JPH10223434A - 電磁石駆動装置 - Google Patents
電磁石駆動装置Info
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- JPH10223434A JPH10223434A JP1944697A JP1944697A JPH10223434A JP H10223434 A JPH10223434 A JP H10223434A JP 1944697 A JP1944697 A JP 1944697A JP 1944697 A JP1944697 A JP 1944697A JP H10223434 A JPH10223434 A JP H10223434A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 駆動回路の故障の場合におい操作コイルへの
操作電流の通電を停止し、以て、電磁石からの異臭ある
いは発煙を防止することができる電磁石駆動装置を提供
すること。 【解決手段】 電磁石の操作コイルLに直列に接続され
る第1のスイッチ素子Q1と、第1のスイッチ素子Q1
のスイッチング制御にて電磁石の起動時と保持状態とに
おける操作コイルLの操作電流の大きさを制御する制御
部1と、操作コイルLに直列に接続される電流フューズ
2と、を備える電磁石駆動装置Aにおいて、操作電流を
検出する電流検出部4及び電流フューズ2の溶断電流よ
り大きい負荷電流を通電させる負荷部3(R)を付加
し、電流検出部4が操作電流の所定時間、所定値より大
きいことを検出したときに負荷部3に負荷電流が通電さ
れるよう成す。
操作電流の通電を停止し、以て、電磁石からの異臭ある
いは発煙を防止することができる電磁石駆動装置を提供
すること。 【解決手段】 電磁石の操作コイルLに直列に接続され
る第1のスイッチ素子Q1と、第1のスイッチ素子Q1
のスイッチング制御にて電磁石の起動時と保持状態とに
おける操作コイルLの操作電流の大きさを制御する制御
部1と、操作コイルLに直列に接続される電流フューズ
2と、を備える電磁石駆動装置Aにおいて、操作電流を
検出する電流検出部4及び電流フューズ2の溶断電流よ
り大きい負荷電流を通電させる負荷部3(R)を付加
し、電流検出部4が操作電流の所定時間、所定値より大
きいことを検出したときに負荷部3に負荷電流が通電さ
れるよう成す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁開閉器等の操
作駆動用の電磁石を駆動する電磁石駆動装置に関する。
作駆動用の電磁石を駆動する電磁石駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電磁開閉器等の操作駆動用の電
磁石を駆動する電磁石駆動装置においては、一般に、電
磁石にて駆動される可動鉄心と電磁石側の固定鉄心との
磁気ギャップが大きい、電磁石の起動時と、電磁石が起
動されて可動鉄心が電磁石側の固定鉄心にて保持され
た、電磁石保持状態とは、電磁石の操作コイルに通電す
る操作電流の大きさを変えて電磁石を駆動している。
磁石を駆動する電磁石駆動装置においては、一般に、電
磁石にて駆動される可動鉄心と電磁石側の固定鉄心との
磁気ギャップが大きい、電磁石の起動時と、電磁石が起
動されて可動鉄心が電磁石側の固定鉄心にて保持され
た、電磁石保持状態とは、電磁石の操作コイルに通電す
る操作電流の大きさを変えて電磁石を駆動している。
【0003】従来、上記のような電磁石駆動装置は、例
えば、図6に示す電磁石駆動装置Aのように、電磁石の
操作コイルLに直列に接続されるスイッチ素子Q1と、
スイッチ素子Q1のスイッチング制御にて電磁石の起動
時と保持状態とにおける操作コイルLの操作電流Icの
大きさを制御する制御部1と、スイッチ素子Q1のオフ
時に回生電流が流れるよう操作コイルLに並列接続され
た回生用のダイオードDと、操作コイルLに直列に接続
される電流フューズ2と、を備えている。そして、操作
コイルLを有する電磁石を起動する、図6に示す起動ス
イッチSwが閉路されると、図7のタイミングチャート
に示すように、制御部1がスイッチ素子Q1をスイッチ
ング制御している。
えば、図6に示す電磁石駆動装置Aのように、電磁石の
操作コイルLに直列に接続されるスイッチ素子Q1と、
スイッチ素子Q1のスイッチング制御にて電磁石の起動
時と保持状態とにおける操作コイルLの操作電流Icの
大きさを制御する制御部1と、スイッチ素子Q1のオフ
時に回生電流が流れるよう操作コイルLに並列接続され
た回生用のダイオードDと、操作コイルLに直列に接続
される電流フューズ2と、を備えている。そして、操作
コイルLを有する電磁石を起動する、図6に示す起動ス
イッチSwが閉路されると、図7のタイミングチャート
に示すように、制御部1がスイッチ素子Q1をスイッチ
ング制御している。
【0004】上記のスイッチング制御は、詳しくは、起
動スイッチSwが投入されて直流電源Vsから電源電圧
Viが印加されると、まず、操作コイルLの操作電流I
cとして、所定時間t1は電磁石にて可動鉄心が吸引で
きるだけの起動電流を通電し、所定時間t1の経過後
(以下、保持時と称する)は前記の起動電流よりも小さ
い、電磁石にて可動鉄心を保持し得る保持電流を通電す
る。このスイッチング制御は、制御部1から制御パルス
信号Vgを発生して行われる。
動スイッチSwが投入されて直流電源Vsから電源電圧
Viが印加されると、まず、操作コイルLの操作電流I
cとして、所定時間t1は電磁石にて可動鉄心が吸引で
きるだけの起動電流を通電し、所定時間t1の経過後
(以下、保持時と称する)は前記の起動電流よりも小さ
い、電磁石にて可動鉄心を保持し得る保持電流を通電す
る。このスイッチング制御は、制御部1から制御パルス
信号Vgを発生して行われる。
【0005】所定時間t1は、一般に、電磁石の可動鉄
心の吸引に要する時間以上に設定される。そして、電磁
石にて可動鉄心が吸引されて、可動鉄心が電磁石側の固
定鉄心にて保持された電磁石保持状態においては、電磁
石の固定鉄心と可動鉄心とのギャップが最小となり磁気
回路の磁気抵抗が小さくなる。従って、保持時は、操作
コイルLには起動時の起動電流よりも小さい保持電流が
操作電流Icとして通電されて可動鉄心が保持されてい
る。すなわち、操作コイルLの保持時の消費電力を、起
動時の消費電力よりも小さくして、操作コイルLの発
熱、あるいは焼損等を防止している。
心の吸引に要する時間以上に設定される。そして、電磁
石にて可動鉄心が吸引されて、可動鉄心が電磁石側の固
定鉄心にて保持された電磁石保持状態においては、電磁
石の固定鉄心と可動鉄心とのギャップが最小となり磁気
回路の磁気抵抗が小さくなる。従って、保持時は、操作
コイルLには起動時の起動電流よりも小さい保持電流が
操作電流Icとして通電されて可動鉄心が保持されてい
る。すなわち、操作コイルLの保持時の消費電力を、起
動時の消費電力よりも小さくして、操作コイルLの発
熱、あるいは焼損等を防止している。
【0006】また、直流電源Vsから出力される出力電
流Isは、起動時の起動電流ピーク値Ipが保持時の保
持電流ピーク値Ihよりも大きくなる。従って、電流フ
ューズ2は、起動時の起動電流にて溶断しないよう、起
動電流ピーク値Ipよりも大きいフューズ溶断電流値I
oのものが使用される。
流Isは、起動時の起動電流ピーク値Ipが保持時の保
持電流ピーク値Ihよりも大きくなる。従って、電流フ
ューズ2は、起動時の起動電流にて溶断しないよう、起
動電流ピーク値Ipよりも大きいフューズ溶断電流値I
oのものが使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のスイ
ッチング制御は、例えば、操作電流Icを、操作コイル
Lへの起動時の起動電流を保持時の保持電流へ、制御部
1の制御パルス信号Vgにて切り換えが出来ず、起動電
流が継続して操作コイルLへ通電される故障が発生した
場合、電流フューズ2は溶断しないこととなる。その結
果、電磁石は、消費電力が高い状態にて操作コイルLへ
の通電が継続してなされ、操作コイルの発熱による異臭
を発したり発煙したりする。そして、その後、更に操作
コイルLの温度が上昇して操作コイルLの線間が短絡
し、操作コイルLへの通電電流値がフューズ溶断電流値
Ioを上まわり電流フューズ2が溶断する。
ッチング制御は、例えば、操作電流Icを、操作コイル
Lへの起動時の起動電流を保持時の保持電流へ、制御部
1の制御パルス信号Vgにて切り換えが出来ず、起動電
流が継続して操作コイルLへ通電される故障が発生した
場合、電流フューズ2は溶断しないこととなる。その結
果、電磁石は、消費電力が高い状態にて操作コイルLへ
の通電が継続してなされ、操作コイルの発熱による異臭
を発したり発煙したりする。そして、その後、更に操作
コイルLの温度が上昇して操作コイルLの線間が短絡
し、操作コイルLへの通電電流値がフューズ溶断電流値
Ioを上まわり電流フューズ2が溶断する。
【0008】また、スイッチ素子Q1が常時オンとなる
故障、あるいは回路の短絡故障においては、電磁石が高
温となって操作コイルLのインピーダンスが高くなった
り、また、操作コイルLへの印加電圧が低い場合には、
直流電源Vsからの出力電流Isが起動時の起動電流ピ
ーク値Ipに満たないことがある。その結果、直流電源
Vsからの出力電流Isがフューズ溶断電流値Ioに満
たないこととなり、前記と同様に電流フューズ2は溶断
しないこととなる。そして、操作コイルLの消費電力が
低減できず、操作コイルLが異常発熱して電磁石が異臭
を発したり発煙したりし、その後、操作コイルの線間が
短絡して操作コイルLへの通電電流値がフューズ溶断電
流値Ioを上まわり電流フューズ2が溶断する。
故障、あるいは回路の短絡故障においては、電磁石が高
温となって操作コイルLのインピーダンスが高くなった
り、また、操作コイルLへの印加電圧が低い場合には、
直流電源Vsからの出力電流Isが起動時の起動電流ピ
ーク値Ipに満たないことがある。その結果、直流電源
Vsからの出力電流Isがフューズ溶断電流値Ioに満
たないこととなり、前記と同様に電流フューズ2は溶断
しないこととなる。そして、操作コイルLの消費電力が
低減できず、操作コイルLが異常発熱して電磁石が異臭
を発したり発煙したりし、その後、操作コイルの線間が
短絡して操作コイルLへの通電電流値がフューズ溶断電
流値Ioを上まわり電流フューズ2が溶断する。
【0009】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、起動時の起動電流を保持
時の保持電流への切り換えが出来ず、起動電流が継続し
て通電される故障が発生した場合、あるいはスイッチ素
子が常時オンとなる故障あるいは短絡故障の場合におい
ても、電流フューズを強制的に溶断させて操作コイルへ
の操作電流の通電を停止し、以て、電磁石からの異臭あ
るいは発煙を防止することができる電磁石駆動装置を提
供することにある。
で、その目的とするところは、起動時の起動電流を保持
時の保持電流への切り換えが出来ず、起動電流が継続し
て通電される故障が発生した場合、あるいはスイッチ素
子が常時オンとなる故障あるいは短絡故障の場合におい
ても、電流フューズを強制的に溶断させて操作コイルへ
の操作電流の通電を停止し、以て、電磁石からの異臭あ
るいは発煙を防止することができる電磁石駆動装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の電磁石駆動装置は、電磁石の操作コ
イルに直列に接続される第1のスイッチ素子と、第1の
スイッチ素子のスイッチング制御にて電磁石の起動時と
保持状態とにおける前記操作コイルの操作電流の大きさ
を制御する制御部と、前記操作コイルに直列に接続され
る電流フューズと、を備える電磁石駆動装置において、
前記操作電流を検出する電流検出部及び前記電流フュー
ズの溶断電流より大きい負荷電流を通電させる負荷部を
付加し、電流検出部が操作電流の所定時間、所定値より
大きいことを検出したときに負荷部に負荷電流が通電さ
れるよう成している。これにより、電流検出部が操作電
流の所定時間、所定値より大きいことを検出して、負荷
部に電流フューズの溶断電流より大きい負荷電流が通電
されるものとなる。
に、請求項1記載の電磁石駆動装置は、電磁石の操作コ
イルに直列に接続される第1のスイッチ素子と、第1の
スイッチ素子のスイッチング制御にて電磁石の起動時と
保持状態とにおける前記操作コイルの操作電流の大きさ
を制御する制御部と、前記操作コイルに直列に接続され
る電流フューズと、を備える電磁石駆動装置において、
前記操作電流を検出する電流検出部及び前記電流フュー
ズの溶断電流より大きい負荷電流を通電させる負荷部を
付加し、電流検出部が操作電流の所定時間、所定値より
大きいことを検出したときに負荷部に負荷電流が通電さ
れるよう成している。これにより、電流検出部が操作電
流の所定時間、所定値より大きいことを検出して、負荷
部に電流フューズの溶断電流より大きい負荷電流が通電
されるものとなる。
【0011】また、請求項2記載の電磁石駆動装置は、
請求項1記載の前記電流検出部を電流検出用抵抗器の両
端電圧にて電流検出するものとし、該電流検出用抵抗器
と前記負荷部の負荷抵抗器とを同一の抵抗器にて形成す
るとともに、該抵抗器への負荷電流の通電制御が前記電
流検出部にてスイッチ制御される第2のスイッチ素子に
てされるよう成している。これにより、電流検出部の電
流検出用抵抗器と、負荷部の、電流検出部にてスイッチ
制御される第2のスイッチ素子にて負荷電流の通電制御
される負荷抵抗器とが同一の抵抗器にて形成されるもの
となる。
請求項1記載の前記電流検出部を電流検出用抵抗器の両
端電圧にて電流検出するものとし、該電流検出用抵抗器
と前記負荷部の負荷抵抗器とを同一の抵抗器にて形成す
るとともに、該抵抗器への負荷電流の通電制御が前記電
流検出部にてスイッチ制御される第2のスイッチ素子に
てされるよう成している。これにより、電流検出部の電
流検出用抵抗器と、負荷部の、電流検出部にてスイッチ
制御される第2のスイッチ素子にて負荷電流の通電制御
される負荷抵抗器とが同一の抵抗器にて形成されるもの
となる。
【0012】また、請求項3記載の電磁石駆動装置は、
電磁石の操作コイルに直列に接続される第1のスイッチ
素子と、第1のスイッチ素子のスイッチング制御にて電
磁石の起動時と保持状態とにおける前記操作コイルの操
作電流の大きさを制御する制御部と、前記操作電流を検
出する電流検出部と、この電流検出部が操作電流の所定
時間、所定値より大きいことを検出したときに前記操作
コイルへの通電を停止する通電制御部と、を備えてい
る。これにより、通電制御部にて、電流検出部が操作電
流の所定時間、所定値より大きいことを検出したとき、
操作コイルへの通電が停止されるものとなる。
電磁石の操作コイルに直列に接続される第1のスイッチ
素子と、第1のスイッチ素子のスイッチング制御にて電
磁石の起動時と保持状態とにおける前記操作コイルの操
作電流の大きさを制御する制御部と、前記操作電流を検
出する電流検出部と、この電流検出部が操作電流の所定
時間、所定値より大きいことを検出したときに前記操作
コイルへの通電を停止する通電制御部と、を備えてい
る。これにより、通電制御部にて、電流検出部が操作電
流の所定時間、所定値より大きいことを検出したとき、
操作コイルへの通電が停止されるものとなる。
【0013】また、請求項4記載の電磁石駆動装置は、
請求項3記載の電流検出部を電流検出用抵抗器の両端電
圧にて電流検出するものとし、該電流検出用抵抗器をフ
ューズ抵抗器にて形成するとともに、前記通電制御部
を、該フューズ抵抗器への溶断電流の通電制御を前記電
流検出部にてスイッチ制御される第2のスイッチ素子に
てされるよう成している。これにより、電流検出部の電
流検出用抵抗器が、通電制御部の、電流検出部にてスイ
ッチ制御される第2のスイッチ素子にて溶断電流の通電
制御されるフューズ抵抗器にて形成されるものとなる。
請求項3記載の電流検出部を電流検出用抵抗器の両端電
圧にて電流検出するものとし、該電流検出用抵抗器をフ
ューズ抵抗器にて形成するとともに、前記通電制御部
を、該フューズ抵抗器への溶断電流の通電制御を前記電
流検出部にてスイッチ制御される第2のスイッチ素子に
てされるよう成している。これにより、電流検出部の電
流検出用抵抗器が、通電制御部の、電流検出部にてスイ
ッチ制御される第2のスイッチ素子にて溶断電流の通電
制御されるフューズ抵抗器にて形成されるものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電磁石駆動装置の
第1の実施の形態を図1乃至図3に基づいて、第2の実
施の形態を図4に基づいて、第3の実施の形態を図5に
基づいて、それぞれ説明する。
第1の実施の形態を図1乃至図3に基づいて、第2の実
施の形態を図4に基づいて、第3の実施の形態を図5に
基づいて、それぞれ説明する。
【0015】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態の電磁石駆動装置の構成図である。図2は、図1
に示す電磁石駆動装置の制御を説明するタイミングチャ
ートである。図3は、第1の実施の形態の電磁石駆動装
置の別の実施例の説明図である。
の形態の電磁石駆動装置の構成図である。図2は、図1
に示す電磁石駆動装置の制御を説明するタイミングチャ
ートである。図3は、第1の実施の形態の電磁石駆動装
置の別の実施例の説明図である。
【0016】この電磁石駆動装置Aは、例えば、電磁開
閉器等の操作駆動用の電磁石を駆動する電磁石駆動装置
で、電磁石の操作コイルLに直列に接続された第1のス
イッチ素子に相当するスイッチ素子Q1と、制御部1
と、ダイオードDと、電流フューズ2と、負荷部3に相
当する抵抗器Rと、この抵抗器Rにて前記操作コイルL
に通電される操作電流Icを検出する電流検出部4と、
第2のスイッチ素子に相当するスイッチ素子Q2とを備
えている。
閉器等の操作駆動用の電磁石を駆動する電磁石駆動装置
で、電磁石の操作コイルLに直列に接続された第1のス
イッチ素子に相当するスイッチ素子Q1と、制御部1
と、ダイオードDと、電流フューズ2と、負荷部3に相
当する抵抗器Rと、この抵抗器Rにて前記操作コイルL
に通電される操作電流Icを検出する電流検出部4と、
第2のスイッチ素子に相当するスイッチ素子Q2とを備
えている。
【0017】スイッチ素子Q1は、電磁石の操作コイル
Lへの操作電流Icの大きさを制御するもので、例え
ば、電界効果トランジスタ(FET)にて形成されてい
る。そして、ドレインは、その一端(P)が電流フュー
ズ2及び起動スイッチSwを介して直流電源Vsの正極
側に接続される操作コイルの他端に、ソースは後述する
抵抗器Rを介して直流電源Vsの負極側に、ゲートは制
御部1の出力に、それぞれ接続されている。なお、起動
スイッチSwは、操作コイルLを有する電磁石を起動す
るものである。
Lへの操作電流Icの大きさを制御するもので、例え
ば、電界効果トランジスタ(FET)にて形成されてい
る。そして、ドレインは、その一端(P)が電流フュー
ズ2及び起動スイッチSwを介して直流電源Vsの正極
側に接続される操作コイルの他端に、ソースは後述する
抵抗器Rを介して直流電源Vsの負極側に、ゲートは制
御部1の出力に、それぞれ接続されている。なお、起動
スイッチSwは、操作コイルLを有する電磁石を起動す
るものである。
【0018】制御部1は、スイッチ素子Q1のスイッチ
ング制御にて、電磁石の起動時と保持時とにおける操作
コイルLの操作電流Icの大きさを制御するもので、例
えばタイマーIC、論理回路等によって形成され、出力
がスイッチ素子Q1に接続されている。この制御部1
は、上記起動スイッチSwが閉路されて直流電源Vsか
ら電源供給さると、スイッチ素子Q1にて、操作コイル
Lの操作電流Icとして、起動時である所定時間t1間
は電磁石にて可動鉄心が吸引できるだけの起動電流を通
電し、所定時間t1の経過後である保持時は前記の起動
電流よりも小さい、電磁石にて可動鉄心を保持し得る保
持電流を通電するよう、例えば図2に示すように、所定
周波数にてデューティーを変化させた制御パルス信号V
gを、スイッチ素子Q1のゲートへ出力する。
ング制御にて、電磁石の起動時と保持時とにおける操作
コイルLの操作電流Icの大きさを制御するもので、例
えばタイマーIC、論理回路等によって形成され、出力
がスイッチ素子Q1に接続されている。この制御部1
は、上記起動スイッチSwが閉路されて直流電源Vsか
ら電源供給さると、スイッチ素子Q1にて、操作コイル
Lの操作電流Icとして、起動時である所定時間t1間
は電磁石にて可動鉄心が吸引できるだけの起動電流を通
電し、所定時間t1の経過後である保持時は前記の起動
電流よりも小さい、電磁石にて可動鉄心を保持し得る保
持電流を通電するよう、例えば図2に示すように、所定
周波数にてデューティーを変化させた制御パルス信号V
gを、スイッチ素子Q1のゲートへ出力する。
【0019】ダイオードDは、スイッチ素子Q1のオフ
時に操作コイルLに発生する逆起電力による回生電流I
fを流す回生用のもので、カソードは操作コイルの一端
(P)に、アノードは操作コイルLの他端にそれぞれ接
続されて操作コイルLに並列接続されている。
時に操作コイルLに発生する逆起電力による回生電流I
fを流す回生用のもので、カソードは操作コイルの一端
(P)に、アノードは操作コイルLの他端にそれぞれ接
続されて操作コイルLに並列接続されている。
【0020】電流フューズ2は、電磁石駆動装置Aの内
部回路の過電流保護用で、このものにおいては従来例と
同様、操作コイルLの直流電源Vsの正極側の一端
(P)側に直列に接続されている。従って、例えば、金
属片等による、電磁石駆動装置Aの内部回路の短絡時に
おいても直ちに溶断し、電磁石駆動装置Aへの電源供給
を停止することができる。なお、この電流フューズ2
も、従来例のものと同様、起動時の起動電流にて溶断し
ないように、起動電流ピーク値Ipよりも大きいフュー
ズ溶断電流値Ioのものを用いている。
部回路の過電流保護用で、このものにおいては従来例と
同様、操作コイルLの直流電源Vsの正極側の一端
(P)側に直列に接続されている。従って、例えば、金
属片等による、電磁石駆動装置Aの内部回路の短絡時に
おいても直ちに溶断し、電磁石駆動装置Aへの電源供給
を停止することができる。なお、この電流フューズ2
も、従来例のものと同様、起動時の起動電流にて溶断し
ないように、起動電流ピーク値Ipよりも大きいフュー
ズ溶断電流値Ioのものを用いている。
【0021】抵抗器Rは、前記電流フューズ2の溶断電
流値Ioより大きい負荷電流Irを通電させる負荷部3
と、後述する電流検出部4の、両端電圧にて電流検出す
る電流検出用抵抗器であるシャント抵抗器とを兼ねたも
ので、一端がスイッチ素子Q1のソース、他端が直流電
源Vsの負極側にそれぞれ接続されて、操作コイルLの
操作電流Icが通電される。一般に、大電流を開閉する
高容量の電磁開閉器においては、安定してその開閉接点
を保持する目的で、操作コイルLの操作電流Icとして
大きな保持電流が通電される。従って、この抵抗器R
は、例えば、抵抗線がガラス繊維にて形成された巻心に
巻回されセメント材にて封止されて形成された、高負荷
タイプの巻線固定抵抗器等の電力型抵抗器にて形成され
ている。また、この抵抗器Rの一端は、電流検出部4を
形成する電流検出回路41の入力と、後述するスイッチ
素子Q2のソースとにも接続されている。
流値Ioより大きい負荷電流Irを通電させる負荷部3
と、後述する電流検出部4の、両端電圧にて電流検出す
る電流検出用抵抗器であるシャント抵抗器とを兼ねたも
ので、一端がスイッチ素子Q1のソース、他端が直流電
源Vsの負極側にそれぞれ接続されて、操作コイルLの
操作電流Icが通電される。一般に、大電流を開閉する
高容量の電磁開閉器においては、安定してその開閉接点
を保持する目的で、操作コイルLの操作電流Icとして
大きな保持電流が通電される。従って、この抵抗器R
は、例えば、抵抗線がガラス繊維にて形成された巻心に
巻回されセメント材にて封止されて形成された、高負荷
タイプの巻線固定抵抗器等の電力型抵抗器にて形成され
ている。また、この抵抗器Rの一端は、電流検出部4を
形成する電流検出回路41の入力と、後述するスイッチ
素子Q2のソースとにも接続されている。
【0022】電流検出部4は、操作コイルLの操作電流
Icを検出し、負荷部3としての上記抵抗器Rの負荷電
流の通電を制御するもので、このものにおいては、シャ
ント抵抗器として上記の抵抗器Rと、この抵抗器Rの一
端の電圧を検知して後述するスイッチ素子Q2の導通を
制御する電流検出回路41とにて構成されている。電流
検出回路41は、例えば、抵抗器Rの一端の電圧値Vr
と所定の閾値としての電圧値Vt(図示せず)とを比較
する比較手段と、図2に示す所定時間t2の間、Vr>
Vtであるときに判定出力をする判定手段と、を有し、
例えば、マイクロコンピュータにて形成されている。
Icを検出し、負荷部3としての上記抵抗器Rの負荷電
流の通電を制御するもので、このものにおいては、シャ
ント抵抗器として上記の抵抗器Rと、この抵抗器Rの一
端の電圧を検知して後述するスイッチ素子Q2の導通を
制御する電流検出回路41とにて構成されている。電流
検出回路41は、例えば、抵抗器Rの一端の電圧値Vr
と所定の閾値としての電圧値Vt(図示せず)とを比較
する比較手段と、図2に示す所定時間t2の間、Vr>
Vtであるときに判定出力をする判定手段と、を有し、
例えば、マイクロコンピュータにて形成されている。
【0023】スイッチ素子Q2は、抵抗器Rへの負荷電
流Irの通電制御をするもので、例えば、電界効果トラ
ンジスタ(FET)にて形成されている。そして、ドレ
インは、電流フューズ2と操作コイルLとの接続点であ
る操作コイルLの一端(P)に、ソースは抵抗器Rの一
端に、ゲートは電流検出部4の出力に、それぞれ接続さ
れている。このスイッチ素子Q2は、電流検出部4が、
前記判定手段にて所定時間t2の間、Vr>Vtである
ことが判定されて、操作コイルLの操作電流Icの所定
時間、所定値より大きいことを検出したときに負荷電流
Irを抵抗器Rに通電させる。
流Irの通電制御をするもので、例えば、電界効果トラ
ンジスタ(FET)にて形成されている。そして、ドレ
インは、電流フューズ2と操作コイルLとの接続点であ
る操作コイルLの一端(P)に、ソースは抵抗器Rの一
端に、ゲートは電流検出部4の出力に、それぞれ接続さ
れている。このスイッチ素子Q2は、電流検出部4が、
前記判定手段にて所定時間t2の間、Vr>Vtである
ことが判定されて、操作コイルLの操作電流Icの所定
時間、所定値より大きいことを検出したときに負荷電流
Irを抵抗器Rに通電させる。
【0024】次に、以上説明した電磁石駆動装置Aの動
作を、図2に基づいて説明する。電磁石駆動装置Aは、
直流電源Vsが、操作コイルLを有する電磁石を起動す
る起動スイッチSwを介して接続され、例えば、電磁開
閉器等の操作駆動用の電磁石の操作コイルLへの通電電
流である操作電流Icを制御する。なお、起動スイッチ
Swは、このものにおいては、押し操作にて接点回路の
閉路と開路とが反転する、単極の、オルタネートスイッ
チと呼ばれる操作スイッチにて形成している。
作を、図2に基づいて説明する。電磁石駆動装置Aは、
直流電源Vsが、操作コイルLを有する電磁石を起動す
る起動スイッチSwを介して接続され、例えば、電磁開
閉器等の操作駆動用の電磁石の操作コイルLへの通電電
流である操作電流Icを制御する。なお、起動スイッチ
Swは、このものにおいては、押し操作にて接点回路の
閉路と開路とが反転する、単極の、オルタネートスイッ
チと呼ばれる操作スイッチにて形成している。
【0025】起動スイッチSwが閉路されると、まず、
操作コイルLに直流電源Vsから電源電圧Viが印加さ
れるとともに制御部1にも電源が供給されて、制御パル
ス信号Vgがスイッチ素子Q1のゲートに向けて出力さ
れる。この制御パルス信号Vgは、電磁石にて可動鉄心
が吸引できるだけの起動電流を通電するもので、操作コ
イルLに、所定時間t1の間、起動電流ピーク値Ipを
もってデューティ比の大きい電流が通電される。次い
で、電磁石にて可動鉄心が吸引されて、可動鉄心が電磁
石側の固定鉄心にて保持された保持時においては、起動
時の起動電流ピーク値Ipよりも小さい保持電流ピーク
値Ihをもって、起動電流ピーク値Ipのときのデュー
ティ比の小さい電流が通電され、可動鉄心が電磁石側の
固定鉄心にて保持された電磁石保持状態が継続される。
すなわち、起動電流ピーク値Ipが電流フューズ2の溶
断電流値Ioより小さい値に設定されているので、操作
コイルLには保持電流ピーク値Ihをもった保持電流が
安定して通電される。
操作コイルLに直流電源Vsから電源電圧Viが印加さ
れるとともに制御部1にも電源が供給されて、制御パル
ス信号Vgがスイッチ素子Q1のゲートに向けて出力さ
れる。この制御パルス信号Vgは、電磁石にて可動鉄心
が吸引できるだけの起動電流を通電するもので、操作コ
イルLに、所定時間t1の間、起動電流ピーク値Ipを
もってデューティ比の大きい電流が通電される。次い
で、電磁石にて可動鉄心が吸引されて、可動鉄心が電磁
石側の固定鉄心にて保持された保持時においては、起動
時の起動電流ピーク値Ipよりも小さい保持電流ピーク
値Ihをもって、起動電流ピーク値Ipのときのデュー
ティ比の小さい電流が通電され、可動鉄心が電磁石側の
固定鉄心にて保持された電磁石保持状態が継続される。
すなわち、起動電流ピーク値Ipが電流フューズ2の溶
断電流値Ioより小さい値に設定されているので、操作
コイルLには保持電流ピーク値Ihをもった保持電流が
安定して通電される。
【0026】一方、スイッチ素子Q1が常時オンとなる
故障においては、故障発生時点teにおいてスイッチ素
子Q1が常時オンとなる故障または短絡故障が発生し、
電流フューズ2の溶断電流値Ioより小さい値の操作電
流Ieが継続して通電された場合、まず、電流検出部4
にて、起動時の所定時間t1よりも大きい所定時間t2
の間、所定の値、例えば保持電流ピーク値Ihより大き
い操作電流Ieの通電されたことが検出され、スイッチ
素子Q2が導通される。そして、抵抗器Rにて、前記電
流フューズ2の溶断電流値Ioより大きい負荷電流Ir
が通電され、操作電流Ieが電流フューズ2の溶断電流
値Ioより小さい電流であっても、操作電流Ieと負荷
電流Irとの合計電流(Ie+Ir)が直流電源Vsか
ら流れて、電流フューズ2が直ちに溶断する。また、内
部回路の短絡故障においては、操作コイルLの直流電源
Vsの正極側の一端(P)側に直列に接続された電流フ
ューズ2が直ちに溶断して、やはり電磁石駆動装置Aへ
の電源供給を停止することができる。
故障においては、故障発生時点teにおいてスイッチ素
子Q1が常時オンとなる故障または短絡故障が発生し、
電流フューズ2の溶断電流値Ioより小さい値の操作電
流Ieが継続して通電された場合、まず、電流検出部4
にて、起動時の所定時間t1よりも大きい所定時間t2
の間、所定の値、例えば保持電流ピーク値Ihより大き
い操作電流Ieの通電されたことが検出され、スイッチ
素子Q2が導通される。そして、抵抗器Rにて、前記電
流フューズ2の溶断電流値Ioより大きい負荷電流Ir
が通電され、操作電流Ieが電流フューズ2の溶断電流
値Ioより小さい電流であっても、操作電流Ieと負荷
電流Irとの合計電流(Ie+Ir)が直流電源Vsか
ら流れて、電流フューズ2が直ちに溶断する。また、内
部回路の短絡故障においては、操作コイルLの直流電源
Vsの正極側の一端(P)側に直列に接続された電流フ
ューズ2が直ちに溶断して、やはり電磁石駆動装置Aへ
の電源供給を停止することができる。
【0027】また、上記のように、電流検出部4の検出
時間である所定時間t2を起動時の所定時間t1よりも
大きくすることによって、起動時の直流電源Vsからの
起動電流を誤って検出して故障と判定することが無い。
この所定時間t2は、操作コイルLが異常発熱して電磁
石が異臭を発したり発煙したりしない時間としている。
時間である所定時間t2を起動時の所定時間t1よりも
大きくすることによって、起動時の直流電源Vsからの
起動電流を誤って検出して故障と判定することが無い。
この所定時間t2は、操作コイルLが異常発熱して電磁
石が異臭を発したり発煙したりしない時間としている。
【0028】また、上記の説明以外の故障として、起動
時の起動電流Ipが所定時間t1以上の間通電されたと
きにおいても同様に、起動電流Ipと負荷電流Irとの
合計電流(Ip+Ir)が直流電源Vsから流れて、電
流フューズ2が直ちに溶断する。そして、直流電源Vs
からの電源供給が直ちに停止され、操作コイルLの発熱
による異臭や発煙が確実に防止される。
時の起動電流Ipが所定時間t1以上の間通電されたと
きにおいても同様に、起動電流Ipと負荷電流Irとの
合計電流(Ip+Ir)が直流電源Vsから流れて、電
流フューズ2が直ちに溶断する。そして、直流電源Vs
からの電源供給が直ちに停止され、操作コイルLの発熱
による異臭や発煙が確実に防止される。
【0029】以上説明した電磁石駆動装置Aによると、
電流検出部4が操作電流Icの所定時間、所定値より大
きいことを検出して、負荷部3に電流フューズ2の溶断
電流Ioより大きい負荷電流Irが通電されるものとな
るので、起動電流を保持電流へ切り換えられず、起動電
流が継続して通電される故障が発生した場合、あるいは
スイッチ素子が常時オンとなる故障の場合においても、
電流フューズを強制的に溶断させて操作コイルLへの操
作電流Icの通電を停止し、以て、電磁石からの異臭あ
るいは発煙を防止できる。また、電流検出部4の電流検
出用抵抗器と、負荷部3の、電流検出部4にてスイッチ
制御されるスイッチ素子Q2にて負荷電流の通電制御さ
れる負荷抵抗器とが同一の抵抗器Rにて形成されるもの
となるので、部品点数が少なくてすみ低コスト化及び小
型化が容易となる。
電流検出部4が操作電流Icの所定時間、所定値より大
きいことを検出して、負荷部3に電流フューズ2の溶断
電流Ioより大きい負荷電流Irが通電されるものとな
るので、起動電流を保持電流へ切り換えられず、起動電
流が継続して通電される故障が発生した場合、あるいは
スイッチ素子が常時オンとなる故障の場合においても、
電流フューズを強制的に溶断させて操作コイルLへの操
作電流Icの通電を停止し、以て、電磁石からの異臭あ
るいは発煙を防止できる。また、電流検出部4の電流検
出用抵抗器と、負荷部3の、電流検出部4にてスイッチ
制御されるスイッチ素子Q2にて負荷電流の通電制御さ
れる負荷抵抗器とが同一の抵抗器Rにて形成されるもの
となるので、部品点数が少なくてすみ低コスト化及び小
型化が容易となる。
【0030】なお、以上説明した実施の形態において、
電流検出部4の電流検出用抵抗器と負荷部3としての負
荷抵抗器とを同一の抵抗器Rとしたものを例示して説明
したが、本発明はそのもののみに限定するものでなく、
図3に示すように、負荷部3として負荷抵抗器を別に設
けるものであっても良い。また、電流検出部4も、シャ
ント抵抗器の一端の電圧値にて電流を検出するものに限
定するものでなく、例えばホール素子等によって通電電
流を検出するものであっても良い。
電流検出部4の電流検出用抵抗器と負荷部3としての負
荷抵抗器とを同一の抵抗器Rとしたものを例示して説明
したが、本発明はそのもののみに限定するものでなく、
図3に示すように、負荷部3として負荷抵抗器を別に設
けるものであっても良い。また、電流検出部4も、シャ
ント抵抗器の一端の電圧値にて電流を検出するものに限
定するものでなく、例えばホール素子等によって通電電
流を検出するものであっても良い。
【0031】[第2の実施の形態]図4は、第2の実施
の形態の電磁石駆動装置の構成図である。
の形態の電磁石駆動装置の構成図である。
【0032】この電磁石駆動装置Aは、電流フューズを
有せず更に、操作コイルへの通電を制御する通電制御部
5を有する点が第1の実施の形態と異なるもので、他の
構成部材は第1の実施の形態のものと同一である。
有せず更に、操作コイルへの通電を制御する通電制御部
5を有する点が第1の実施の形態と異なるもので、他の
構成部材は第1の実施の形態のものと同一である。
【0033】通電制御部5は、例えば第1の実施の形態
同じ電流検出部4が操作電流Icの所定時間、所定値よ
り大きいことを検出したときに操作コイルLへの通電を
停止するもので、電磁石駆動装置Aへの直流電源Vsか
らの通電を停止させるための開閉部51と、この開閉部
51を電流検出部4の出力にて操作するための操作回路
52とを有し、このものにおいては、単極の常開型のリ
レー装置にて形成されている。このリレー装置は、開閉
部51が起動スイッチSwにて直流電源Vsから電源電
圧Viが印加される一方の入力端に設けられる。
同じ電流検出部4が操作電流Icの所定時間、所定値よ
り大きいことを検出したときに操作コイルLへの通電を
停止するもので、電磁石駆動装置Aへの直流電源Vsか
らの通電を停止させるための開閉部51と、この開閉部
51を電流検出部4の出力にて操作するための操作回路
52とを有し、このものにおいては、単極の常開型のリ
レー装置にて形成されている。このリレー装置は、開閉
部51が起動スイッチSwにて直流電源Vsから電源電
圧Viが印加される一方の入力端に設けられる。
【0034】なお、このものにおいては、制御部1、通
電制御部5の操作回路には、起動スイッチSwの投入に
て線路Qを介して直ちに電源電圧Viが印加されるよう
になっている。
電制御部5の操作回路には、起動スイッチSwの投入に
て線路Qを介して直ちに電源電圧Viが印加されるよう
になっている。
【0035】以上説明した電磁石駆動装置Aは、起動ス
イッチSwが閉路されると、まず、制御部1、電流検出
部4及び通電制御部5の操作回路52に電源電圧Viが
印加されて、開閉部51が直ちに閉路し操作コイルLに
電源電圧Viが印加される。そして、制御部1から制御
パルス信号Vgがスイッチ素子Q1のゲートに向けて出
力される。この制御パルス信号Vgは、電磁石にて可動
鉄心が吸引できるだけの起動電流を通電するもので、操
作コイルLに、所定時間t1の間、起動電流ピーク値I
pをもってデューティ比の大きい電流が通電される。次
いで、電磁石にて可動鉄心が吸引されて、可動鉄心が電
磁石側の固定鉄心にて保持された保持時においては、起
動時の起動電流ピーク値Ipよりも小さい保持電流ピー
ク値Ihをもって、起動電流ピーク値Ipのときのデュ
ーティ比の小さい電流が通電され、可動鉄心が電磁石側
の固定鉄心にて保持された電磁石保持状態が継続され
る。
イッチSwが閉路されると、まず、制御部1、電流検出
部4及び通電制御部5の操作回路52に電源電圧Viが
印加されて、開閉部51が直ちに閉路し操作コイルLに
電源電圧Viが印加される。そして、制御部1から制御
パルス信号Vgがスイッチ素子Q1のゲートに向けて出
力される。この制御パルス信号Vgは、電磁石にて可動
鉄心が吸引できるだけの起動電流を通電するもので、操
作コイルLに、所定時間t1の間、起動電流ピーク値I
pをもってデューティ比の大きい電流が通電される。次
いで、電磁石にて可動鉄心が吸引されて、可動鉄心が電
磁石側の固定鉄心にて保持された保持時においては、起
動時の起動電流ピーク値Ipよりも小さい保持電流ピー
ク値Ihをもって、起動電流ピーク値Ipのときのデュ
ーティ比の小さい電流が通電され、可動鉄心が電磁石側
の固定鉄心にて保持された電磁石保持状態が継続され
る。
【0036】一方、スイッチ素子Q1が常時オンとなる
故障においては、故障発生時点teにおいてスイッチ素
子Q1が常時オンとなる故障または短絡故障が発生した
場合、まず、電流検出部4にて、起動時の所定時間t1
よりも大きい所定時間t2の間、所定の値、例えば保持
電流ピーク値Ihより大きい操作電流Ieの通電された
ことが検出され、操作回路52への電源電圧Viが印加
されないよう制御されて開閉部51が開路する。そし
て、操作コイルLへの通電が停止される。また、内部回
路の短絡故障においても、操作回路52への電源電圧V
iが印加されないよう制御されて開閉部51が開路し、
操作コイルLへの通電が停止される。
故障においては、故障発生時点teにおいてスイッチ素
子Q1が常時オンとなる故障または短絡故障が発生した
場合、まず、電流検出部4にて、起動時の所定時間t1
よりも大きい所定時間t2の間、所定の値、例えば保持
電流ピーク値Ihより大きい操作電流Ieの通電された
ことが検出され、操作回路52への電源電圧Viが印加
されないよう制御されて開閉部51が開路する。そし
て、操作コイルLへの通電が停止される。また、内部回
路の短絡故障においても、操作回路52への電源電圧V
iが印加されないよう制御されて開閉部51が開路し、
操作コイルLへの通電が停止される。
【0037】以上説明した電磁石駆動装置Aによると、
通電制御部5にて、電流検出部4が操作電流の所定時
間、所定値より大きいことを検出したとき、操作コイル
Lへの通電が停止されるものとなるので、例えば、操作
コイルLの両端が短絡したときにおいても電磁石からの
異臭あるいは発煙を防止できるとともに容易に再使用が
できる。
通電制御部5にて、電流検出部4が操作電流の所定時
間、所定値より大きいことを検出したとき、操作コイル
Lへの通電が停止されるものとなるので、例えば、操作
コイルLの両端が短絡したときにおいても電磁石からの
異臭あるいは発煙を防止できるとともに容易に再使用が
できる。
【0038】[第3の実施の形態]図5は、第3の実施
の形態の電磁石駆動装置の構成図である。
の形態の電磁石駆動装置の構成図である。
【0039】この電磁石駆動装置Aは、電流フューズを
有せず更に、電流検出部4の電流検出のためのシャント
抵抗器の構成が第1の実施の形態と異なるもので、他の
構成部材は第1の実施の形態のものと同一である。
有せず更に、電流検出部4の電流検出のためのシャント
抵抗器の構成が第1の実施の形態と異なるもので、他の
構成部材は第1の実施の形態のものと同一である。
【0040】このものの抵抗器Rは、電流検出部4の電
流検出のためのシャント抵抗器と、後述する通電制御部
5の、電流検出部4が操作電流の所定時間、所定値より
大きいことを検出したときに操作コイルLへの通電を停
止する通電停止手段を兼ねたもので、フューズ抵抗器に
て形成されている。そして、第1の実施の形態のものと
同様、一端がスイッチ素子Q1のソース、他端が直流電
源Vsの負極側にそれぞれ接続されて、操作コイルLの
操作電流Icが通電される。
流検出のためのシャント抵抗器と、後述する通電制御部
5の、電流検出部4が操作電流の所定時間、所定値より
大きいことを検出したときに操作コイルLへの通電を停
止する通電停止手段を兼ねたもので、フューズ抵抗器に
て形成されている。そして、第1の実施の形態のものと
同様、一端がスイッチ素子Q1のソース、他端が直流電
源Vsの負極側にそれぞれ接続されて、操作コイルLの
操作電流Icが通電される。
【0041】このヒューズ抵抗器は、例えば抵抗器の定
格電力の略10倍程度の電力消費状態にて通電されると
略10秒程度の時間にて溶断する低融点物質と金属酸化
被膜抵抗体とが直列に配設されて、セメント材にて封止
され形成された、高負荷タイプの金属被膜フューズ抵抗
器である。また、この抵抗器Rの一端は、電流検出部4
を形成する電流検出回路41の入力と、後述するスイッ
チ素子Q2のソースとにも接続されている。
格電力の略10倍程度の電力消費状態にて通電されると
略10秒程度の時間にて溶断する低融点物質と金属酸化
被膜抵抗体とが直列に配設されて、セメント材にて封止
され形成された、高負荷タイプの金属被膜フューズ抵抗
器である。また、この抵抗器Rの一端は、電流検出部4
を形成する電流検出回路41の入力と、後述するスイッ
チ素子Q2のソースとにも接続されている。
【0042】通電制御部5は、例えば第1の実施の形態
同じ電流検出部4が操作電流Icの所定時間、所定値よ
り大きいことを検出したときに操作コイルLへの通電を
停止するもので、上記抵抗器Rを電流検出部4の出力に
て溶断操作するための操作回路である、第2のスイッチ
素子に相当するスイッチ素子Q2にて形成されている。
同じ電流検出部4が操作電流Icの所定時間、所定値よ
り大きいことを検出したときに操作コイルLへの通電を
停止するもので、上記抵抗器Rを電流検出部4の出力に
て溶断操作するための操作回路である、第2のスイッチ
素子に相当するスイッチ素子Q2にて形成されている。
【0043】スイッチ素子Q2は、抵抗器Rへの溶断電
流Imの通電制御をするもので、例えば、電界効果トラ
ンジスタ(FET)にて形成されている。そして、ドレ
インは、電源電圧Viの入力端である操作コイルLの一
端(P)に、ソースは抵抗器Rの一端に、ゲートは電流
検出部4の出力に、それぞれ接続されている。このスイ
ッチ素子Q2は、電流検出部4が、前記判定手段にて所
定時間t2の間、Vr>Vtであることが判定されて、
操作コイルLの操作電流Icの所定時間、所定値より大
きいことを検出したときに溶断電流Imを抵抗器Rに通
電させる。
流Imの通電制御をするもので、例えば、電界効果トラ
ンジスタ(FET)にて形成されている。そして、ドレ
インは、電源電圧Viの入力端である操作コイルLの一
端(P)に、ソースは抵抗器Rの一端に、ゲートは電流
検出部4の出力に、それぞれ接続されている。このスイ
ッチ素子Q2は、電流検出部4が、前記判定手段にて所
定時間t2の間、Vr>Vtであることが判定されて、
操作コイルLの操作電流Icの所定時間、所定値より大
きいことを検出したときに溶断電流Imを抵抗器Rに通
電させる。
【0044】以上説明した電磁石駆動装置Aは、起動ス
イッチSwが閉路されると、まず、操作コイルLに直流
電源Vsから電源電圧Viが印加されるとともに制御部
1にも電源が供給されて、制御パルス信号Vgがスイッ
チ素子Q1のゲートに向けて出力される。この制御パル
ス信号Vgは、電磁石にて可動鉄心が吸引できるだけの
起動電流を通電するもので、操作コイルLに、所定時間
t1の間、起動電流ピーク値Ipをもってデューティ比
の大きい電流が通電される。次いで、電磁石にて可動鉄
心が吸引されて、可動鉄心が電磁石側の固定鉄心にて保
持された保持時においては、起動時の起動電流ピーク値
Ipよりも小さい保持電流ピーク値Ihをもって、起動
電流ピーク値Ipのときのデューティ比の小さい電流が
通電され、可動鉄心が電磁石側の固定鉄心にて保持され
た電磁石保持状態が継続される。すなわち、抵抗器Rの
溶断電流Imが起動電流ピーク値Ipより大きい値に設
定されているので、操作コイルLには保持電流ピーク値
Ihをもった保持電流が安定して通電される。
イッチSwが閉路されると、まず、操作コイルLに直流
電源Vsから電源電圧Viが印加されるとともに制御部
1にも電源が供給されて、制御パルス信号Vgがスイッ
チ素子Q1のゲートに向けて出力される。この制御パル
ス信号Vgは、電磁石にて可動鉄心が吸引できるだけの
起動電流を通電するもので、操作コイルLに、所定時間
t1の間、起動電流ピーク値Ipをもってデューティ比
の大きい電流が通電される。次いで、電磁石にて可動鉄
心が吸引されて、可動鉄心が電磁石側の固定鉄心にて保
持された保持時においては、起動時の起動電流ピーク値
Ipよりも小さい保持電流ピーク値Ihをもって、起動
電流ピーク値Ipのときのデューティ比の小さい電流が
通電され、可動鉄心が電磁石側の固定鉄心にて保持され
た電磁石保持状態が継続される。すなわち、抵抗器Rの
溶断電流Imが起動電流ピーク値Ipより大きい値に設
定されているので、操作コイルLには保持電流ピーク値
Ihをもった保持電流が安定して通電される。
【0045】一方、スイッチ素子Q1が常時オンとなる
故障においては、故障発生時点teにおいてスイッチ素
子Q1が常時オンとなる故障または短絡故障が発生した
場合、まず、電流検出部4にて、起動時の所定時間t1
よりも大きい所定時間t2の間、所定の値、例えば保持
電流ピーク値Ihより大きい操作電流Ieの通電された
ことが検出され、スイッチ素子Q2が導通される。そし
て、抵抗器Rには溶断電流Imが通電され、操作電流I
eが電流フューズ2の溶断電流値Ioより小さい電流で
あっても、フューズ抵抗器である抵抗器Rが所定時間経
過後に溶断する。また、内部回路の短絡故障において
も、抵抗器Rには溶断電流Imが通電されるよう制御さ
れて抵抗器Rが所定時間経過後に溶断し、操作コイルL
への通電が停止される。
故障においては、故障発生時点teにおいてスイッチ素
子Q1が常時オンとなる故障または短絡故障が発生した
場合、まず、電流検出部4にて、起動時の所定時間t1
よりも大きい所定時間t2の間、所定の値、例えば保持
電流ピーク値Ihより大きい操作電流Ieの通電された
ことが検出され、スイッチ素子Q2が導通される。そし
て、抵抗器Rには溶断電流Imが通電され、操作電流I
eが電流フューズ2の溶断電流値Ioより小さい電流で
あっても、フューズ抵抗器である抵抗器Rが所定時間経
過後に溶断する。また、内部回路の短絡故障において
も、抵抗器Rには溶断電流Imが通電されるよう制御さ
れて抵抗器Rが所定時間経過後に溶断し、操作コイルL
への通電が停止される。
【0046】以上説明した電磁石駆動装置Aによると、
電流検出部4の電流検出用抵抗器Rが、通電制御部5
の、電流検出部4にてスイッチ制御されスイッチ素子Q
2にて溶断電流Imの通電制御されるフューズ抵抗器で
ある抵抗器Rにて形成されるものとなるので、さらに部
品点数が少なくてすみ低コスト化及び小型化が容易とな
る。
電流検出部4の電流検出用抵抗器Rが、通電制御部5
の、電流検出部4にてスイッチ制御されスイッチ素子Q
2にて溶断電流Imの通電制御されるフューズ抵抗器で
ある抵抗器Rにて形成されるものとなるので、さらに部
品点数が少なくてすみ低コスト化及び小型化が容易とな
る。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の電磁石駆動装置は、電流
検出部が操作電流の所定時間、所定値より大きいことを
検出して、負荷部に電流フューズの溶断電流より大きい
負荷電流が通電されるものとなるので、起動電流を保持
電流へ切り換えられず、起動電流が継続して通電される
故障が発生した場合、あるいはスイッチ素子が常時オン
となる故障の場合においても、電流フューズを強制的に
溶断させて操作コイルへの操作電流の通電を停止し、以
て、電磁石からの異臭あるいは発煙を防止できる。
検出部が操作電流の所定時間、所定値より大きいことを
検出して、負荷部に電流フューズの溶断電流より大きい
負荷電流が通電されるものとなるので、起動電流を保持
電流へ切り換えられず、起動電流が継続して通電される
故障が発生した場合、あるいはスイッチ素子が常時オン
となる故障の場合においても、電流フューズを強制的に
溶断させて操作コイルへの操作電流の通電を停止し、以
て、電磁石からの異臭あるいは発煙を防止できる。
【0048】また、請求項2記載の電磁石駆動装置は、
請求項1記載のものの効果に加え、電流検出部の電流検
出用抵抗器と、負荷部の、電流検出部にてスイッチ制御
される第2のスイッチ素子にて負荷電流の通電制御され
る負荷抵抗器とが同一の抵抗器にて形成されるものとな
るので、部品点数が少なくてすみ低コスト化及び小型化
が容易となる。
請求項1記載のものの効果に加え、電流検出部の電流検
出用抵抗器と、負荷部の、電流検出部にてスイッチ制御
される第2のスイッチ素子にて負荷電流の通電制御され
る負荷抵抗器とが同一の抵抗器にて形成されるものとな
るので、部品点数が少なくてすみ低コスト化及び小型化
が容易となる。
【0049】また、請求項3記載の電磁石駆動装置は、
通電制御部にて、電流検出部が操作電流の所定時間、所
定値より大きいことを検出したとき、操作コイルへの通
電が停止されるものとなるので、操作コイルLの両端が
短絡したときにおいても電磁石からの異臭あるいは発煙
を防止できるとともに容易に再使用ができる。
通電制御部にて、電流検出部が操作電流の所定時間、所
定値より大きいことを検出したとき、操作コイルへの通
電が停止されるものとなるので、操作コイルLの両端が
短絡したときにおいても電磁石からの異臭あるいは発煙
を防止できるとともに容易に再使用ができる。
【0050】また、請求項4記載の電磁石駆動装置は、
請求項3記載のものの効果に加え、電流検出部の電流検
出用抵抗器が、通電制御部の、電流検出部にてスイッチ
制御される第2のスイッチ素子にて溶断電流の通電制御
されるフューズ抵抗器にて形成されるものとなるので、
さらに部品点数が少なくてすみ低コスト化及び小型化が
容易となる。
請求項3記載のものの効果に加え、電流検出部の電流検
出用抵抗器が、通電制御部の、電流検出部にてスイッチ
制御される第2のスイッチ素子にて溶断電流の通電制御
されるフューズ抵抗器にて形成されるものとなるので、
さらに部品点数が少なくてすみ低コスト化及び小型化が
容易となる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の電磁石駆動装置の
構成図である。
構成図である。
【図2】図1に示す電磁石駆動装置の制御を説明するタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図3】第1の実施の形態の電磁石駆動装置の別の実施
例の説明図である。
例の説明図である。
【図4】第2の実施の形態の電磁石駆動装置の構成図で
ある。
ある。
【図5】第3の実施の形態の電磁石駆動装置の構成図で
ある。
ある。
【図6】従来例の電磁石駆動装置の構成図である。
【図7】従来例の電磁石駆動装置の制御を説明するタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
1 制御部 2 電流フューズ 3 負荷部 4 電流検出部 R 抵抗器(電流検出用抵抗器、負荷抵抗器) 5 通電制御部 Q1 第1のスイッチ素子 Q2 第2のスイッチ素子 L 操作コイル
Claims (4)
- 【請求項1】 電磁石の操作コイルに直列に接続される
第1のスイッチ素子と、第1のスイッチ素子のスイッチ
ング制御にて電磁石の起動時と保持状態とにおける前記
操作コイルの操作電流の大きさを制御する制御部と、前
記操作コイルに直列に接続される電流フューズと、を備
える電磁石駆動装置において、 前記操作電流を検出する電流検出部及び前記電流フュー
ズの溶断電流より大きい負荷電流を通電させる負荷部を
付加し、電流検出部が操作電流の所定時間、所定値より
大きいことを検出したときに負荷部に負荷電流が通電さ
れるよう成したこと特徴とする電磁石駆動装置。 - 【請求項2】 前記電流検出部を電流検出用抵抗器の両
端電圧にて電流検出するものとし、該電流検出用抵抗器
と前記負荷部の負荷抵抗器とを同一の抵抗器にて形成す
るとともに、該抵抗器への負荷電流の通電制御が前記電
流検出部にてスイッチ制御される第2のスイッチ素子に
てされるよう成したことを特徴とする請求項1記載の電
磁石駆動装置。 - 【請求項3】 電磁石の操作コイルに直列に接続される
第1のスイッチ素子と、第1のスイッチ素子のスイッチ
ング制御にて電磁石の起動時と保持状態とにおける前記
操作コイルの操作電流の大きさを制御する制御部と、前
記操作電流を検出する電流検出部と、この電流検出部が
操作電流の所定時間、所定値より大きいことを検出した
ときに前記操作コイルへの通電を停止する通電制御部
と、を備えたことを特徴とする電磁石駆動装置。 - 【請求項4】 前記電流検出部を電流検出用抵抗器の両
端電圧にて電流検出するものとし、該電流検出用抵抗器
をフューズ抵抗器にて形成するとともに、前記通電制御
部を、該フューズ抵抗器への溶断電流の通電制御を前記
電流検出部にてスイッチ制御される第2のスイッチ素子
にてされるよう成したことを特徴とする請求項3記載の
電磁石駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1944697A JPH10223434A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 電磁石駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1944697A JPH10223434A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 電磁石駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10223434A true JPH10223434A (ja) | 1998-08-21 |
Family
ID=11999544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1944697A Pending JPH10223434A (ja) | 1997-01-31 | 1997-01-31 | 電磁石駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10223434A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008157304A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Nissan Motor Co Ltd | 誘導負荷電流制御装置 |
JP2008222368A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | リフティングマグネット制御システム |
-
1997
- 1997-01-31 JP JP1944697A patent/JPH10223434A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008157304A (ja) * | 2006-12-21 | 2008-07-10 | Nissan Motor Co Ltd | 誘導負荷電流制御装置 |
JP2008222368A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | リフティングマグネット制御システム |
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