JP2522631Y2 - シンバルの締付装置 - Google Patents

シンバルの締付装置

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JP2522631Y2
JP2522631Y2 JP1988102022U JP10202288U JP2522631Y2 JP 2522631 Y2 JP2522631 Y2 JP 2522631Y2 JP 1988102022 U JP1988102022 U JP 1988102022U JP 10202288 U JP10202288 U JP 10202288U JP 2522631 Y2 JP2522631 Y2 JP 2522631Y2
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Japan
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cymbal
rod
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tightening
stopper
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尚 萩原
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は演奏時の振動等によるシンバル固定部品の
緩みを防止し、長時間に亘る安定演奏を可能にしたシン
バルの締付装置に関する。
〔従来の技術〕
足の踏込操作によるシンバルの演奏を可能にしたハイ
ハツトスタンドとしては、実公昭62−30065号公報等が
知られている。これはハイハツトスタンドの上パイプに
下部シンバルを上向きにして固定し、上パイプを摺動自
在に貫通するエクステンシヨンロツドの上端部に上部シ
ンバルを、前記下部シンバルと対向するよう下向きにし
て上部シンバル止め具により固定したもので、演奏時に
エクステンシヨンロツドをペダル操作により下降させ上
部シンバルを下部シンバルに衝合させるようにしたもの
である。上部シンバル止め具は、エクステンシヨンロツ
ドの上部にクラツチボルトとクラツチナツトとを設け、
その間にそれぞれ上下一対からなるロツクナツトとフエ
ルトワツシヤを介在させ、これら一対のフエルトワツシ
ヤ間で上部シンバルを保持し、前記クラツチボルトを蝶
ねじによつて前記エクステンシヨンロツドに固定するよ
うにしている。
また、ハイハツトスタンドのように、足の踏込操作に
より上下2枚のシンバルを衝合させるものの他に、シン
バルを1枚づつ独立にスタンドに配置して演奏に供する
ものがあり、実公昭62−30064号公報等が知られてい
る。これは、シンバルスタンドの上部に設けられている
シンバル支持ロツドにシンバルの中心孔を挿通させ、支
持ロツドのボルト部に蝶ナツトを螺合させて、上下一対
のフエルトワツシヤを介して適度な締付力で締付けるよ
うにしたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のハイハツトスタンド
の上部シンバル止め具や通常のシンバルスタンドのシン
バル止め具においては、蝶ねじや蝶ナツトを直接手で締
付けているので、大きな締付トルクが得られず、長時間
演奏していると、シンバルの打撃衝撃振動により、緩ん
だり抜けて脱落するという問題があつた。そこで、この
ような問題を解決する一つの方法として、蝶ねじ等の蝶
部形状を大きくし、大きな締付トルクが得られるように
すればよいわけであるが、そうすると蝶部のために大き
なスペースを確保する必要があるばかりか、シンバルに
当つて演奏を妨げたり、他の固定部品との調和がとれ
ず、外観上体裁が悪いなどの問題が生じる。
したがつて、この考案は上述したような問題点を解決
し、ドラムに使用されるドラムチユーニングキーをシン
バルの締付装置に共用することにより押圧部材固定用締
付ボルトの頭部を大きくすることなく、小さな操作力で
大きな締付トルクを得ることができ、ロツドに押圧部材
をより強固に固定し得るようにしたシンバルの締付装置
を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、押圧部材をそ
の径方向よりロツドに固定する締付ボルトの頭部形状
を、ドラムチユーニングキーの嵌合穴に嵌合し得る形状
としたものである。
〔作用〕
押圧部材固定用の締付ボルトはその頭部がドラムチユ
ーニングキーの嵌合穴に嵌合され、該キーによって締付
けられることになる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に
説明する。
第1図はこの考案に係るハイハツトスタンドの上部シ
ンバル止め具の一実施例を示す分解斜視図、第2図は同
止め具の正面図、第3図はハイハツトスタンドの一部省
略側面図である。先ず第3図に基づいてハイハツトスタ
ンド1の構成等について概略説明すると、このハイハツ
トスタンド1は、3本の脚2a,2b,2c(2b,2cは図示せ
ず)からなる折畳み自在なスタンド支持脚2に立設され
た下パイプ3と、この下パイプ3に下端部が摺動自在に
挿入され蝶ねじ4によつて高さ調整される上パイプ5
と、この上パイプ5に摺動自在に挿通されて下端部が前
記下パイプ3の下方に突出しペダル6の踏込み操作によ
つて昇降されるエクステンシヨンロツド(ロツド)7
と、前記下パイプ3の下部にこれと並行して配設された
スプリング収納ケース8内に収納され前記エクステンシ
ヨンロツド7に上方への復帰習性を付与する復帰用ばね
(図示せず)等からなり、前記上パイプ5の上端に下部
シンバル9が下部シンバル止め具10によつて上向き状態
で取付けられ、エクステンシヨンロツド7の上端部に上
部シンバル11が上部シンバル止め具12によつて下向き状
態で取付けられている。
前記上部シンバル止め具12は第1図および第2図に示
すように、エクステンシヨンロツド7に嵌装される中空
ボルト13を有し、この中空ボルト13の上端にはクラツチ
ボルト(押圧部材)14が一体に連設され、下端部には上
下一対のロツクナツト15A,15Bとクラツチナツト(スト
ツプ部材)16が螺着され、さらに前記ロツクナツト15B
とクラツチナツト16との間には上部シンバル11を保持す
る上下一対のフエルトワツシヤ17A,17Bが介在されてい
る。前記クラツチボルト14は、一端が外周面に開口し、
他端が中心孔に開口する半径方向のねじ孔18を有し、こ
のねじ孔18にねじ込まれた締付ボルト19を締付けその先
端面19aを前記エクステンシヨンロツド7の周面に押付
けることで、クラツチボルト14、換言すれば上部シンバ
ル止め具12自体が前記エクステンシヨンロツド7に高さ
調整自在に固定される。
この場合、前記締付ボルト19は、前記ねじ孔18に螺入
される雄ねじ部19Aと、この雄ねじ部19Aの基部に一体に
連設された頭部19Bとで構成されており、前記頭部19Bは
ドラムのチユーニングに使用されるドラムチユーニング
キー20の角穴(又は六角穴)からなる嵌合穴21に嵌合し
得るよう四角柱(又は六角柱)に形成されている。そし
てその一辺の長さは、雄ねじ部19Aの外径より小さい。
前記チユーニングキー20は、ドラム胴本体に張設され
ているドラムヘツドの張力を可変設定するため、ラグと
締枠とを連結している締付けボルトを回転調整するため
に使用されるもので、ドラムにとつて不可欠な付属品と
される。そして、チユーニングキー20は第1図に示すよ
うに一般に略T字状に形成されることにより、先端に前
記嵌合穴21を有する軸部20Aと、軸部20Aの基端部にこれ
と直交するように設けられた回転操作部20Bとで構成さ
れ、回転操作部20Bの長さLは、僅かな操作力で大きな
締付トルクが得られるよう、前記頭部19Bの一辺の長さ
より十分大きく設定されている。
すなわち、この考案においては締付ボルト19を直接手
で締付けるのではなく、ドラムに使用されるチユーニン
グキー20を用いて締付けるようにしたもので、そのため
頭部19Bの形状は小さくとも手で直接締付ける場合と比
較して、大きな締付トルクを得ることができ、クラツチ
ボルト14、換言すれば上部シンバル止め具12をエクステ
ンシヨンロツド7の所望位置に強固に固定し得、演奏時
の打撃振動による締付けボルト19の緩み、脱落等を防止
することができる。したがつて、上部シンバル11が位置
ずれすることがない。また、締付ボルト19の頭部19Bは
従来の蝶ねじの頭部に比して小さく、演奏の支障になつ
たり、上部シンバル止め具12の外観を損うこともない。
なお、シンバル演奏者は通常ドラムも担当するため、
シンバル専用のドラムチユーニングキーを準備する必要
がなく、1つのドラムチユーニングキーをドラムとシン
バルとに共用すればよい。
また、上記実施例は上下一対のロツクナツト15A,15B
を設け、これとクラツチナツト16の位置を変えることで
上部シンバル11の取付け高さを微調整するようにした例
を示したが、かならずしも一対のロツクナツト15A,15B
を必要とするものではなく、前記締付ボルト19をドラム
チユーニングキー20によつて緩め、上部シンバル止め具
12全体を上下移動させることにより、粗調整並びに微調
整を行うようにしてもよい。
第4図はこの考案の他の実施例を示す要部断面図であ
る。本実施例は上部シンバル11のみをハイハツトスタン
ドに取付けた例を示すもので、エクステンシヨンロツド
7の上端部に筒状に形成された鍔付きストツプ部材30を
嵌装し、このストツプ部材30の外周に上下一対のフエル
トワツシヤ17A,17Bを介して上部シンバル11を嵌装する
ように構成した点が上記実施例と異なつている。クラツ
チボルト14と締付ボルト19の構成は上記実施例と同様で
ある。したがつて、チユーニングキーの使用を可能に
し、締付ボルト19を大きな締付トルクで締付けることが
できる。
第5図はさらにこの考案の他の実施例を示す要部の一
部破断側面図である。本実施例も上記実施例と同様上部
シンバル11のみを締付け固定するように構成したもので
ある。この場合、エクステンシヨンロツド7の上端部7A
を該ロツド7から分割し、このロツド上端部7Aをチルタ
ー33によつてエクステンシヨンロツド7の上端に垂直方
向に角度調整自在に取付けるように構成したものであ
る。チルター33は、前面に歯34が周方向に形成され前記
エクステンシヨンロツド7の上端に固着された固定チル
ター35と、ロツド上端部7Aの下端に取付けられ前記固定
チルター35と対向する面に前記歯34と噛合う歯36が周方
向に形成された可動チルター37とを備え、この可動チル
ター37が蝶ボルト38によつて前記固定チルター35に圧接
固定されるように構成されている。ストツプ部材30は円
板状に形成されている。その他の構成は上記実施例と略
同様である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係るシンバルの締付装
置においては、押圧部材をロツドに固定する締付ボルト
の頭部をドラムチユーニングキーの嵌合穴に嵌合し得る
形状とし、該チユーニングキーによる締付ボルトの締付
けを可能にしたので、小さな操作力にも拘わらず大きな
締付トルクが得られ、ロツドに押圧部材をより強固に固
定することができる。したがつて、打撃振動により締付
ボルトが緩んだり、脱落したりすることがなく、シンバ
ルをセツテング位置に長期間に亘つて安定かつ確実に固
定することができる。また、締付ボルトの頭部を小さく
し得るため、止め具全体の外観体裁を損つたり、シンバ
ル演奏の邪魔になることがないなど、その実用上の効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る上部シンバル止め具の一実施例
を示す分解斜視図、 第2図は同止め具の正面図、 第3図はハイハツトスタンドの一部省略側面図、 第4図はこの考案の他の実施例を示す要部断面図、 第5図はこの考案のさらに他の実施例を示す要部の一部
破断側面図である。 1……ハイハツトスタンド、7……エクステンシヨンロ
ツド(ロツド)、9……下部シンバル、11……上部シン
バル、12……上部シンバル止め具、13……中空ボルト、
14……クラツチボルト(押圧部材)、15A,15B……ロツ
クナツト、16……クラツチナツト(ストツプ部材)、17
A,17B……フエルトワツシヤ、19……締付ボルト、19B…
…頭部、20……ドラムチユーニングキー、21……嵌合
穴、30……ストツプ部材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロツドに設けられたストツプ部材と押圧部
    材間にシンバルを、上下一対のフエルトワツシヤを介し
    てロツドに挿通した状態で保持するようにしたシンバル
    の締付装置において、前記押圧部材をその径方向より前
    記ロツドに固定する締付ボルトの頭部形状を、ドラムチ
    ユーニングキーの嵌合穴に嵌合し得る形状としたことを
    特徴とするシンバルの締付装置。
JP1988102022U 1988-08-02 1988-08-02 シンバルの締付装置 Expired - Lifetime JP2522631Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5228875B2 (ja) * 2008-12-17 2013-07-03 ヤマハ株式会社 ハイハットシンバルの角度調整構造
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