JP3232919U - 仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵 - Google Patents

仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵 Download PDF

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Abstract

【課題】高欄取替工事の際の、作業員の転落防止のために設置される仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を提供する。【解決手段】仮設防護柵用固定バンド11および該固定バンドを用いた仮設防護柵41であって、固定バンドは、地覆の上面に取り付けられる上板と、上板の一方の端部から垂下され、地覆の内壁を押さえつける押しボルトを備えた第1支持板と、上板の他方の端部から垂下され、地覆の外壁に当接される第2支持板と、上板の第2支持板側の端部から上向きに取り付けられた単管固定ベースとからなり、固定バンドを地覆に取り付け、単管固定ベースに単管パイプ21を取付け、単管パイプどうしを水平の単管パイプ22により連結させ、仮設防護柵を容易に形成することができるようにした。【選択図】図18

Description

本考案は、自動車用道路等の橋梁部分に設けられた高欄の取替工事の際の、作業員の転落防止のために設置される仮設防護柵の基部となる仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵に関する。
従来、自動車道路等の橋梁部分には高欄が設けられており、経年劣化等の事情により高欄の取替工事が行われている。
この高欄取替工事に際しては、高欄が橋梁部分の側部に位置しているため高所作業となる場合が多く、事前にあるいは高欄取替工事と並行して、工事作業員の転落事故等を未然に防ぐ安全対策が行われている。
例えば、実用新案登録第3225933号公報(特許文献1)には、車輛あるいは歩行者の通行する道路の側面を形成する壁高欄に取り付け且つ撤収可能な高欄取付け式足場において、前記車輛あるいは歩行者の通行側に面した前記壁高欄の内壁対して、この内壁に押し当てるための調整ボルトを保持し且つ下方向に延びる背板部材と、前記背板部材に対して直角に接合し且つ前記壁高欄の頂部を圧接する頂板部材と、前記頂板部材に対して直角に接合し且つ前記壁高欄の外壁に対して、この外壁を押圧し且つ下方向に延びる吊板部材と、この吊板部材に対して直角に接合し且つその接合が前記吊板部材の長さの途中位置にある足場支持部材と、前記足場支持部材の先端部に位置し且つ前記足場支持部材と直角に接合する側柱支持パイプと、を備え、前記背板部材と前記頂板部材と前記吊板部材と前記足場支持部材と前記側柱支持パイプとを前記壁高欄に固定して取り付けることを特徴とする高欄取付け式足場が開示されている。
実用新案登録第3225933号公報
上述の特許文献1に記載の考案においては、路肩壁部の工事に適するとされる吊り足場工法を前提として、仮設防護柵部分のほか、吊り足場部分を形成するための足場支持板が設けられている。この足場支持板は作業員が足場として利用するための十分な強度を備えなければならず、足場保持金具全体の重量が増す原因となっている。また、前記足場支持板は、吊板部材の長さの途中位置に設けられているため、前記足場保持金具全体の形状がいびつなものとなっており、設置または撤去における煩雑さの原因ともなっている。
特に、前記足場保持金具全体がいびつな形状であることから、高欄の形状によっては、設置に窮したり、高欄がある状態での設置が困難なために高欄撤去後の設置となる場合がある。また、高欄撤去後の設置となると、高欄撤去時の工事作業員の安全性に問題が生じることにもなる。
そこで、本考案は、前記問題点を鑑み、作業員一人でも作業可能な程度に小型・軽量で、高欄の形状を問わず設置または撤去が容易で、高欄取替工事の全工程において工事作業員の安全が保たれた状態で効率よく高欄の取替工事を行うことができる仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を提供しようとするものである。
すなわち本考案の仮設防護柵用固定バンドは、橋梁の側部に形成された地覆に取り付けられる仮設防護柵用固定バンドであって、前記固定バンドは、前記地覆の上面に取り付けられる上板と、前記上板の一方の端部から垂下され、前記地覆の内壁を押さえつける押しボルトを備えた第1支持板と、前記上板の他方の端部から垂下され、前記地覆の外壁に当接される第2支持板と、前記上板の第2支持板側の端部から上向きに形成された単管固定ベースとからなることを特徴とするものである。
本考案の仮設防護柵用固定バンドは、前記上板の長さ方向の途中位置に補強ボルトを挿通する挿通孔を備え、前記挿通孔を介して前記地覆の前記挿通孔と対応する位置に設けた取付孔に前記補強ボルトを取り付け固定することができるようにしたことをも特徴とするものである。
本考案の仮設防護柵用固定バンドは、前記上板、前記第1支持板および前記第2支持板がL字状断面を備えてなることをも特徴とするものである。
本考案の仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵は、複数の前記固定バンドと、複数の前記固定バンドの前記単管固定ベースにそれぞれ垂直方向に取り付けられる複数の単管パイプと、前記垂直方向に取り付けられる複数の単管パイプどうしを連結する複数の水平方向の単管パイプと、からなる仮設防護柵であって、複数の前記固定バンドを高欄が設置された前記地覆に順次取り付け、前記単管固定ベースにそれぞれ垂直方向に単管パイプを取り付け、前記垂直方向の単管パイプどうしを単管クランプを介して水平方向の単管パイプにより連結させることにより、前記高欄の外側に仮設防護柵を容易に形成することができるようにしたことをも特徴とするものである。
本考案によれば、例えば次の作用効果を奏する。
(a)本考案に係る仮設防護柵用固定バンドは、上板、第1支持板および第2支持板で構成されているため、小型・軽量で作業員一人でも容易に持ち運ぶことができる。
(b)前記固定バンドは、上板と前記上板の両端部から垂下された第1支持板・第2支持板とからなる下向きの略コ字状をなし、高欄の形状を問わず、容易に設置または撤去することができる。
(c)前記固定バンドの設置および撤去は容易に行うことができるので、まずは高欄の取替箇所周辺に固定バンドを取り付けて仮設防護柵を形成しておき、高欄の取替工事が完了した部分の仮設防護柵および固定バンドを取り外して、順次、次に高欄の取替を行う箇所に固定バンドを取り付けて仮設防護柵を形成するようにすることで、少数の固定バンドでも高欄の長短を問わず適用することができる。
(d)前記固定バンドは高欄の形状を問わず、高欄の撤去前に設置することができ、仮設防護柵を形成して安全に高欄を撤去することができる。また、高欄の設置後においては、高欄の内側から安全に仮設防護柵を構成する単管パイプと固定バンドを取り外して撤去することができる。したがって、高欄取替工事の全工程において、工事作業員の安全を確保することができる。
本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵の一例における固定バンドを示し、(a)は概略正面図、(b)は概略透視正面図である。 その固定バンドを示し、(a)は概略背面図、(b)は概略透視背面図である。 その固定バンドを示し、(a)は概略左側面図、(b)は概略透視左側面図である。 その固定バンドを示し、(a)は概略右側面図、(b)は概略透視右側面図である。 その固定バンドを示し、(a)は概略平面図、(b)は概略透視平面図である。 その固定バンドを示し、(a)は概略底面図、(b)は概略透視底面図である。 その固定バンドを示し、(a)は正面側から見た概略斜視図、(b)は正面側から見た概略透視斜視図である。 その固定バンドを示し、(a)は背面側から見た概略斜視図、(b)は背面側から見た概略透視斜視図である。 その固定バンドおよび単管パイプを示し、分解状態の正面側から見た概略斜視図である。 その背面側から見た概略斜視図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドを地覆に取り付けようとする状態を示す概略正面図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドを地覆に取り付けた状態を示す概略正面図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドを地覆に取り付け、押しボルトを地覆の内壁に押し付けて固定した状態を示す概略正面図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドの単管固定ベースに単管パイプを垂直方向に取り付けた状態を示す概略正面図である。 高欄取替工事において、本考案の仮設防護柵用固定バンドを地覆に取り付けようとする状態を示す概略斜視図である。 高欄取替工事において、本考案の仮設防護柵用固定バンドを地覆に複数取り付けた状態を示す概略斜視図である。 高欄取替工事において、地覆に複数取り付けた本考案の仮設防護柵用固定バンドの固定ベースにそれぞれ単管パイプを垂直方向に取り付けた状態を示す概略斜視図である。 高欄取替工事において、それぞれ立設された単管パイプどうしを、単管クランプを介して水平方向の単管パイプにより連結して仮設防護柵を形成した状態を示す概略斜視図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用した高欄取替工事において、高欄を撤去した状態を示す概略斜視図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用した高欄取替工事において、新規の高欄を設置した状態を示す概略斜視図である。 本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用した高欄取替工事において、高欄の設置後に仮設防護柵を撤去すべく水平方向の単管パイプを取り外した状態を示す概略斜視図である。 次いで、垂直方向の単管パイプを取り外した状態を示す概略斜視図である。 最後に、本考案の仮設防護柵用固定バンドを撤去した状態を示す概略斜視図である。 単管固定ベースの別の形態を示す概略正面図である。 補強ボルトを地覆に取り付けた状態を示す概略断面図である。
以下、本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図10は、本考案の仮設防護柵用固定バンドを示すものであり、図11ないし図14は、固定バンドを橋梁の側部に形成された地覆に取り付けて固定する手順を説明するものであり、図15ないし図23は、本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用した高欄取替工事の工程を示すものである。
まず、図1ないし図10において、本考案の仮設防護柵用固定バンド11は、上板12と、前記上板12の一方の端部から垂下された第1支持板13と、前記上板12の他方の端部から垂下された第2支持板14と、前記上板12の前記第2支持板14側の端部から上向きに形成された単管固定ベース15から構成されている。
前記上板12は、L字状断面を備え、一方の平板部12aが底部を形成して後述の橋梁31の側部に形成された地覆32の上面に取り付けられ、前記地覆32の内壁32a側の端部から第1支持板13が垂下され、前記地覆32の外壁32b側の端部からは前記第2支持板14が垂下されている。また、前記上板12の前記第2支持板14側の端部の平板部12aには上向きに単管固定ベース15を形成してある。
前記第1支持板13は、前記上板12と同様にL字状断面を備え、前記上板12の前記地覆32の内壁32a側の端部から、前記第1支持板13の一方の平板部13aが前記地覆32の内壁32a側になるよう垂下されて形成されている。
そして、前記第1支持板13の平板部13aには、前記地覆32の内壁32aを押さえつける押しボルト16を挿通する雌ねじ部13bが形成されている。
前記第2支持板14は、前記上板12と同様にL字状断面を備え、前記上板12の前記地覆32の外壁32b側の端部から、前記第2支持板14の一方の平板部14aが前記地覆32の外壁32b側になるよう垂下されて形成されている。
なお、前記上板12と前記第1支持板13、および前記上板12と第2支持板14とは、それぞれ溶着により強固に接合させてある。
前記単管固定ベース15は、前記上板12の前記第2支持板14側の端部の平板部12aに上向きに形成されている。前記単管固定ベース15は、後述の単管パイプ21の端部に挿通可能な円筒状であればよく、図24に示すように、該単管固定ベース15の円筒状の上部開口縁から周面に沿ってL字状の係止溝15aを形成しておき、前記単管パイプ21の端部の内周面に設けた係止ピン(図示せず)を前記係止溝15aに係止させて抜け止めするようにしておくこともできる。
次に、本考案の仮設防護柵用固定バンド11の、橋梁31の側部に形成された地覆32への取付手順を、図11ないし図13を参照して説明する。
まず、図11に示すように、前記第1支持板13を前記地覆32の内壁32a側、前記第2支持板14を前記地覆32の外壁32b側となるよう配置し、図12に示すように、前記固定バンド11の前記上板12が前記地覆32の上面に当接するよう取り付ける。このとき、同時に前記第2支持板14の一方の平板部14aが前記地覆32の外壁32bと当接するようにしておくとよい。
ついで、図13に示すように、前記第1支持板13の一方の平板部13aに設けた雌ねじ部13bに取り付けた押しボルト16をねじ込んで、前記押しボルト16のネジ端部を前記地覆32の内壁32aに押し付けて、前記固定バンド11を前記地覆32に固定する。
このようにすることで、前記固定バンド11は強固に前記地覆32に取り付けることができる。また、図25に示すように、前記上板12の一方の平板部12aの長さ方向の途中位置に補強ボルト17を挿通する挿通孔12bを設けるとともに、前記地覆32の上面の前記挿通孔12bと対応する位置に取付孔32cを設けて、前記補強ボルト17を前記挿通孔12bを挿通させて前記取付孔32cに取り付けることにより、前記固定バンド11をさらに強固に前記地覆32に取り付けることもできる。
その後、図14に示すように、前記固定バンド11の端部に形成した前記単管固定ベース15に単管パイプ21を取り付ける。
本考案の仮設防護柵用固定バンド11および該固定バンド11を用いた仮設防護柵41を適用した、橋梁31の側部に形成された地覆32に設置された高欄51の取替工事の工程例を、図15ないし図23を参照して説明する。
まず、図15に示すように、橋梁31の側部に形成された地覆32には取替の対象となる高欄51が設置されており、前記高欄51の取替工事を行うにあたっては、図16に示すように、前記固定バンド11を前記高欄51が設置された地覆32の上面に取り付ける。前記固定バンド11の前記地覆32への取付手順は先に説明したとおりである。もちろん、前記固定バンド11の前記地覆32への取付に高い強度が要求される場合は、前述の補強ボルト17を適用してもよい。
つぎに、図17に示すように、前記地覆32に取り付けられた前記固定バンド11の端部に形成された前記単管固定ベース15に、前記単管パイプ21を取り付けていく。そして、図18に示すように、前記単管パイプ21に取り付けた単管クランプ23に水平方向の単管パイプ22を取り付けて、前記単管パイプ21どうしを連結させると、垂直方向の単管パイプ21と水平方向の単管パイプ22とからなる仮設防護柵41が形成されるのである。
その後、図19に示すように、高欄51を撤去するのであるが、前記仮設防護柵41が前記地覆32の外壁32a側、すなわち高欄51よりも外側に形成されているので、工事作業員は安心して高欄51の撤去工事を行うことができる。過去においては、高欄51の外側に仮設防護柵41を形成せずに高欄51の撤去工事が行われ、転落等の重大事故が生じていたが、高欄取替工事において本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用することにより、工事作業員の転落等の重大事故を防ぐことができるのである。
新規の高欄52の設置工事は、図20に示すように、前記仮設防護柵41が形成された状態で、工事作業員の安全が保たれた状態で行うことができる。新規の高欄52が設置された後は、図21に示すように、まず、前記水平方向の単管パイプ22を前記垂直方向の単管パイプ21から順次取り外し、次いで、図22に示すように前記垂直方向の単管パイプ21を前記単管固定ベース15から順次取り外していく。そして最後に、図23に示すように、前記固定バンド11を前記地覆32から順次取り外すと、高欄の取替工事は完了する。
なお、高欄取替工事において、前記固定バンド11の前記地覆32への取付は、一度に高欄取替工事の対象範囲の全域に設置してもよいが、前記固定バンド11の設置および撤去は容易に行うことができるので、まずは高欄の取替箇所周辺に前記固定バンド11を取り付けて仮設防護柵41を形成しておき、高欄の取替工事が完了した部分の仮設防護柵41および固定バンド11を取り外して、順次、次に高欄の取替を行う箇所に固定バンド11を取り付けて仮設防護柵41を形成するようにしていくこともできる。このようにすることで、少数の固定バンド11でも高欄の長短を問わず適用することもでき、低コストで効率よく、しかも工事作業員の安全が保たれた上で、高欄取替工事を行うことができるのである。
以上のとおり、本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵は、前記固定バンド11は前記上板12と前記第1支持板13と前記第2支持板14とで構成されており、小型・軽量で作業員一人でも持ち運ぶことができるようにしてある。また、前記固定バンド11は、前記上板12と前記上板12の両端部から垂下された第1支持板13,第2支持板14とからなる下向きの略コ字状をなし、高欄の形状を問わず、容易に設置または撤去することができる。
さらに、前記固定バンド11の設置および撤去は容易に行うことができるので、まずは高欄の取替箇所周辺に固定バンド11を取り付けて仮設防護柵41を形成しておき、高欄の取替工事が完了した部分の仮設防護柵41および固定バンド11を取り外して、順次、次に高欄の取替を行う箇所に固定バンド11を取り付けて仮設防護柵41を形成するようにすることで、少数の固定バンドでも高欄の長短を問わず適用することができる。
そして、前記固定バンド11は高欄の形状を問わず、高欄の撤去前に設置することができ、仮設防護柵41を形成して安全に高欄を撤去することができる。また、高欄の設置後においては、高欄の内側から安全に仮設防護柵41を構成する単管パイプ21と固定バンド11を取り外して撤去することができる。したがって、高欄取替工事の全工程において、工事作業員の安全を確保することができるのである。
本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用した高欄取替工事において、前記固定バンド11を橋梁31の側部に形成された地覆32に取り付ける実施例について述べたが、もちろん高欄の取替工事に限られるものではなく、ガードレールその他の防護柵の取替工事においても本考案の仮設防護柵用固定バンドおよび仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵を適用することができることはいうまでもない。
11 固定バンド
12 上板
12a 一方の平板部
12b 挿通孔
13 第1支持板
13a 一方の平板部
13b 雌ねじ部
14 第2支持板
14a 一方の平板部
15 単管固定ベース
15a L字状の係止溝
16 押しボルト
17 補強ボルト
21 垂直方向の単管パイプ
22 水平方向の単管パイプ
23 単管クランプ
31 橋梁
32 地覆
32a 内壁
32b 外壁
32c 取付孔
41 仮設防護柵
51 高欄
52 新規の高欄

Claims (4)

  1. 橋梁の側部に形成された地覆に取り付けられる仮設防護柵用固定バンドであって、
    前記固定バンドは、前記地覆の上面に取り付けられる上板と、
    前記上板の一方の端部から垂下され、前記地覆の内壁を押さえつける押しボルトを備えた第1支持板と、
    前記上板の他方の端部から垂下され、前記地覆の外壁に当接される第2支持板と、
    前記上板の第2支持板側の端部から上向きに形成された単管固定ベースとからなることを特徴とする仮設防護柵用固定バンド。
  2. 前記固定バンドは、前記上板の長さ方向の途中位置に補強ボルトを挿通する挿通孔を備え、
    前記挿通孔を介して前記地覆の前記挿通孔と対応する位置に設けた取付孔に前記補強ボルトを取り付け固定することができるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の仮設防護柵用固定バンド。
  3. 前記上板、前記第1支持板および前記第2支持板がL字状断面を備えてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮設防護柵用固定バンド。
  4. 複数の前記固定バンドと、
    複数の前記固定バンドの前記単管固定ベースにそれぞれ垂直方向に取り付けられる複数の単管パイプと、
    前記垂直方向に取り付けられる複数の単管パイプどうしを連結する複数の水平方向の単管パイプと、
    からなる仮設防護柵であって、
    複数の前記固定バンドを高欄が設置された前記地覆に順次取り付け、前記単管固定ベースにそれぞれ垂直方向に単管パイプを取り付け、前記垂直方向の単管パイプどうしを単管クランプを介して水平方向の単管パイプにより連結させることにより、前記高欄の外側に仮設防護柵を容易に形成することができるようにしたことを特徴とする仮設防護柵用固定バンドを用いた仮設防護柵。


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