JP2522943B2 - 菟糸子抽出物 - Google Patents
菟糸子抽出物Info
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- JP2522943B2 JP2522943B2 JP62120367A JP12036787A JP2522943B2 JP 2522943 B2 JP2522943 B2 JP 2522943B2 JP 62120367 A JP62120367 A JP 62120367A JP 12036787 A JP12036787 A JP 12036787A JP 2522943 B2 JP2522943 B2 JP 2522943B2
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- Japan
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- extract
- sebum secretion
- present
- hexane
- solvent
- Prior art date
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
- A61Q19/007—Preparations for dry skin
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/96—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution
- A61K8/97—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing materials, or derivatives thereof of undetermined constitution from algae, fungi, lichens or plants; from derivatives thereof
- A61K8/9783—Angiosperms [Magnoliophyta]
- A61K8/9789—Magnoliopsida [dicotyledons]
-
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- A61Q19/00—Preparations for care of the skin
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は莵糸子の疎水性溶媒抽出液および/またはそ
の溶媒を留去して得られる抽出物を含有することを特徴
とする皮脂分泌促進用外用剤に関する。
の溶媒を留去して得られる抽出物を含有することを特徴
とする皮脂分泌促進用外用剤に関する。
(従来の技術) 皮膚および毛髪の若々しさ、美しさは皮脂分泌による
ところが大であり、この皮脂分泌が高齢化と共に減少し
ていくことが、肌荒れ、皮膚の乾燥化への原因の一つと
考えられている。皮脂分泌促進作用、すなわち皮脂線細
胞賦活作用を有する物質は、皮脂の分泌機能が低下した
ヒトの肌に対し、皮脂線の機能を賦活化させ、再び若々
しい皮膚をとりもどすことができる。いわゆる中、高齢
者向きの化粧料等の基剤として有効であると考える。
又、皮脂線の萎縮や機能低下が原因と考えられる疾患に
対しても有用な外用剤として期待できる。しかしなが
ら、皮脂分泌促進剤として知られる物質は、γ−オリザ
ノール〔小林美恵ら、西日本皮膚科(1972)566参
照〕、パンテチン脂肪酸エステル類(特告昭60−19726
号公報)など小例があげられているのであり、又、満足
すべき効果を有するものがないのが現状である。そこ
で、特に皮脂分泌を促進する物質が望まれている。
ところが大であり、この皮脂分泌が高齢化と共に減少し
ていくことが、肌荒れ、皮膚の乾燥化への原因の一つと
考えられている。皮脂分泌促進作用、すなわち皮脂線細
胞賦活作用を有する物質は、皮脂の分泌機能が低下した
ヒトの肌に対し、皮脂線の機能を賦活化させ、再び若々
しい皮膚をとりもどすことができる。いわゆる中、高齢
者向きの化粧料等の基剤として有効であると考える。
又、皮脂線の萎縮や機能低下が原因と考えられる疾患に
対しても有用な外用剤として期待できる。しかしなが
ら、皮脂分泌促進剤として知られる物質は、γ−オリザ
ノール〔小林美恵ら、西日本皮膚科(1972)566参
照〕、パンテチン脂肪酸エステル類(特告昭60−19726
号公報)など小例があげられているのであり、又、満足
すべき効果を有するものがないのが現状である。そこ
で、特に皮脂分泌を促進する物質が望まれている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは、さらに優れた皮脂分泌促進剤を発明す
べく鋭意探索研究した結果、生薬として知られている莵
糸子の疎水性溶媒抽出液および/またはその溶媒を留去
して得られる抽出物に皮脂の分泌を著しく促進する作用
があることを見いだし、本発明を完成した。
べく鋭意探索研究した結果、生薬として知られている莵
糸子の疎水性溶媒抽出液および/またはその溶媒を留去
して得られる抽出物に皮脂の分泌を著しく促進する作用
があることを見いだし、本発明を完成した。
(問題点を解決するための手段) 本発明で用いる莵糸子は、ヒルガオ科、ネナシカズラ
属のネナシカズラ(Cuscuta japonica Choisy)、ハマ
ネナシカズラ(C.chinensis Lam)、マメダオシ(C.aus
tralis R.Br.)アマダオシ(C.epilinum Wein)などの
種子をいい、古くから強精、強壮効果を有する生薬とし
て用いられている。
属のネナシカズラ(Cuscuta japonica Choisy)、ハマ
ネナシカズラ(C.chinensis Lam)、マメダオシ(C.aus
tralis R.Br.)アマダオシ(C.epilinum Wein)などの
種子をいい、古くから強精、強壮効果を有する生薬とし
て用いられている。
本発明の莵糸子の疎水性溶媒抽出液は、莵糸子の粉末
を、例えばn−ヘキサン、クロロホルム、エチルエーテ
ル、ベンゼン等、好ましくは、n−ヘキサンの疎水性溶
媒の各単独か、あるいはそれらの混合物で抽出したもの
である。これらは必要に応じて濃縮および希釈すること
ができる。また、本発明の抽出物は、上記の各種疎水性
溶媒抽出液から、それぞれ溶媒を常法に従って留去する
ことによって得ることができる。抽出操作(抽出温度)
は冷温、室温、高温のいずれの場合でもよい。
を、例えばn−ヘキサン、クロロホルム、エチルエーテ
ル、ベンゼン等、好ましくは、n−ヘキサンの疎水性溶
媒の各単独か、あるいはそれらの混合物で抽出したもの
である。これらは必要に応じて濃縮および希釈すること
ができる。また、本発明の抽出物は、上記の各種疎水性
溶媒抽出液から、それぞれ溶媒を常法に従って留去する
ことによって得ることができる。抽出操作(抽出温度)
は冷温、室温、高温のいずれの場合でもよい。
本発明の皮脂分泌促進用外用剤は、莵糸子の疎水性溶
媒抽出液および/またはその溶媒を留去することによっ
て得られる抽出物をその全重量に対して、抽出物として
通常0.001〜30重量%、好ましくは0.01〜10重量%配合
するのが適量である。配合量が0.001重量%以下では充
分な効果が得られず、また、30重量%を超える量では効
果の増強がないので不経済である。
媒抽出液および/またはその溶媒を留去することによっ
て得られる抽出物をその全重量に対して、抽出物として
通常0.001〜30重量%、好ましくは0.01〜10重量%配合
するのが適量である。配合量が0.001重量%以下では充
分な効果が得られず、また、30重量%を超える量では効
果の増強がないので不経済である。
実施例 以下、実施例に示しつつ、本発明を具体的に説明す
る。なお、本発明の内容はこれらに限定されるものでは
ない。実施例に示す部とは重量部を、%とは重量%を意
味する。
る。なお、本発明の内容はこれらに限定されるものでは
ない。実施例に示す部とは重量部を、%とは重量%を意
味する。
実施例1 莵糸子100gをn−ヘキサン400mlを用いて24時間ソッ
クスレー抽出した後、濾紙濾過し、濾液を減圧下で濃縮
し、莵糸子n−ヘキサン抽出液を得た。
クスレー抽出した後、濾紙濾過し、濾液を減圧下で濃縮
し、莵糸子n−ヘキサン抽出液を得た。
実施例2 莵糸子100gをn−ヘキサン400mlを用いて24時間ソッ
クスレー抽出した後、濾紙濾過し、濾液を減圧下で濃縮
乾固し、莵糸子n−ヘキサン抽出液を得た。
クスレー抽出した後、濾紙濾過し、濾液を減圧下で濃縮
乾固し、莵糸子n−ヘキサン抽出液を得た。
実施例3 1%配合軟膏剤 精製ラノリン 5.0部 サラシミツロウ 5.0 莵糸子n−ヘキサン抽出物 1.0 白色ワセリン 89.0 〔製法〕各成分を加熱溶解して混合した後、冷却し製品
とする。
とする。
実施例4 2%配合乳液 莵糸子エチルエーテル抽出物 2.0部 スクワラン 5.0 オリーブ油 5.0 ホホバ油 5.0 セチルアルコール 1.5 グリセリンモノステアレート 2.0 ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0 ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノステアレー
ト 2.0 ジプロピレングリコール 3.5 グリセリン 3.5 香料 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.3 精製水を加えて100とする。
ト 2.0 ジプロピレングリコール 3.5 グリセリン 3.5 香料 0.1 パラオキシ安息香酸メチル 0.3 精製水を加えて100とする。
〔製法〕成分〜を加熱溶解して混合し、70℃に保ち
油相とする。成分、、、及びを加熱溶解して
混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加え、さ
らに成分を加えてホモミキサーで均一に乳化後、かき
混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
油相とする。成分、、、及びを加熱溶解して
混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加え、さ
らに成分を加えてホモミキサーで均一に乳化後、かき
混ぜながら30℃まで冷却して製品とする。
(発明の効果) 本発明の莵糸子の溶媒抽出液および/またその溶媒を
留去して得られる抽出物は著しい皮脂分泌促進効果を示
した。
留去して得られる抽出物は著しい皮脂分泌促進効果を示
した。
以下に、試験例によって本発明の効果を示す。
試験例1 第1表の結果から明らかなように、本発明の莵糸子の
各種溶媒による抽出物は、著しい皮脂腺細胞賦活作用を
有しており、皮脂分泌促進効果が示された。
各種溶媒による抽出物は、著しい皮脂腺細胞賦活作用を
有しており、皮脂分泌促進効果が示された。
なお、本発明において、莵糸子の抽出物を単独で用い
てもよいが、例えば、生薬として知られている羌活、遠
志、セネガ、女貞子および桑寄生の抽出物と併用すると
莵糸子抽出物単独のときよりも良好な皮脂腺細胞賦活作
用が得られた。これらの生薬の抽出物は、莵糸子の抽出
物と1種以上の組合せで用いることができる。
てもよいが、例えば、生薬として知られている羌活、遠
志、セネガ、女貞子および桑寄生の抽出物と併用すると
莵糸子抽出物単独のときよりも良好な皮脂腺細胞賦活作
用が得られた。これらの生薬の抽出物は、莵糸子の抽出
物と1種以上の組合せで用いることができる。
試験例2 実施例1で得た莵糸子n−ヘキサン抽出物の1%配合
軟膏剤(実施例3)を二重盲検法で健常人の前腕皮膚に
外用し、その皮脂分泌促進効果を検定した。
軟膏剤(実施例3)を二重盲検法で健常人の前腕皮膚に
外用し、その皮脂分泌促進効果を検定した。
健常人10名の対象に試験を行った。右前腕内側部に1
%配合軟膏剤を、左前腕内側部に抽出物を含まない同処
方の軟膏剤を1日3回、30日間連続、適量塗布した。31
日目にカップ法にて皮脂分泌量を測定した。
%配合軟膏剤を、左前腕内側部に抽出物を含まない同処
方の軟膏剤を1日3回、30日間連続、適量塗布した。31
日目にカップ法にて皮脂分泌量を測定した。
結果は第1図に示す通りである。莵糸子n−ヘキサン
抽出物1%配合軟膏剤は、非配合軟膏剤と比較して、有
意に皮脂分泌量が増加した。
抽出物1%配合軟膏剤は、非配合軟膏剤と比較して、有
意に皮脂分泌量が増加した。
第1図は莵糸子n−ヘキサン抽出物1%配合軟膏剤をヒ
トに適用したときの皮脂分泌促進効果を示した図面であ
る。
トに適用したときの皮脂分泌促進効果を示した図面であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 宏明 名古屋市西区鳥見町2丁目130番地 日 本メナード化粧品株式会社中央研究所内 審査官 池田 正人 (56)参考文献 特開 昭52−79033(JP,A) 特開 昭56−92208(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】莵糸子の疎水性溶媒抽出液および/または
その溶媒を留去して得られる抽出物を含有することを特
徴とする皮脂分泌促進用外用剤。 - 【請求項2】疎水性溶媒がn−ヘキサンである特許請求
の範囲第1項記載の皮脂分泌促進用皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62120367A JP2522943B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 菟糸子抽出物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62120367A JP2522943B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 菟糸子抽出物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63284110A JPS63284110A (ja) | 1988-11-21 |
JP2522943B2 true JP2522943B2 (ja) | 1996-08-07 |
Family
ID=14784446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62120367A Expired - Lifetime JP2522943B2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 菟糸子抽出物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522943B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100542824B1 (ko) * | 1998-08-11 | 2006-04-28 | 주식회사 엘지생활건강 | 콜라겐 합성 촉진제를 포함하는 주름개선, 탄력증진 및창상치유용 피부 조성물 |
KR101720054B1 (ko) * | 2011-03-10 | 2017-03-27 | 경희대학교 산학협력단 | 난청의 예방 또는 치료용 조성물 |
WO2013157866A1 (ko) * | 2012-04-18 | 2013-10-24 | 경희대학교 산학협력단 | 이명의 치료 또는 예방용 조성물 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5811922B2 (ja) * | 1975-12-24 | 1983-03-05 | サンスタ−ハミガキ カブシキガイシヤ | ケシヨウリヨウ |
JPS5692208A (en) * | 1979-12-27 | 1981-07-25 | Sunstar Inc | External preparation for skin whitening |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP62120367A patent/JP2522943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63284110A (ja) | 1988-11-21 |
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