JP2524304B2 - 動物大腸の切開装置 - Google Patents
動物大腸の切開装置Info
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- JP2524304B2 JP2524304B2 JP5214721A JP21472193A JP2524304B2 JP 2524304 B2 JP2524304 B2 JP 2524304B2 JP 5214721 A JP5214721 A JP 5214721A JP 21472193 A JP21472193 A JP 21472193A JP 2524304 B2 JP2524304 B2 JP 2524304B2
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- large intestine
- guide rod
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- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ハム、ソーセージ等の
畜産加工品や食肉用の豚、牛等の動物の大腸を自動的に
連続して切開、洗浄する装置に関するものである。
畜産加工品や食肉用の豚、牛等の動物の大腸を自動的に
連続して切開、洗浄する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、動物の大腸を切開処理する方法と
しては、手作業により腸管に沿ってナイフ等で切開する
ことにより行われていた。
しては、手作業により腸管に沿ってナイフ等で切開する
ことにより行われていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、動物の
大腸は渦巻塊状を呈しており、肉厚が薄く破れ易い、腸
管同士が薄膜状の油脂で係着しているばかりでなく汚物
が充満している、などの理由から手作業による連続切開
作業は作業者にとって困難且つ苦痛を強いるものであっ
た。また、従来は、切開して腸管内の汚物を取り出した
後に洗浄作業を行っておりて作業効率が悪いという問題
があった。本発明は、動物の大腸の切開処理方法の上記
問題点に鑑み、作業者の労力軽減、作業効率の向上及び
処理後の大腸片の均一化ができるばかりでなく、安全性
の高い動物大腸の切開装置を提供することを目的とする
ものである。
大腸は渦巻塊状を呈しており、肉厚が薄く破れ易い、腸
管同士が薄膜状の油脂で係着しているばかりでなく汚物
が充満している、などの理由から手作業による連続切開
作業は作業者にとって困難且つ苦痛を強いるものであっ
た。また、従来は、切開して腸管内の汚物を取り出した
後に洗浄作業を行っておりて作業効率が悪いという問題
があった。本発明は、動物の大腸の切開処理方法の上記
問題点に鑑み、作業者の労力軽減、作業効率の向上及び
処理後の大腸片の均一化ができるばかりでなく、安全性
の高い動物大腸の切開装置を提供することを目的とする
ものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、動
物の大腸を挿入する案内竿と、該案内竿の上方に設けら
れ動物の大腸を挟持して後方へ移送する回転移送体と、
移送されてくる動物の大腸を切開する回転刃とを備えた
動物大腸の切開装置において、前記回転移送体を、案内
竿の上部に設けられた第１及び第２の歯車と、該第１及
び第２の歯車の上方に設けられ、前記第１及び第２の歯
車と同一円弧上で噛合すると共に、案内竿に挿入された
動物の大腸を前記第１及び第２の歯車と挟持する位置に
設けられた第３の歯車とから構成した。
物の大腸を挿入する案内竿と、該案内竿の上方に設けら
れ動物の大腸を挟持して後方へ移送する回転移送体と、
移送されてくる動物の大腸を切開する回転刃とを備えた
動物大腸の切開装置において、前記回転移送体を、案内
竿の上部に設けられた第１及び第２の歯車と、該第１及
び第２の歯車の上方に設けられ、前記第１及び第２の歯
車と同一円弧上で噛合すると共に、案内竿に挿入された
動物の大腸を前記第１及び第２の歯車と挟持する位置に
設けられた第３の歯車とから構成した。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明に係る動物大腸の切開装置の側面
図、図２は回転移送体の拡大側面図、図３は図２の平面
図、図４は切開作業状態を示す側面図である。
する。図１は本発明に係る動物大腸の切開装置の側面
図、図２は回転移送体の拡大側面図、図３は図２の平面
図、図４は切開作業状態を示す側面図である。
【０００６】図１、図２、図３、図４に示すように、装
置本体１の下部には水槽２が設けられている。この水槽
２に臨んで切開処理部３が設けられている。この切開処
理部３は、動物大腸の腸管を嵌める案内竿４と、案内竿
４の上方に設けられ腸管を後方に移送する回転移送体で
ある小歯車５、６及び大歯車７と、その直後に配置され
移送されてくる腸管を切開する回転刃８とから構成され
ている。
置本体１の下部には水槽２が設けられている。この水槽
２に臨んで切開処理部３が設けられている。この切開処
理部３は、動物大腸の腸管を嵌める案内竿４と、案内竿
４の上方に設けられ腸管を後方に移送する回転移送体で
ある小歯車５、６及び大歯車７と、その直後に配置され
移送されてくる腸管を切開する回転刃８とから構成され
ている。
【０００７】案内竿４は、その先端部４ａが球状に形成
され、水を通すことができるようにパイプ状に作られて
おり、前記先端部４ａには腸内の汚物を洗い出すための
水を噴出する噴出孔４ｂが穿設されている。
され、水を通すことができるようにパイプ状に作られて
おり、前記先端部４ａには腸内の汚物を洗い出すための
水を噴出する噴出孔４ｂが穿設されている。
【０００８】案内竿４の後方上部には回転刃８と一部が
重なり合うように切欠部４ｃを形成すると共に、その後
端は水を供給するためのホース（図示せず）に連結され
ている。
重なり合うように切欠部４ｃを形成すると共に、その後
端は水を供給するためのホース（図示せず）に連結され
ている。
【０００９】回転移送体である小歯車５、６及び大歯車
７は、装置本体１の上部に設けられたモーター（図示せ
ず）からの回転を伝える大歯車駆動軸９が大歯車７に連
結され小歯車５及び６と噛み合いながら回転するように
されている。ここで小歯車５、６と大歯車７はそのギャ
ップを大腸の肉厚が通れ且つお互いが係合できる位置に
調節保持されている。そして、回転移送体により後方に
移送される腸管は、切開された後、開放されて水槽２内
に落下する。
７は、装置本体１の上部に設けられたモーター（図示せ
ず）からの回転を伝える大歯車駆動軸９が大歯車７に連
結され小歯車５及び６と噛み合いながら回転するように
されている。ここで小歯車５、６と大歯車７はそのギャ
ップを大腸の肉厚が通れ且つお互いが係合できる位置に
調節保持されている。そして、回転移送体により後方に
移送される腸管は、切開された後、開放されて水槽２内
に落下する。
【００１０】回転刃８は、案内杆４の後方上部の切欠部
４ｃに先端が位置するように垂直上方に配置されてお
り、回転刃駆動軸１０を介してモーター（図示せず）に
接続されている。
４ｃに先端が位置するように垂直上方に配置されてお
り、回転刃駆動軸１０を介してモーター（図示せず）に
接続されている。
【００１１】また、案内杆４の前方且つ下方には、案内
竿４に設けられた噴出孔４ｂから噴出する水を受け止め
られるように配置された水受部１１と、該水受部１１の
動きを感知するセンサー（図示せず）と、該水受部１１
の動きに連動して上下動する水遮蔽扉１２が設けられ、
切開処理中の動物の大腸が案内竿４から抜け落ちた際に
噴出孔４ｂから噴出された水の床等への飛散を防止でき
るようにされている。
竿４に設けられた噴出孔４ｂから噴出する水を受け止め
られるように配置された水受部１１と、該水受部１１の
動きを感知するセンサー（図示せず）と、該水受部１１
の動きに連動して上下動する水遮蔽扉１２が設けられ、
切開処理中の動物の大腸が案内竿４から抜け落ちた際に
噴出孔４ｂから噴出された水の床等への飛散を防止でき
るようにされている。
【００１２】更に、装置本体１の後方下部には水槽２に
連通して洗浄ドラム１３が設けられ切開後の動物の大腸
を洗浄できるようにされている。
連通して洗浄ドラム１３が設けられ切開後の動物の大腸
を洗浄できるようにされている。
【００１３】次に、本発明の本実施例の作用について説
明する。まず、水槽２中の塊状の大腸の腸管の一端を案
内杆４の先端４ａに人手により供給すると、回転移送体
である小歯車５、６及び大歯車７により後方に移送され
る。送り込まれた腸管は、回転移送体の進行方向に逆ら
って回転する回転刃８により切開される。このとき、腸
管内の汚物は案内杆４の噴出孔４ｂからでる水により、
洗い落とされる。これにより案内杆４に供給された大腸
は、案内杆４の球状の先端部４ａにおいて抵抗を受ける
ことがなく、且つ小歯車５、６及び大歯車７の挟持と回
転により移送される。そのため破損や案内杆４からの落
下のおそれを低減することができる。回転刃８により切
開された腸管は案内杆４の後端まで移送されて切開面か
ら分かれて水槽２に落ちる。以上のように切開作業は大
腸が全長にわたり切開されるまで速やかに連続して行わ
れる。切開処理中の動物の大腸が案内竿４から抜け落ち
た際には噴出孔４ｂから噴出する水の圧力により、水受
部１１が獅子脅しの如く上下動し、その動きをセンサー
で感知することにより水遮蔽扉１２が上動し噴出水を遮
りその飛散を防止すると共に噴出する水を停止させるよ
うにされており、再び大腸を案内竿４へ嵌入することが
容易にできるようにされている。
明する。まず、水槽２中の塊状の大腸の腸管の一端を案
内杆４の先端４ａに人手により供給すると、回転移送体
である小歯車５、６及び大歯車７により後方に移送され
る。送り込まれた腸管は、回転移送体の進行方向に逆ら
って回転する回転刃８により切開される。このとき、腸
管内の汚物は案内杆４の噴出孔４ｂからでる水により、
洗い落とされる。これにより案内杆４に供給された大腸
は、案内杆４の球状の先端部４ａにおいて抵抗を受ける
ことがなく、且つ小歯車５、６及び大歯車７の挟持と回
転により移送される。そのため破損や案内杆４からの落
下のおそれを低減することができる。回転刃８により切
開された腸管は案内杆４の後端まで移送されて切開面か
ら分かれて水槽２に落ちる。以上のように切開作業は大
腸が全長にわたり切開されるまで速やかに連続して行わ
れる。切開処理中の動物の大腸が案内竿４から抜け落ち
た際には噴出孔４ｂから噴出する水の圧力により、水受
部１１が獅子脅しの如く上下動し、その動きをセンサー
で感知することにより水遮蔽扉１２が上動し噴出水を遮
りその飛散を防止すると共に噴出する水を停止させるよ
うにされており、再び大腸を案内竿４へ嵌入することが
容易にできるようにされている。
【００１４】
【発明の効果】本発明では、以上のように構成したの
で、以下の優れた効果がある。 （１）案内竿に挿入された大腸を確実に保持しながら回
転刃まで移送することができる。 （２）安全に作業することができ且つ、作業者の労力を
軽減し、作業効率を向上させることができる。 （３）製品としての大腸片の均一化ができる。
で、以下の優れた効果がある。 （１）案内竿に挿入された大腸を確実に保持しながら回
転刃まで移送することができる。 （２）安全に作業することができ且つ、作業者の労力を
軽減し、作業効率を向上させることができる。 （３）製品としての大腸片の均一化ができる。
【００１５】
【図１】本発明に係る動物大腸の切開装置の側面図であ
る。
る。
【図２】回転移送体の拡大側面図である。
【図３】図２の平面図である。
【図４】切開作業状態を示す側面図である。
１ 装置本体 ２ 水槽 ３ 切開処理部 ４ 案内竿 ４ａ 先端部 ４ｂ 噴出孔 ４ｃ 切欠部 ５ 小歯車 ６ 小歯車 ７ 大歯車 ８ 回転刃 ９ 大歯車駆動軸 １０ 回転刃駆動軸 １１ 水受部 １２ 水遮蔽扉 １３ 洗浄ドラム
Claims (2)
- 【請求項１】動物の大腸を挿入する案内竿（４）と、該
案内竿（４）の上方に設けられ動物の大腸を挟持して後
方へ移送する回転移送体と、移送されてくる動物の大腸
を切開する回転刃（８）とを備えた動物大腸の切開装置
において、前記回転移送体は案内竿（４）の上部に設け
られた第１及び第２の歯車（５、６）と、該第１及び第２の歯車（５、６）の 上方に設けられ、前
記第１及び第２の歯車（５、６）と同一円弧上で噛合す
ると共に、案内竿（４）に挿入された動物の大腸を前記
第１及び第２の歯車（５、６）と挟持する位置に設けら
れた第３の歯車（７）とから成ることを特徴とする動物
大腸の切開装置。 - 【請求項２】動物の大腸を挿入する案内竿（４）と、該
案内竿（４）の上方に設けられ動物の大腸を挟持して後
方へ移送する回転移送体と、移送されてくる動物の大腸
を切開する回転刃（８）とを備えた動物大腸の切開装置
において、案内竿（４）に設けられた水噴出部（４ｂ）
と、案内竿（４）の前方且つ下方に設けられた水受部
（１１）と、該水受部（１１）の動きを感知するセンサ
ーと、該水受部（１１）の動きに連動して上下動する水
遮蔽部（１２）とを設けたことを特徴とする動物大腸の
切開装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5214721A JP2524304B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 動物大腸の切開装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5214721A JP2524304B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 動物大腸の切開装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0723694A JPH0723694A (ja) | 1995-01-27 |
| JP2524304B2 true JP2524304B2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=16660527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5214721A Expired - Fee Related JP2524304B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 動物大腸の切開装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2524304B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4623427B2 (ja) * | 2003-10-17 | 2011-02-02 | 食肉生産技術研究組合 | 動物大腸の切開装置 |
| CN115299481B (zh) * | 2022-08-04 | 2024-03-22 | 湖南味佳棒食品有限公司 | 一种可食用动物大肠辅助清理装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0816982B2 (ja) * | 1984-09-28 | 1996-02-21 | 株式会社東芝 | 光学式記録再生装置におけるドロツプアウトコントロ−ル装置 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5214721A patent/JP2524304B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0723694A (ja) | 1995-01-27 |
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