JP2522870B2 - デ―タ通信ネットワ―クのデ―タ圧縮制御方法及びデ―タ圧縮制御システム - Google Patents

デ―タ通信ネットワ―クのデ―タ圧縮制御方法及びデ―タ圧縮制御システム

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JP2522870B2 JP3265096A JP26509691A JP2522870B2 JP 2522870 B2 JP2522870 B2 JP 2522870B2 JP 3265096 A JP3265096 A JP 3265096A JP 26509691 A JP26509691 A JP 26509691A JP 2522870 B2 JP2522870 B2 JP 2522870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ通信ネットワー
クに係り、更に詳細に説明すれば、2つ以上の通信ノー
ドの間に確立される通信リンク上のデータ圧縮プロセス
を調整することに係る。
【0002】
【従来技術】通信向きの圧縮技法には種々のものがあ
り、例えばジブ(Ziv)及びレムペル(Lempel)による
次の論文がこのことを証明している。 第1論文: "A Universal Algorithm for Sequential D
ata Compression", IEEE Transactions on Information
Theory, Vol. 23, No. 3, pp.337-343, 1977 第2論文: "Compression of Individual Sequences vi
a Variable Rate Coding", IEEE Transactions on Info
rmation Theory, Vol. 24, No.5, pp. 530-536, 1978 このように、使用される特定の圧縮技法及び圧縮の実現
方法は、本発明の主題を構成しない。しかし、これらの
論文及び種々の特許に開示されている全ての圧縮方法
は、本発明において適用することができる。
【0003】一般に、2つのノードの間にあるリンク上
で圧縮が行われるのは、伝送速度を向上させてネットワ
ークの実効的な使用コストを削減するため、即ちメッセ
ージの伝送時間を削減するためである。例えば、複数の
モデムを相互に接続するリンク上で、圧縮が行われるよ
うになっている。もし、2つのモデムがこれを相互に接
続するリンク上でデータを圧縮しょうとしているのであ
れば、どのような型の圧縮アルゴリズムを使用するかと
いう点について、両モデム間に事前の合意が存在しなけ
ればならない。もし、これらのモデムが同一の製造業者
から提供されたものであって、これらのモデムを通過す
る全てのデータについて均一レベルの圧縮及び/又は圧
縮解除能力(以下「圧縮能力」と総称)を提供するよう
に予め設定されているのであれば、このような事前の合
意を簡単に得ることができる。しかし、多数の製造業者
が提供する種々の要素からネットワークが構成されてい
る場合には、圧縮能力の調整はそれほど簡単ではない。
【0004】最近のネットワークでは、(多数の供給業
者が提供する諸要素から構成される処の)多数のリンク
が存在するから、複数の個別的な受信及び再送が必要と
なることがある。もし、発信元のデータ端末装置(DT
E)と目標のデータ端末装置(DTE)との間の経路
が、第1及び第2のリンクから構成されていて、各リン
クが同一の圧縮アルゴリズムに基づいて動作していれ
ば、データが圧縮されて第1のリンク上を送信され、受
信及び圧縮解除され、第1のリンクの出力側から第2の
リンクの入力側に伝送するために再圧縮され、以下同様
の動作が行われる。かくて、2つのデータ端末装置(D
TE)の間の経路が、互いに結ばれた2つのリンクから
構成されている場合、データがこの経路を横断する間に
圧縮及び圧縮解除が2回行われる。勿論、一層多くのリ
ンクが関与すれば、一層多くの圧縮が行われる。このこ
とは、時間を非常に消費するばかりか、コストも高くつ
くから、是認できるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先行技術の圧縮技法を
多重リンク型の経路に適用した場合の公知の問題点に鑑
み、本発明の目的は、一の経路が確立されるとき、即ち
一のセッションが開始されるとき、各ノードにおける圧
縮動作モードの採用を調整するための技法を提供するこ
とにある。このようにすれば、この通信を扱う複数のノ
ードにおいて生ずる処の、中間の圧縮を排除することが
できる。
【0006】本発明の他の目的は、それぞれのノードに
おいて実行すべき、改良された圧縮動作モードの仲裁及
び選択プロセスを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ネットワーク内にあ
るリンク上の最適レベルの圧縮能力を確立するための圧
縮折衝装置及び方法を使用する処の、改良された通信装
置及びシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の実施例
について、データの送信を望んでいる発信元ノードと、
目標ノードとの間の経路内にある諸ノードが説明され
る。本発明の実施例では、経路内の隣接ノードが互いに
通信して、これらのノードが実現可能な圧縮能力を表す
圧縮能力標識(以下「標識」と略記)を交換する。各ノ
ードでは、一の制御プロトコル及び論理プロセスを呼び
出して、互いに通信を行う隣接ノードによって実現すべ
き相互にサポート可能な最高レベルの圧縮能力を選択す
る。これらの論理動作は、望ましくない圧縮(例えば、
これらの隣接ノード間に介在する中間リンク上の複数回
の圧縮、リンク上の圧縮の減少及びこれに後続する増加
された圧縮など)を回避すると共に、他の時間が掛か
り、従ってコストが高くつく動作を回避するという目標
を満足させる。各ノードは、諸レジスタ、制御論理(例
えば、プロセッサ)、比較器及び制御ゲート手段を備え
ており、その隣接ノードから入来するメッセージ内の標
識を受信し、これらの標識によって表される圧縮能力を
当該ノード自体(又は他のノード)の圧縮能力と比較し
て、2つ以上のノードによって定義される一のリンク上
に均一レベルの圧縮能力を確立するために、他の隣接ノ
ードと共に採用すべき又はこれに通知すべき圧縮動作モ
ードに関する論理的結論に到達する。本発明の実施例で
は、諸メッセージをノード間で交換するために、システ
ム・ネットワーク・アーキテクチャ(以下「SNA」と
略記)型の通信システム上で実現されるフレーム・フォ
ーマット化通信のような、通常のメッセージ・プロトコ
ル及びアーキテクチャを使用するものと仮定する。
【0009】
【実施例】各ノードは、目標ノードへの通信を開始する
ための発信元ノードとなり得る。発信元ノード及び目標
ノードは、それぞれ「リンク端末ノード」と呼ばれる。
中間ノードは、単なるリンク・ノードである。各ノード
の圧縮能力はそれぞれ異なることがあり、しかもこれら
の異なる圧縮能力は、高いレベルから低いレベルまでの
広い範囲に及び、場合によっては、圧縮能力が全くない
こともあるから、本発明の実施例では、通常のデータ通
信を開始する前に、これらのノード間で通信を行うこと
が望ましい。このような通信は、所定のセッションにつ
いて、その経路を通して相互にサポート可能な最高レベ
ルの圧縮能力を確立するために行われる。発信元ノード
と目標ノードの間にある中間ノード相互間に存在する諸
サブリンクも、発信元ノードと目標ノードが行うべき圧
縮の重複でもなく、発信元ノードと目標ノードが行うで
あろう圧縮より低いレベルの圧縮でもない処の、矛盾し
ない圧縮能力について折衝することが要求される。
【0010】簡述すると、所定のセッションについて実
現すべき圧縮能力を当該セッションに関与するノード間
で折衝するために、「下流」の目標ノードへの伝送の開
始を望んでいる「上流」の発信元ノードは、当該発信元
ノードの最高レベルの圧縮能力を表す標識を保持してい
るメッセージを発信する。この発信メッセージは、その
通信について辿るべき経路を介して、ネットワーク内に
ある次の下流ノードによって受信される。この受信ノー
ドでは、発信メッセージ内の標識によって表される上流
の圧縮能力が、この受信ノード自体の圧縮能力と比較さ
れる。これに続いて、これらの圧縮能力のうち、どちら
か高い方の圧縮能力を表す標識を保持する新しい発信メ
ッセージが、次の隣接ノードに向かって下流に送信され
る。このプロセスは、かかる標識を保持する発信メッセ
ージが目標ノードに最終的に到達するまで、ネットワー
クの全体を通して反復される。目標ノードでは、上流の
圧縮能力及び当該ノード自体の最高レベルの圧縮能力の
うち、どちらか低い方の圧縮能力を表す標識を保持する
戻りメッセージが生成される。この戻りメッセージは、
発信元ノードに向かって上流に送信される。この戻りメ
ッセージが保持する標識は、任意の中間ノードにおいて
抽出された後、諸論理規則に従って、当該中間ノードが
以前に上流から受信した標識及び当該中間ノード自体の
圧縮能力とそれぞれ比較される。これらの比較の結果と
して決定される処の、最も有効で且つサポート可能な圧
縮能力を表す標識を保持する新しい戻りメッセージが、
次の中間ノードに送信され、そしてこの戻りメッセージ
が発信元ノードに最終的に到達するまで、これと同様の
動作が反復される。このプロセスの間、各ノードは、発
信元ノードと目標ノードの間にある経路の全体又はその
最長部分を通して最高レベルの圧縮能力が得られるよう
に、それぞれの隣接ノードと共に使用すべき圧縮能力を
決定することができる。かくて、各ノードは、その各隣
接ノードに関して使用すべき圧縮動作モードを設定する
ことができる。中間ノードによって行われる他の決定
(例えば、圧縮に関与しないで、単に受信データを次の
下流ノードに直接的に送信すべきであるという決定)
も、前述のように交換される情報に基づいて行われる。
【0011】次に、圧縮技法及びそれらの相対的な圧縮
能力を概説する。前述のように、通信向きの種々の圧縮
技法が存在する。例えば、一のノードは、圧縮能力を有
さないか、又は「生データ」の圧縮を行うことがある。
普通に実現可能な2番目の圧縮能力を与える圧縮技法
は、ストリング制御バイト(SCB)を利用するもので
ある。この圧縮技法では、反復文字のランが識別され、
当該文字自体及び当該文字自体の反復回数のカウントを
加えたものが圧縮データとして送信される。2番目の圧
縮能力を与える圧縮技法は、SCB及び代表的な「レム
ペル−ジブ(Lempel-Ziv)」アルゴリズムを使用する。
これらの圧縮アルゴリズムは、前掲の論文によって完全
に定義されている。或る圧縮技法については、例えば2
000バイト以上のサイズを有する小さな圧縮テーブル
(ST)又は辞書を、SCBと共に使用することができ
る。この圧縮技法は、SCBのみを使用する場合よりも
かなり高い圧縮能力を有するが、SCBの圧縮のみを与
えることがある。一層高い圧縮能力を得るためには、S
CB技法をレムペル−ジブ・アルゴリズムと組み合わせ
て、8000バイト程度のサイズを有する大きな圧縮テ
ーブル(LT)又は辞書を使用すればよい。
【0012】一般に、圧縮アルゴリズムの詳細は、本発
明の主題を構成しない。本発明については、所定のノー
ドがどのような圧縮アルゴリズムを採用しょうとも、当
該ノードの可能な圧縮能力に基づく階層的な標識を保持
している処の一のメッセージが、他のノードに送信され
るということを理解すれば十分である。また、ネットワ
ーク内の種々のノード間で、種々のレベルの圧縮能力を
実現するような場合には、圧縮アルゴリズムに上向きの
互換性があることが最も望ましい。その意味する処は、
比較的高い圧縮能力を有するノードが、比較的低い圧縮
能力を有する隣接ノードからの圧縮データを扱うことは
できるが、この逆は真ではない、ということである。
【0013】具体的な通信方法、即ちノード間のフォー
マット及びデータ通信プロトコルは、本発明の主題を構
成しない。本発明については、一般に使用可能な通信プ
ロセス、プロトコル又は技法を使用することができるか
らである。便宜上、本発明の実施例は、IBM社のSN
A通信制御技法に関連して説明されるが、これと同様
に、任意の通信システムも本発明の実現体をサポート可
能であることは明らかである。一般に、各ノードは、当
該ノードがサポートする圧縮能力の型によって定義され
る。SNAに従ったネットワークの通信中、一のリンク
の一の終端を表す任意のノードについて、一のセッショ
ンが確立される。このセッションは、所定のノードがそ
の目標ノードとの通信を望んでいることを定義する。目
標ノードは、一のリンクの他の終端を表す。諸メッセー
ジは、IBM社から発行された次のマニュアルに記述さ
れるようにして、周知の機構に従って交換される。 第1マニュアル: "System Network Architecture Tech
nical Overview",Form No. GC30-3073; 第2マニュアル: "IBM Synchronous Data Link Contro
l Concepts",Form No. GA27-3093 リンク端末ノードが、ネットワーク内の「発信元」とし
ての任意のノードを構成可能であり、また「目標」とし
ての他の任意のノードを構成可能であることは明らかで
ある。かくて、リンクの定義は、確立された所定のセッ
ションに依存して、動的な終端点を有する。本明細書及
び前掲の2つのマニュアルに記述されているように、本
発明の実施例では、それぞれのノードが、発信元ノード
及び目標ノードのアドレスを識別する処の、周知のフレ
ーム・フォーマットを使用して、セッションの要求及び
応答メッセージを交換する。
【0014】本発明の実施例において、所定のセッショ
ンについて使用すべき圧縮能力は、当該セッションの確
立時に、発信元ノード及び目標ノードとしての2つのリ
ンク端末ノードと任意の中間ノードとの間で折衝され
る。セッション経路、即ちネットワーク内の辿るべき経
路は、同一の終端を有するセッションについてさえも変
化することがある。このセッション経路は、同一の終端
間の1つのセッションと次のセッションの間でも変化
し、圧縮能力の範囲も変化することがある。更に、ノー
ドの圧縮能力も、新しいセッションごとに変化すること
がある。かくて、一般化して言えば、各セッションが確
立されるときと、所定のノードが一のセッション中にそ
の圧縮能力を変化させるときに、圧縮折衝ルーチンを実
行することが必要となる。SNA通信環境内の拘束時間
(bind time )における圧縮折衝ルーチンは、リンク終
端間に存在する経路上の適当なノード間で所定の圧縮能
力が採用される処の、期間又は時間スパンを確立するた
めに必要である。図1には、拘束折衝の代表的な結果が
示されている。
【0015】図1の発信元ノード1及び目標ノード3
は、SNAの用語に従って、それぞれ1次論理装置(Pr
imary Logical Unit:PLU)及び2次論理装置(Seco
ndaryLogical Unit:SLU)と呼ばれる。発信元ノー
ド1は、所定のセッションの発信元であって、目標ノー
ド3へのデータ・メッセージの送信を望んでいる端末で
ある。かくて、図1に示すように、発信元ノード1から
中間ノード2を介して目標ノード3へ延びる経路を包含
する処の、一のリンクが存在する。各ノードは、当該ノ
ードの型及びその構成方法に依存する処の、それ自体に
固有の圧縮能力を有する。図1の構成は例示的なもので
あって、発信元ノード1がSCB圧縮能力を有するのに
対し、中間ノード2がSCB圧縮能力を包含する処の、
小さな圧縮テーブルのレムペル−ジブ・アルゴリズム圧
縮能力(以下「ST圧縮能力」と略記)を有するものと
仮定している。このことは、中間ノード2を表すボック
ス内の略号「ST/SCB」によって表されている。ま
た、目標ノード3も、SCB圧縮能力と互換性のあるS
T圧縮能力を有するものと仮定する。この例における圧
縮能力の階層は、SCB圧縮能力から、中間ノード2及
び目標ノード3のST圧縮能力までの範囲を与える。こ
れよりも高い圧縮能力を、大きなテーブルのレムペル−
ジブ・アルゴリズム圧縮能力(以下「LT圧縮能力」と
略記)によって得ることが可能であり、これよりも低い
圧縮能力(例えば、圧縮無し)を実現することもでき
る。但し、後者の圧縮能力は、この例では生じないと仮
定されているために、図1には示されていない。
【0016】かくて、本発明の実施例の目的に従って、
圧縮能力は、ゼロ(圧縮無し)からSCB圧縮能力へ、
SCB圧縮能力を包含するST圧縮能力へ、更にはST
圧縮能力及びSCB圧縮能力の両方を扱うことができる
処のLT圧縮能力に至るまでの範囲を有することができ
る。簡述すれば、圧縮能力の階層は、「ゼロ」から非常
に高い圧縮能力を与えるLT圧縮能力までの範囲をカバ
ーし、そして比較的高い圧縮能力は、少なくとも比較的
低い圧縮能力を扱うことができるようになっている。
【0017】図1の発信元ノード1及び目標ノード3か
らのリンクによって表される全体的な経路については、
それぞれのサブリンクが、発信元ノード1と中間ノード
2の間、中間ノード2と目標ノード3の間、目標ノード
3と中間ノード2の間、中間ノード2と発信元ノード1
の間に存在し、そして各サブリンクは2つのノードを含
んでいる。複数対のノードによって、種々のレベルの圧
縮能力を実現可能である。例えば、発信元ノード1は、
SCB圧縮能力を使用して中間ノード2と通信できるの
に対し、中間ノード2は、一層高い圧縮能力を有するか
ら、発信元ノード1又は目標ノード3からの圧縮データ
を扱うことができる。かくて、中間ノード2は、目標ノ
ード3に関連して使用可能な一層高い圧縮能力を有する
のに対し、目標ノード3は、中間ノード2からの圧縮デ
ータを受理する能力を有する。もし、圧縮能力を有さな
い他の中間ノード(図示せず)が存在すれば、当該ノー
ドは、その隣接ノードからの圧縮データを圧縮解除する
ことができない。このようなノードは、通信データの圧
縮に関与する必要はなく、当該ノードが目標ノード3で
なければ、任意の圧縮データを単に転送するだけでよ
い。
【0018】所定の例に対する前述の全ての仮定が成立
する可能性があるが、所定のセッションについてネット
ワーク内の所定のノードが提示する諸圧縮能力の中か
ら、どの圧縮ルーチンを実現すべきかを調整するための
方法を提供しなければならないことは明らかである。こ
の本発明の実施例では、これを達成するために、セッシ
ョン折衝の「拘束時間」に、諸メッセージを交換する。
【0019】先ず、図1の発信元ノード1が、目標ノー
ド3との一のセッションを開始するものと仮定する。こ
れらのノードは、SNAの用語に従ってそれぞれ1次論
理装置(PLU)及び2次論理装置(SLU)と呼ば
れ、これらの間でセッション開始用の要求及び応答が流
れる。中間ノード2は、そのリンクが発信元ノード1と
目標ノード3との間で確立されるために、リンク端末ノ
ードではない。但し、中間ノード2は、そうすることが
有利であれば、データの圧縮に関与することができる。
【0020】SNAに従ったメッセージ通信の場合、発
信元ノード1からの発信メッセージM2は、図5に示す
ようなフレーム・フォーマットを有する。発信メッセー
ジM2が保持する標識は、0〜3の圧縮能力を表すこと
ができ、そのうち「1」の圧縮能力は、発信元ノード1
がそれ自体の最高レベルの圧縮能力としてSCB圧縮能
力を有することを表す(図1参照)。かくて、発信メッ
セージM2は、発信元ノード1からその下流にある、次
の隣接ノードへ送信される。発信メッセージM2は、勿
論、所期の目標ノード3へと向けられるが、その途中
で、発信メッセージM1として中間ノード2によって受
信され、そこで図5のSNA圧縮ヘッダ内にある標識が
観察されて、この標識によって表される圧縮能力が中間
ノード2自体の圧縮能力と比較される。
【0021】図2に示すように、発信メッセージM2が
生成され、中間ノード2から目標ノード3に向けて新し
い発信メッセージM2として下流に送信される。この新
しい発信メッセージM2は、中間ノード2の圧縮能力
と、中間ノード2が受信した発信メッセージM1(発信
元ノード1からの発信メッセージM2)内の標識によっ
て表される圧縮能力のうち、どちらか高い方の圧縮能力
を表す標識を保持する。換言すれば、この例では、発信
元ノード1と目標ノード3の間のリンク全体に関係する
各ノードからその下流にある次の隣接ノードへ、最高レ
ベルの圧縮能力を表す標識が送信されるのである。
【0022】目標ノード3では、最終的な発信メッセー
ジM1内の標識が抽出され、この標識によって表される
処の、発信元ノード1と目標ノード3との間のリンク上
でサポート可能な最高レベルの圧縮能力と、目標ノード
3自体の圧縮能力とが比較される。次に、戻りメッセー
ジM4が生成され、そしてこれが上流に返送される際、
中間ノード2によって戻りメッセージM3として受信さ
れる。戻りメッセージM3は、発信メッセージM2及び
M1とは反対の、上流方向をその伝播方向として指定す
る。かくて、戻りメッセージM3及びM4は、応答メッ
セージである。戻りメッセージM3内の標識は、目標ノ
ード3自体の圧縮能力と、目標ノード3が以前に上流か
ら受信した発信メッセージM1内の標識によって表され
る圧縮能力のうち、どちらか低い方の圧縮能力を表す。
このプロセスは、中間ノード2に至るまで上流に向かっ
て反復され、そして中間ノード2では、後述の諸論理規
則に従って、目標ノード3から受信した戻りメッセージ
M3内の標識と、以前に上流から受信した発信メッセー
ジM1内の標識とが比較されるだけでなく、中間ノード
2自体の圧縮能力との比較も行われる。これらの比較の
結果として、中間ノード2から発信元ノード1に向かっ
て上流に伝播される新しい戻りメッセージM4は、サポ
ート可能な最高レベルの圧縮能力を表す標識を保持す
る。このプロセスは、全ての中間ノード2を通して継続
的に行われ、そして最終的に、発信元ノード1は、その
下流にあるリンクがサポート可能な圧縮能力の標識を保
持する処の、戻りメッセージM4を受信する。
【0023】前段で説明したように、中間ノード2の各
々では、当該ノード自体の圧縮能力と、上流及び下流か
ら受信した発信メッセージM1及び戻りメッセージM3
内の標識によって表される圧縮能力とがそれぞれ比較さ
れるから、当該ノードは、これらの比較の結果に応じ
て、所望の動作規則と整合する圧縮動作モード(圧縮無
しを含む)を採用することができる。例えば、図1の中
間ノード2は、発信元ノード1からの通信を、発信元ノ
ード1がサポート可能な最高レベルの圧縮能力で扱うこ
とができる。前述のプロセスでは、発信元ノード1から
の発信メッセージM2内にあるSCB圧縮能力を表す標
識は、中間ノード2が受信する発信メッセージM1内の
標識として抽出される。中間ノード2は、それ自体のS
T圧縮能力を通知するために、新しい発信メッセージM
2を目標ノード3に向けて下流に送信する。前述のよう
に、目標ノード3はリンク端末ノードであるから、この
セッションの間に、メッセージを更に下流に送信するこ
とはない。目標ノード3は、それ自体の圧縮能力を、上
流から受信した発信メッセージM1内の標識によって表
される圧縮能力と比較する。このケースでは、目標ノー
ド3も、ST圧縮能力を有する。比較上の規則は、目標
ノード3自体の圧縮能力と、目標ノード3が上流から受
信した発信メッセージM1内の標識によって表される圧
縮能力のうち、どちらか低い方の圧縮能力を表す標識を
保持する処の、戻りメッセージM4を返送すべきである
というものである。このケースでは、これらの圧縮能力
は同一であるから、ST圧縮能力の標識を保持する戻り
メッセージM4が上流に向けて返送される。ST圧縮能
力を有する中間ノード2では、戻りメッセージM3内の
標識が、以前に発信元ノード1から受信した発信メッセ
ージM1内のSCB圧縮能力を表す標識と比較される。
これらの標識のうち、どちらか低い方の圧縮能力を表す
標識を保持する処の、戻りメッセージM4が、中間ノー
ド2から発信元ノード1に向けて上流に返送される。こ
のケースでは、発信元ノード1は、下流の隣接する中間
ノード2に至るリンク上でSCB圧縮能力がサポート可
能であることを表す処の、戻りメッセージM3内の標識
を受信する。
【0024】発信元ノード1は、そのリンクを介して送
信又は受信すべきデータについて、SCB圧縮能力を用
いた圧縮を行うように、その圧縮動作モードを設定す
る。中間ノード2は、上流にある発信元ノード1からの
発信メッセージM1の受信について、その圧縮動作モー
ドをSCB圧縮能力に設定するが、下流にある目標ノー
ド3との発信メッセージM2の通信については、その圧
縮動作モードをST圧縮能力に設定する。なぜなら、中
間ノード2は、当該ノードと目標ノード3との間のリン
ク上で、ST圧縮能力がサポート可能であることを学習
したからである。もし、他の中間ノード(図示せず)が
存在していて、このノードが如何なる圧縮能力も有して
いなければ、当該ノードは、それ自体の圧縮能力を、上
流及び下流から受信したメッセージ内の各標識によって
表される圧縮能力と比較して、生の又は「ゼロ」の圧縮
動作モードを採用することにより、当該ノードを通して
の通信に対し「直接の伝送」を行う。一般に、各ノード
は、好ましい結果(例えば、サブリンクを通しての高い
レベルの圧縮能力)が達成されない限り、如何なる圧縮
にも関与すべきではない。目標ノード3は、その受信側
のリンク上にST圧縮能力が存在することを表す処の、
発信メッセージM1を上流から受信したから、その圧縮
動作モードを、比較的低いレベルのSCB圧縮能力では
なくて、ST圧縮能力に設定する。
【0025】かくて、この例では、中間ノード2と目標
ノード3との間のサブリンク上で行われる圧縮は、発信
元ノード1と中間ノード2の間のサブリンク上で行われ
る圧縮よりも高いレベルである。それにも拘わらず、発
信元ノード1と目標ノード3の間にあるリンクの全体を
通して最高レベルの圧縮能力が得られることになる。な
ぜなら、発信元ノード1と目標ノード3の間の通信に関
与する各サブリンク上で、最高レベルの圧縮能力が達成
されたからである。
【0026】メッセージの伝播方向、即ち下流又は上流
は、任意的で相対的なものであることに注意すべきであ
る。例えば、発信元ノード1からの発信メッセージM2
は、図1の右側(下流)に向かうように図示されている
が、この発信メッセージM2が左側に向かうように図示
することも可能であり、またこのような伝播方向を下流
と呼んだり、或いは上流と呼ぶこともできる。重要なこ
とは、前述のように、各ノードが受信する発信メッセー
ジM1内の標識によって表される圧縮能力と、当該ノー
ド自体の圧縮能力とを論理的に比較し、どちらか高い方
の圧縮能力を表す標識を保持する処の、新しい発信メッ
セージM2を下流に送信するという動作を反復し、そし
て戻りメッセージM4を上流に返送する際には、この戻
りメッセージM3を受信する各ノードにおいて、当該ノ
ード自体の圧縮能力と、当該ノードが以前に上流から受
信した発信メッセージM1内の標識と、当該ノードが新
たに下流から受信した戻りメッセージM3内の標識とを
互いに比較し、この結果から得られる処の、サポート可
能な最高レベルの圧縮能力を表す標識を保持する処の、
新しい戻りメッセージM4を上流に返送するという動作
を反復する、ということである。
【0027】後述のように、非生産的な圧縮が開始され
るのを阻止するための、追加の規則を実現すべきであ
る。例えば、或る特別のケースでは、1つ又は複数の中
間ノードが、発信元ノード1又は目標ノード3よりも低
いレベルの圧縮能力を有する。このようなケースでは、
かかる中間ノードの左側及び右側にある隣接ノードが、
当該中間ノードの助けなしで、それぞれの圧縮を扱うこ
とができるから、当該中間ノードは、如何なる圧縮も行
うべきでない。他の特別のケースでは、所定の中間ノー
ドの両側にある中間ノードが、それぞれ同一の圧縮能力
を有する。このようなケースでは、所定の中間ノードが
比較的高い圧縮能力を有するとしても、その圧縮能力は
所定の中間ノードとその隣接ノードとの間のサブリンク
上でサポート可能ではないから、所定の中間ノードにお
いて圧縮を行うべきではない。
【0028】図3を参照して説明すると、各ノードは、
少なくとも、当該ノード自体の最高の圧縮能力(CC)
を表す標識を格納するためのレジスタ9と、当該ノード
が上流又は下流の隣接ノードから受信可能なメッセージ
内の標識を格納するためのレジスタ5〜8を備えていな
ければならない。前述の説明から明らかなように、比較
器及びモード制御回路も必要である。これらの全ての要
素は、図3において簡略的に図示されており、図4にお
いて一層詳細に図示されている。
【0029】図3には、メッセージ・レジスタ5〜8
と、モード制御レジスタ11及び12と、当該ノード自
体の最高の圧縮能力(CC)を表す標識を格納するため
のレジスタ9と、制御論理10とが簡略的に図示されて
いる。最初に注意すべきは、図示のノードは一般的なノ
ードであるが、このノードが発信元ノード1又は目標ノ
ード3であれば、上流又は下流へのそれ以上の通信は不
要であり、従ってメッセージ・レジスタ5〜8も不要で
ある、ということである。説明の便宜上、このノード
は、中間ノード2として図示されている。前述のよう
に、次の上流ノードからその下流に伝播する発信メッセ
ージM2は、このノードによる受信後に、発信メッセー
ジM1としてレジスタ5に格納される。かくて、発信メ
ッセージM2は、任意のノードからその下流に伝播する
メッセージであって、このノードについては、レジスタ
6に格納される。同様に、このノードから上流に伝播す
る戻りメッセージM4は、レジスタ7から送信され、ま
た次の下流ノードから上流に伝播し且つこのノードに到
来する戻りメッセージM3は、その受信後にレジスタ8
に格納される。このノード自体の最高の圧縮能力(C
C)を表す標識は、レジスタ9に格納される。制御論理
10は、レジスタ5〜9の全てと、左(上流)又は右
(下流)の隣接ノードから受信したメッセージについて
使用すべき圧縮能力のレベルを表す処の、モード制御レ
ジスタ11及び12にインタフェースする。制御論理1
0に含まれているメッセージ生成及びモード制御機構
は、マイクプロセッサなどが実行するプログラム・プロ
セスとして実現するのに適しているが、この機構を、プ
ログラム論理アレイ又は布線論理としても実現すること
ができる。制御論理10の詳細については、図2及び図
4を参照して後述する。
【0030】このノードが受信する発信メッセージM1
は、上流のノードによって下流方向の発信メッセージM
2として送信されたものである。同様に、上流方向に伝
播する戻りメッセージM4は、次の受信ノードによって
戻りメッセージM3として受信される。これらのメッセ
ージの名称(M1〜M4)は任意であって、モード制御
を選択し且つ生成及び送信すべきメッセージを決定する
ための論理テーブルの生成を容易にするべく、使用され
るに過ぎない。
【0031】図4には、中間ノード2の構成が一層詳細
に示されている。即ち、レジスタ5〜12と、制御論理
(プロセッサ)10及び制御レジスタ14の制御下にあ
るレジスタ・ゲート論理13とが示されている。入力メ
ッセージM1及びM3が、レジスタ5及び8に向かう矢
印によって示されるのに対し、出力メッセージM2及び
M4は、レジスタ6及び7から外側に向かう矢印によっ
て示される。レジスタ・ゲート論理13は、制御論理1
0からのモード選択論理によって設定され且つ制御レジ
スタ14から与えられる処のモード・ゲート信号によっ
て制御され、かくて(比較動作が実行された後に)レジ
スタ9の内容をレジスタ7へゲートするか、又はレジス
タ8の内容をレジスタ7へゲートする。制御論理10に
よって実行される比較動作の結果に従って、レジスタ9
の内容をレジスタ6にゲートしたり、又はレジスタ5か
らの内容をレジスタ6にゲートすることができる。制御
レジスタ14は、モード制御ゲート信号を左(上流)側
のモード制御レジスタ11及び右(下流)側のモード制
御レジスタ12にそれぞれ供給する。モード制御レジス
タ11及び12の可能な設定としては、0=圧縮なし、
1=SCB圧縮能力、2=ST圧縮能力、及び3=LT
圧縮能力が含まれる。また、制御論理10は、モード制
御レジスタ11及び12内にロードされる設定値0〜3
が、レジスタ5又は8から与えられるか、或いはレジス
タ9から与えられるかを、後述の論理規則に従って制御
する。
【0032】また、制御レジスタ14は、ゲート選択信
号を入力セレクタ15及び16に供給することにより、
入力セレクタ15がレジスタ・ゲート論理13からの入
力メッセージM1又はM3を選択するか、或いは入力セ
レクタ16が入力メッセージM3又はレジスタ9の内容
を選択することを可能にする。入力セレクタ15及び1
6の出力は、制御論理10からの制御信号によって比較
器17へ供給され、そこで入力メッセージM1及びM3
内の標識によって表される圧縮能力と、このノード自体
の最高の圧縮能力(CC)との間の比較が行われる。比
較器17の出力は、モード・レジスタ・セレクタ18へ
の3つの出力線によって示されているように、これらの
選択された両入力が互いに等しいか、一方が他方よりも
大きいか、又は一方が他方よりも小さいかを表す。モー
ド・レジスタ・セレクタ18は、制御論理10の制御下
で、選択信号を生成し、これを入力セレクタ15及び1
6に供給する。選択された入力の比較結果は、モード・
レジスタ・セレクタ18から制御論理10に供給され
る。この場合、制御論理10では、後述の規則に従っ
て、選択シーケンスが実行され、そして最終的なモード
選択及び制御設定信号が、図示のように制御レジスタ1
4及びモード入力ゲート制御に供給される。
【0033】制御論理10は、圧縮折衝ルーチン及びモ
ード設定機能を実行するように、制御プログラムを作動
させることができる。単純な論理テストが実行され、こ
の結果に基づいて、制御論理10は、それぞれのレジス
タへ適当な信号をゲートする動作を制御する。モード・
レジスタ・セレクタ18の入力として図示されている小
さな信号「M1RDY」及び「M3RDY」は、入力メ
ッセージM1又はM3が入力の所に到着して、選択及び
比較の準備ができていることを示す。制御論理10は、
比較のために最初にメッセージM1の入力を選択した
後、メッセージM3の入力を選択し、そしてメッセージ
M1及びM3の内容を処理する前に、これらのメッセー
ジが実際に到着するのを待機する。制御論理10によっ
て決定され且つ制御レジスタ14に設定された入力選択
信号に対応する特定の入力セレクタ15及び/又は16
に、レジスタ5及び8の内容(M1及びM3)がゲート
された後、制御論理10はこれらの入力選択信号をリセ
ットする。
【0034】図2には、上流からの発信メッセージM2
及び下流からの戻りメッセージM4を生成するととも
に、モード制御レジスタ11及び12を設定するための
プロセスが示されている。このプロセスは、所定のノー
ドにおいて、上流からの発信メッセージM2を発信メッ
セージM1として受信することによって開始する(ステ
ップ20−1)。次に、上流から受信した発信メッセー
ジM1内の標識によって表される圧縮能力(以下「上流
圧縮能力」と略記)が、レジスタ9に格納されている当
該ノード自体の最高レベルの圧縮能力と比較され、下流
に伝播する新しい発信メッセージM2が生成され、レジ
スタ6へ設定された後、新しい発信メッセージM2とし
て下流に送信される(ステップ20−2)。この比較に
おいて使用される生成規則は、上流圧縮能力と、レジス
タ9に格納されている当該ノード自体の最高レベルの圧
縮能力のうち、どちらか高い方の圧縮能力を表す標識が
新しい発信メッセージM2内に保持されるということで
ある。発信メッセージM2は、図5に示すようなフォー
マットを有するメッセージであって、そのSNA圧縮ヘ
ッダ内にある標識は、0〜3の範囲内にある1つの値に
設定されている。
【0035】図2のプロセスに戻ると、新しい発信メッ
セージM2を送信した後、制御論理10は待機モードに
入って、右側の隣接ノードから戻りメッセージM3が到
着するのを待機する(ステップ20−3)。右側の隣接
ノードから戻りメッセージM3が受信され、レジスタ8
に格納される(ステップ20−4)。もし、戻りメッセ
ージM3が受信されないか、又は右側の隣接ノードが存
在せず且つ当該ノードが発信元ノード1若しくは目標ノ
ード3の何れでもなければ、新しい発信メッセージM2
内の標識と同一の標識を保持する戻りメッセージM3が
受信されたものと仮定して、その後の処理ステップが実
行される。次に、上流圧縮能力と、下流から受信した戻
りメッセージM3内の標識によって表される圧縮能力
(以下「下流圧縮能力」と略記)が比較されて、これら
の圧縮能力が等しいか否かが決定される(ステップ20
−5)。もし、これらの圧縮能力が等しければ、下流か
ら受信した戻りメッセージM3内の標識と同一の標識を
保持する新しい戻りメッセージM4が生成されて上流に
送信され、またこれと並行して、モード制御レジスタ1
1及び12に圧縮動作モードの値0が設定される(ステ
ップ20−6)。即ち、この例では、如何なる圧縮も実
行されない。
【0036】もし、上流圧縮能力及び下流圧縮能力が互
いに等しくなければ(ステップ20−5)、上流圧縮能
力が下流圧縮能力よりも高いか否かを比較する(ステッ
プ20−7)。この比較の結果に従って、ステップ20
−8又は20−9のどちらかへ進み、そこで図示のよう
な追加の比較が行われた後、この比較の結果に従って、
ステップ20−10において追加の比較が行われるか、
又は他のステップ20−11〜20−13の何れかにお
いてモード制御レジスタ11及び12が設定される。
【0037】上流及び下流から受信したメッセージ内の
標識に基づいて設定される全ての論理制御は、次のよう
に要約することができる。
【0038】ケースA:もし、 このノードの上流圧
縮能力が下流圧縮能力と等しいか、又は このノード
の上流圧縮能力が下流圧縮能力と等しくなく、しかもこ
のノード自体の圧縮能力が上流圧縮能力及び下流圧縮能
力の両方よりも低いか若しくはこれらの圧縮能力に等し
ければ、このノードが上流及び下流の方向において動作
するためのモード制御は、モード制御レジスタ11及び
12の両方でゼロに設定される。
【0039】ケースB:もし、 このノードの下流圧
縮能力が上流圧縮能力及びこのノード自体の圧縮能力よ
りも低く、しかもこのノード自体の圧縮能力が上流圧縮
能力に等しいか若しくはこれよりも高いか、又は こ
のノードの上流圧縮能力が下流圧縮能力及びこのノード
自体の圧縮能力よりも低ければ、左(上流)側のモード
制御レジスタ11をこのノードの上流圧縮能力に設定
し、右(下流)側のモード制御レジスタ12をこのノー
ドの下流圧縮能力に設定する。
【0040】ケースC:もし、このノードの下流圧縮能
力が上流圧縮能力及びこのノード自体の圧縮能力よりも
低く、しかもこのノード自体の圧縮能力が上流圧縮能力
よりも低ければ、左(上流)側のモード制御レジスタ1
1をこのノード自体の圧縮能力と等しく設定し、右(下
流)側のモード制御レジスタ12をこのノードの下流圧
縮能力に設定する。
【0041】ケースD:もし、このノードの上流圧縮能
力がこのノード自体の圧縮能力及び下流圧縮能力よりも
低ければ、左(上流)側のモード制御レジスタ11をこ
のノードの上流圧縮能力に等しく設定し、右(下流)側
のモード制御レジスタ12をこのノード自体の圧縮能力
に等しく設定する。
【0042】ケースE(下流ノードが存在しない場
合):もし、このノードの上流圧縮能力がこのノード自
体の圧縮能力に等しいか又はこれよりも低ければ、左
(上流)側のモード制御レジスタ11をこのノードの上
流圧縮能力に等しく設定する。但し、上流圧縮能力がこ
のノードの圧縮能力よりも高ければ、左(上流)側のモ
ード制御レジスタ11をこのノード自体の圧縮能力に等
しく設定する。
【0043】これらの可能な全ての組み合わせを十分に
検討した結果、他の論理的に可能な組み合わせが存在し
ないことが判った。従って、前述の規則は、所定のノー
ドの上圧縮能力及び下流圧縮能力と、このノード自体の
圧縮能力に基づく、全ての論理的な可能性をカバーす
る。
【0044】ここで注意すべきは、前述の内容は一般的
なものであって、所定のノードが中間ノード又はリンク
端末ノード(発信元ノード1若しくは目標ノード3)の
何れであるかに関係なく、同じテストが実行される、と
いうことである。唯1つの相違点は、発信元ノード1に
ついては、発信メッセージM1が受信されないこと及び
戻りメッセージM4が生成されないことにあり、目標ノ
ード3については、戻りメッセージM3が受信されない
こと及び発信メッセージM2が生成されないことにあ
る。この論理を反映するために、発信メッセージM3を
受信しなかった任意のノードは、このノード自体の圧縮
能力との比較を行う際に、戻りメッセージM3内の標識
値に代えて、このノードが下流に送信するために生成し
たであろうメッセージ内の標識値を使用する。即ち、こ
のノードは、入力メッセージM1を論理的に同等の態様
でメッセージM3の入力にループする。
【0045】以上の説明から明らかなように、複数ノー
ドのネットワーク上で実現される特定の通信技法は、本
発明の主題とは無関係である。なぜなら、本発明の主題
は、各リンク及びサブリンク上で使用すべき圧縮能力の
レベルを折衝するための方法を通して、サポート可能な
最高の圧縮能力を利用するようにしたデータ通信システ
ムの全体に係るからである。
【0046】かくて、以上の説明から明らかなように、
各リンク上でサポート可能な最高レベルの圧縮能力を利
用できるようにした、各ノードごとの改良されたデータ
通信ネットワークが開示された。使用可能な多種類の圧
縮技法のうち、高いレベルの圧縮技法が、低いレベルの
圧縮技法との互換性を有さないことがあり得る。これが
生ずるのは、例えば、所定のノードが圧縮能力を全く有
さない場合である。このノードは、その隣接ノード又は
リンク端末ノードとしてこのノードと通信することを望
んでいる他のノードに対し、このノードが処理できる圧
縮能力(即ち、圧縮無し)の採用を強制することになろ
う。もし、ノード間で開始されるようなリンクの各々
が、比較的高い圧縮能力を相互にサポート可能であれ
ば、本発明に従った圧縮折衝ルーチンの間に、このよう
な比較的高い圧縮能力のサポートの是非を決定すること
ができる。もし、比較的高い圧縮能力を有する諸ノード
が、目標ノードと発信元ノードの間にあるリンク全体の
サブリンクであれば、これらのノードは、その隣接ノー
ドの比較的低い圧縮能力をサポート可能であるという条
件の下で、これらのノード自体の比較的高い圧縮能力で
以て相互の通信に関与することができる。
【0047】かくて、本発明を実施する場合、使用する
のが最も望ましい圧縮技法は、少なくとも「上向きの互
換性」を有する圧縮技法である。換言すれば、比較的高
い圧縮能力を有する各ノードは、そのことにも拘わら
ず、比較的低い圧縮能力にて通信できなければならな
い、ということである。本発明の実施例について、この
ような階層的に関係する圧縮能力を説明したが、圧縮能
力の他の選択によっても、これと同様の階層的な互換性
が得られることは明らかである。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、データ通信ネットワー
ク内で一の通信セッションを開始する前に、データ通信
ネットワーク内の相互接続されたノード間で最適レベル
の圧縮能力を確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】隣接ノード間のサブリンクによって相互接続さ
れた諸ノードから構成され、上流ノードと下流ノードが
圧縮能力を表す標識を保持する処のメッセージを交換す
るようにした、データ通信ネットワークのリンクを簡略
的に示すブロック図である。
【図2】各ノードにおいて、上流及び下流から圧縮能力
の標識を受信し、これらの圧縮能力をこのノード自体の
圧縮能力と比較し、この比較の結果として決定された圧
縮能力の標識をその上流及び下流に送信するとともに、
その上流及び下流の圧縮動作モードを設定するためのプ
ロセスを示す流れ図である。
【図3】各ノードの物理的な構成を簡略的に示す図であ
る。
【図4】各ノードにおいて図2のプロセスを実行するの
に必要な特定の論理を示すブロック図である。
【図5】代表的なSNAフォーマット化メッセージの例
として、採用された圧縮の型を表すための、諸ヘッダ、
圧縮能力の標識及びポインタを含んでいる1つのメッセ
ージを示す図である。
【符号の説明】
1〜3 ・・・・ノード 5〜9 ・・・・レジスタ 10 ・・・・・制御論理10 11、12 ・・モード制御レジスタ 13 ・・・・・レジスタ・ゲート論理 14 ・・・・・制御レジスタ 17 ・・・・・比較器 18 ・・・・・モード・レジスタ・セレクタ
フロントページの続き (72)発明者 ロバート、スターン、カーン アメリカ合衆国ニューヨーク州、カーメ ル、ジプシー、トレイル、クラブ、(番 地なし) (72)発明者 ジェームズ、ペイトン、グレイ アメリカ合衆国ノースカロライナ州、チ ャペル、ヒル、エモリー、ドライブ、 904 (72)発明者 ジョン、パトリック、オドネル アメリカ合衆国ノースカロライナ州、ケ リー、グレンローズ、レーン、105 (56)参考文献 欧州特許出願公開332345(EP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを送信及び受信するための相互接続
    された複数のノードを有し、当該複数のノードのうち任
    意の2つのノードが所定の通信のためのリンクの終端を
    定義し、当該複数のノードの各々が識別可能なレベルの
    データ圧縮能力を有し且つ当該識別可能なレベルの圧縮
    能力よりも低いか又はこれに等しいレベルの圧縮能力を
    用いてデータの圧縮を行うように設定可能な圧縮動作モ
    ードを有するデータ通信ネットワークにおいて、 (1)前記リンク内の各ノードの所で、当該各ノードか
    ら上流及び下流方向における隣接ノードと相互にサポー
    ト可能な最高レベルのデータ圧縮能力を表す標識を生成
    するステップと、 (2)前記各ノードの所で生成された前記標識に従っ
    て、前記上流及び下流方向における当該各ノードのデー
    タ圧縮動作を制御するステップと、 (3)前記各ノードの所で生成された前記標識を、当該
    各ノードから前記上流及び下流方向における前記隣接ノ
    ードのうち当該標識に関連する任意の隣接ノードにそれ
    ぞれ送信するステップと、 (4)前記各ノードの所で、当該各ノードの任意の隣接
    ノードから前記標識を受信するステップと、 (5)前記各ノードの所で、当該各ノード自体の最高レ
    ベルのデータ圧縮能力と、当該各ノードの任意の隣接ノ
    ードから受信した前記標識によって表されるデータ圧縮
    能力とを比較するステップから成り、 前記各ノードの所で前記上流方向における隣接ノードか
    ら受信した前記標識を「Uc」と称し、前記各ノードの
    所で前記下流方向における隣接ノードから受信した前記
    標識を「Dc」と称し、そして前記各ノード自体の最高
    レベルのデータ圧縮能力を表す標識を「Nc」と称する
    とき、前記ステップ(2)が、以下の関係によって定義
    されるように、前記ステップ(5)の比較の結果に応答
    すること、即ち、 UcがDcに等しい場合、又はUcがDcと等しくなく
    且つNcがUc及びDcよりも低いか若しくはこれに等
    しい場合、前記各ノードの圧縮動作モードを前記上流及
    び下流方向の両方においてゼロに設定し; DcがUc及びNcよりも低く且つNcがUcより高い
    か若しくはこれに等しい場合、又はUcがDc及びNc
    よりも低い場合、前記各ノードの圧縮動作モードを前記
    上流方向においてはUcに等しく設定し、前記下流方向
    においてはDcと等しく設定し; DcがUc及びNcよりも低く且つNcがUcよりも低
    い場合、前記各ノードの圧縮動作モードを前記上流方向
    においてはNcに等しく設定し、前記下流方向において
    はDcと等しく設定し;そして UcがNc及びDcよりも低い場合、前記各ノードの圧
    縮動作モードを前記上流方向においてはUcに等しく設
    定し、前記下流方向においてはNcに等しく設定するこ
    とを特徴とする、データ通信ネットワークのデータ圧縮
    制御方法。
  2. 【請求項2】前記リンク内の所定のノードが前記上流又
    は下流方向の何れかに前記隣接ノードを有さない場合、
    当該所定のノードの圧縮動作モードを以下の関係に従っ
    て設定する、即ち、 UcがNcよりも低いか若しくはこれに等しい場合、又
    はDcがNcよりも低いか若しくはこれに等しい場合、
    当該所定のノードの圧縮動作モードを当該Uc又はDc
    を供給した前記隣接ノードの方向においてUc又はDc
    に等しく設定し;そして NcがUc又はDcよりも低い場合、当該所定のノード
    の圧縮動作モードを当該Uc又はDcを供給した前記隣
    接ノードの方向においてNcに等しく設定することを特
    徴とする、請求項1記載のデータ通信ネットワークのデ
    ータ圧縮制御方法。
  3. 【請求項3】データを送信及び受信するための相互接続
    された複数のノードを有し、当該複数のノードのうち任
    意の2つのノードが所定の通信のためのリンクの終端を
    定義し、当該複数のノードの各々が識別可能なレベルの
    データ圧縮能力を有し且つ当該識別可能なレベルの圧縮
    能力よりも低いか又はこれに等しいレベルの圧縮能力を
    用いてデータの圧縮を行うように設定可能な圧縮動作モ
    ードを有するデータ通信ネットワークにおいて、 (1)前記リンク内の各ノードの所で、当該各ノードか
    ら上流及び下流方向における隣接ノードと相互にサポー
    ト可能な最高レベルのデータ圧縮能力を表す標識を生成
    するための手段と、 (2)前記各ノードの所で生成された前記標識に従っ
    て、前記上流及び下流方向における当該各ノードのデー
    タ圧縮動作を制御するための制御手段と、 (3)前記各ノードの所で生成された前記標識を、当該
    各ノードから前記上流及び下流方向における前記隣接ノ
    ードのうち当該標識に関連する任意の隣接ノードにそれ
    ぞれ送信するための手段と、 (4)前記各ノードの所で、当該各ノードの任意の隣接
    ノードから前記標識を受信するための手段と、 (5)前記各ノードの所で、当該各ノード自体の最高レ
    ベルのデータ圧縮能力と、当該各ノードの任意の隣接ノ
    ードから受信した前記標識によって表されるデータ圧縮
    能力とを比較するための比較手段を備え、 更に、前記各ノードの所で前記上流方向における隣接ノ
    ードから受信した前記標識を「Uc」と称し、前記各ノ
    ードの所で前記下流方向における隣接ノードから受信し
    た前記標識を「Dc」と称し、そして前記各ノード自体
    の最高レベルのデータ圧縮能力を表す標識を「Nc」と
    称するとき、以下の関係によって定義されるように、前
    記比較手段(5)の比較の結果に応答して前記各ノード
    の圧縮動作モードを設定するためのモード設定手段、即
    ち、 UcがDcに等しい場合、又はUcがDcと等しくなく
    且つNcがUc及びDcよりも低いか若しくはこれに等
    しい場合、前記各ノードの圧縮動作モードを前記上流及
    び下流方向の両方においてゼロに設定し; DcがUc及びNcよりも低く且つNcがUcより高い
    か若しくはこれに等しい場合、又はUcがDc及びNc
    よりも低い場合、前記各ノードの圧縮動作モードを前記
    上流方向においてはUcに等しく設定し、前記下流方向
    においてはDcと等しく設定し; DcがUc及びNcよりも低く且つNcがUcよりも低
    い場合、前記各ノードの圧縮動作モードを前記上流方向
    においてはNcに等しく設定し、前記下流方向において
    はDcと等しく設定し;そして UcがNc及びDcよりも低い場合、前記各ノードの圧
    縮動作モードを前記上流方向においてはUcに等しく設
    定し、前記下流方向においてはNcに等しく設定するた
    めのモード設定手段を前記各ノードに備えたことを特徴
    とする、データ通信ネットワークのデータ圧縮制御シス
    テム。
  4. 【請求項4】前記リンク内の所定のノードが前記上流又
    は下流方向の何れかに前記隣接ノードを有さない場合、
    前記モード設定手段は、当該所定のノードの圧縮動作モ
    ードを以下の関係に従って設定する、即ち、 UcがNcよりも低いか若しくはこれに等しい場合、又
    はDcがNcよりも低いか若しくはこれに等しい場合、
    当該所定のノードの圧縮動作モードを当該Uc又はDc
    を供給した前記隣接ノードの方向においてUc又はDc
    に等しく設定し;そして NcがUc又はDcよりも低い場合、当該所定のノード
    の圧縮動作モードを当該Uc又はDcを供給した前記隣
    接ノードの方向においてNcに等しく設定することを特
    徴とする、請求項3記載のデータ通信ネットワークのデ
    ータ圧縮制御システム。
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