JP6087715B2 - ベルト巻取器の取付装置およびプラットホームの安全装置 - Google Patents

ベルト巻取器の取付装置およびプラットホームの安全装置 Download PDF

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Description

この発明は、H形鋼からなる支柱に対してのベルト巻取器の取付装置およびその取付装置を採用したプラットホームの安全装置に関する。
近年、プラットホーム上の乗客の安全性を確保するため、例えば、特許文献1に記載されたホームドアと称せられるオートマチックプラットホームゲート(以下、単にホームドアという)を設置して、線路上への転落を防止し、あるいは、通過列車との接触事故の防止を図る安全対策が採られるようになってきている。
ところで、新駅にホームドアを設置する場合と異なり、既存駅のプラットホームにホームドアを設置するには、列車の運行を妨げ、あるいは、乗客に不便を与え、ときには大きな怪我をさせる危険がある。また、設置スペースを確保することができない場合もあるため、ホームドアに代替する安全装置の設置が要望されている。
特開2003−81083号公報
本件の発明者らは、上記要望に応えるため、プラットホーム上での安全対策について検討を重ねたところ、プラットホームの屋根を支えるH形鋼製の支柱が線路に沿って等間隔に設けられていることに着目し、その支柱間にベルトを張設することによって設置コストの負担を最小限に抑え、しかも、小さな設置スペースによって乗客の安全性を確保できることを考えついたのである。
この場合、一本のベルトを用いる安全装置の設置に際しては、通過列車の場合に張設状態とし、列車が停車する場合にはベルトを弛めて乗降の妨げとならないよう小さく束ねる必要があり、ダイヤが過密するプラットホームでは、ベルトの緊張と弛緩作業を短時間で行う必要があるため、作業性に問題が生じる。
このような問題点は自動巻取り機能を有するベルト巻取器を採用することにより解決することができるが、ベルト巻取器は重量物であり、支柱はH形鋼で形成されているため、支柱に対するベルト巻取器の設置は容易ではない。
この発明の課題は、H形鋼からなる支柱に対して重量物であるベルト巻取器を簡単に設置できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明に係るベルト巻取器の取付装置においては、プラットホームから起立したH形鋼からなる支柱の対向一対のフランジのそれぞれに取付けられる一対のステー金具と、ゼンマイばねによって巻取り方向の回転力が付与されたドラムによりベルトが巻き取られ、そのベルトが幅方向を垂直とする状態で引き出されるようにして使用されるベルト巻取器と、前記ベルト巻取器の両側に固定された一対の帯板状のサイドステーとを有し、前記一対のステー金具が、前記支柱のフランジ外側面に対する取付け状態で先下がりの傾斜状とされる帯板状の基板部を備え、その基板部の両端部に前記フランジの両側縁部に対して係合可能なL形の係合片が設けられ、その係合片にねじ孔が形成され、前記一対の係合片における対向側縁の前記基板部の長さ方向での対向間隔が前記フランジの幅寸法より大きくされ、前記係合片がフランジの両側縁に係合し、ねじ孔にねじ係合されたボルトの締め付けによって取付けとされた状態で前記基板部のフランジ外側面に対する衝合面に水平方向に延びる支持溝が設けられ、前記サイドステーは前記支持溝内に抜き差し可能とされ、その差し込み状態で前記基板部の後側傾斜縁部に係合する係合突部が設けられ、前記支柱の一対のフランジのそれぞれに一対のステー金具を取付け、その一対のステー金具のそれぞれに形成された前記支持溝に前記一対のサイドステーを挿入し、抜止め手段によりサイドステーを抜止めしてベルト巻取器の取付けとする構成を採用したのである。
上記の構成からなるベルト巻取器の取付装置においては、ステー金具における一対の係合片の対向側縁の基板部の長さ方向での対向間隔が支柱のフランジの幅寸法より大きくされているため、基板部を水平としてフランジの外側面に重なる方向に移動させると、一対の係合片間にフランジが嵌合し、基板部をフランジの外側面に衝合させることができる。
そこで、その衝合状態を保つ状態で基板部が先下がりに傾斜するようステー金具を回転させると、一対の係合片がフランジの両側縁に係合する。その係合状態で係合片に形成されたねじ孔にボルトをねじ係合して締付けることにより、ステー金具をフランジの外側面に簡単にしかも強固に固定することができる。
上記の作業を繰り返し行なって一対のステー金具を対向一対のフランジのそれぞれに固定し、ベルト巻取器の両側に固定された一対のサイドステーを先下がりに傾斜させる状態で基板部のフランジ対向面に形成された支持溝に挿入し、ベルト巻取器を少し引き下げると、サイドステーが支持溝に嵌合し、その支持溝でサイドステーが支持されると共に先端の係合突部が基板部の後側傾斜縁部に係合する。
上記のようなサイドステーの支持状態で抜止め手段によりサイドステーを抜止めすることにより、ベルト巻取器の設置作業が完了する。
ここで、支持溝でサイドステーが支持される状態において、ベルト巻取器の重量による回転モーメントは係合突部を係合させる方向に作用するため、ベルト巻取器から手を離しても、ベルト巻取器は支持状態に保持される。そのため、抜止め手段を両手で操作することができ、ベルト巻取器を支柱に対して簡単に設置することができる。
ここで、抜止め手段として、支持溝の外側壁にねじ孔を設け、そのねじ孔にねじ係合したボルトの先端部をサイドステーに形成された係合孔に係合させるようしたものを採用することができる。
この発明に係るプラットホームの安全装置においては、この発明に係る上記ベルト巻取器の取付装置をプラットホームから起立して屋根の軒先側の梁を支持するH形鋼からなる支柱に適用して前記支柱にベルト巻取器を取付け、そのベルト巻取器から引き出されたベルトの先端部を隣り合う支柱に対して連結自在とした構成を採用したのである。
上記のように、支柱にセットされたベルト巻取器のベルトの先端部を隣り合う支柱に対して連結自在とすることにより、ベルト巻取器のベルトを一対の支柱間に掛け渡すことができるため、乗客が通過列車と接触し、あるいは、線路に転落するのを防止することができ、安全性を確保することができる。
上記のような安全装置の採用において、隣り合う支柱に、ベルト巻取器におけるベルトの緊張操作用の荷締め用ラチェットバックルを取付けておくと、荷締め用ラチェットバックルの操作によってベルト巻取器のベルトを緊張状態とすることができるため、凭れ掛かりによるベルトの弛みを防止し、乗客の線路側への移動をより確実に防止することができ、安全性をより高めることができる。
この発明においては、上記のように、支柱の外側からその支柱のフランジにステー金具を取付けることができ、また、そのステー金具の取付け状態でベルト巻取器のサイドステーを基板部のフランジ対向面に形成された支持溝に挿入することにより、その支持溝でサイドステーを抜止め状態で保持することができるため、支柱に対してベルト巻取器を極めて簡単に設置することができる。
この発明に係るベルト巻取器の取付装置を採用したプラットホームの安全装置を示す正面図 図1に示すベルト巻取器の取付装置を示す正面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図3のIV−IV線に沿った断面図 図2のV−V線に沿った断面図 支柱に取付けられた巻取器用ステー金具にベルト巻取器をセットする直前の状態を示す正面図 図1の荷締め用ラチェットバックル部を拡大して示す正面図 図7の平面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はプラットホームFの安全装置を示す。この安全装置は、ベルト巻取器10と、荷締め用ラチェットバックル60とを有し、上記ベルト巻取器10は巻取器用ステー金具40を介して支柱Pに設置される。一方、荷締め用ラチェットバックル60はバックル用ステー金具70を介して隣り合う支柱Pに設置される。
ここで、支柱P、Pは、図3に示すように、ウェブ1の両端に対向一対のフランジ2が設けられたH形鋼からなっている。
図2乃至図4に示すように、ベルト巻取器10は、支柱Pのフランジ2間に収容可能な大きさのケース11を有し、そのケース11の上下で対向する板体12、13間にドラム14が組み込まれている。ドラム14はドラム軸15を縦向きとする組込みとされ、そのドラム軸15の上端部は上側板体12によって回転自在に支持されている。
また、ドラム軸15の下端部はドラム14と下側板体13間に組み込まれたゼンマイケース16を貫通し、そのゼンマイケース16の下面より下方に延びる下端部が下側板体13によって回転自在に支持されている。
ドラム14にはベルト17が巻き取られている。ベルト17は図1に示す支柱P、Pの間隔より短い長さとされ、その巻き始め端部がドラム14に固定されている。また、ベルト17は、幅方向を垂直状態としてケース11に支持された前後一対の繰り出しロール18間から外部に引き出されるようになっており、その引き出し部はケース11にねじ止めされたカバー19によって覆われている。
また、ケース11には繰り出しロール18から引き出されたベルト17の引き出し方向を反転する複数の回転可能な反転用ターンローラ20が設けられている。
ベルト17は、着色糸の編み込みにより形成されて色付きとされ、その表面には注意を喚起する文字や図柄が印刷されているが、図では省略している。
ゼンマイケース16内にはゼンマイばね21が組み込まれている。ゼンマイばね21は、ベルト17の引き出しによってドラム14のドラム軸15が回転した際に巻き締められ、その復元弾性によってドラム14をベルト巻取り方向に回転させるようになっている。
ベルト巻取器10におけるケース11の両側には一対のサイドステー30が取付けられている。サイドステー30は、帯状の鋼板からなり、後端部には内向きに折れ曲がる取付片部30aが設けられ、その取付片部30aがケース11に固定されている。また、サイドステー30には、上記取付片部30aに近接して斜め下向きの傾斜部30bが設けられ、その傾斜部30bの下端部に連設されて水平方向に延びる部分が挿入片部30cとされている。この挿入片部30cの先端部はケース11の背面から後方に位置している。
挿入片部30cの先端下部には傾斜縁31が形成されて先端に至るに従って幅寸法が次第に小さくなっている。また、挿入片部30cの上辺における先端部には係合突部32が設けられている。
巻取器用ステー金具40は、支柱Pのフランジ2外側面に対する取付け状態で先下がりの傾斜状とされる帯板状の基板部40aを備え、その基板部40aの両端部にフランジ2の両側縁部に対して係合可能なL形の一対の係合片41が設けられている。
一対の係合片41の対向側縁の基板部40aの長さ方向での対向間隔Lは、フランジ2の幅寸法Wより大きくされている。また、一対の係合片41のそれぞれには複数のねじ孔42が形成され、そのねじ孔42にねじ込まれるボルト43の締め付けによって巻取器用ステー金具40は固定される。
基板部40aには、コの字形屈曲部44の曲げ加工によりフランジ2の外側面に対する衝合面に支持溝45が設けられている。支持溝45は、基板部40aが先下がりの傾斜状となる巻取器用ステー金具40の取付け状態において水平方向に延び、その支持溝45に対してサイドステー30の挿入片部30cが抜き差し自在とされ、差し込み状態で挿入片部30cの上下縁が支持溝45の上下壁により支持される。また、支持溝45に対する挿入片部30cの差し込み状態で係合突部32が基板部40aの後側傾斜縁部Eに係合する。
上記のような支持溝45に対する挿入片部30cの挿入により、ベルト巻取器10の重量による回転モーメントがサイドステー30に付与されて基板部40aの後側傾斜縁部Eに対する係合突部32の係合力が増大し、ベルト巻取器10から手を離しても、ベルト巻取器10は仮止め状態に保持されて巻取器用ステー金具40から抜け落ちるようなことはない。
巻取器用ステー金具40とサイドステー30の相互間には、そのサイドステー30を抜止めする抜止め手段50が設けられている。図2および図5に示すように、抜止め手段50は、巻取器用ステー金具40の屈曲部44に複数のねじ孔51を設け、そのねじ孔51のそれぞれにねじ係合したボルト52の先端部をサイドステー30に設けられた係合孔53に係合させてサイドステー30を抜止めしている。
図7および図8に示すように、荷締め用ラチェットバックル60はブラケット61を有し、そのブラケット61は支柱Pに取付けられるバックル用ステー金具70の台座部71にボルト止めされる。
ここで、バックル用ステー金具70は、台座部71およびフック係合環72を溶接によって表面に設けている点でベルト巻取器10を支持する巻取器用ステー金具40と相違して、他の部分については同一の構成であってサイズが異なるのみであるため、巻取器用ステー金具40と同一の部分には同一符号を付して説明を省略する。
また、荷締め用ラチェットバックル60は、上記ブラケット61によって回転自在に支持されたベルト巻取ドラム62およびそのベルト巻取ドラム62の回転軸を中心にして揺動可能なハンドル63を有し、そのハンドル63の起伏操作を繰り返し行ない、起立方向の回転のみをラチェット機構64によりベルト巻取ドラム62に伝達して、そのベルト巻取ドラム62を巻取り方向に回転させ、その回転によりベルト65を巻き取るようにした従来から周知のものであるため、詳細な説明を省略する。
なお、荷締め用ラチェットバックル60においては、ハンドル63を、図8に示す実線の状態から180°回転させると、そのハンドル63の揺動中心側の端部外周に形成されたカム66がラチェット機構64のラチェットホイール64aの外周に設けられた歯に係合する巻取り用爪64bおよびロック爪64cのそれぞれをばね67の弾性に抗して係合解除位置まで移動させるようにしており、それらの爪64b、64cの係合解除によりベルト65の引き出しを可能としている。
ここで、ベルト65には、その先端部にフック68が取付けられ、そのフック68の先端部外周に係合杆69が設けられている。係合杆69はベルト巻取器10側のベルト17先端部に取付けられた環体22内に抜き差し可能とされ、上記環体22に対するフック68の係合状態で、その環体22内に係合杆69を挿入して閂状に係合させることにより、環体22とフック68は係合状態に保持されるようになっている。
実施の形態で示すプラットホームFの安全装置は上記の構造からなり、その安全装置の設置に際しては、隣り合う一対の支柱P、Pの一方の支柱Pにベルト巻取器10を設置し、他方の支柱Pに荷締め用ラチェットバックル60を設置する。
支柱Pに対するベルト巻取器10の設置に際しては、その支柱Pにおける対向一対のフランジ2のそれぞれ外側面に一対の巻取器用ステー金具40を取付け、その取付け後にベルト巻取器10の取付けを行なう。
支柱Pに対する巻取器用ステー金具40の取付けに際しては、そのステー金具40の基板部40aを図6の鎖線イで示すように、支柱Pにおけるフランジ2の幅方向に延びるよう水平状態とした後、フランジ2の外側面に重なる方向に向けて移動させる。
フランジ2に向けての基板部40aの移動時、基板部40aの両端に設けられた一対の係合片41の対向する側縁の基板部40aの長さ方向での対向間隔Lは支柱Pのフランジ2の幅寸法Wより大きくされているため、上記のように、基板部40aを水平としてフランジ2の外側面に重なる方向に移動させると、一対の係合片41間にフランジ2が嵌合し、基板部40aがフランジ2の外側面に衝合する。
そこで、その衝合状態を保つ状態で基板部40aが先下がりに傾斜するよう巻取器用ステー金具40を図6の矢印で示す方向に回転させると、同図の実線で示すように、一対の係合片41がフランジ2の両側縁に係合する。その係合状態で係合片41に形成されたねじ孔42にボルト43をねじ係合して締付けることにより、巻取器用ステー金具40が取付け状態とされる。
上記の作業を繰り返し行なって一対の巻取器用ステー金具40を対向一対のフランジ2のそれぞれに固定する。
ベルト巻取器10の取付けに際しては、図6に示すように、ベルト巻取器10の両側に固定された一対のサイドステー30を先下がりに傾斜させる状態で基板部40aのフランジ対向面に形成された支持溝45に挿入する。その挿入後、ベルト巻取器10を少し引き下げると、図2および図4に示すように、サイドステー30が支持溝45に嵌合して、その支持溝45でサイドステー30が支持されると共に先端の係合突部32が基板部40aの後側傾斜縁部Eに係合する。
上記のようなサイドステー30の支持状態において、そのサイドステー30に形成された係合孔53は基板部40aの屈曲部44に形成されたねじ孔51に対向配置される。そこで、ねじ孔51にボルト52をねじ係合して締め付けると、図5に示すように、ボルト52の先端部が係合孔53に係合し、ベルト巻取器10の設置作業が完了する。
ここで、支持溝45でサイドステー30が支持される状態では、ベルト巻取器10の重量による回転モーメントは係合突部32を傾斜縁部Eに係合させる方向に作用するため、ベルト巻取器10から手を離しても、ベルト巻取器10は支持状態を保持される。そのため、ボルト52の締め付け操作を両手で行うことができ、ベルト巻取器10を支柱Pに対して簡単に設置することができる。
ベルト巻取器10の設置は、上記のように、支柱Pの外側からその支柱Pのフランジ2に巻取器用ステー金具40を取付けることができ、また、その巻取器用ステー金具40の取付け状態でベルト巻取器10のサイドステー30を基板部40aのフランジ対向面に形成された支持溝45に挿入することにより、その支持溝45でサイドステー30を抜止め状態で保持することができるため、支柱Pに対してベルト巻取器10を極めて簡単に設置することができる。
他方の支柱Pに対する荷締め用ラチェットバックル60の設置に際しては、支柱Pに対してバックル用ステー金具70を取付ける。バックル用ステー金具70の取付けは、図6に示す巻取器用ステー金具40の取付けと同様の作業を行い、そのバックル用ステー金具70の取付け後、台座部71に荷締め用ラチェットバックル60のブラケット61を取付ける。
なお、バックル用ステー金具70の取付けに先だって台座部71に荷締め用ラチェットバックル60のブラケット61を取付けておいてもよい。
プラットホームFにおける安全性の確保に際しては、ベルト巻取器10からベルト17を全長にわたって外部に引き出し、そのベルト17の先端部の取付けられた環体22に荷締め用ラチェットバックル60のベルト巻取ドラム62から引き出されたベルト65の先端のフック68を係合する。その係合状態において、ハンドル63を起伏させる揺動操作の繰り返しによりベルト巻取ドラム62でベルト65を巻き取り、ベルト巻取器10のベルト17を緊張させて、乗客の通過列車との接触および線路への転落を防止する。
停車列車に対する乗降に際しては、図8に示すハンドル63を実線で示す位置から180°揺動させてカム66により巻取り用爪64bおよびロック爪64cを係合解除位置まで移動させてベルト65を緩め、環体22とフック68の係合を解除する。その係合解除により、ゼンマイばね21の復元弾性によりドラム14が巻取り方向に回転してベルト17が自動的に巻き取られ、ベルト17が乗客の移動を阻害することがなく、安全に乗降することができる。
支柱
支柱
E 傾斜縁部
2 フランジ
10 ベルト巻取器
14 ドラム
17 ベルト
21 ゼンマイばね
30 サイドステー
32 係合突部
40 巻取器用ステー金具
40a 基板部
41 係合片
42 ねじ孔
43 ボルト
45 支持溝
50 抜止め手段
51 ねじ孔
52 ボルト
53 係合孔
60 荷締め用ラチェットバックル
70 バックル用ステー金具

Claims (4)

  1. プラットホーム(F)から起立したH形鋼からなる支柱(P 1 )の対向一対のフランジ(2)のそれぞれに取付けられる一対のステー金具(40)と、ゼンマイばねによって巻取り方向の回転力が付与されたドラム(14)によりベルト(17)が巻き取られ、そのベルト(17)が幅方向を垂直とする状態で引き出されるようにして使用されるベルト巻取器(10)と、前記ベルト巻取器(10)の両側に固定された一対の帯板状のサイドステー(30)とを有し、
    前記一対のステー金具(40)が、前記支柱(P 1 )のフランジ(2)の外側面に対する取付け状態で先下がりの傾斜状とされる帯板状の基板部(40a)を備え、その基板部(40a)の両端部に前記フランジ(2)の両側縁部に対して係合可能なL形の係合片(41)が設けられ、その係合片(41)にねじ孔(42)が形成され、
    前記一対の係合片(41)における対向側縁の前記基板部(40a)長さ方向での対向間隔(L)が前記フランジ(2)の幅寸法(W)より大きくされ、
    前記係合片(41)がフランジ(2)の両側縁に係合し、そのねじ孔(42)にねじ係合されたボルト(43)の締め付けによって取付けとされた状態で前記基板部(40a)のフランジ(2)の外側面に対する衝合面に水平方向に延びる支持溝(45)が設けられ、
    前記サイドステー(30)は前記支持溝(45)内に抜き差し可能とされ、その差し込み状態で前記基板部(40a)の後側傾斜縁部(E)に係合する係合突部(32)が設けられ、
    前記支柱(P 1 )の一対のフランジ(2)のそれぞれに一対のステー金具(40)を取付け、その一対のステー金具(40)のそれぞれに形成された前記支持溝(45)に前記一対のサイドステー(30)を挿入し、抜止め手段(50)によりサイドステー(30)を抜止めしてベルト巻取器(10)の取付けとするベルト巻取器の取付装置。
  2. 前記抜止め手段(50)が、前記支持溝(45)の外側壁にねじ孔(51)を設け、前記サイドステー(30)にはそのねじ孔(51)に対向して係合孔(53)を設け、前記ねじ孔(51)にねじ係合したボルト(52)を前記係合孔(53)に係合してサイドステー(30)を抜止めとする請求項1に記載のベルト巻取器の取付装置。
  3. 請求項1又は2に記載のベルト巻取器(10)の取付装置をプラットホーム(F)から起立して屋根の軒先側の梁を支持するH形鋼からなる支柱(P 1 )に適用して前記支柱(P 1 )にベルト巻取器(10)を取付け、そのベルト巻取器(10)から引き出されたベルト(17)の先端部を隣り合う支柱(P 2 )に対して連結自在としたプラットホームの安全装置。
  4. 前記隣り合う支柱(P 2 )に、前記ベルト巻取器(10)におけるベルト(17)の緊張操作用の荷締め用ラチェットバックル(60)を取付けた請求項3に記載のプラットホームの安全装置。
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