JPH0634287Y2 - 押出しチュ−ブ - Google Patents

押出しチュ−ブ

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JPH0634287Y2
JPH0634287Y2 JP7436287U JP7436287U JPH0634287Y2 JP H0634287 Y2 JPH0634287 Y2 JP H0634287Y2 JP 7436287 U JP7436287 U JP 7436287U JP 7436287 U JP7436287 U JP 7436287U JP H0634287 Y2 JPH0634287 Y2 JP H0634287Y2
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JP
Japan
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laminate film
tube
mouth
layer
intermediate layer
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7436287U
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JPS63183048U (ja
Inventor
孝 市原
新太郎 大橋
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Lion Corp
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Lion Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯みがき、化粧料、薬品その他クリーム状の
物質を収納しうる押出しチューブ、特に口部の口元を封
鎖して内容物の保護を確実・安定化するための押出しチ
ューブに関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、押出しチューブにおいて口部にキャップを被せ
ただけでは消費者が使用する前の取引或いは保管上での
取扱状態で内容物の保護が不完全で、かつ消費者に対す
るバージン性も保てない場合が多く、そのために口部の
口元をラミネートフィルムで封鎖させ、消費者の使用時
に開封させて内容物を押し出し使用するようにする封緘
押出しチューブが知られている。
この従来の封緘押出しチューブでは、内容物の保護並び
に消費者に対するバージン性付与の観点からアルミニウ
ム箔の金属箔を含むラミネートフィルムによって口部の
口元を封鎖されるが、このラミネートフィルムはアルミ
ニウム箔を挟む各層はアルミニウム箔との剥離を防止す
るため酸性樹脂ダイレクト或いはアンカーコート剤の塗
布又はチューブ成形後のコーティング等の方法が採られ
ている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、従来の封鎖用のラミネートフィルムでは、箔
状の金属層を芯材とした樹脂層とからなる積層体を用い
て口元或いは口元と肩部とを封緘している。この封緘ラ
ミネートフィルムは、金属層でガスバリヤー機能があっ
て有効ではあるが、保存中に内容物の含有揮発成分が樹
脂層を浸透し金属層境界面に集中されて金属層と樹脂層
との積層間剥離現象が発生しやすい傾向がある上に開封
時にキャップ頭部に付設されたニードル等で、このラミ
ネートフィルムを押し切る際に、樹脂層と金属層の伸び
が異なるため切断面では一部剥離現象が多発し、しかも
残存する切開片の切断面に剥離が起こると押し出される
内容物が浸透するとさらに剥離を助長する結果となり、
開口部の口元をふさがれた状態になりやすく内容物が出
しにくくなるほか、導出内容物の外観形状を見苦しくす
るなど問題があった。
本考案では、この従来の欠点を容易に排除しようとする
もので、内容物保存中での封緘用ラミネートフィルムの
積層剥離現象を防ぎ、これによって開封不良となること
を防止し、そのために開封時の剥離拡大現象発生をも防
止し、開口部の口元をふさぐことなく内容物の導出を円
滑して出しやすくし、体裁良好な外観を持った内容物を
押出し得る押出しチューブを提供することを目的とした
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、チューブ1における口部2の口元開口21を切
開可能のラミネートフィルム3で封鎖した押出しチュー
ブにおいて、前記ラミネートフィルム3の中間層31にピ
ンホールまたはスリット4を形成し、該中間層31をはさ
む両表層32,32が前記スリット4で一体連結されている
ことを特徴とする押出しチューブである。
〔作用〕
チューブの口部を封緘したラミネートフィルムの中間層
に形成されるピンホール又はスリットの切り込みは、ラ
ミネートフィルムとしてのガスバリヤー機能は若干低下
するものの、積層間剥離現象の発生防止機能を相対的に
高めて、該ピンホール又はスリットを利用して両表層を
融着連結させて保存時での剥離現象がないため開封時で
の押し切りが適確で、ラミネートフィルムの押し切りに
よる切断面の剥離現象をも防ぎ、切開片による口部の口
元を塞ぐことがないように用いられる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1〜3図例で説明すると、チューブ
1に備えた口部2の口元開口21を切開可能に中間層31
あるラミネートフィルム3で封鎖し、このラミネートフ
ィルム3の中間層31にピンホールまたはスリット4を形
成し、該中間層31をはさむ両表層32,32が前記スリット
4で一体連結されている構成としたもので、前記中間層
31としては、アルミニウム箔からなる金属層又は開封後
の形を維持できる層と、その上下両層にポリオレフィン
や、アシッドポリマーの合成樹脂材の表層32,32を重合
し熱溶着によって前記ピンホール又はスリット4に充填
して上下層を連結したサンドウィッチ状のラミネートフ
ィルム3を用いてあるが、その外側層となる一方の表層
32はチューブ肩部5の材質、例えば合成樹脂材と接着性
良好なものを一層以上用い、また内容層となる一方の表
層32はポリオレフィンや、アシッドポリマーその他、前
記中間層31と接着性良好でかつ前記チューブ1内の内容
物適性のよい合成樹脂との二種以上の組合せ又は両適性
を持つ単一層を用いるのが考慮される。
前記ラミネートフィルム3は口部2に嵌合される天板の
ある筒状体に成形し、前記チューブ1の肩部内面に沿っ
た円錐状のスカート部6を持った開口封鎖栓体に打抜き
成形されているもので、チューブ肩部成形の際に金型中
に挿入して一体成形してチューブに配備するのがよい。
第3図の具体例では、アルミニウム箔全体にピンホール
又はスリット4を設けてスカート部6のある筒状封緘部
材としたもので、必要に応じ第4図例のように成形時に
必要部分、例えば天板面部のみにピンホール又はスリッ
ト4を設けた封緘部材に打ち抜き成形することもでき
る。また第5図A,B,Cのように口部2の開口21を塞ぐラ
ミネートフィルム3からなる円板形態又は天板面のある
筒体の形態若しくは有底筒体形態の封鎖栓体を装着した
口部2とすることもできる。
なお、ラミネートフィルム3の中間層31には予め原反に
ピンホール又は小スリット4を形成したものを用いたも
のでもよく、例えば第6図に示すようにラミネーション
する前にアルミニウム箔の巻つけロール10から繰り出さ
れる原反を針が突設されたロール11とゴム等の柔軟ロー
ル12に挟圧走行させて、ピンホール又はスリット4を形
成したのち合成樹脂の押出しダイ13,13から繰り出され
る合成樹脂フィルムの表層32,32を押圧ロール14,14間
で熱融着し重合してラミネートフィルム3としたものが
用いられる。この場合アルミニウム箔のロール10は、ア
ルミニウム箔単体でなくても重合する一方の表層32をす
でにラミネートしたものでも可能であり、また両面既に
ラミネートとしてあるものでは、中間層の穴あけ後に加
熱ロールを通すことで両面層を連結してもよい。
また、前記ピンホール又はスリット4を穿設する位置を
特定する場合、例えば開口封鎖栓体の開封部となる天板
面のみにスリット4を形成する場合(第4図例)には、
第7図のようにチューブ肩部形成時前の封緘栓体の成形
時に、ニードルでプレス穿設してもよいし、チューブ肩
部成形時に同時に穿設してもよいが、これらの場合に
は、チュービングするときに熱を加えてラミネートフィ
ルムの両表層32,32を溶着し、中間層31と一体化するの
がよい(第8図)。
いずれにしても、前記中間層31に形成されるピンホール
又はスリットの切り込みは、ラミネートフィルムとして
のガスバリヤー機能は若干低下するものの、積層間剥離
現象の発生防止性能を相対的に高めて、該ピンホール又
はスリットを利用して両表層32,32を融着連結させて保
存時での剥離現象がないため開封時での押し切りが適確
でラミネートフィルム3の押し切りによる切断面の剥離
現象をも防ぎ、切開片による口部2の口元を塞ぐことが
ないように用いられものである。
〔考案の効果〕
本考案は、口部2の口元開口21を切開可能のラミネート
フィルム3で封鎖した押出しチューブにおいて、前記ラ
ミネートフィルム3の中間層31にピンホール又はスリッ
ト4を形成し、該中間層31をはさむ両表層32,32が前記
スリット4で一体連結されていることにより、中間層と
これをはさむ両表層とが接着しにくいラミネートフィル
ムでの封鎖部材でも、保存時での剥離現象並びに開封時
に押し切られた切断面で剥離現象の拡大が生じないチュ
ーブの口部の口元が塞がれることがなく、内容物の導出
が容易であり開封状態が確実で導出される棒状の内容物
の外観も良好であるなどの実用上の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は一部の縦断面
図、第2は封鎖用フィルムの一部の拡大縦断面図、第3
図はラミネートフィルムの中間層の斜面図、第4図はそ
の他の実施例の斜面図、第5図A,B,Cはそれぞれ他の実
施例の縦断面図、第6図乃至第8図はそれぞれ製造状態
の説明図である。 1…チューブ、2…口部、21…開口、3…ラミネートフ
ィルム、4…スリト、5…チューブ肩部、6…スカート
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−103848(JP,A) 特開 昭59−199450(JP,A) 実開 昭55−173456(JP,U) 実開 昭59−156640(JP,U) 実開 昭58−156641(JP,U) 実開 昭59−121345(JP,U) 実開 昭62−69440(JP,U) 特公 昭42−12574(JP,B1) 特公 昭46−5985(JP,B1) 特公 昭47−48583(JP,B1)

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ(1)における口部(2)の口元
    開口(21)を切開可能のラミネートフィルム(3)で封
    鎖した押出しチューブにおいて、前記ラミネートフィル
    ム(3)の中間層(31)にピンホールまたはスリット
    (4)を形成し、該中間層(31)をはさむ両表層(32
    (32)が前記スリット(4)で一体連結されていること
    を特徴とする押出しチューブ。
  2. 【請求項2】前記ラミネートフィルム(3)が、アルミ
    ニウム箔からなる金属材の中間層(31)とポリオレフィ
    ン、アシッドポリマーの合成樹脂材の表層(32)(32
    とからなるものである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の押出しチューブ。
  3. 【請求項3】前記ラミネートフィルム(3)の一方の表
    層(32)が、チューブ肩部(5)の材質と接着性良好な
    一層以上のもので外側層となるものである実用新案登録
    請求の範囲第2項記載の押出しチューブ。
  4. 【請求項4】前記ラミネートフィルム(3)の一方の表
    層(32)が、前記中間層(31)と接着性良好で、かつ前
    記チューブ(1)内の内容物適性のある樹脂一種以上の
    もので内側層となるものである実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の押出しチューブ。
  5. 【請求項5】前記ラミネートフィルム(3)が、前記チ
    ューブ(1)の肩部内面に沿った円錐状のスカート部
    (6)を持った開口封鎖栓体に成形されているものであ
    る実用新案登録請求の範囲第3項又は第4項記載の押出
    しチューブ。
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JPS63183048U JPS63183048U (ja) 1988-11-25
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