置本体と媒体間で許容される情
報転送速度がメモリの種類により桁違いに異なる。また
このほか、たとえメモリの種類は同じでも、その容量が
種々異なる場合がある。したがって、使用される記録媒
体として種々異なる内部構成のものを適用可能なように
システムを構築するには、記録媒体側および装置本体側
において所要の対応をする必要がある。
に関して所定の画一的仕様を満足するように構成すれ
ば、内部構成においては種々異なる記録媒体を選択的に
接続して用いることが可能となる。しかしながら、記録
媒体の内部構成が、例えばRAM（ランダムアクセスメモ
リ）であったりROM（リードオンリーメモリ）であった
りすれば、当然ながら装置本体と媒体間で許容される情
報転送速度がメモリの種類により桁違いに異なる。また
このほか、たとえメモリの種類は同じでも、その容量が
種々異なる場合がある。したがって、使用される記録媒
体として種々異なる内部構成のものを適用可能なように
システムを構築するには、記録媒体側および装置本体側
において所要の対応をする必要がある。
なお、上述のようなシステムは、種々のデータ処理シ
ステムのほか、画像情報の記録媒体としてICメモリカー
ドを適用する電子スチルカメラシステムのような形態の
ものを含む。
ステムのほか、画像情報の記録媒体としてICメモリカー
ドを適用する電子スチルカメラシステムのような形態の
ものを含む。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、
電子スチルカメラシステムの記録媒体として種々の態様
のものを適用するにつき、媒体側では自己の構成態様に
関する情報を保持し、カメラ側ではこの情報を判読して
対応できるシステムを実現しようとするものである。
電子スチルカメラシステムの記録媒体として種々の態様
のものを適用するにつき、媒体側では自己の構成態様に
関する情報を保持し、カメラ側ではこの情報を判読して
対応できるシステムを実現しようとするものである。
［問題点を解決するための手段および作用］ 本発明のメモリカードは、電子スチルカメラに着脱自
在な所定の複数態様のメモリカードを選択的に適用し
て、上記電子スチルカメラおよびメモリカード間で情報
信号の授受をなし得るように構成された電子スチルカメ
ラシステムに適用するためのメモリカードであって、 自己が適用される当該電子スチルカメラで選択される
べきアクセス速度を特定するための第１の情報および自
己に記憶可能な記憶容量を表わす第２の情報並びに自己
が適用される当該電子カメラで扱われる画像の画質を表
わす第３の情報を上記電子スチルカメラにおいて判読可
能となるように保持する手段を具備してなる。
在な所定の複数態様のメモリカードを選択的に適用し
て、上記電子スチルカメラおよびメモリカード間で情報
信号の授受をなし得るように構成された電子スチルカメ
ラシステムに適用するためのメモリカードであって、 自己が適用される当該電子スチルカメラで選択される
べきアクセス速度を特定するための第１の情報および自
己に記憶可能な記憶容量を表わす第２の情報並びに自己
が適用される当該電子カメラで扱われる画像の画質を表
わす第３の情報を上記電子スチルカメラにおいて判読可
能となるように保持する手段を具備してなる。
［実 施 例］ 本実施例の記録媒体としてのメモリカードは、電子ス
チルカメラに着脱自在に使用される。本実施例では、同
一の電子スチルカメラで複数種のメモリカードを使用で
きるようにするため、カメラ本体側で識別可能な種類識
別情報をメモリカードに内蔵させる構成とする。つま
り、メモリカードとしては種類を表わす情報を保有させ
る構成が必要であり、カメラ本体側ではメモリカードの
情報を解読してそれに対応した動作を行なう構成とする
必要がある。そこで、まず、メモリカードについて具体
的な実施例を述べる。
チルカメラに着脱自在に使用される。本実施例では、同
一の電子スチルカメラで複数種のメモリカードを使用で
きるようにするため、カメラ本体側で識別可能な種類識
別情報をメモリカードに内蔵させる構成とする。つま
り、メモリカードとしては種類を表わす情報を保有させ
る構成が必要であり、カメラ本体側ではメモリカードの
情報を解読してそれに対応した動作を行なう構成とする
必要がある。そこで、まず、メモリカードについて具体
的な実施例を述べる。
１枚のメモリカードには、水平解像度（画質）を識別
する解像度情報Ir,そのメモリカードに納められる撮影
駒数を識別する駒数情報Is,カード内のメモリICの種類
を識別するメモリ種別情報Imが保有されている。そし
て、上記解像度情報Ir,駒数情報Is,メモリ種別情報Imが
それぞれ異なる複数種のメモリカードを使い分けて１台
の電子スチルカメラに装着することにより、電子スチル
カメラを適宜の動作モードを設定することができる。上
記解像度情報Ir,駒数情報Is,メモリ種別情報Imの各種情
報として、 a.解像度情報Ir （１）ホームVTRレベル（VHS,β） ……約250本 （２）現行放送レベル ……約350本 （３）EDTVレベル ……約500本 b.駒数情報Is （１）８駒 （２）16駒 （３）24駒 （４）32駒 c.メモリ種別情報Im （１）RAM （２）ROM 上記解像度情報Irとして２ビット，駒数情報Isとして
２ビット，メモリ種別情報Imとして１ビットがそれぞれ
必要であるので、合計で５ビットの情報信号があれば上
記各種情報を識別することが可能である。
する解像度情報Ir,そのメモリカードに納められる撮影
駒数を識別する駒数情報Is,カード内のメモリICの種類
を識別するメモリ種別情報Imが保有されている。そし
て、上記解像度情報Ir,駒数情報Is,メモリ種別情報Imが
それぞれ異なる複数種のメモリカードを使い分けて１台
の電子スチルカメラに装着することにより、電子スチル
カメラを適宜の動作モードを設定することができる。上
記解像度情報Ir,駒数情報Is,メモリ種別情報Imの各種情
報として、 a.解像度情報Ir （１）ホームVTRレベル（VHS,β） ……約250本 （２）現行放送レベル ……約350本 （３）EDTVレベル ……約500本 b.駒数情報Is （１）８駒 （２）16駒 （３）24駒 （４）32駒 c.メモリ種別情報Im （１）RAM （２）ROM 上記解像度情報Irとして２ビット，駒数情報Isとして
２ビット，メモリ種別情報Imとして１ビットがそれぞれ
必要であるので、合計で５ビットの情報信号があれば上
記各種情報を識別することが可能である。
第１図はメモリカードの電子スチルカメラ本体側への
接続側部分の構造を示す。
接続側部分の構造を示す。
メモリカード１のコネクタ端子として、上記解像度情
報Irに関する２ビット（A,Bビット）構成の端子T1,T2,
上記駒数情報Isに関する２ビット（A,Bビット）構成の
端子T3,T4,上記メモリ種別情報Imに関する１ビット構成
の端子T5,電子スチルカメラ本体側からメモリカード１
内の図示しないメモリICの回路へ電源電圧Vccを供給す
るための端子Tv,電子スチルカメラ本体側と共通のGND
（アース）端子Tg等を有する。端子Tv,Tgは、メモリカ
ード１が電子スチルカメラ本体に装着されるときそれぞ
れ“H",“L"となり、メモリカード１内の回路に電源が
供給される。上記各情報端子T1〜T5はカード基板に形成
された回路パターン1aに接続されている。回路パターン
1aはメモリカード１の種類に応じて予め製造工程で上記
各情報端子T1〜T5が上記端子Tv,Tgのいずれかに接続す
るよう形成されたものである。したがって、電子スチル
カメラ本体への装着時に上記メモリカード１の各情報端
子T1〜T5は“H",“L"のいずれかのレベルとなり、電子
スチルカメラ本体側に供給される。上記各種情報Ir,Is,
Imと上記各情報端子T1〜T5のレベルとは、下記の第１表
に示す関係になっている。
報Irに関する２ビット（A,Bビット）構成の端子T1,T2,
上記駒数情報Isに関する２ビット（A,Bビット）構成の
端子T3,T4,上記メモリ種別情報Imに関する１ビット構成
の端子T5,電子スチルカメラ本体側からメモリカード１
内の図示しないメモリICの回路へ電源電圧Vccを供給す
るための端子Tv,電子スチルカメラ本体側と共通のGND
（アース）端子Tg等を有する。端子Tv,Tgは、メモリカ
ード１が電子スチルカメラ本体に装着されるときそれぞ
れ“H",“L"となり、メモリカード１内の回路に電源が
供給される。上記各情報端子T1〜T5はカード基板に形成
された回路パターン1aに接続されている。回路パターン
1aはメモリカード１の種類に応じて予め製造工程で上記
各情報端子T1〜T5が上記端子Tv,Tgのいずれかに接続す
るよう形成されたものである。したがって、電子スチル
カメラ本体への装着時に上記メモリカード１の各情報端
子T1〜T5は“H",“L"のいずれかのレベルとなり、電子
スチルカメラ本体側に供給される。上記各種情報Ir,Is,
Imと上記各情報端子T1〜T5のレベルとは、下記の第１表
に示す関係になっている。
上記第１図におけるメモリカード１の各情報端子T1〜
T5については、T1が“H",T2が“L",T3が“L",T4が“H",
T5が“L"であるので、上記第１表から、水平解像度が50
0本，撮影駒数が16駒，メモリICの種類がRAMであること
が明らかである。
T5については、T1が“H",T2が“L",T3が“L",T4が“H",
T5が“L"であるので、上記第１表から、水平解像度が50
0本，撮影駒数が16駒，メモリICの種類がRAMであること
が明らかである。
次にメモリカード１内のメモリICの構成について説明
する。
する。
まず水平解像度に関して考えると、１フィールド分
（１駒分）の画像を記憶するのに必要な記憶容量として
は、解像度が250本であれば約128KB（キロバイト）が必
要である。同じく解像度350本で約192KB,解像度500本で
約256KBが必要である。実際に使用されているメモリIC
としては、現在256Kb（キロビット）のものが量産され
ているので、１枚のメモリカードに８個のメモリICが実
装されているとして、１枚のメモリカードの記憶容量は
256KBとなる。近い将来、1Mbや4MbのメモリICが量産さ
れれば、８個のメモリICを実装したメモリカードは1MB,
4MBの記憶容量のものが実現されることになる。
（１駒分）の画像を記憶するのに必要な記憶容量として
は、解像度が250本であれば約128KB（キロバイト）が必
要である。同じく解像度350本で約192KB,解像度500本で
約256KBが必要である。実際に使用されているメモリIC
としては、現在256Kb（キロビット）のものが量産され
ているので、１枚のメモリカードに８個のメモリICが実
装されているとして、１枚のメモリカードの記憶容量は
256KBとなる。近い将来、1Mbや4MbのメモリICが量産さ
れれば、８個のメモリICを実装したメモリカードは1MB,
4MBの記憶容量のものが実現されることになる。
ここで、解像度，駒数と記憶容量の関係を下記の第２
表に示す。
表に示す。
上記第２表から明らかなように、例えば、解像度250
本で駒数８のメモリカードでは1MB（128KB×８）の記憶
容量が必要である。解像度350本で駒数16のメモリカー
ドの場合には3MB（192KB×16）の記憶容量を必要とす
る。第１図に示した解像度500本で駒数16のメモリカー
ド１の場合には4MB（256KB×16）の記憶容量を必要とす
る。
本で駒数８のメモリカードでは1MB（128KB×８）の記憶
容量が必要である。解像度350本で駒数16のメモリカー
ドの場合には3MB（192KB×16）の記憶容量を必要とす
る。第１図に示した解像度500本で駒数16のメモリカー
ド１の場合には4MB（256KB×16）の記憶容量を必要とす
る。
ところで、上記第２表に示した記憶容量のメモリカー
ドを4MbのメモリIC（4MbIC）を用いて構成した場合、メ
モリカードに実装されるメモリICの個数は下記の第３表
に示す通りとなる。
ドを4MbのメモリIC（4MbIC）を用いて構成した場合、メ
モリカードに実装されるメモリICの個数は下記の第３表
に示す通りとなる。
また、1MbのメモリICを８個実装して1MBのメモリカー
ドを構成することもできる。
ドを構成することもできる。
このように、上記メモリカード１は５ビットの各種識
別情報を共通に有するものであっても、記憶容量につい
ては解像度や駒数によって異なるので、解像度が高くか
つ駒数の多いものではメモリICの数や容量が大きくなり
メモリカードのコストは高くなる。また、解像度が低く
かつ駒数の少ないものではメモリICの数や容量が小さく
なるのでメモリカードのコストは低くなる。
別情報を共通に有するものであっても、記憶容量につい
ては解像度や駒数によって異なるので、解像度が高くか
つ駒数の多いものではメモリICの数や容量が大きくなり
メモリカードのコストは高くなる。また、解像度が低く
かつ駒数の少ないものではメモリICの数や容量が小さく
なるのでメモリカードのコストは低くなる。
次にメモリカードが装着される電子スチルカメラ本体
側の信号変換装置について説明する。
側の信号変換装置について説明する。
第２図に示すように、電子スチルカメラ本体内の信号
変換装置２の端子P1,P2に、前記メモリカード１の端子T
1,T2からの解像度情報Irに関する２ビットの信号が入力
すると、この信号はデコーダ３によって読取られてカメ
ラ本体上の液晶ディスプレイ５に解像度が表示される。
同じく端子P3,P4に、前記メモリカード１の端子T3,T4か
らの駒数情報Isに関する２ビットの信号が入力すると、
この信号はデコーダ４によって読取られ液晶ディスプレ
イ５に駒数が表示される。また、端子P5に、メモリカー
ド１の端子T5からのメモリ種別情報Imに関する１ビット
の信号が入力すると、同信号によりメモリICがRAMであ
るかROMであるか識別された結果、連写（連続写真撮
影）と単写（単一写真撮影）の別が表示される。
変換装置２の端子P1,P2に、前記メモリカード１の端子T
1,T2からの解像度情報Irに関する２ビットの信号が入力
すると、この信号はデコーダ３によって読取られてカメ
ラ本体上の液晶ディスプレイ５に解像度が表示される。
同じく端子P3,P4に、前記メモリカード１の端子T3,T4か
らの駒数情報Isに関する２ビットの信号が入力すると、
この信号はデコーダ４によって読取られ液晶ディスプレ
イ５に駒数が表示される。また、端子P5に、メモリカー
ド１の端子T5からのメモリ種別情報Imに関する１ビット
の信号が入力すると、同信号によりメモリICがRAMであ
るかROMであるか識別された結果、連写（連続写真撮
影）と単写（単一写真撮影）の別が表示される。
この第２図においては、前記第１図に示したメモリカ
ード１の情報が読取られている場合を示しており、水平
解像度が500本，駒数が16駒であることを表示してい
る。また、メモリICがRAMであるので連写が可能であ
り、連写の表示部が“1",単写の表示部が“0"になって
いる。
ード１の情報が読取られている場合を示しており、水平
解像度が500本，駒数が16駒であることを表示してい
る。また、メモリICがRAMであるので連写が可能であ
り、連写の表示部が“1",単写の表示部が“0"になって
いる。
第３図に示した信号変換装置６は、上記第２図の信号
変換装置２において表示されていた駒数が全駒数である
のに対して、残量駒数を表示するようにしたものであ
る。すなわち、まず、メモリカード１からの駒数情報Is
に関する２ビットの信号がデコーダ４で読取られると、
デコード４の出力信号はダウンカウンタ７にプリセット
された後、このプリセットされた駒数信号がデコーダ８
によって読取られて液晶ディスプレイ９に全駒数が表示
される。ダウンカウンタ７にはシャッタレリーズ信号が
カウントダウン信号として入力されるようになっている
ので、上記全駒数がプリセット表示された後、レリーズ
信号が入力する毎にダウンカウンタ７はカウントダウン
され、液晶ディスプレイ９に表示された駒数が１駒ずつ
減少していき、常に残量駒数が表示されることになる。
そのほかの、解像度情報Irおよびメモリ種別情報Imに関
する表示については上記第２図に示した実施例と同様で
ある。第３図の液晶ディスプレイ９は、水平解像度が35
0本，残量駒数が15駒であることを表示しており、ま
た、メモリICがROMであるので連写が不可能であること
を示している。
変換装置２において表示されていた駒数が全駒数である
のに対して、残量駒数を表示するようにしたものであ
る。すなわち、まず、メモリカード１からの駒数情報Is
に関する２ビットの信号がデコーダ４で読取られると、
デコード４の出力信号はダウンカウンタ７にプリセット
された後、このプリセットされた駒数信号がデコーダ８
によって読取られて液晶ディスプレイ９に全駒数が表示
される。ダウンカウンタ７にはシャッタレリーズ信号が
カウントダウン信号として入力されるようになっている
ので、上記全駒数がプリセット表示された後、レリーズ
信号が入力する毎にダウンカウンタ７はカウントダウン
され、液晶ディスプレイ９に表示された駒数が１駒ずつ
減少していき、常に残量駒数が表示されることになる。
そのほかの、解像度情報Irおよびメモリ種別情報Imに関
する表示については上記第２図に示した実施例と同様で
ある。第３図の液晶ディスプレイ９は、水平解像度が35
0本，残量駒数が15駒であることを表示しており、ま
た、メモリICがROMであるので連写が不可能であること
を示している。
また、第４図に示した電子スチルカメラ内の信号変換
装置10では、メモリカードから読込まれる解像度情報Ir
により、メモリカードに記録する画像データのサンプリ
ング用スイッチ11を切り換えている。信号変換装置10に
は42.9MHzの基準クロックを発生するクロック発振器12
があり、このクロック発振器12からの基準クロックはそ
れぞれ1/3分周器13,1/4分周器14,1/6分周器15に入力さ
れ、それぞれ14.3MHz,10.7MHz,7.16MHzの周波数信号に
分周される。サンプリング周波数が14.3MHzの場合、水
平解像度が500本の場合に相当し、サンプリング周波数1
0.7MHzでは水平解像度350本に相当し、サンプリング周
波数7.16MHzでは水平解像度250本に相当するので、上記
1/3分周器13,1/4分周器14および1/6分周器15の各出力を
解像度情報Irに応じてサンプリング用スイッチ11で切換
えている。解像度情報Irに応じたスイッチ11の出力信号
は、プロセス回路からのアナログ画像データをディジタ
ル画像データに変換するA/Dコンバータ16およびメモリ
コントロール回路17にサンプリング信号として送られ
る。A/Dコンバータ16からの画像データおよびメモリコ
ントロール回路17からのコントロール信号はメモリカー
ドのメモリICへ入力されて記録される。
装置10では、メモリカードから読込まれる解像度情報Ir
により、メモリカードに記録する画像データのサンプリ
ング用スイッチ11を切り換えている。信号変換装置10に
は42.9MHzの基準クロックを発生するクロック発振器12
があり、このクロック発振器12からの基準クロックはそ
れぞれ1/3分周器13,1/4分周器14,1/6分周器15に入力さ
れ、それぞれ14.3MHz,10.7MHz,7.16MHzの周波数信号に
分周される。サンプリング周波数が14.3MHzの場合、水
平解像度が500本の場合に相当し、サンプリング周波数1
0.7MHzでは水平解像度350本に相当し、サンプリング周
波数7.16MHzでは水平解像度250本に相当するので、上記
1/3分周器13,1/4分周器14および1/6分周器15の各出力を
解像度情報Irに応じてサンプリング用スイッチ11で切換
えている。解像度情報Irに応じたスイッチ11の出力信号
は、プロセス回路からのアナログ画像データをディジタ
ル画像データに変換するA/Dコンバータ16およびメモリ
コントロール回路17にサンプリング信号として送られ
る。A/Dコンバータ16からの画像データおよびメモリコ
ントロール回路17からのコントロール信号はメモリカー
ドのメモリICへ入力されて記録される。
なお、この第４図に示した信号変換装置10のA/Dコン
バータ16をD/Aコンバータに変えるだけで、このD/Aコン
バータからメモリカードに記録された画像データを解像
度情報Irによって読み出すことができるので、このD/A
変換された画像データをモニタにより画像として再生し
て取出すことができる。つまり、第４図に示した信号変
換装置10は記録専用の電子スチルカメラに適用されたも
のであるが、信号変換装置は記録済のメモリカードの画
像読み出しを行なう再生機にも適用されるものである。
バータ16をD/Aコンバータに変えるだけで、このD/Aコン
バータからメモリカードに記録された画像データを解像
度情報Irによって読み出すことができるので、このD/A
変換された画像データをモニタにより画像として再生し
て取出すことができる。つまり、第４図に示した信号変
換装置10は記録専用の電子スチルカメラに適用されたも
のであるが、信号変換装置は記録済のメモリカードの画
像読み出しを行なう再生機にも適用されるものである。
また、メモリ種別情報Imに関しては、メモリICがRAM
である場合とROMである場合とで信号変換装置からの読
出し可能速度とメモリICへの書込み可能な速度が異なる
ので、メモリ種別情報Imによってこれら電子スチルカメ
ラで選択されるべき速度（アクセス速度）の切換えが行
なわれる。例えば、メモリICがRAMの場合の読出し速度
と書込み速度は約13.5MHzの高速度で行なわれ、メモリI
CがROMの場合の読出し速度と書込み速度は約500Hzの低
速度で行なわれる。
である場合とROMである場合とで信号変換装置からの読
出し可能速度とメモリICへの書込み可能な速度が異なる
ので、メモリ種別情報Imによってこれら電子スチルカメ
ラで選択されるべき速度（アクセス速度）の切換えが行
なわれる。例えば、メモリICがRAMの場合の読出し速度
と書込み速度は約13.5MHzの高速度で行なわれ、メモリI
CがROMの場合の読出し速度と書込み速度は約500Hzの低
速度で行なわれる。
上述した記録媒体は、その主たる構成をまとめると、
所定の複数の様式を選択的にとり得る被記録情報信号に
対応するための信号変換装置（2,6,10）に対し、この装
置に着脱自在な所定の複数態様の記録媒体（メモリカー
ド１）を選択的に適用して、上記信号変換装置および記
録媒体間で情報信号の授受をなし得るように構成された
システムに適用するための記録媒体であって、自己の保
有する被記録情報信号の様式（画像情報における解像度
等）または記録量（既記録駒数等）もしくは信号保持形
式等の別（RAMかROMかのメモリ種別等）を表わす情報を
上記信号変換装置において判読可能となるように保持す
る手段（回路パターン1a,各情報端子T1〜T5）を具備し
てなるものである。
所定の複数の様式を選択的にとり得る被記録情報信号に
対応するための信号変換装置（2,6,10）に対し、この装
置に着脱自在な所定の複数態様の記録媒体（メモリカー
ド１）を選択的に適用して、上記信号変換装置および記
録媒体間で情報信号の授受をなし得るように構成された
システムに適用するための記録媒体であって、自己の保
有する被記録情報信号の様式（画像情報における解像度
等）または記録量（既記録駒数等）もしくは信号保持形
式等の別（RAMかROMかのメモリ種別等）を表わす情報を
上記信号変換装置において判読可能となるように保持す
る手段（回路パターン1a,各情報端子T1〜T5）を具備し
てなるものである。
［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、電子スチルカメ
ラシステムにおける記録媒体として種々の態様のものを
適用するについて、媒体側では自己の構成態様に関する
情報を保持し、カメラ側ではこの情報を判読して対応で
きるシステムが実現され、システムとしての使用時の利
便性が向上する。
ラシステムにおける記録媒体として種々の態様のものを
適用するについて、媒体側では自己の構成態様に関する
情報を保持し、カメラ側ではこの情報を判読して対応で
きるシステムが実現され、システムとしての使用時の利
便性が向上する。
第１図は、本発明の一実施例を示す記録媒体としてのメ
モリカードの一態様の要部構造を示した電気配線パター
ン、 第２図は、上記第１図に示したメモリカードを適用しう
る信号変換装置の一例を示す概略図、 第３図は、信号変換装置の他の例を示す概略図、 第４図は、信号変換装置のさらに他の例を示す概略図で
ある。 １……メモリカード（記録媒体） 1a……回路パターン（情報を保持する手段） 2,6,10……信号変換装置 T1〜T5……情報端子（情報を保持する手段）
モリカードの一態様の要部構造を示した電気配線パター
ン、 第２図は、上記第１図に示したメモリカードを適用しう
る信号変換装置の一例を示す概略図、 第３図は、信号変換装置の他の例を示す概略図、 第４図は、信号変換装置のさらに他の例を示す概略図で
ある。 １……メモリカード（記録媒体） 1a……回路パターン（情報を保持する手段） 2,6,10……信号変換装置 T1〜T5……情報端子（情報を保持する手段）
Claims (3)
- 【請求項１】電子スチルカメラに着脱自在な所定の複数
態様のメモリカードを選択的に適用して、上記電子スチ
ルカメラおよびメモリカード間で情報信号の授受をなし
得るように構成された電子スチルカメラシステムに適用
するためのメモリカードであって、 自己が適用される当該電子スチルカメラで選択されるべ
きアクセス速度を特定するための第１の情報および自己
に記憶可能な記憶容量を表わす第２の情報並びに自己が
適用される当該電子カメラで扱われる画像の画質を表わ
す第３の情報を上記電子スチルカメラにおいて判読可能
となるように保持する手段を具備してなることを特徴と
するメモリカード。 - 【請求項２】上記第１の情報および第２の情報並びに第
３の情報は所定の規約に従ったＨおよびＬの２値情報と
して保持されてなる特許請求の範囲第１項に記載のメモ
リカード。 - 【請求項３】上記第１の情報および第２の情報は書き換
え不能の情報として保持されてなる特許請求の範囲第１
項に記載のメモリカード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62227230A JP2524365B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | メモリカ―ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62227230A JP2524365B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | メモリカ―ド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6468898A JPS6468898A (en) | 1989-03-14 |
| JP2524365B2 true JP2524365B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16857547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62227230A Expired - Lifetime JP2524365B2 (ja) | 1987-09-09 | 1987-09-09 | メモリカ―ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524365B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0721172A3 (en) * | 1989-06-05 | 1997-09-24 | Canon Kk | Output device |
-
1987
- 1987-09-09 JP JP62227230A patent/JP2524365B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6468898A (en) | 1989-03-14 |
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Legal Events
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