JP2522634B2 - 足場装置の柱取付金具 - Google Patents

足場装置の柱取付金具

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JP2522634B2
JP2522634B2 JP5242943A JP24294393A JP2522634B2 JP 2522634 B2 JP2522634 B2 JP 2522634B2 JP 5242943 A JP5242943 A JP 5242943A JP 24294393 A JP24294393 A JP 24294393A JP 2522634 B2 JP2522634 B2 JP 2522634B2
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pillar
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隆幸 清家
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National House Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柱、梁等を施工する際
に用いられる足場装置の柱取付金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、脚立等の台を活用して木製若
しくは鋼製足場を設置する場合が多かった。この場合、
足場の安全性を確保するために、例えば1.8m間隔で
脚立やウマ等を設ける必要があり、安定した足場の設置
が難しく、しかも足場を設置する度に足場の固定作業が
必要となり、足場設置作業に時間を費やすという問題が
あった。
【0003】そこで最近は、図3に示す足場取付金具
4、柱取付金具3等を備えた足場装置1を活用して足場
6を設置する工法が提案されている。この足場装置1の
柱取付金具3は、複数の柱2にボルト等で夫々固定され
るものであって、各柱取付金具3の側面には垂直に開口
した差込孔5が夫々設けられている。また足場取付金具
4は足場6を支持するものであって、足場取付金具4の
柱2に近い側の側端部に差込片7が垂下突設されると共
に、足場取付金具4の下面側には斜め方向に垂下して先
端部にコ字状片41を備えた補強金具60が設けられて
いる。そして、足場取付金具4の差込片7を柱取付金具
3の差込孔5に上方から差し込むと共に、補強金具40
の先端部のコ字状片41を柱2の側面に嵌め込むことに
より、足場取付金具4を柱2に対して水平に固定するも
のであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
H型鋼から成る柱2に柱取付金具3を取付ける際に、図
4に示すように、柱2のフランジ部2aと柱取付金具3
に夫々貫通孔52を設け、これら貫通孔52にボルト5
0を貫通させてナット51にて締め付け固定する工法を
採用している。このため、柱2に対して柱取付金具3を
取付けるたびにレンチ等の工具を用いてボルト50とナ
ット51の締め付け作業が必要となり、また柱取付金具
3を取外すたびにボルト50とナット51の取外し作業
が必要となり、作業に時間を費やすという問題があっ
た。またボルト50とナット51は柱取付金具3と別部
品であるため、部品点数が増加して部品管理に手間がか
かり、特に作業途中でナット51を誤って落としたり、
或いは回収ミスにより紛失したりするという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ボルトやナットを
用いずに柱に対する柱取付金具の取付け作業及び取外し
作業を夫々簡単に行なえるようにした足場装置を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数の柱2に差込孔5を有する柱取付金
具3が夫々固定され、各柱取付金具3間に亘って足場6
を支持する足場取付金具4が配設され、足場取付金具4
の柱2に近い側の側端部に、上記各柱取付金具3の差込
孔5に上方から差し込まれて支持される差込片7が夫々
設けられて成る足場装置1であって、上記柱取付金具3
は、H型鋼から成る柱2の隣接する2面を夫々覆う平面
視略L字状のブラケット8を有し、ブラケット8の一方
の片8aから柱2のフランジ部2aを貫通して固定ピン
9が取付け支持され、固定ピン9の上記フランジ部2a
の後方へ突出した部分に上下方向にピン孔11が穿孔さ
れ、ブラケット8の他方の片8bにはスライドピン10
の一端部10aが上下方向に移動自在に支持され、スラ
イドピン10の他端部10bが上記ピン孔11に対して
上方から差し込み自在とされて成るものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、足場装置1の柱取付金具3を
柱2に取付けるにあたり、柱取付金具3の平面視L字状
のブラケット8を柱2の隣接する2面を夫々覆い、ブラ
ケット8の一方の片8aから柱2のフランジ部2aを貫
通して固定ピン9を取付け支持すると共に、ブラケット
8の他方の片8bにスライドピン10の一端部10aを
上下方向に移動自在に支持し、このスライドピン10の
他端部10bを柱2のフランジ部2aの後方へ突出した
固定ピン9のピン孔11に上方から差し込むようにした
から、固定ピン9とスライドピン10とを介して柱2の
フランジ部2aに柱取付金具3を取付け支持することが
できる。従って、従来のレンチ等の工具によるボルトと
ナットとの締め付け作業が不要となり、取付け工数を短
縮でき、また、スライドピン10の他端部10bをピン
孔11から抜き取るだけで、柱取付金具3を柱2から簡
単に取外すことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例に用いる足場装置1の柱取付金具3は、
図1に示すように、H型鋼から成る柱2の隣接する2面
を夫々覆う平面視略L字状のブラケット8と、固定ピン
9と、スライドピン10等で構成される。平面視略L字
状のブラケット8は、その一方の片8aから柱2のフラ
ンジ部2aを貫通する固定ピン9,9aが取付け可能と
され、他方の片8bに近い固定ピン9には、柱2のフラ
ンジ部2aの後方へ突出する部分に上下方向にピン孔1
1が穿孔されている。また、ブラケット8の他方の片8
bにはスライドピン10の一端部10aが他方の片8b
に設けた筒状部12に沿って上下方向にスライド自在に
支持されており、スライドピン10の他端部10bは他
方の片8bに穿孔されたピン挿入孔90を貫通して上記
ピン孔11に対して上方から差し込み可能とされる。本
実施例では、スライドピン10は図2に示すように、C
字状に形成され、ピン孔11に差し込み可能な他端部1
0b,10b′が上下両側に設けられており、また一方
の片8aには足場取付金具4の差込片7(図3)が差し
込み可能な差込孔5,5′が上下両側に夫々設けられて
いる。これにより、柱取付金具3を上下逆向きにして左
右に使い勝手ができるようになっている。また、柱取付
金具3の差込孔5はブラケット8の一方の片8aだけで
はなく、他方の片8bにも設けられている。
【0009】しかして、図1に示す足場装置1の柱取付
金具3を柱2に取付けるにあたっては、柱取付金具3の
平面視L字状のブラケット8を柱2の隣接する2面を夫
々覆って、ブラケット8の一方の片8aから柱2のフラ
ンジ部2aを貫通して固定ピン9,9aを取付け支持し
て、他方の片8b寄りの固定ピン9に設けたピン孔11
をフランジ部2aの後方に突出させる。その後、ブラケ
ット8の他方の片8bにスライド支持したスライドピン
10の他端部10bを上記固定ピン9のピン孔11に上
方から差し込む。これにより、ブラケット8の一方の片
8aは固定ピン9,9aを介して柱2のフランジ部2a
に取付け支持され、他方の片8bはスライドピン10及
び固定ピン9を介して柱2のフランジ部2aと隣接する
面に取付け支持される。なお、2つの柱取付金具3を用
いて柱2の4面全体を被覆することで、柱取付金具3を
ボックス状に配置でき、柱2の4面を足場取付金具4の
支持部として夫々利用できるものである。
【0010】このように、固定ピン9とスライドピン1
0とを介して柱2に柱取付金具3を素手で取付け支持で
きるので、従来のレンチ等の工具によるボルトとナット
との締め付け作業が不要となり、取付け工数を短縮で
き、また、スライドピン10の他端部10bをピン孔1
1から抜き取るだけで、柱取付金具3を柱2から素手で
取外すことができるので、足場装置1の取外し作業もワ
ンタッチで行なうことができる。しかも、取付け及び取
外しに必要なスライドピン10の一端部10aをブラケ
ット8の他方の片8bにスライド支持したことにより、
部品の一体化が図られ、従来のような作業途中でナット
を誤って落としたり、或いは回収ミスにより紛失したり
する心配もなくなる。ところで、スライドピン10の一
端部10aを他方の片8bではなく一方の片8aにスラ
イド支持することも考えられるが、この場合、スライド
ピン10の他端部10bをブラケット8の一方の片8a
を迂回させて固定ピン9のピン孔11に差し込む必要が
あり、このため、スライドピン10の両端部10a,1
0b間を長寸にする必要があるが、本発明のようにスラ
イドピン10の一端部10aをブラケット8の他方の片
8bにスライド支持することにより、スライドピン10
の寸法をその分短くして強度を持たせることができると
いう利点がある。
【0011】上記実施例では、本発明に係る柱取付金具
3を建物の柱2に適用したけれど、建物以外の架設の柱
にも広く適用できるものである。
【0012】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数の柱に差込
孔を有する柱取付金具が夫々固定され、各柱取付金具間
に亘って足場を支持する足場取付金具が配設され、足場
取付金具の柱に近い側の側端部に、上記各柱取付金具の
差込孔に上方から差し込まれて支持される差込片が夫々
設けられて成る足場装置であって、上記柱取付金具は、
H型鋼から成る柱の隣接する2面を夫々覆う平面視略L
字状のブラケットを有し、ブラケットの一方の片から柱
のフランジ部を貫通して固定ピンが取付け支持され、固
定ピンの上記フランジ部の後方へ突出した部分に上下方
向にピン孔が穿孔され、ブラケットの他方の片にはスラ
イドピンの一端部が上下方向に移動自在に支持され、ス
ライドピンの他端部が上記ピン孔に対して上方から差し
込み自在とされて成るものであるから、固定ピンによっ
てブラケットの一方の片を柱のフランジ部に着脱自在に
取付け支持でき、スライドピンと固定ピンとによってブ
ラケットの他方の片を柱のフランジ部と隣接する面に着
脱自在に取付け支持できるので、柱に対する柱取付金具
の取付け工数及び取外し工数を大幅に短縮化できると共
に、従来のようなレンチ等の工具によるボルトとナット
の締め付け作業を行なう必要がなく、またスライドピン
はブラケットの他方の片に一体にスライド支持されてい
るので、作業途中で部品を落としたり、回収ミスしたり
する問題も解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部平面断面図であ
る。
【図2】同上の柱取付金具の正面図である。
【図3】従来の足場装置を示す正面図である。
【図4】従来の柱取付金具の取付け状態を示す分解平面
図である。
【符号の説明】
1 足場装置 2 柱 2a フランジ部 3 柱取付金具 4 足場取付金具 5 差込孔 6 足場 7 差込片 8 ブラケット 8a 一方の片 8b 他方の片 9 固定ピン 11 ピン孔 10 スライドピン 10a 一端部 10b 他端部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の柱に差込孔を有する柱取付金具が
    夫々固定され、各柱取付金具間に亘って足場を支持する
    足場取付金具が配設され、足場取付金具の柱に近い側の
    側端部に、上記各柱取付金具の差込孔に上方から差し込
    まれて支持される差込片が夫々設けられて成る足場装置
    であって、上記柱取付金具は、H型鋼から成る柱の隣接
    する2面を夫々覆う平面視略L字状のブラケットを有
    し、ブラケットの一方の片から柱のフランジ部を貫通し
    て固定ピンが取付け支持され、固定ピンの上記フランジ
    部の後方へ突出した部分に上下方向にピン孔が穿孔さ
    れ、ブラケットの他方の片にはスライドピンの一端部が
    上下方向に移動自在に支持され、スライドピンの他端部
    が上記ピン孔に対して上方から差し込み自在とされて成
    ることを特徴とする足場装置の柱取付金具。
JP5242943A 1993-09-29 1993-09-29 足場装置の柱取付金具 Expired - Lifetime JP2522634B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6087715B2 (ja) * 2013-04-26 2017-03-01 山崎産業株式会社 ベルト巻取器の取付装置およびプラットホームの安全装置

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