JP2523932Y2 - 配電線路用開閉器の開放遅延回路 - Google Patents

配電線路用開閉器の開放遅延回路

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JP2523932Y2
JP2523932Y2 JP1988123185U JP12318588U JP2523932Y2 JP 2523932 Y2 JP2523932 Y2 JP 2523932Y2 JP 1988123185 U JP1988123185 U JP 1988123185U JP 12318588 U JP12318588 U JP 12318588U JP 2523932 Y2 JP2523932 Y2 JP 2523932Y2
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憲治 高橋
弘志 織田
弘毅 永井
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株式会社 三英社製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は開閉器の開放遅延回路に関し、特に、配電線
路の無電圧状態が瞬間的に回復したときは開閉器を開放
しないようにする開閉器遅延回路に関する。
〔従来の技術〕
開閉器の投入開放用回路として、例えば、実公昭63-2
4578号公報に示されるものがある。この投入開放用回路
は電圧レベルが相違する2つの整流回路より出力された
直流電圧によって付勢されるマグネットを有し、投入時
はそのマグネットを大きなレベルの直流電圧で付勢する
ことにより開閉器を投入し、投入後はそのマグネットを
小さなレベルの直流電圧で付勢することにより投入状態
を保持するようにしている。このマグネットは直列に接
続されたリレー接点と抵抗の並列回路を有し、開閉器を
開放するときは操作電圧の無電圧によってリレー接点を
オフにし、かつ、マグネット、抵抗および前述した2つ
の整流回路の1つによって形成される閉回路にマグネッ
トの逆起電力に基づく電流を流している。ここで、この
抵抗値を大きくすることにより開閉器の早切りを実現し
ようとしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の投入開放用回路においては、マグネッ
トに直列に挿入された抵抗値を零にしたとしても開放時
間の遅延は精々110ms程度にしかならず、前述した瞬間
的な無電圧状態に基づく開閉器の開放を抑制するのに必
要な遅延時間(例えば、0.3秒)を得ることができな
い。
従って、本考案の目的は電源側が無電圧状態になって
も瞬間的に回復したときは開閉器を開放しないようにす
る開閉器の遅延回路を提供することである。
本考案の他の目的は所定の開放遅延時間を簡潔な回路
構成によって得ることができる開閉器の開放遅延回路を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を実現するため、投入電流による
付勢によって開閉器接点を投入する投入コイルと、投入
コイルと直列に接続され、開閉器接点の投入後に保持電
流による付勢によって投入コイルと共に開閉器接点の投
入状態を保持する保持コイルと、保持コイルに並列に設
けられ、投入状態においてはオフになって保持コイルに
付勢電圧を印加させ、開閉器接点の開放時はオンになっ
て保持コイルの付勢を解く保持コイル並列接点と、投入
コイルに並列に設けられ、ダイオードおよび可変抵抗を
直列に接続した投入コイル並列回路より構成され、投入
コイルの付勢が解かれるときに発生する逆起電力に基づ
く電流を、投入コイルと投入コイル並列回路によって形
成されるループ回路に流して開閉器接点の開放を少なく
とも0.3秒遅延させるようにした開閉器の開放遅延回路
を提供するものである。
〔作用〕
開閉器が開放状態にあるとき、保持コイルに並列に設
けられた接点はオン上記状態にある。ここで、操作電圧
を印加すると、その電圧は投入コイルだけに加わり、保
持コイルは接点によって短絡された状態になっているの
で保持コイルは付勢されない。投入コイルの付勢によっ
て開閉器が投入されるのと同時に保持コイルの並列接点
はオフになり、直列回路に加えられる。そのため、回路
電流は減少し、その電流に基づく投入コイルと保持コイ
ルの付勢によって開閉器の投入状態が保持される。ここ
で、操作電圧が零になると、投入コイルで発生して逆起
電力に基づいて投入コイルとこれに並列に設けられたダ
イオードおよび可変抵抗の直列回路より成る閉回路にル
ープ電流が流れるが、このループ電流を可変抵抗の抵抗
値を所定の値に設定することにより所定の値に制御する
ことができる。これによって開閉器の開放を所定の時間
遅延させることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の開閉器の開閉遅延回路を詳細に説明す
る。
図は本考案の一実施例を示し、配電線路R、S、Tに
設けられた開閉器1の接点2(a接点)の投入、開放を
制御するために操作回路10が設けられている。操作回路
10は端子A、Bに直流100Vの操作電圧を入力しており、
操作スイッチ3を介して投入コイルCCおよび保持コイル
HCに印加されるようになっている。投入コイルCCと並列
にダイオードDおよび可変抵抗VRの直列回路が接続され
ており、また、保持コイルHCと並列に接点4(b接点)
が設けられている。詳細は省略するが、操作電圧は配電
線路R、S、Tの交流電圧を整流回路(図示せず)を介
して入力することにより得られる。
以下、本考案の動作を説明する。
開閉器1の接点2が開放しているとき、操作スイッチ
3をオンすると、投入コイルCCに直流100Vの電圧が加え
られる。この状態では接点4がオンであるため、保持コ
イルHCには電圧が加えられない。投入コイルCCが付勢さ
れると、開閉器1の接点2が投入される。同時に、接点
4がオフになる。接点4がオフになると、投入コイルCC
と保持コイルHCに100Vの電圧が加わり、両コイルの付勢
によって開閉器1の接点2の投入状態が保持される。こ
のとき、付勢電流は投入時の電流より減少する。ここ
で、スイッチ3のオフにするか、あるいは端子A、Bの
直流電圧が零になると、投入コイルCCに発生する逆起電
力によってダイオードDおよび可変抵抗VRより成る閉回
路にループ電流が流れ、そのループ電流に基づく投入コ
イルCCの電磁力によって開閉器1の接点2の開放が遅延
させられる。所定の時間が経過すると、接点2が開放
し、接点4がオフする。一方、所定の時間が経過する以
前に端子A、Bに直流100Vが回復すると、接点2は開く
ことなく投入状態が維持される。前述の所定の時間は可
変抵抗VRの抵抗値を調整することによって制御すること
ができる。その抵抗値を零にすると、0.6秒程度の遅延
時間を得ることができるので、前述の希望時間0.3秒を
充分に満足することができる。尚、ダイオードDが設け
られているので、投入保持時の可変抵抗VRにおける電流
消費を零にすることができる。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の開閉器の開放遅延回路に
よると、以下の効果を奏することができる。
(イ) 簡潔な回路構成によって所定の開放遅延動作を
行わせることができる。
(ロ) 回路構成部品が少ないため、高い信頼性が得ら
れる。
(ハ) コストアップがなく、また、調整が簡単であ
る。
(ニ) ダイオードおよび可変抵抗が逆起電力の放電回
路を構成するので操作スイッチの接点保護することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示す回路図。 符号の説明 1……開閉器、2……開閉器接点 3……操作スイッチ 4……保持コイル並列接点 10……操作回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 永井 弘毅 東京都品川区荏原5丁目2番1号 株式 会社三英社製作所内 (56)参考文献 特公 昭52−10618(JP,B2) 実公 昭63−24580(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入電流による付勢によって配電線路に設
    けられた開閉器接点を投入する投入コイルと、 前記投入コイルと直列に接続され、前記開閉器接点の投
    入後に保持電流による付勢によって前記投入コイルと共
    に前記開閉器接点の投入状態を保持する保持コイルと、 前記保持コイルに並列に設けられ、前記投入状態におい
    てはオフになって前記保持コイルに付勢電圧を印加さ
    せ、前記開閉器接点の開放時はオンになって前記保持コ
    イルの付勢を解く保持コイル並列接点と、 前記投入コイルに並列に設けられ、ダイオードおよび可
    変抵抗を直列に接続した投入コイル並列回路より構成さ
    れ、 前記投入コイルの付勢が解かれるときに発生する逆起電
    力に基づく電流を前記投入コイルと前記投入コイル並列
    回路によって形成されるループ回路に流して前記開閉器
    接点の開放を少なくとも0.3秒遅延させることを特徴と
    する配電線路用開閉器の開放遅延回路。
  2. 【請求項2】前記投入コイル、及び前記保持コイルは、
    前記開閉器接点の投入・開放によって区分される配電線
    路の交流電圧を整流した直流電圧によって付勢される構
    成の請求項1の配電線路用開閉器の開放遅延回路。
JP1988123185U 1988-09-20 1988-09-20 配電線路用開閉器の開放遅延回路 Expired - Lifetime JP2523932Y2 (ja)

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JPH0244218U JPH0244218U (ja) 1990-03-27
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JP6340153B2 (ja) * 2014-09-19 2018-06-06 株式会社東光高岳 電動操作装置

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JPH058622Y2 (ja) * 1986-07-31 1993-03-03

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