JP2523199Y2 - サイデイング材の構造 - Google Patents

サイデイング材の構造

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JP2523199Y2
JP2523199Y2 JP1988151967U JP15196788U JP2523199Y2 JP 2523199 Y2 JP2523199 Y2 JP 2523199Y2 JP 1988151967 U JP1988151967 U JP 1988151967U JP 15196788 U JP15196788 U JP 15196788U JP 2523199 Y2 JP2523199 Y2 JP 2523199Y2
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JP
Japan
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joint
tile
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siding
siding material
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JP1988151967U
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健治 山口
俊一 小林
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三和シヤッター工業 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、住宅の外壁材等に用いられるサイデイング
材の構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種サイデイング材の中には、断熱性を確
保するため、ポリウレタンフオーム、ポリイミドフオー
ム、フエノールフオーム、尿素フオーム、ガラスウー
ル、ロツクウール、あるいは石綿等の断熱材を基礎板の
内面に充填して形成したものが知られている。しかるに
従来、これらのものは何れも基礎板がそのまま外壁面と
して露出するよう建付けるものであるが、この外壁面、
つまり基礎板は、多くは塗装鋼板であるためその加工に
限界があつて、重厚感や高級感に乏しいものにならざる
を得ないという実情にある。
そこで重厚感等を持たせるため、外壁面をタイル仕様
にすることが行われるが、タイル仕様にするには、専門
のタイル職人による現場作業がいちいち必要になつて、
極めて作業性に劣ると共に工期の短縮に限界があるとい
う欠点がある。
これに対し、例えば実開昭59-147832号公報に示す如
く、躯体側に建付けた板材に支持体を固定し、この支持
体にタイルを組付けしてタイル張り作業の簡略化を計る
ようにしたものがあるが、このものは、横目地材を別途
基礎板に取付け、この横目地材間にタイルを張るもので
あり、このため、別途横目地材が必要になり、部品点数
が多いうえ、横目地材を直線状に取付けることが難しく
作業性が悪いという問題がある。
[課題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一
掃することができるサイデイング材の構造を提供するこ
とを目的として創案されたものであつて、互いに凹凸嵌
合するジヨイント部が幅方向両側縁部に形成される基礎
板と、該基礎板の裏面に設けられる断熱材と、基礎板の
表面に取付けられるタイルとを用いて構成されるサイデ
イング材であつて、前記基礎板には、タイル側面に対向
するよう表面側に向けて突出し、表面が所定の幅を存す
るようにして折曲された横目地部を形成する一方、タイ
ルは、前記横目地部表面は覆うことのない幅に設定され
ていることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、タイル張りのサ
イデイング材において基礎板に横目地部を折曲形成し
て、横目地部の組付けを省略できるようにしたものであ
る。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1はサイデイング材であつて、該サイデ
イング材1は、塗装鋼板から成る基礎板2と防水紙等の
裏面材4との間に適宜の断熱材3を内装して形成される
ものであり、基礎板2の上縁部には、躯体側にビスや釘
等を用いて固定するための固定片2aと凸状のジヨイント
部2bとが折曲形成され、また下端縁には前記ジヨイント
部2bに嵌合する凹状のジヨイント部2cが形成されてお
り、そしてサイデイング材1は、下側のものから順次建
付ける構成になつていること等は何れも従来通りであ
る。
前記サイデイング材1には、その表面にさらにタイル
5が組付けられている。つまり基礎板2の表面部には、
上下に鍵状となり、表面幅が横目地寸法の半分の寸法に
設定される係止ガイド2d、2eが、中央部に上記係止ガイ
ド2d、2eに対向し、かつ表面幅が横目地寸法の幅に設定
されるT字形に突出した係止ガイド2fがそれぞれ折曲形
成されている。
一方、タイル5の上下両端部には、上記係止ガイド2
d、2e、2fに嵌合するための嵌合部5aが形成されている
が、嵌合部5aの肉厚Aは、係止ガイド2d、2e、2fの内幅
Bよりもやや小さくなる(A<B)ように設定されてお
り、これによつてタイル5は、係止ガイド2d、2e、2fの
表面は覆うことがない幅に設定され、鍵状部に遊嵌する
状態で左右方向に自在にスライドさせることができるよ
うになつている。6は縦目地であつて、該縦目地6は板
材を断面ハツト型(型)に折曲形成して構成されるも
のであるが、その板厚Cは、前記嵌合部肉厚Aと係止ガ
イド内幅Bとの差(B−A)に略対応するように設定さ
れている。そして縦目地6は、前記スライドセツトされ
たタイル5同志の間に介装されることになるが、この場
合に、縦目地6は、両脚部6aが嵌合部5aの底面と係止ガ
イド2d、2e、2fの溝底面との間に挟持されて抜止めされ
る構造になつている。尚、このものは、横目地は基礎板
2に形成した係止ガイド2d、2e、2fの表面によつて形成
されている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例において、サ
イデイング材1にタイル5を組込むには、タイル5を、
サイデイング材1の左右何れかの端部から係止ガイド2
d、2fおよび2e、2fの間に嵌合係止する状態で組み込ん
で所要位置に順次スライドさせれば良く、これによつて
タイル5が組込まれたサイデイング材とすることができ
る。そしてこの場合に、縦目地6については、タイル5
と同様、端部からスライドさせるか、あるいは取付け位
置近傍において傾斜状態で係止ガイドに嵌合してから起
立させながら所定位置にスライドさせるか、さらには係
止ガイド2d、2fおよび2e、2fに溝嵌合することがない背
の高いものとし、基礎板2の凹溝状部に嵌合させる等し
て組み込むことができる。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、サイ
デイング材1の表面にタイル5が組み込まれたユニツト
化された複合サイデイング材になるが、この場合に、こ
のサイデイング材1を躯体に組付けたとき、基礎板5に
突出折曲形成される係止ガイド2d、2e、2fの表面が、横
目地幅を存する状態になつていて、タイル5はこの係止
ガイド2d、2e、2fの表面を覆うことのない露出状態とな
り、この結果、該露出する表面部位がそのまま横目地部
となつた状態で躯体に取付けられる。従つて、従来のよ
うに別途専用の横目地材が必要になることがなく、部品
点数を減少できるうえ、横目地部は、基礎板2の機械的
な折曲加工により形成されるので、殆ど一直線状にで
き、横目地材を後付け的に取付ける場合のように、一直
線状に取付けるための配慮が必要になることもなく、作
業性の改善が計れることになる。
また、このものにおいて、隣接するサイデイング材1
同志の継ぎ目の横目地部となる係止ガイド2d、2eの表面
幅は、横目地幅の半分になつているため、継ぎ目部にお
いてもそのまま横目地部となる。
しかもこの場合に、タイル5は、サイデイング材1を
構成する基礎板2に形成の係止ガイド2d、2e、2fに係止
保持されることになるが、この係止ガイド2d、2e、2fの
表面が横目地となるため、タイル5を係止する部材と横
目地とに兼用して利用することができることになる。
因みにこのものでは、タイル5の組込みは、サイデイ
ング材1の基礎板2に係止ガイド2d、2e、2fが予め一体
形成されており、この係止ガイド2d、2e、2fにスライド
させて組み込めば良いから、タイル付きの複合サイデイ
ング材を、従来のように職人による面倒なタイルの組込
み作業を行う必要がなく、工場において既にタイル組込
みされたものとして出荷でき、そしてこれを用いて、汎
用のサイデイング材と同様の組込み作業で簡単に外壁材
として建付けることができる。従つて現場作業が著しく
簡略化される許りでなく、作業者の技量の差によつてタ
イル組込みの仕上りにバラツキが生じることが殆どな
く、重量感に溢れたタイル外壁を高能率で安価に建付け
られることになる。
しかもこのものは、タイル5を長手方向にスライドさ
せることによつて組み込んでいくものであるが、その場
合に、縦目地脚部6aの厚さ分だけ間隙が生じる構成にな
つているため、スライド組込みの作業が簡単かつ確実に
なつて、作業清性が向上する許りでなく、スライド時に
基礎板2の表面が傷付いて塗装が剥離してしまう等の不
具合発生を効果的に防止できるという利点がある。
そのうえこのサイデイング材1においては、基礎板2
の表面をさらにタイル5で覆う構造になつているため、
直射日光が当たつたりして温度差が激しい場所に建付け
た場合に、タイル5が断熱材としての機能を果たして、
基礎板2の温度変化を可及的に抑えることができ、この
結果、熱膨張率の違いにより断熱材3と基礎板2との接
着が早期に剥離してしまう不具合を効果的に防止できる
利点もあるうえに、地震等の災害時にタイルのひび割れ
を有効に回避できるという利点もある。
尚、本考案は前記実施例に限定されるものでないこと
は勿論であり、例えば第6図に示す第二実施例のように
しても良い。また第7図、第8図に示す如くスライド組
込みするタイルを二列ではなく、一列にあるいは三列
等、必要において適数列に設定できるものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、サイデイング材の表面にタイルが組み込まれ
たユニツト化された複合サイデイング材になるが、この
場合に、このサイデイング材を躯体に組付けたとき、タ
イル間の横目地となるものが、予め基礎板に突出折曲形
成されており、そしてタイルはこの横目地部となる部位
の表面を覆うことのない露出状態で取付けられ、この結
果、タイル側面に対向する状態で露出する表面部位が、
タイル側面に対向した状態のまま横目地部となつて躯体
に取付けられる。従つて、従来のように別途専用の横目
地材が必要になることがなく、部品点数を減少できるう
え、横目地部は、基礎板の機械的な折曲加工により形成
されるので、殆ど一直線状にでき、タイルが多少デコボ
コ状態で取付けられたとしても、横目地部は常に一直線
状になつた外観を呈することになつて、外観に優れた仕
上がり具合のよいものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るサイデイング材の構造の実施例を
示したものであつて、第1図はサイデイング材のタイル
組込み部の縦断面図、第2図は縦目地組込み部の縦断面
図、第3図はサイデイング材を組込んだ状態を示す断面
斜視図、第4図は縦目地部の断面図、第5図は縦目地の
斜視図、第6図は第二実施例を示すサイデイング材の縦
断面図、第7図は第三実施例を示すサイデイング材の縦
断面図、第8図は第四実施例を示すサイデイング材の縦
断面図である。 図中、1はサイデイング材、2は基礎板、2d、2e、2fは
係止ガイド、5はタイルである。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに凹凸嵌合するジヨイント部が幅方向
    両側縁部に形成される基礎板と、該基礎板の裏面に設け
    られる断熱材と、基礎板の表面に取付けられるタイルと
    を用いて構成されるサイデイング材であつて、前記基礎
    板には、タイル側面に対向するよう表面側に向けて突出
    し、表面が所定の幅を存するようにして折曲された横目
    地部を形成する一方、タイルは、前記横目地部表面は覆
    うことのない幅に設定されていることを特徴とするサイ
    デイング材の構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、隣接サイデイング材同
    志の継ぎ目部における横目地部は、両サイデイング材に
    形成される横目地対応部を突合せることで形成されるこ
    とを特徴とするサイデイング材の構造。
  3. 【請求項3】請求項1において、横目地部は、鍵状に折
    返し形成されていてタイルを係止するための係止ガイド
    になつていることを特徴とするサイデイング材の構造。
JP1988151967U 1988-11-22 1988-11-22 サイデイング材の構造 Expired - Lifetime JP2523199Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58120329U (ja) * 1982-02-10 1983-08-16 吉松 幹夫 壁面装飾パネル
JPS60188708U (ja) * 1984-05-25 1985-12-14 松下電工株式会社 建築用複合材

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JPH0271730U (ja) 1990-05-31

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