JP2523664B2 - 半導体レ−ザアレイ装置 - Google Patents

半導体レ−ザアレイ装置

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JP2523664B2
JP2523664B2 JP62182532A JP18253287A JP2523664B2 JP 2523664 B2 JP2523664 B2 JP 2523664B2 JP 62182532 A JP62182532 A JP 62182532A JP 18253287 A JP18253287 A JP 18253287A JP 2523664 B2 JP2523664 B2 JP 2523664B2
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浩樹 内藤
雅博 粂
裕一 清水
国雄 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光ディスクメモリ,光通信の光源として用
いられる半導体レーザ装置に関するものである。
従来の技術 今日、半導体レーザは、小型軽量,高効率,低価格等
の優れた特性を有するため、光ディスクメモリの消去,
記録,再生ピックアップ用に最適であり、また光通信用
の光源として非常に重要である。
光ディスクの消去,記録,再生を高速化することは、
光情報処理の分野において非常に重要である。光磁気デ
ィスクにおいて一つの光学系で同時消去,記録を可能と
する半導体レーザアレイは、この目的を達成するのに注
目されているが、通常の半導体レーザアレイは、一つの
ダブルヘテロp−n接合に分離溝を設けているために、
各発光部の間隔は、最も小さくした場合においても、50
μm程度が限界である。このため、実用化には、いまだ
十分ではなく、発光部の間隔をより小さくする必要があ
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような分離溝を有する横型の半
導体レーザアレイでは、各発光部の間隔を十分に小さく
するには、限界がある。
また、多くの情報を伝送する波長多重方式の光通信に
おいて、波長の異なる発光部をもつ半導体レーザアレイ
を用いることは、非常に有益である。しかしながら、そ
のような半導体レーザアレイを実現するのは、非常に困
難である。
本発明は、上記欠点に鑑み、各発光部間隔が小さく、
しかも、各波長を変えることのできる独立駆動型の半導
体レーザアレイ装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の半導体レーザ
アレイ装置は、第1の導電型を有するとともに電極形成
部を有する半導体基板と、前記半導体基板上に形成され
電流チャネルとなる貫通溝を有する第1の半導体層と、
前記第1の半導体層の上に形成され、かつ、前記第1の
半導体層側の導電型が前記半導体基板の導電型と同じで
ある第1のタブルヘテロp−n接合と、前記第1のダブ
ルヘテロp−n接合の上に形成され前記半導体基板と導
電型の異なる導電型を有するとともにそれぞれの半導体
レーザに電流を供給する共振器方向の全体にわたって形
成された電極形成部を有する第2の半導体層と、前記第
2の半導体層上に形成され電流チャネルとなる貫通溝を
有する第3の半導体層と、前記第3の半導体層上に形成
され、かつ、前記第3の半導体層側の導電型が前記半導
体基板の導電型と異なる第2のダブルヘテロp−n接合
と、前記第2のダブルヘテロp−n接合の上に形成され
前記半導体基板と導電型を有するとともに電極形成部を
有する第4の半導体層とを備えた構成を有している。
作用 この構成によって、光磁気ディスク用には、発光部の
間隔の非常に狭い半導体レーザアレイを、光通信用に
は、波長の異なる発光部をもつ半導体レーザアレイを得
ることができる。
実 施 例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しなが
ら説明する。
第1図は、本発明の一実施例における半導体レーザア
レイ装置の断面構造を示す図である。1は第1の導電型
を有するとともに電極形成部を有する半導体基板となる
p型GaAs基板で、2は半導体基板上に形成され電流チャ
ネルとなる貫通溝を有する第1の半導体層となるn型Ga
As層である。基板より注入される電流は、電流チャネル
となる貫通溝16にのみ流れ、貫通溝16の直上のGaAlAs活
性層4でレーザ発振が生じる。3、5は、それぞれ、下
部半導体レーザのクラッド層、p−GaAlAs層、n−GaAl
As層である。従って、p−GaAls層3、GaAlAs活性層
4、n−GaalAs層5が下部半導体レーザのダブルヘテロ
p−n接合(第1のダブルヘテロp−n接合)を形成す
る。6はn型GaAsコンタクト層であるとともに、上部と
下部の半導体レーザを結合させている前記半導体基板と
導電型の異なる導電型を有するとともに共振器方向の全
体にわたって電極形成部を有する第2の半導体層であ
る。7は、第2の半導体層上に形成され電流チャネルと
なる貫通溝を有する第3の半導体層となるp型GaAs層
で、8、10はそれぞれ、上部半導体レーザのクラッド
層、n−GaAlAs層、p−GaAlAs層である。9は、上部半
導体レーザの活性層であるGaAlAs層である。従って、n
−GaAlAs層8、GaAlAs活性層9、n−GaAlAs層10が下部
半導体レーザのダブルヘテロp−n接合(第2のダブル
ヘテロp−n接合)を形成する。11は半導体基板と同じ
導電型を有するとともに電極形成部を有する第4の半導
体層となるp型GaAsコンタクタ層であり、11より注入さ
れる電流は、貫通溝17にのみ流れ、貫通溝17の直上のGa
AlAs活性層9でレーザ発振が生じる。15はp型GaAs基板
の電極形成部に設けられたAuZn電極で、13はp型GaAsコ
ンタクト層11の電極形成部に設けられたAuZn電極であ
る。14はn型GaAsコンタクト層6の電極形成部に形成さ
れたAuGeNi電極であり、絶縁膜12により、上部AuZn電極
13と電気的に絶縁されている。ここで、n型GaAsコンタ
クト層6の電極形成部は、共振器方向の全体に形成され
ているので、AuGeNi電極14から各貫通溝16、17への抵抗
も小さく、AuGeNi電極14から各貫通溝16、17への電流注
入が有効に行える。
第2図に、本実施例の半導体レーザアレイの製造工程
を示す。まず、p型GaAs基板1上にフォトリソグラフィ
ー技術によってメサ18を形成し、その後、液相エピタキ
シャル成長法により、メサを埋め尽くすように、n型Ga
As層2を成長させる。メサの幅は、10μm、高さは2μ
mである(第2図A)。メサ上に、電流チャネルとなる
溝16とリッジ19をエッチングにより形成し、再び液相成
長により、3から7までの各層を成長させる(第2図
B)。さらに、エッチングにより、電流チャネルとなる
溝17を形成した後、n−GaAlAs層8,GaAlAs層9,p−GaAlA
s層10,p−GaAs層11の各層を液相成長させる(第2図
C)。
次に、エッチングにより溝20を形成する。このとき、
溝20は、n型GaAs層6に達するようにする。その後、上
部全面をSiO2でおおい、エッチングにより、エッチング
端面21にのみSiO2を残す(第2図D)。
最後に、フォトリソグラフィー技術を用い、上部電極
13,14をそれぞれp型,n型のGaAs層1,6上に蒸着し、第2
図Eのようにエッチングにより形成する。基板側には、
電極15を全面に蒸着する。第3図に、本実施例の半導体
レーザアレイを同時に駆動したときの光スペクトル特性
を示す。各発光部間隔は約10μmで、異なる発振振波長
を得、しかも各半導体レーザは独立に駆動できる。
なお、本実施例において、下部半導体レーザは、高出
力は得るために、メサを設けた基板1上に形成したが、
上部半導体レーザのように、メサのない基板上に形成し
てもかまわない。また、溝16,溝17にのみ電流を流すGaA
s層2およびGaAs7は、電流の狭搾をより高めるため、あ
るいは溝形状を保持するために、GaAs,GaAlAsからなる
複数の層であってもかまわない。
発明の効果 以上のように本発明は、縦方向に配置した二つのダブ
ルヘテロp−n接合を発光部として用いることにより、
発光部間隔の小さい、しかも各波長を変えることのでき
る独立駆動型の半導体レーザアレイ装置を与えるもので
あり、その実用的効果は、大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における半導体レーザアレイの
断面構造図、第2図はその製造工程を示す図、第3図は
光スペクトル特性を示す図である。 1……p型GaAs基板、2……n型GaAs層、3……p型Ga
AlAs層、4……GaAlAs層、5……n型GaAlAs層、6……
n型GaAs層、7……p型GaAs層、8……n型GaAlAs層、
9……GaAlAs層、10……p型GaAlAs層、11……p型GaAs
層、12……SiO2膜、13……AuZn電極、14……AuGeNi電
極、15……AuZn電極、16……溝、17……溝、18……メ
サ、19……リッジ、20……エッチング溝、21……エッチ
ング端面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 国雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−115795(JP,A) 特開 昭61−87384(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の導電型を有するとともに電極形成部
    を有する半導体基板と、前記半導体基板上に形成され電
    流チャネルとなる貫通溝を有する第1の半導体層と、前
    記第1の半導体層の上に形成され、かつ、前記第1の半
    導体層側の導電型が前記半導体基板の導電型と同じであ
    る第1のタブルヘテロp−n接合と、前記第1のダブル
    ヘテロp−n接合の上に形成され前記半導体基板と導電
    型の異なる導電型を有するとともにそれぞれの半導体レ
    ーザに電流を供給する共振器方向の全体にわたって形成
    された電極形成部を有する第2の半導体層と、前記第2
    の半導体層上に形成され電流チャネルとなる貫通溝を有
    する第3の半導体層と、前記第3の半導体層上に形成さ
    れ、かつ、前記第3の半導体層側の導電型が前記半導体
    基板の導電型と異なる第2のダブルヘテロp−n接合
    と、前記第2のダブルヘテロp−n接合の上に形成され
    前記半導体基板と同じ導電型を有するとともに電極形成
    部を有する第4の半導体層とを備えた半導体レーザアレ
    イ装置。
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JPS62115795A (ja) * 1985-11-14 1987-05-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レ−ザアレイ装置

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