JP2524126Y2 - インスタント写真式複写装置 - Google Patents
インスタント写真式複写装置Info
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- G03B17/48—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor adapted for combination with other photographic or optical apparatus
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- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
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- G03B27/527—Projection optics for slit exposure in which the projection optics move as a whole in a translatory movement
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- G03B27/542—Lamp housings; Illuminating means for copying cameras, reflex exposure lighting
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- G03B27/73—Controlling exposure by variation of spectral composition, e.g. multicolor printers
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- General Physics & Mathematics (AREA)
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- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
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- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Projection-Type Copiers In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は原稿，原画，写真等の
被写体をインスタントフィルムに複写するインスタント
写真式複写装置に関する。
被写体をインスタントフィルムに複写するインスタント
写真式複写装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】被写体、例えば原稿，写真，原画等をイ
ンスタント写真感光材に複写するインスタント写真式複
写装置として、被写体の細領域をインスタント写真感光
材の感光面に結像する光学手段が設けられ、この光学手
段をインスタント写真感光材の感光面に対して平行に移
動しつつ被写体の細領域をインスタント写真感光材の感
光面に次々と結像する構成のものがある。
ンスタント写真感光材に複写するインスタント写真式複
写装置として、被写体の細領域をインスタント写真感光
材の感光面に結像する光学手段が設けられ、この光学手
段をインスタント写真感光材の感光面に対して平行に移
動しつつ被写体の細領域をインスタント写真感光材の感
光面に次々と結像する構成のものがある。
【０００３】この種のインスタント写真式複写装置で
は、被写体の設置部にインスタント写真感光材の感光面
の露光特性を可変とする光学フィルタが着脱可能に設け
られ、この光学フィルタにより必要に応じてインスタン
ト写真感光材の感光面の露光特性を変えられるようにな
っているものがある（特開平１−３２１４２９号）。
は、被写体の設置部にインスタント写真感光材の感光面
の露光特性を可変とする光学フィルタが着脱可能に設け
られ、この光学フィルタにより必要に応じてインスタン
ト写真感光材の感光面の露光特性を変えられるようにな
っているものがある（特開平１−３２１４２９号）。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造にあっては、高価な光学フィルタを被写体の設置
部の大きさに応じて大きく形成する必要があり、高コス
トであるという問題がある。
来構造にあっては、高価な光学フィルタを被写体の設置
部の大きさに応じて大きく形成する必要があり、高コス
トであるという問題がある。
【０００５】この考案の目的は、インスタントフィルム
の現像色調を変更する色補正フィルタを着脱可能とし
て、現像色調の異なるインスタントフィルムの色バラン
スを補正して色再現性を良くすることである。
の現像色調を変更する色補正フィルタを着脱可能とし
て、現像色調の異なるインスタントフィルムの色バラン
スを補正して色再現性を良くすることである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この考案に係るインスタ
ント写真式複写装置は、被写体をインスタントフィルム
に複写するインスタント写真式複写装置であって、上記
被写体上に載置されるケースの上面部には、上記インス
タントフィルムの感光面が上記被写体と対向するように
配置してあり、上記ケースには、その上下両面に上記イ
ンスタントフィルム及び上記被写体と対向する光透過可
能な開口部が形成してあり、上記ケースの内部には、上
記被写体を照らす照明手段と、上記インスタントフィル
ムの感光面に対して平行に移動可能であるキャリアと、
上記キャリアに搭載されて上記被写体の細領域を上記イ
ンスタントフィルムの感光面に結像するロッドレンズア
レイと、上記インスタントフィルムへの不要光の入射を
防止する遮光手段とが設けてあり、上記キャリアには、
上記被写体と上記ロッドレンズアレイとの間の光路又は
上記ロッドレンズアレイと上記インスタントフィルムの
感光面との間の光路 に位置して上記インスタントフィル
ムの現像色調を変更する色補正フィルタが着脱可能に設
けてあることを特徴とするものである。
ント写真式複写装置は、被写体をインスタントフィルム
に複写するインスタント写真式複写装置であって、上記
被写体上に載置されるケースの上面部には、上記インス
タントフィルムの感光面が上記被写体と対向するように
配置してあり、上記ケースには、その上下両面に上記イ
ンスタントフィルム及び上記被写体と対向する光透過可
能な開口部が形成してあり、上記ケースの内部には、上
記被写体を照らす照明手段と、上記インスタントフィル
ムの感光面に対して平行に移動可能であるキャリアと、
上記キャリアに搭載されて上記被写体の細領域を上記イ
ンスタントフィルムの感光面に結像するロッドレンズア
レイと、上記インスタントフィルムへの不要光の入射を
防止する遮光手段とが設けてあり、上記キャリアには、
上記被写体と上記ロッドレンズアレイとの間の光路又は
上記ロッドレンズアレイと上記インスタントフィルムの
感光面との間の光路 に位置して上記インスタントフィル
ムの現像色調を変更する色補正フィルタが着脱可能に設
けてあることを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】色補正フィルタを着脱することにより、インス
タントフィルムの現像色調を変更でき、現像色調の異な
るインスタントフィルムであっても色バランスを補正し
て被写体をきれいに複写できる。そしてこの色補正フィ
ルタはキャリアに着脱可／能に搭載されるので、交換が
容易である。
タントフィルムの現像色調を変更でき、現像色調の異な
るインスタントフィルムであっても色バランスを補正し
て被写体をきれいに複写できる。そしてこの色補正フィ
ルタはキャリアに着脱可／能に搭載されるので、交換が
容易である。
【０００８】
【実施例】図１において、被写体としての原稿１上に載
置されるケース２は光を遮蔽する材質で形成されてお
り、ケース２の底部には底板２ａがヒンジ３を中心とし
て回転可能に取り付けてある。底板２ａには原稿１を透
視可能な開口部である窓穴２ｂが形成してあり、窓穴２
ｂには透明板２ｃが底板２ａの底面と面一に固着してあ
る。
置されるケース２は光を遮蔽する材質で形成されてお
り、ケース２の底部には底板２ａがヒンジ３を中心とし
て回転可能に取り付けてある。底板２ａには原稿１を透
視可能な開口部である窓穴２ｂが形成してあり、窓穴２
ｂには透明板２ｃが底板２ａの底面と面一に固着してあ
る。
【０００９】また、ケース２の上面板２ｄには底板２ａ
の窓穴２ｂと対向する位置関係で開口部２ｅが形成して
あり、ケース上には、下面に開口部２ｅと対向している
窓穴４ａを備えかつ内部にインスタント写真感光材であ
るインスタントフィルム５を収納しているカセットホル
ダ４が取り付けてある。
の窓穴２ｂと対向する位置関係で開口部２ｅが形成して
あり、ケース上には、下面に開口部２ｅと対向している
窓穴４ａを備えかつ内部にインスタント写真感光材であ
るインスタントフィルム５を収納しているカセットホル
ダ４が取り付けてある。
【００１０】図１〜図３において、ケース２内には両側
部に一対のガイド棒６，６がケースの底面に平行に設け
てあり、両ガイド棒はキャリア７の両端部に設けた透孔
７ａ及びＵ状溝７ｂを貫通している。キャリア７には図
示しない固着手段を介してエンドレスのタイミングベル
ト８の一部が取り付けてあり、このタイミングベルトは
図示しない軸受に軸支されたベルト車９，９に巻回され
ており、このベルト車は歯車輪列１０，１０を介してケ
ース２に固定してある駆動モータ１１の回転に連動回転
するようにしてある。したがって、駆動モータ１１を正
逆回転することにより、キャリア７は往復移動すること
ができ、ガイド棒６にガイドされて原稿１に沿って平行
に移動可能となる。なお、キャリア７の移動範囲は、ケ
ース２内に設けてあるリミットスイッチ（図示せず。）
によって規制されている。
部に一対のガイド棒６，６がケースの底面に平行に設け
てあり、両ガイド棒はキャリア７の両端部に設けた透孔
７ａ及びＵ状溝７ｂを貫通している。キャリア７には図
示しない固着手段を介してエンドレスのタイミングベル
ト８の一部が取り付けてあり、このタイミングベルトは
図示しない軸受に軸支されたベルト車９，９に巻回され
ており、このベルト車は歯車輪列１０，１０を介してケ
ース２に固定してある駆動モータ１１の回転に連動回転
するようにしてある。したがって、駆動モータ１１を正
逆回転することにより、キャリア７は往復移動すること
ができ、ガイド棒６にガイドされて原稿１に沿って平行
に移動可能となる。なお、キャリア７の移動範囲は、ケ
ース２内に設けてあるリミットスイッチ（図示せず。）
によって規制されている。
【００１１】キャリア７の中央部には、長溝７ｄが形成
してあり、この長溝７ｄ内にロッドレンズアレイ１２
（例えば商品名セルフォックレンズアレイ）が保持して
ある。ロッドレンズアレイ１２は、通常のレンズと同様
に投影範囲が決まっており、透明板２ｃの下面に接した
原稿１の細領域を入射光部１２ａから出射光部１２ｂを
経てインスタントフィルム５の感光面５ｃに正立実像と
して結像させる光学手段となっている。
してあり、この長溝７ｄ内にロッドレンズアレイ１２
（例えば商品名セルフォックレンズアレイ）が保持して
ある。ロッドレンズアレイ１２は、通常のレンズと同様
に投影範囲が決まっており、透明板２ｃの下面に接した
原稿１の細領域を入射光部１２ａから出射光部１２ｂを
経てインスタントフィルム５の感光面５ｃに正立実像と
して結像させる光学手段となっている。
【００１２】キャリア７の両側部には、取付金具７ｃを
介して遮光フィルム２０の一端が固着してある。遮光フ
ィルム２０の他端は図示しないばねの付勢力で図示しな
い巻取軸に巻き取られてキャリア７の移動に伴なって巻
取軸に巻取巻出され、ロッドレンズアレイ１２の投影部
を除いてインスタントフィルム５の感光面５ｃを遮光す
るようになっている。
介して遮光フィルム２０の一端が固着してある。遮光フ
ィルム２０の他端は図示しないばねの付勢力で図示しな
い巻取軸に巻き取られてキャリア７の移動に伴なって巻
取軸に巻取巻出され、ロッドレンズアレイ１２の投影部
を除いてインスタントフィルム５の感光面５ｃを遮光す
るようになっている。
【００１３】図２及び図３に示すように、キャリア７の
下端部には、インスタントフィルム５の現像色調を変更
する色補正フィルタ１３が取り付けてあるフィルタホル
ダ１４が着脱可能に設けてある。フィルタホルダ１４は
長板状に形成されて中央部に長方形状の窓穴１４ａを開
けてあり、この窓穴はその上側から色補正フィルタ１３
によって覆われている。フィルタホルダ１４の両側に
は、１対の係合片１４ｂ，１４ｂが立上げ形成してあ
り、各係合片は上端部が内側に「く」字状に屈曲してい
る。係合片１４ｂ，１４ｂは、図２に示すようなキャリ
ア７の下部両側の側面に形成してある係止溝７ｅ，７ｅ
に着脱可能に係合している。フィルタホルダ１４をキャ
リア７に取り付けている状態において、ロッドレンズア
レイ１２の下部の入射光部１２ａは色補正フィルタ１３
によって被覆されている。
下端部には、インスタントフィルム５の現像色調を変更
する色補正フィルタ１３が取り付けてあるフィルタホル
ダ１４が着脱可能に設けてある。フィルタホルダ１４は
長板状に形成されて中央部に長方形状の窓穴１４ａを開
けてあり、この窓穴はその上側から色補正フィルタ１３
によって覆われている。フィルタホルダ１４の両側に
は、１対の係合片１４ｂ，１４ｂが立上げ形成してあ
り、各係合片は上端部が内側に「く」字状に屈曲してい
る。係合片１４ｂ，１４ｂは、図２に示すようなキャリ
ア７の下部両側の側面に形成してある係止溝７ｅ，７ｅ
に着脱可能に係合している。フィルタホルダ１４をキャ
リア７に取り付けている状態において、ロッドレンズア
レイ１２の下部の入射光部１２ａは色補正フィルタ１３
によって被覆されている。
【００１４】したがって、フィルタホルダ１４はキャリ
ア７に着脱可能であるから、インスタントフィルム５の
現像色調に対応した色補正フィルタ１３に適宜交換する
ことができる。
ア７に着脱可能であるから、インスタントフィルム５の
現像色調に対応した色補正フィルタ１３に適宜交換する
ことができる。
【００１５】また、キャリア７には図１に示すように照
明手段としての螢光灯１５が支持板１５ａを介して取り
付けてある。螢光灯１５の外周には、ロッドレンズアレ
イ１２の下方の原稿１上面を向く位置にスリット状のア
パーチャが開けられ、複写すべき原稿１の細領域の照度
を大きくするように設定してある。螢光灯１５からの光
は、原稿１で反射されてロッドレンズアレイ１２の入射
光部１２ａに入り、出射光部１２ｂを経てインスタント
フィルム５へ結像される。
明手段としての螢光灯１５が支持板１５ａを介して取り
付けてある。螢光灯１５の外周には、ロッドレンズアレ
イ１２の下方の原稿１上面を向く位置にスリット状のア
パーチャが開けられ、複写すべき原稿１の細領域の照度
を大きくするように設定してある。螢光灯１５からの光
は、原稿１で反射されてロッドレンズアレイ１２の入射
光部１２ａに入り、出射光部１２ｂを経てインスタント
フィルム５へ結像される。
【００１６】カセットホルダ４は光を遮蔽する材質で形
成されており、これには、フィルムカセット１７を出し
入れするための上蓋４ｂが設けてあり、この上蓋４ｂは
カセットホルダの一端部（図１左端部）に固定してある
軸１８に回転自在に支持されている。
成されており、これには、フィルムカセット１７を出し
入れするための上蓋４ｂが設けてあり、この上蓋４ｂは
カセットホルダの一端部（図１左端部）に固定してある
軸１８に回転自在に支持されている。
【００１７】インスタントフィルム５はフィルムカセッ
ト１７内に収納され、このフィルムカセットはカセット
ホルダ４に装着されている。インスタントフィルム５は
引き出し舌片５ａの後端部が二股に別れ、それぞれの端
部に印画面５ｂ及び感光面５ｃが対向して固着してあ
り、またその一方には袋に入った現像剤５ｄが取り付け
てある。フィルムカセット１７の内部には、インスタン
トフィルム５が複数枚収納され、最下位置のインスタン
トフィルム５の感光面５ｃがフィルムカセット１７の下
面に開けられた窓穴１７ａより露出されて底板２ａの窓
穴２ｂと対向するようになっている。インスタントフィ
ルム５は引き出し舌片５ａをカセットホルダ４に取り付
けてある一対のローラ１９，１９間に通して引き出すこ
とにより、現像剤５ｄの入った袋が破れて、この現像剤
が印画面５ｂ及び感光面５ｃ間に塗られ、現像、定着が
行われる。
ト１７内に収納され、このフィルムカセットはカセット
ホルダ４に装着されている。インスタントフィルム５は
引き出し舌片５ａの後端部が二股に別れ、それぞれの端
部に印画面５ｂ及び感光面５ｃが対向して固着してあ
り、またその一方には袋に入った現像剤５ｄが取り付け
てある。フィルムカセット１７の内部には、インスタン
トフィルム５が複数枚収納され、最下位置のインスタン
トフィルム５の感光面５ｃがフィルムカセット１７の下
面に開けられた窓穴１７ａより露出されて底板２ａの窓
穴２ｂと対向するようになっている。インスタントフィ
ルム５は引き出し舌片５ａをカセットホルダ４に取り付
けてある一対のローラ１９，１９間に通して引き出すこ
とにより、現像剤５ｄの入った袋が破れて、この現像剤
が印画面５ｂ及び感光面５ｃ間に塗られ、現像、定着が
行われる。
【００１８】次に操作について説明すると、ケース２の
底板２ａをヒンジ３を中心として開いて、予め、インタ
ントフィルム５の現像色調に応じた色補正フィルタ１３
が取り付けてあるフィルタホルダ１４をキャリア７の下
端部に装着して、色補正フィルタでロッドレンズアレイ
１２の入射光部１２ａを覆っておいて、底板２ａを閉め
る。また、キャリア７を図１左側待機位置にセットして
ロッドレンズアレイ１２の入射光部１２ａが開口部２ｅ
の外側に位置するようにし、そしてケース２をカセット
ホルダ４と共にヒンジ３を中心として回転して持ち上げ
る。そして、原稿１の複写したい部分が窓穴２ｂ内に位
置するように、窓穴２ｂより透視しながら位置を確認し
て、ケース２を原稿１上に載置しインスタントフィルム
５の感光面５ｃが原稿面と平行になるようにする。
底板２ａをヒンジ３を中心として開いて、予め、インタ
ントフィルム５の現像色調に応じた色補正フィルタ１３
が取り付けてあるフィルタホルダ１４をキャリア７の下
端部に装着して、色補正フィルタでロッドレンズアレイ
１２の入射光部１２ａを覆っておいて、底板２ａを閉め
る。また、キャリア７を図１左側待機位置にセットして
ロッドレンズアレイ１２の入射光部１２ａが開口部２ｅ
の外側に位置するようにし、そしてケース２をカセット
ホルダ４と共にヒンジ３を中心として回転して持ち上げ
る。そして、原稿１の複写したい部分が窓穴２ｂ内に位
置するように、窓穴２ｂより透視しながら位置を確認し
て、ケース２を原稿１上に載置しインスタントフィルム
５の感光面５ｃが原稿面と平行になるようにする。
【００１９】ついで、電源スイッチを押すと、螢光灯１
５が点灯しロッドレンズアレイ１２の下方部を照射す
る。さらに起動スイッチを押すと、駆動モータ１１が始
動し、歯車輪列１０，ベルト車９，タイミングベルト８
を介して、キャリア７が左端の待機位置より右方向に向
って進行する。するとキャリア７の進行にともなって次
々に原稿１の上面からの反射光がロッドレンズアレイ１
２に入射しインスタントフィルム５の感光面５ｃ上で結
像して潜像が形成されて行く。キャリア７が右端位置に
達し、インスタントフィルム５の感光面５ｃ全面に潜像
が形成されると、リミットスイッチ（図示せず。）が作
動してキャリア７が停止し、一動作が終了する。
５が点灯しロッドレンズアレイ１２の下方部を照射す
る。さらに起動スイッチを押すと、駆動モータ１１が始
動し、歯車輪列１０，ベルト車９，タイミングベルト８
を介して、キャリア７が左端の待機位置より右方向に向
って進行する。するとキャリア７の進行にともなって次
々に原稿１の上面からの反射光がロッドレンズアレイ１
２に入射しインスタントフィルム５の感光面５ｃ上で結
像して潜像が形成されて行く。キャリア７が右端位置に
達し、インスタントフィルム５の感光面５ｃ全面に潜像
が形成されると、リミットスイッチ（図示せず。）が作
動してキャリア７が停止し、一動作が終了する。
【００２０】その後、インスタントフィルム５の引き出
し舌片５ａを引けば、現像剤５ｄの袋が破れて現像剤が
印画面５ｂと感光面５ｃとの間に塗付され、例えば１分
程度で現像が完了する。
し舌片５ａを引けば、現像剤５ｄの袋が破れて現像剤が
印画面５ｂと感光面５ｃとの間に塗付され、例えば１分
程度で現像が完了する。
【００２１】つぎに、他の原稿を複写する場合は、起動
スイッチを再度押すと、キャリア７は右端位置より左方
向に進行して左端位置に達し、上記の場合と同様にして
複写が行われる。
スイッチを再度押すと、キャリア７は右端位置より左方
向に進行して左端位置に達し、上記の場合と同様にして
複写が行われる。
【００２２】色補正フィルタ１３の種類をインスタント
フィルム５の現像色調に応じて交換できるようにするた
めに、上例ではフィルタホルダ１４を着脱自在とした
が、この例に限られず、フィルタホルダ１４に色補正フ
ィルタ１３を着脱可能に設けるようにしてもよい。
フィルム５の現像色調に応じて交換できるようにするた
めに、上例ではフィルタホルダ１４を着脱自在とした
が、この例に限られず、フィルタホルダ１４に色補正フ
ィルタ１３を着脱可能に設けるようにしてもよい。
【００２３】インスタントフィルム５の現像色調を補正
し、常に同様な色合いの複写が得られるようにするため
に、インスタントフィルム５の現像色調に合せた色補正
フィルタ１３としてカラーフィルタを使用してもよい。
し、常に同様な色合いの複写が得られるようにするため
に、インスタントフィルム５の現像色調に合せた色補正
フィルタ１３としてカラーフィルタを使用してもよい。
【００２４】図４及び図５は、カラーフィルタの分光特
性を示している。図４は人物を写した写真原稿の場合に
肌色を強調するのに適したカラーフィルタの分光特性を
示し、このカラーフィルタでは青色（Ｂ）や緑色（Ｇ）
の透過率が低く設定されていて赤色（Ｒ）の透過率が青
色（Ｂ）や緑色（Ｇ）の透過率よりも相対的に高くなっ
ている。したがって、肌色が出にくいインスタントフィ
ルム５を使用する場合には色補正フィルタ１３として上
記のカラーフィルタを用いればよい。
性を示している。図４は人物を写した写真原稿の場合に
肌色を強調するのに適したカラーフィルタの分光特性を
示し、このカラーフィルタでは青色（Ｂ）や緑色（Ｇ）
の透過率が低く設定されていて赤色（Ｒ）の透過率が青
色（Ｂ）や緑色（Ｇ）の透過率よりも相対的に高くなっ
ている。したがって、肌色が出にくいインスタントフィ
ルム５を使用する場合には色補正フィルタ１３として上
記のカラーフィルタを用いればよい。
【００２５】また、図５は、風景を写した写真原稿の場
合に青色や緑色を強調するのに適したカラーフィルタの
分光特性を示し、このカラーフィルタでは、赤色（Ｒ）
の透過率が低く設定されていて青色（Ｂ）や緑色（Ｇ）
の透過率が赤色（Ｒ）の透過率よりも相対的に高くなっ
ている。したがって、肌色はきれいに出るが、青緑の色
が出にくいインスタントフィルムを使用する場合には上
記カラーフィルタに交換すればよい。
合に青色や緑色を強調するのに適したカラーフィルタの
分光特性を示し、このカラーフィルタでは、赤色（Ｒ）
の透過率が低く設定されていて青色（Ｂ）や緑色（Ｇ）
の透過率が赤色（Ｒ）の透過率よりも相対的に高くなっ
ている。したがって、肌色はきれいに出るが、青緑の色
が出にくいインスタントフィルムを使用する場合には上
記カラーフィルタに交換すればよい。
【００２６】上例では、フィルタホルダ１４をロッドレ
ンズアレイ１２の入射光部１２ａに着脱可能として、色
補正フィルタ１３を原稿１とロッドレンズアレイとの間
の光路上に位置させているが、フィルタホルダをロッド
レンズアレイ１２の出射光部１２ｂに着脱可能として、
色補正フィルタ１３をロッドレンズアレイとインスタン
トフィルム５との間の光路上に位置させてもよい。
ンズアレイ１２の入射光部１２ａに着脱可能として、色
補正フィルタ１３を原稿１とロッドレンズアレイとの間
の光路上に位置させているが、フィルタホルダをロッド
レンズアレイ１２の出射光部１２ｂに着脱可能として、
色補正フィルタ１３をロッドレンズアレイとインスタン
トフィルム５との間の光路上に位置させてもよい。
【００２７】
【考案の効果】この考案によれば、インスタントフィル
ムの現像色調を変更する色補正フィルタを選択すること
ができるので、インスタントフィルムの現像色調を変更
でき、 現像色調の異なるインスタントフィルムであって
も色バランスを補正して被写体をきれいな色合いにしか
も常に同様な色合いに複写にすることができる。
ムの現像色調を変更する色補正フィルタを選択すること
ができるので、インスタントフィルムの現像色調を変更
でき、 現像色調の異なるインスタントフィルムであって
も色バランスを補正して被写体をきれいな色合いにしか
も常に同様な色合いに複写にすることができる。
【図１】本装置の縦断面図である。
【図２】キャリア及びフィルタホルダを示す斜視図であ
る。
る。
【図３】フィルタホルダをキャリアに取付けた状態を示
す拡大断面図である。
す拡大断面図である。
【図４】カラーフィルタの分光特性図である。
【図５】カラーフィルタの分光特性図である。
１ 被写体（原稿） ２ ケース２ｂ，２ｅ 開口部 ５ インスタントフィルム ５ｃ 感光面 ７ キャリア １２ ロッドレンズアレイ １３ 色補正フィルタ １５ 照明手段（螢光灯） ２０ 遮光手段（遮光フィルム）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 織田 肇 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (72)考案者 石田 廣明 千葉県四街道市鹿渡934−13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−3244（ＪＰ，Ａ) 実開 昭58−141236（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 被写体をインスタントフィルムに複写す
るインスタント写真式複写装置であって、上記被写体上に載置されるケースの上面部には、上記イ
ンスタントフィルムの感光面が上記被写体と対向するよ
うに配置してあり、 上記ケースには、その上下両面に上記インスタントフィ
ルム及び上記被写体と対向する光透過可能な開口部が形
成してあり、 上記ケースの内部には、上記 被写体を照らす照明手段
と、上記インスタントフィルムの感光面に対して平行に
移動可能であるキャリアと、上記キャリアに搭載されて
上記被写体の細領域を上記インスタントフィルムの感光
面に結像するロッドレンズアレイと、上記インスタント
フィルムへの不要光の入射を防止する遮光手段とが設け
てあり、 上記キャリアには、上記被写体と上記ロッドレンズアレ
イ との間の光路又は上記ロッドレンズアレイと上記イン
スタントフィルムの感光面との間の光路に位置して上記
インスタントフィルムの現像色調を変更する色補正フィ
ルタが着脱可能に設けてあることを特徴とするインスタ
ント写真式複写装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991034957U JP2524126Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | インスタント写真式複写装置 |
| US08/140,332 US5367357A (en) | 1991-05-17 | 1993-10-18 | Instant photocopying apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991034957U JP2524126Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | インスタント写真式複写装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04129152U JPH04129152U (ja) | 1992-11-25 |
| JP2524126Y2 true JP2524126Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31917232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991034957U Expired - Lifetime JP2524126Y2 (ja) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | インスタント写真式複写装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5367357A (ja) |
| JP (1) | JP2524126Y2 (ja) |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3967894A (en) * | 1974-09-18 | 1976-07-06 | Xerox Corporation | Screened optical system |
| US3981577A (en) * | 1974-09-18 | 1976-09-21 | Xerox Corporation | Optical system for an electrophotographic printing machine |
| JPS5328428A (en) * | 1976-08-24 | 1978-03-16 | Ricoh Co Ltd | Light control for electrophoto graphic copier |
| US4129373A (en) * | 1976-09-09 | 1978-12-12 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophotographic apparatus |
| JPS58141236U (ja) * | 1982-03-17 | 1983-09-22 | キヤノン株式会社 | 露光装置 |
| US4575228A (en) * | 1983-11-14 | 1986-03-11 | Petro-Fax, Inc. | Illumination apparatus for copying machines |
| JPS623244A (ja) * | 1985-06-28 | 1987-01-09 | Ricoh Co Ltd | カラ−複写機の照度むら補正装置 |
| US4987441A (en) * | 1988-06-06 | 1991-01-22 | Polaroid Corporation | Compact hand-held apparatus for copying an illuminated image |
| JP2608790B2 (ja) * | 1989-12-22 | 1997-05-14 | セイコープレシジョン株式会社 | インスタント写真式複写装置 |
-
1991
- 1991-05-17 JP JP1991034957U patent/JP2524126Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-10-18 US US08/140,332 patent/US5367357A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5367357A (en) | 1994-11-22 |
| JPH04129152U (ja) | 1992-11-25 |
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