JP2522966Y2 - ラミネートチューブ容器 - Google Patents

ラミネートチューブ容器

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JP2522966Y2
JP2522966Y2 JP1989151935U JP15193589U JP2522966Y2 JP 2522966 Y2 JP2522966 Y2 JP 2522966Y2 JP 1989151935 U JP1989151935 U JP 1989151935U JP 15193589 U JP15193589 U JP 15193589U JP 2522966 Y2 JP2522966 Y2 JP 2522966Y2
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film
laminated
tube container
layer
synthetic resin
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優治 小宮
岳人 富田
浩 岩瀬
渉 山本
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Toppan Inc
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Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ラミネートチューブ容器に関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のラミネートチューブ容器は、第2図に示すよう
に印刷層を有する多層ラミネートフィルムからチューブ
状に形成された胴部aの先端と、口部材bの肩口cを高
周波ウェルダー等で接合一体化して形成されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来のラミネートチューブ容器によると、前
記胴部aと口部材bとの接合部の外側に胴部aの先端面
dが露出することになり、内容物が浸透性の高い例えば
メントール等の場合には、排出口から流れ出た内容物が
前記胴部aの先端面dから浸透して層間で剥離を起こす
ことがある。特に、フィルムが接着剤で積層され、その
層間に印刷層を設けたものにおいては、内容物の浸透に
より接着剤及び印刷インキが膨潤されて前記層間での剥
離が顕著に生じる。
本考案は、このような従来の問題点を解決するために
なされ、浸透性の高い内容物が付着しても前記胴部の先
端面が層間で剥離しないようにしたラミネートチューブ
容器を提供することを技術的課題としたものである。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための手段として、本考案
は、基材フィルム、印刷層、アンカーコート層、合成樹
脂フィルム、被覆フィルムが順次積層される積層材料か
ら成る胴部を口部材の肩口に接合し、この接合部の外側
に前記胴部の端面が露出するラミネートチューブ容器に
おいて、前記印刷層及び前記アンカーコート層は前記基
材フィルムの端部を除いて設けられ、この端部は前記基
材フィルム、前記合成樹脂フィルム、前記被覆フィルム
が熱融着により積層一体化されていることを要旨とする
ものである。
[作用] 胴部と口部材の接合部において、外側に露出している
胴部の端面が熱融着により一体化されているので、例え
浸透性の高い内容物が口部材から流れて付着しても、そ
の端面から層間内に内容物が浸透することはなく、層間
での剥離を未然に防止することが出来る。
[実施例] 以下、図示の実施例により本考案を更に詳しく説明す
る。
第1図において、1は多層ラミネートフィルムでチュ
ーブ状に形成された胴部であり、この場合多層ラミネー
トフィルムは、内面側の基材フィルム1aと外面側の被覆
フィルム1b、及びこれらの間に介在された中間の合成樹
脂フイルム1cとから構成されている。また、前記内面側
の基材フィルム1aには、端部を除いて印刷インキによる
印刷層1dが内層側に設けられ、かつアンカーコート1e
(接着剤)が印刷層と同様に設けられている。つまり、
積層材料は、前記印刷層1d及びアンカーコート1e層が基
剤フィルム1aの端部を除くように設けられており、印刷
層1d及びアンカーコート1e層は端部において前記合成樹
脂フィルム1cと基材フィルム1aの両フィルムにより覆わ
れている。前記内面側の基材フィルム1aと外面側の被覆
フィルム1bとは、中間の合成樹脂フィルム1cを介して溶
融押出法によりラミネートされるが、前記のように印刷
層1dがあるとそのインキとフィルム1cの樹脂との接着力
が十分得られないため、前記のようにアンカーコート1e
が必要になる。
2は合成樹脂製の口部材であり、その肩口2aに前記胴
部1の先端部が接合される。この接合は高周波シールに
よるか、又は胴部1をマンドレル(図示せず)に挿入
し、口部材2をインジェクションして熱融着することに
よりなされる。何れの場合も、胴部1の先端面は接合部
の外側に露出されるが、この端面は熱融着3により一体
化される。
上記のように構成された本考案に係るラミネートチュ
ーブ容器は、浸透性の高い内容物が前記口部材2から流
れ出して前記胴部1の先端面に付着しても、この端面は
前記のように熱融着3により一体化されてるので、内容
物の浸透を防止して層間での剥離を未然に防止すること
が出来る。
尚、前記内面側の基材フィルムに相当する層は、プラ
スチックフイルムと金属箔(図示せず)の積層体で、そ
の金属箔に印刷層を形成した構成でも良い。また、前記
胴部を構成する基材フィルム1a及び被覆フィルム1bの積
層面が低密度ポリエチレンまたは線状低密度ポリエチレ
ンからなる場合、間に用いる合成樹脂フィルム1cは低密
度ポリエチレンが好適であり、一方基材フィルム1aの積
層面が金属箔からなる場合は、エチレン・エチルアクリ
レート共重合体、またはエチレン・エチルメタクアリレ
ート共重合体が好適である。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、積層材料から
成る胴部は、印刷層、アンカーコーオ層が基材フィルム
の端部を除いて設けられ、且つ端部において基材フィル
ム、合成樹脂フィルム、被覆フィルムが積層一体化され
ているので、この胴部を口部材の肩口に接合した場合に
印刷層及びアンカーコート層が端部に露出することはな
く、従って浸透性の高い内容物が口部材から流れて胴部
の端面に付着しても、その端面から層間内に浸透するこ
とはなく、層間剥離を未然に防止する効果を奏する。
また、本考案の積層材料は、口部材の肩口に熱融着す
るだけでラミネートチューブ容器を形成することが出来
るので、製造が簡単であると共に接合部の外側に露出す
る胴部の端面処理を特に必要としない等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2図は従来
例を示す説明図である。 1……胴部 1a……基材フィルム 1b……被覆フィルム 1c……合成樹脂フィルム 1d……印刷層 1e……アンカーコート 2……口部材 3……熱融着
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岩瀬 浩 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (72)考案者 山本 渉 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−64740(JP,A) 特開 昭61−192543(JP,A) 特開 昭52−60872(JP,A) 実公 昭54−30275(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム、印刷層、アンカーコート
    層、合成樹脂フィルム、被覆フィルムが順次積層される
    積層材料から成る胴部を口部材の肩口に接合し、この接
    合部の外側に前記胴部の端面が露出するラミネートチュ
    ーブ容器において、前記印刷層及び前記アンカーコート
    層は前記基材フィルムの端部を除いて設けられ、この端
    部は前記基材フィルム、前記合成樹脂フィルム、前記被
    覆フィルムが熱融着により積層一体化されていることを
    特徴とするラミネートチューブ容器。
JP1989151935U 1989-12-29 1989-12-29 ラミネートチューブ容器 Expired - Lifetime JP2522966Y2 (ja)

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JPH07106751B2 (ja) * 1985-09-17 1995-11-15 東芝シリコーン株式会社 液状シリコーンゴムが充填されているチューブ容器

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