JP3467539B2 - 牛の大腸切開装置 - Google Patents

牛の大腸切開装置

Info

Publication number
JP3467539B2
JP3467539B2 JP29635299A JP29635299A JP3467539B2 JP 3467539 B2 JP3467539 B2 JP 3467539B2 JP 29635299 A JP29635299 A JP 29635299A JP 29635299 A JP29635299 A JP 29635299A JP 3467539 B2 JP3467539 B2 JP 3467539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
large intestine
cutter
rotary drum
washing
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29635299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001112408A (ja
Inventor
上 景 一 池
引 敏 之 石
Original Assignee
食肉生産技術研究組合
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 食肉生産技術研究組合 filed Critical 食肉生産技術研究組合
Priority to JP29635299A priority Critical patent/JP3467539B2/ja
Publication of JP2001112408A publication Critical patent/JP2001112408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3467539B2 publication Critical patent/JP3467539B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】食肉牛の大腸を破損すること
なく、連続して切開し、洗浄する装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来より、食肉用動物の大腸を切開し洗
浄する方法としては、手作業により腸管に沿ってナイフ
等で切開するのが主流であるが、特開平7−23694
に食肉用動物の大腸切開装置が記載されている。この装
置は、大腸を導くための案内竿の先端に水洗部を設け、
かつ竿上に大腸を後送するための歯車を設置することに
より、連続的に大腸内部を洗浄し切開するものである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、牛の大
腸に関しては、腸管周囲を取り巻く脂肪組織が全体的に
厚く、かつ肉厚が薄く、破れやすい状態であり、また、
腸内の汚物が存在するため、手作業で連続切開するのは
困難かつ苦痛が伴なってしまう。従来の装置を用いて切
開洗浄を行うにしても、大腸を後送するための歯車が可
食部である大腸組織を損傷し、商品価値をさげ、かつ洗
浄が大腸の内壁面に対して直面する状態で噴射されるも
のでなかったため、汚物が完全に除去出来ず、食品衛生
上からも問題があった。 【0004】そこで、本発明は、以上の問題点を解決す
る為になされたものであり、作業者の労力や苦痛を軽減
し、食品衛生上からも安全性の高い、食肉牛の大腸切開
装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明における、請求項1の発明は、牛から摘出した大腸を
定位置に配置する螺旋状のガイドが外面に設けられた回
転ドラムと、前記螺旋状のガイドのリード変化に伴い移
動するカッターと、未処理の大腸を積載された状態で前
記カッターの取り付け位置に応じて設置位置が変化する
受け皿と、回転ドラムに巻かれている大腸の切断線に向
かって洗浄水を噴射し、大腸の内容物を洗い流す噴水手
段とを備えていることを特徴とする。 【0006】この発明では、食肉牛の大腸を、回転ドラ
ムに設けられたガイドに螺旋状に張巻し、回転ドラムの
回転に応じて変化するガイドのリードと同速度でカッタ
ー及び受け皿を移動させることにより、大腸の切開予定
面が固定されて連続切開が容易になり、かつ大腸に無理
な張力が加わるのを防ぐことができるので切断されるの
を防ぐ事ができ、かつ切開された大腸の内壁部を同時洗
浄することが可能となる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図
1,2及び図3に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は本発明の実施の形態1に係る牛の
大腸切開装置の斜視図であり、図2は大腸の切開開始時
に於ける円筒型の回転ドラム4上で大腸端部を固定する
様子を表わした状態図である。図1にて、1は牛の大腸
切開装置の本体である。本体1は、4本の支柱2a,2
b,2c,2dと、前面部の壁面3a,後背部の壁面3
b,左側の壁面3c,右側の壁面3d,及び底部の壁面
3eとを溶着させることにより装置の外装を形成されて
いる。装置外装の右側の壁面3d及び左側の壁面3cに
は、洗浄廃水を除くためのWa、処理後の大腸を取りだ
すためのWbがそれぞれ設けられている。 【0008】大腸を張巻するための回転ドラム4は本体
1の上部に設けられており、前記回転ドラム4には回転
面に大腸の一端を固定するためのクランプ5及び大腸を
張巻する際に位置がずれないようにするためのガイド6
が螺旋状に設けられている。回転ドラム4の大腸端部を
固定する側の側面には、クランプ5を上下させて回転ド
ラム4から浮かせるためのレバー7が設けられている。
回転ドラム4の回転軸8の一端は、本体1の上部に設置
された駆動部9に連動されている。この駆動部9は回転
ドラム4に回転動力を与え、切り替えレバー10及び外
部電源に接続するためのコード11を備えている。前記
の切り替えレバー10は,大腸の洗浄時と洗浄処理後で
傾斜方向を変える滑り台10aの傾斜方向の切り替え及
び後述するジャッキの伸縮調節を行なう。 【0009】本体1の後壁面3bの上部には、大腸を切
開するためのカッター12と 大腸内部を洗浄するため
の水洗部13とを固定した保持体14が、雌螺子機能を
備えたキャリア15に接合されている。前記のキャリア
15は一端を駆動部9に連動して回転するボルトバー1
6によって螺入されており、また、このボルトバー16
の駆動部9と反対側の端部は、後壁面3bの上部に設置
された軸受け17で支持されている。 【0010】本体1の前壁面3aの底部には、螺子を施
した回転軸であるボルトバー18が軸受け19a,19
bによって支持されている。このボルトバー18は一端
にギア20を有しており、チェーン20aを介して駆動
部9と連動している。また、前記ボルトバー18は雌螺
子機能を備えた移動支持体であるキャリア21に螺入す
る状態で挿通されている。このキャリア21には、ジャ
ッキ22に固着したL字板23が接合されている。ジャ
ッキ22の支持軸24は、未処理大腸の受け皿25に接
合されたL字板26を挿通し、先端に脱落防止のための
キャップ28が設けられている。受け皿25は、両端を
止め具27a,27bで固定された支持棒27で支えら
れ、前記の支持棒27上を滑動する。本体1の下には一
対のフットペダル29a,29bが設けられており、フ
ットペダル29aを踏むと回転ドラム4は右回転し、フ
ットペダル29bを踏むと回転ドラム4は左回転する。
フットペダル29a,29bよりのびたリード線30は
駆動部9に接続されている。 【0011】以上の構成に於て、動作は次のようにな
る。先ず、駆動部に設置されているレバー10を操作し
て本体1の下部に設けられた滑り台10を右下りの傾斜
にセットする。次に、フットペダル29aを踏むことに
より、回転ドラム4を回転させ、未処理の大腸の受け皿
25とカッター12,水洗部13を備えたキャリア15
とを回転ドラム4の端に設けたクランプ5の所まで移動
させる。次に未処理の大腸を受け皿25の中に入れ、大
腸の一端を取りだし、レバー7を解除することによって
回転ドラム4の面上にてすき間をもったクランプ5を大
腸内に挿入する。次にレバー7をロックし、クランプ5
が大腸をはさんだ状態にする。 【0012】この状態で水洗部13より水を噴出させ、
フットペダル29aを踏み、大腸の切開を開始する。フ
ットペダル29aを踏んでいる間は、回転ドラム4が右
回転し、これと連動してボルトバー16が回転し、カッ
ター12,水洗部13を備えたキャリア15が駆動部9
方向に移動する。また、回転ドラム4が右回転するのに
連動して、受け皿25も駆動部9方向へ移動する。従っ
てフットペダル28を踏んでいる間は、大腸はカッター
12で切開され、水洗部13で洗浄されながらガイド6
に沿って回転ドラム4上に巻き取られて行く。図2は未
処理の大腸が回転ドラム4上に固定され切開洗浄される
様子を表わした状態図である。図2にて、31は大腸の
脂肪、32は大腸組織、33は汚物であり、脂肪31に
覆われた大腸組織32がクランプ5によって固定され、
回転ドラム4上でカッター12によって切開され、水洗
部13によって汚物33が除去され、ガイド6に沿って
回転ドラム4に巻き取られて行く様子を表わしている。
大腸内部の洗浄の際に生じる汚水は、図に示す滑り台1
0aの傾斜している方向に流れ、開口部Waより排出さ
れる。 【0013】大腸の切開処理が終了した際には、レバー
10を操作して滑り台10aの傾斜方向を上記と逆の左
下りにする。次にカッター12の設置角度をかえて刃先
が大腸に触れないようにする。フットペダル29bを踏
み、回転ドラム4を上記と逆の左回りに回転させる。回
転ドラム4が左回転をすることにより、巻かれていた洗
浄切開処理済みの大腸は、滑り台10の上に落下し、滑
り台10が傾斜している方向に搬出されるため、開口部
Wbより回収される。 【0014】実施の形態2.図3は、本発明中に使用さ
れている回転ドラム4の別の形態を表わしたもので、ガ
イド6間の回転面が凸状曲面になっている事のみ実施の
形態1と異なっている。この実施の形態では、回転ドラ
ム4上に設けられたガイド6間が凸状曲面であるため、
クランプ5によって固定され、脂肪31に覆われた大腸
組織32がカッター12によって切開されると切開部が
広く開き、汚物33を水洗部13で洗浄する効力が増加
する。 【0015】以上の説明から明らかなように、請求項1
の発明によれば、回転ドラム上に螺旋状のガイドが設け
られ、このガイドのリードに応じてカッター及び水洗部
が移動し、かつ、受け皿が連動して移動する構造とした
ので、牛の大腸を洗浄切開する際には、大腸を誤って切
断することなく、連続的に切開洗浄することができる。
この結果、これまで苦痛を多く伴っていた処理作業が、
機械で行なわれるため、従業者の苦痛が軽減され、か
つ、食品衛生上からも好ましい状況をもたらすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の、実施の形態に係る牛の大腸切開装置
の斜視図である。 【図2】本発明の、実施の形態1で用いられている回転
ドラムに大腸が固定される様子を説明する状態図であ
る。 【図3】本発明の、実施の形態2で用いられている回転
ドラムに大腸が固定される様子を説明する状態図であ
る。 【符号の説明】 1 本体 2a 支柱 2b 支柱 2c 支柱 2d 支柱 3a 前壁面 3b 後壁面 3c 右壁面 3d 左壁面 4 回転ドラム 5 クランプ 6 ガイド 7 レバー 8 回転軸 9 駆動部 10 レバー 10a 滑り台 11 コード 12 カッター 13 水洗部 14 保持体 15 キャリア 16 ボルトバー 17 軸受け 18 ボルトバー 19a 軸受け 19b 軸受け 20 ギア 20a チェーン 21 キャリア 22 ジャッキ 23 L字板 24 支持軸 25 受け皿 26 L字板 27a 止め具 27b 止め具 28 キャップ 29a フットペダル 29b フットペダル 30 リード線 31 脂肪 32 大腸組織 33 汚物 Wa 開口部 Wb 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−300165(JP,A) 特公 昭43−10315(JP,B1) 米国特許4249284(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A22C 17/14 A22C 17/16

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 牛から摘出した大腸を定位置に配置す
    る螺旋状のガイドが外面に設けられた回転ドラムと、前
    記ガイドのリードに応じて移動するカッターと、未処理
    の大腸を積載された状態で前記カッターの移動に応じて
    設置位置が移動する受け皿と、回転ドラムに巻かれてい
    る大腸の切断線に向かって洗浄水を噴射し、大腸の内容
    物を洗い流す噴水手段とを備えていることを特徴とする
    牛の大腸切開装置。
JP29635299A 1999-10-19 1999-10-19 牛の大腸切開装置 Expired - Fee Related JP3467539B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29635299A JP3467539B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 牛の大腸切開装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29635299A JP3467539B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 牛の大腸切開装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001112408A JP2001112408A (ja) 2001-04-24
JP3467539B2 true JP3467539B2 (ja) 2003-11-17

Family

ID=17832451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29635299A Expired - Fee Related JP3467539B2 (ja) 1999-10-19 1999-10-19 牛の大腸切開装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3467539B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008121839A1 (en) 2007-03-29 2008-10-09 Jbs Swift & Company Method and system for washing intestines
JP2009247228A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Tokyo Getto:Kk 腸管切開洗浄装置
CN113951308A (zh) * 2021-11-26 2022-01-21 会同县木叶山兔业有限公司 一种自动冲洗式兔肉分切机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001112408A (ja) 2001-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0706761B1 (en) Device for removing the layer of abdominal fat or leaf fat from a slaughtered animal
AU666515B2 (en) Automatic or semiautomatic cat litter box
US4073040A (en) Machine for process of poultry gizzards
US5735735A (en) Method for the automatic gutting of fish and an apparatus for implementing the method
CN1031013A (zh) 从动物屠体段回收肉的工艺和装置
JPS61100147A (ja) 屠殺された家禽からえぶくろ及び食道を抽出する装置
EP3016519B1 (en) A skinning device and method for removing skin from an animal carcass
JP3467539B2 (ja) 牛の大腸切開装置
US4229860A (en) Cattle skinning process and apparatus therefor
KR20200000206A (ko) 반려동물용 배변패드를 포함하는 배변기
EP0258499B1 (en) Apparatus and assembly to remove fat from slaughtered poultry
JPH11243933A (ja) 栗の鬼皮剥ぎ取り装置
US4998324A (en) Animal intestine incising apparatus
JP2009247228A (ja) 腸管切開洗浄装置
CA2247539C (en) Method and apparatus for cleaning animal intestines
DK176494B1 (da) Apparat og fremgangsmåde til behandling af pelsdyrskind
JP2002027905A (ja) 牛大腸切開機
JP4049489B2 (ja) 魚類のピンボーン自動除去装置
JP3081837B1 (ja) 大腸の自動切開装置
JP2524304B2 (ja) 動物大腸の切開装置
GB2023992A (en) Method of and machine for washing animal casings
KR200169198Y1 (ko) 탈피기용 안내기어의 구조
CA2094876C (en) Fish fin remover
JPH10191938A (ja) 魚卵洗浄装置
RU2271670C2 (ru) Линия для обработки мышечных желудков птицы

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees