JP2523819Y2 - 時計の装飾体 - Google Patents

時計の装飾体

Info

Publication number
JP2523819Y2
JP2523819Y2 JP10161691U JP10161691U JP2523819Y2 JP 2523819 Y2 JP2523819 Y2 JP 2523819Y2 JP 10161691 U JP10161691 U JP 10161691U JP 10161691 U JP10161691 U JP 10161691U JP 2523819 Y2 JP2523819 Y2 JP 2523819Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating shaft
drive box
decorative body
rod
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10161691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0550393U (ja
Inventor
雄一 基
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
Priority to JP10161691U priority Critical patent/JP2523819Y2/ja
Publication of JPH0550393U publication Critical patent/JPH0550393U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523819Y2 publication Critical patent/JP2523819Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toys (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、報時時計や目覚時計
において、時計体に付設され、正時・目安時刻等の設定
時刻に、音楽に合わせて作動する装飾体に関する。
【0002】
【従来の技術】今日の置時計では、正時等に音楽を鳴ら
し人形等を作動させるものが存する。ここに用いられる
時計の装飾体は、比較的単純な機構で装飾体に種々の動
きを与えることが工夫され、従来、カムにより上下する
プッシュロッドを人形の手足に取り付け、ステージの下
に組み込んだ回転板上面のカムによりプッシュロッドを
上下動させて手足に動きを与えるもの(例えば実開昭6
3−84597号)、モータにより人形に御辞儀動作や
回転移動をさせ、電磁石の吸引反発力により人形の腕を
作動させるもの(例えば実開平2−15198号)、回
転板の周縁に人形を配置して円周方向に人形を移動させ
るもの、更に、人形が円周方向に移動する際に人形が回
転するようにしたもの(例えば実開昭61−46496
号)等が有る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記装飾体は、常に斬
新さが望まれるが、大型化したり作動機構を複雑にして
しまうとコスト高を招来する。本考案は、簡易な作動機
構でコンパクトであり且つ斬新な人形動作を備えた時計
の装飾体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は、ス
テージ内に、往復駆動可能な駆動箱を配し、該駆動箱か
らステージ上に、上下摺動可能及び軸線まわりに自転駆
動可能とされた作動軸を突出させて駆動箱上に装着した
装飾体の胴部に到らしめ、前記作動軸の上部に膨出部を
形成して該膨出部に装飾体の腕リンクと脚リンクとを押
接し、更に前記作動軸の下方に該作動杆の下面を押上げ
る回転押上げ杆を配すると共にステージ内に前記回転押
上げ杆を押圧回転させる押圧部を設けたものである。
【0005】
【作用】本考案に係る時計の装飾体は、駆動箱が往復移
動する際、装飾体が同行移動する。また駆動箱が移動し
て、該駆動箱内の回転押上げ杆が押圧部によって押圧さ
れると、この回転押上げ杆によって作動軸が押し上げら
れ、腕リンク、脚リンクの膨出部に対する位置が変わ
る。そしてまた作動軸が回転駆動されると腕リンク、脚
リンクが膨出部の回転に共って動かされ、手振り、足振
り動作を行うことになる。
【0006】
【実施例】以下、一実施例を示す添付図面に基いて本考
案を詳述する。実施例は、図1、2に示すように装飾体
1がステージ2上を往復移動し且つ腕3及び脚4を揺動
運動するものを示している。まず概略を述べると、ステ
ージ2内に、レール5に沿って往復駆動可能な駆動箱6
を配すると共に該駆動箱6上に兎人形たる装飾体1を装
着し、駆動箱6から装飾体1の胴筒7内に到るまで上下
動及び回転駆動可能な作動軸8を突出せしめ、該作動軸
8の上下動作及び回転動作により、装飾体1の腕リンク
3a及び脚リンク4aを介して腕3及び脚4を揺動させ
る構成としてある。
【0007】具体的には、ステージ底板2bにレール5
を固定して該レール5に駆動箱6を取付け、他方、上記
ステージ2内に、上記レール5と平行にラック9を取付
け、該ラック9に、駆動箱6に備えた駆動歯車10を噛
合せしめ、以って駆動歯車10が回転されることにより
駆動箱6がレール5に沿って走行する構成としてある。
【0008】上記駆動箱6は、箱枠6a内にモータ11
を備え、図4〜5に示すように、該モータ11の回転
が、ウォーム12、ウォームギヤ13、中間車14、1
5及び回転歯車16を介して上記駆動歯車10に伝えら
れる構成とされている。
【0009】駆動箱6の上面ケース6aには、上記回転
歯車16の軸(以下、「回転軸19」と称する)を貫通
せしめる透孔20と後述する作動軸8を貫通せしめる貫
通溝21が形成されており、これら回転軸19と作動軸
8は移動板17に設けた長孔A内を駆動箱6と同行移動
する。上記貫通溝21は透孔20を中心とする半円弧状
に形成されている。
【0010】また上記駆動歯車10は、高負荷がかかっ
た場合に上記回転軸19に対してスリップ可能なように
スリップ歯車25を介して回転軸19に接続されてい
る。
【0011】上記作動軸8は、軸線方向に上下摺動可能
且つ軸線まわりに自転駆動可能とされたもので、該作動
軸8の下端には上記回転歯車16に噛合せしめられた従
動歯車26を一体的に有し、上端は装飾体1の胴筒7に
まで到らしめられている。また上記従動歯車26は回転
歯車16に対して上下摺動可能に噛合せしめられてい
る。また上記移動板17の下面には上記作動軸8を下方
に付勢するスプリング27が配設されている。
【0012】そして上記作動軸8の上部には、脚リンク
4a、4a間をスプリング29の付勢力に抗して拡げ、
且つ、腕リンク3aをスプリング28の付勢力に抗して
揺動させるための膨出部30が形成されている。
【0013】他方、上記作動軸8の下方には、該作動軸
8の下面を押上げる回転押上げ杆31が配されている。
32は、ステージ2内の端部に設けられた押圧部であっ
て、該押圧部32は、前進してきた駆動箱6内の上記回
転押上げ杆31を押付けて回動せしめる役割を担ってい
る。33、34はステージ2の両端部に配設されたリミ
ットスイッチである。
【0014】上述の実施例の構成に依ると、正時にモー
タ11が駆動されて回転軸19が回転し、同回転軸19
と一体の回転歯車16に噛合している駆動歯車10が回
転される。この結果、ラック9に噛合している駆動歯車
10の回転によって駆動箱6、移動板17及び胴筒7が
レール5に沿って移動することになる。
【0015】また、上記回転軸19の回転初期には、胴
筒7が回転軸19と同行回転し、作動軸8が貫通溝21
の端部に接した時点で胴筒7の回転が停止し、この結果
駆動歯車10がカム回転歯車16に対して位置固定さ
れ、以後は、回転歯車16に噛合している従動歯車26
及びこれと一体の作動軸8が回転を開始することにな
る。
【0016】そして上記作動軸8の回転により、膨出部
30が回転し、脚リンク4aを拡縮させて、装飾体1が
歩くような動きを採る。なおこの際、図7(A)、
(B)、図8(A)、(B)、(C)、(D)に示すよ
うに腕リンク3aは膨出部30にの高さ位置に存せず、
従って腕3の揺動は生じない。
【0017】また、駆動箱6がレール5に沿って更に前
進すると、図9〜図11に示すように押圧部32で回転
押上げ杆31が押されて回転せしめられ、該回転押上げ
杆31が作動軸8を押し上げる、従って図8(E)〜図
8(H)に示すように膨出部30が腕リンク3aの存す
る位置に来て、今度は装飾体1の腕3が揺動する、そし
て終には駆動箱6が一方のリミットスイッチ33に接し
て前進が止まる。
【0018】ここで本実施例は、前述のように、駆動歯
車10が高負荷の場合に回転軸19に対してスリップす
るように回転軸19へ取り付けられており、駆動箱6が
リミットスイッチ33に当接さることにより前進が止ま
る。そしてこの時回転軸19の回転を更にモータ11の
作動により更に接続させた場合、駆動歯車10は回転軸
19に対してスリップし、移動板17や胴筒7が駆動箱
6の停止によってその移動を停止させられた状態で回転
軸19、従動歯車26及び作動軸8の回転を持続させる
ことができる。
【0019】上記駆動箱6がリミットスイッチ33に当
接して移動を停止させられるとき、作動軸8が押上げら
れた状態となっており、この状態でモータ11の回転を
持続させると、膨出部30が腕リンク3aの高さに位置
で回転を持続し、腕3が揺動される。
【0020】また、所要時間モータ11を一方向に回転
させた後モータ11を逆回転させると、回転軸19が逆
回転し、従動歯車26が回転歯車16の歯部による逆転
方向の押圧力を受けるので、作動軸8は貫通溝21内を
反対方向に移動し、作動軸8が貫通溝21の他端に当接
する。その結果、胴筒7は反転し、装飾体1が180度
回転される。
【0021】このように胴筒7が180度回転すると
き、回転押上げ杆31が押圧部32から外れ、作動軸8
がスプリング27により押し下げられ、膨出部30が降
下して脚リンク4a、4aの高さに一致し、腕3の揺動
が停止して左右両脚4、4が揺動を開始する。そして、
このように胴筒7が180度向きを換え脚4、4を揺動
させるように回転軸19が逆転を始めると、該回転軸1
9に取り付けた駆動歯車10が逆転し、駆動箱6、ひい
ては移動板17や胴筒7がレール5に沿って後退し、所
定位置まで後退したときに駆動箱6が他方のリミットス
イッチ34に接してモータ11の回転が停止される。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、自走機能
を有する駆動箱内に、作動杆を押上げる回転押上げ杆を
配してコンパクトな装置とすることができ、しかも本考
案によれば、装飾体の動きを手の揺動と脚の揺動を交互
に行わせ得る斬新な作動を具現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一実施例の縦断側面図
【図2】同上実施例の縦断正面図
【図3】同上実施例における移動板の動きを説明する平
面図
【図4】同上実施例における駆動箱の内部構造を示す平
面図
【図5】図4におけるV−V矢視断面図
【図6】図4におけるV−VI矢視断面図
【図7】(A)は膨出部が下位に存する場合の側面図、
(B)はその正面図
【図8】(A)、(C)は脚の揺動を示す平面図、
(B)、(D)はこの正面図、(E)、(G)は腕の揺
動を示す平面図、(F)、(H)はこの正面図
【図9】回転押上げ杆の作動説明図
【図10】回転押上げ杆の作動説明図
【図11】回転押上げ杆の作動説明図
【符号の説明】
1 装飾体 2 ステージ 3a 腕リンク 4a 脚リンク 6 駆動箱 7 胴筒 8 作動軸 30 膨出部 31 回転押上げ杆 32 押圧部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ内に、往復駆動可能な駆動箱を
    配し、該駆動箱からステージ上に、上下摺動可能及び軸
    線まわりに自転駆動可能とされた作動軸を突出させて駆
    動箱上に装着した装飾体の胴部に到らしめ、前記作動軸
    の上部に膨出部を形成して該膨出部に装飾体の腕リンク
    と脚リンクとを押接し、更に前記作動軸の下方に該作動
    杆の下面を押上げる回転押上げ杆を配すると共にステー
    ジ内に前記回転押上げ杆を押圧回転させる押圧部を設け
    たことを特徴とする時計の装飾体。
JP10161691U 1991-12-10 1991-12-10 時計の装飾体 Expired - Lifetime JP2523819Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10161691U JP2523819Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 時計の装飾体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10161691U JP2523819Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 時計の装飾体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0550393U JPH0550393U (ja) 1993-07-02
JP2523819Y2 true JP2523819Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=14305343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10161691U Expired - Lifetime JP2523819Y2 (ja) 1991-12-10 1991-12-10 時計の装飾体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523819Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4558424B2 (ja) * 2004-09-07 2010-10-06 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機用演出装置及びそれを用いた遊技機
JP4558422B2 (ja) * 2004-09-07 2010-10-06 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機用演出装置及びそれを用いた遊技機
JP4558423B2 (ja) * 2004-09-07 2010-10-06 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機用演出装置及びそれを用いた遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0550393U (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2957881B2 (ja) 2足歩行ロボット
US6220921B1 (en) Movable frog toy
JP2523819Y2 (ja) 時計の装飾体
HK1063298A1 (en) Toy having jumping action
GB2215223A (en) Mechanically driven toy figures
GB2258820A (en) Crawling and talking doll.
JPS6121844A (ja) 車両用自己調整ディマスイッチ
JPH0594788U (ja) 時計の装飾体
JPH074875Y2 (ja) 動く玩具
JPH0745276Y2 (ja) ステッピング人形
JP2517649Y2 (ja) からくり時計用人形
JPH0627198Y2 (ja) 人形駆動機構
JP2606040Y2 (ja) 動物状走行玩具
US4629439A (en) Music box toy
FR2272700A1 (en) Doll with movable limbs and head - has torso housed motor moving limb coupled externally to other parts
JPS5933974Y2 (ja) 冷凍機器の除霜装置
WO2018223420A1 (zh) 感应玩具
JPS5912243U (ja) 機械式タイマ
JPH053903A (ja) ハンデイマツサージ機
JPS587276A (ja) スタンプ装置
GB2252511A (en) Moving toy or decoration
JPH054086U (ja) からくり時計用人形
JPH0382663U (ja)
JPH0338258U (ja)
ES1017710U (es) Dispositivo de accionamiento para partes faciales de munecos.