JP2523331Y2 - ブームの伸縮ガイド装置 - Google Patents

ブームの伸縮ガイド装置

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JP2523331Y2
JP2523331Y2 JP11856890U JP11856890U JP2523331Y2 JP 2523331 Y2 JP2523331 Y2 JP 2523331Y2 JP 11856890 U JP11856890 U JP 11856890U JP 11856890 U JP11856890 U JP 11856890U JP 2523331 Y2 JP2523331 Y2 JP 2523331Y2
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美津男 岡田
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株式会社加藤製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクレーンのテレスコープ状伸縮ブームに用い
るブームの伸縮ガイド装置に関する。
〔従来の技術〕
従来型装置は第4図〜第6図に示すように、内ブーム
筒1の底板1a両側縁に夫々摺接可能な左右対称構成の楔
状ガイド14が夫々嵌装される上下方向の溝15を、外ブー
ム筒2の先端部両側の開口部の補強枠9内に夫々溶着し
た受ブロツク13の内壁に凹設して、該受ブロツクの側端
溝壁部分13aを外ブーム筒の側壁板2bと平行な板状部分
に形成し、該側端溝壁部分13aと、溝15下端の外ブーム
筒底板2a上に摺動自在に支持された上細り勾配付きの楔
状ガイド14との間に、該楔状ガイドと等勾配を持つ下細
りの調整楔18を嵌装して、該調整楔の下端楔角を摩擦角
度の2倍より大きくし、且つ各受ブロツクの溝15上に固
着した梁板16に、調整楔頂面の押下げ可能な前後一対の
押ボルト17をねじ込んでなり、内ブーム筒1基端の上部
両側には夫々外ブーム筒2の側壁板2bの内面に摺接する
スライド板19を第6図のように取付けている。
このため内ブーム筒底板1aの両側縁と両側の楔状ガイ
ド14との間に夫々ブームの伸縮可能な間隙を形成させる
には、先ず各楔状ガイド14が内ブーム筒底板1aの側縁に
当接するまで各押ボルト17を梁板16に夫々ねじ込んだ
後、該押ボルトを若干ねじ戻して、そのロツクナツト20
を緊締することにより該押ボルトを梁板に固定し、荷役
作業時などに内ブーム筒底板1aが楔状ガイドに与える側
圧によつて、摩擦角度の2倍より大きい楔角を持つ調整
楔18を押ボルト下端に当接するまで押上げ摺動させてい
る。第5図の21は外ブーム筒2が摺動自在に嵌装される
基端ブーム筒を示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
この従来技術では、楔状ガイド14と受ブロツクの側端
溝壁部分13aとの間に調整楔18を挟持させているため、
この3個の部品の合計厚さ(T)が大きくなつて、相対
的に内ブーム筒1の幅が狭くなり、従つて基端ブーム筒
の幅が規制される自走式クレーンなどの伸縮ブームで
は、その先端に作用した左右方向の負荷(横吊り負荷)
に対する強度の低下を招く。
これを避けるため受ブロツク13の厚さ、即ち溝15の深
さを小さくすると、内ブーム筒底板と楔状ガイドとの間
の遊隙(がた)によつて、該両者間から楔状ガイド14が
不時に脱落する恐れを生ずる。
本考案は部品数を少くして上記問題を解決することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は内ブーム筒の底板両側縁に夫々摺接可能な左
右対称構成の楔状ガイドが夫々嵌装される上下方向の溝
を、外ブーム筒の先端部両側の開口部に夫々溶着した受
ブロツクの内壁に凹設するに際し、各受ブロツクの側端
溝壁部分を、これに摺接して下降する楔状ガイドが次第
に外ブーム筒内に押出される勾配を持つ上細りの楔状に
構成して、該側端溝壁部分に摺接した楔状ガイドを、そ
の内ブーム筒への対向面が外ブーム筒の側壁板と平行に
なる下細りの楔状に構成し、且つ各受ブロツクの前記溝
上に固着した梁板に、楔状ガイド頂面の押下げ可能な前
後一対の押ボルトを前記側端溝壁部分に沿う楔状ガイド
の摺動方向と平行にねじ込み、該両押ボルト間において
これと平行に前記梁板に挿通した引きボルトを該楔状ガ
イドにねじ込んだものである。
〔作用〕
上記構成によれば、引きボルトの先端を僅かにねじ込
んだ楔状ガイドを、受ブロツクの側端溝壁部分に摺接さ
せた状態において、各楔状ガイドが夫々内ブーム筒底板
の側縁に当接するまで、各押ボルトを夫々梁板にねじ込
んだ後、該押ボルトを若干ねじ戻してそのロツクナツト
を緊締することにより、該押ボルトを夫々各梁板に固定
し、次で各引きボルトを梁状ガイドにねじ込み緊締し
て、該楔状ガイドの頂面を前後の押ボルト下端に圧接さ
せれば、受ブロツクの側端溝壁部分に摺接支持された楔
状ガイドの内ブーム筒への対向面が外ブーム筒側壁板と
平行に維持されて、該楔状ガイドと内ブーム筒底板との
間にブームの伸縮可能な間隙が形成される。
この状態においては、受ブロツクの側端溝壁部分と楔
状ガイドとの合計厚さが従来より小さくなるため、外ブ
ーム筒に対する内ブーム筒の幅を増大して、荷役作業時
に伸縮ブームの先端に作用する左右方向の負荷(横吊り
負荷)の増大に対応させることができるのみならず、該
側端溝壁部分が上細りの楔状構成であるため、横吊り負
荷の増大によつて内ブーム筒の底板が楔状ガイドに及ぼ
す側圧が大きくても、該側端溝壁部分は充分これに耐え
ることができる。
しかも楔状ガイドは引きボルトの緊締によつて前後一
対の押ボルトの下端に押付けられているため、内ブーム
筒底板と楔状ガイドとの摺接部が摩耗しても、該楔状ガ
イドが不時に受ブロツクの溝から脱落する恐れはない。
〔実施例〕
以下第4図の外ブーム筒2に対し内ブーム筒1を伸縮
させる場合に適用した本考案の一実施例を第1図〜第3
図について説明する。外ブーム筒2の先端部両側に夫々
その底板2aに隣接して設けた開口部は、該底板2aや側壁
板2bに溶着した補強枠11によつて従来同様に補強されて
いる。補強枠11の下半部内に溶着した受ブロツク3の内
壁には楔状ガイド4が摺動自在に嵌り込む上下方向の溝
5が凹設されるが、該受ブロツクの側端溝壁部分3aは上
細りの楔状に構成して、これに摺接して下降する楔状ガ
イド4を次第に溝5から外ブーム筒内に押出させる。又
該側端溝壁部分3aに摺接した楔状ガイド4の内ブーム筒
底板1aへの対向面は、外ブーム筒の側壁板2bと常に平行
に維持され、該楔状ガイド4の頂面は、その側端溝壁部
分3aへの摺接面に対し直角である。従つて下細りの楔状
ガイド4は上細り楔状の側端溝壁部分3aと同じ勾配を持
つ。
6は楔状ガイド4の頂面と平行して溝5の上端を塞ぐ
ように、受ブロツク3の前後端に夫々ボルト12で固着さ
れた梁板を示し、該梁板6には前後一対の押ボルト7
が、溝5に沿う楔状ガイドの摺動方向と平行にねじ込ま
れ、該両ボルト7,7間においてこれと平行な引きボルト
8が、梁板6を回動自在に貫通して楔状ガイド4に第3
図のようにねじ込まれている。図示の引きボルト8は両
押ボルト7,7を含む平面上に位置させているが、該引き
ボルト8は若干側方に片寄らせて設けてもよいことは明
らかである。
このため側端溝壁部分3aと楔状ガイド4との合計厚さ
(T′)は第1図のように従来より小さくし得る。図中
10は押ボルト7を梁板6に固定するロツクナツト、1cは
内ブーム筒の側壁板1bの外側に溶着した補強骨、2cは外
ブーム筒の側壁板2bの外側に溶着した補強骨を示す。
〔考案の効果〕
本考案は前記構成よりなるから、外ブーム筒に対する
内ブーム筒の幅を従来より大きくして、荷役作業時にお
ける横吊り負荷の増大に耐えさせることができるのみな
らず、楔状ガイドが押ボルトと協同する引きボルトによ
つて受ブロツクの溝内に拘束されるから、該楔状ガイド
が不時に受ブロツクの溝より脱落する恐れがない効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断正面図(第2図のA−A
断面図)、第2図は第1図のB矢視図、第3図は第2図
のC−C断面図、第4図は従来型の伸縮ブーム要部の側
面図、第5図及び第6図は夫々第4図のD−D断面図及
びE−E断面図である。 1……内ブーム筒、1a……外ブーム筒の底板、2……外
ブーム筒、2b……外ブーム筒の側壁板、3……受ブロツ
ク、3a……受ブロツクの側端溝壁部分、4……楔状ガイ
ド、5……溝、6……梁板、7……押ボルト、8……引
きボルト。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内ブーム筒(1)の底板両側縁に夫々摺接
    可能な左右対称構成の楔状ガイドが夫々嵌装される上下
    方向の溝を、外ブーム筒(2)の先端部両側の開口部に
    夫々溶着した受ブロツクの内壁に凹設するに際し、各受
    ブロツク(3)の側端溝壁部分(3a)を、これに摺接し
    て下降する楔状ガイド(4)が次第に外ブーム筒内に押
    出される勾配を持つ上細りの楔状に構成して、該側端溝
    壁部分に摺接した楔状ガイド(4)を、その内ブーム筒
    への対向面が外ブーム筒の側壁板(2b)と平行になる下
    細りの楔状に構成し、且つ各受ブロツクの前記溝(5)
    上に固着した梁板(6)に、楔状ガイド頂面の押下げ可
    能な前後一対の押ボルト(7)を前記側端溝壁部分に沿
    う楔状ガイドの摺動方向と平行にねじ込み、該両押ボル
    ト間においてこれと平行に前記梁板に挿通した引きボル
    ト(8)を該楔状ガイドにねじ込んだことを特徴とする
    ブームの伸縮ガイド装置。
JP11856890U 1990-11-14 1990-11-14 ブームの伸縮ガイド装置 Expired - Fee Related JP2523331Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008030934A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Furukawa Unic Corp ブーム摺動機構
KR100894001B1 (ko) * 2005-02-10 2009-04-20 그로우브 유.에스. 엘.엘.씨. 신축자재식 크레인 지브용의 자체 조정이 가능한 슬라이드블록

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100894001B1 (ko) * 2005-02-10 2009-04-20 그로우브 유.에스. 엘.엘.씨. 신축자재식 크레인 지브용의 자체 조정이 가능한 슬라이드블록
JP2008030934A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Furukawa Unic Corp ブーム摺動機構

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