JP2521933B2 - 複合管の外層切込み装置 - Google Patents

複合管の外層切込み装置

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成樹脂管の外周面が繊維強化プラスチッ
ク(FRP)層等の被覆層で被覆された複合管の外層部の
みに、正確かつ簡便に切込みを設けることができる切込
み用装置に関する。
(従来の技術) 現場での配管施工において、上記複合管を接着接合す
る方法をFRP層被覆管の例で説明すると、(イ)第3図
の斜視図に示すように、接合する両方の複合管の端部に
管周方向(a)、または螺旋方向(b)に手引鋸、金引
鋸等を用いてFRP層に、手作業で切込みを設ける。
(ロ)トーチランプ、ガスバーナー等によって、FRP層
表面を加熱(200℃程度)した後、管端面部からFRP層を
捲り上げて剥取る。
(ハ)剥取った後の合成樹脂管の表面に残存しているFR
P層のポリエステル樹脂等の削落し、及び合成樹脂管表
面にある切込み傷等の凹み部分へ溶接棒を当てがい、熱
風溶接によって凹みを埋込んで合成樹脂管表面を平滑化
する。
(ニ)ついで第4図の断面拡大図に示すように、継手5
を複合管端面に接着接合し、継手端面51を熱風溶接す
る。FRP層12と継手5間の段差の箇所にパテ6を詰込ん
で平滑化した後、全体にFRP補強材7を被覆し補強して
仕上げる。
(本発明が解決しようとする問題点) 上述した複合管の接合方法では、次のような問題点が
ある。つまり、手引鋸等を手作業でFRP層に切込みを設
けるため、作業者の熱練の程度等により、合成樹脂管ま
での深い切込みとなり易く、耐圧試験等を実施すると、
この部分へ応力集中し、複合管自身の破壊につながり易
い。また、合成樹脂管の凹み部分の補修を熱風溶接によ
っているため、凹みへ溶接棒を完全に埋め込むことが困
難という点や、熱風により強度低下をまねくという問題
がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題点を解消できる切込み装置を見
い出したものであって、本願の第1発明は合成樹脂管の
外周面に被覆層を設けた複合管の外層切込み装置におい
て、複合管の管内面側に挿入できる芯出し装置、該芯出
し装置の管端側に設けた複合管の周方向に回転できる連
結具及び該連結具に切込み深さ調整装置を介して接続さ
れ、管外周側に当接して移動可能な切込み用刃が設けら
れた構成からなり、前記芯出し装置は管端側にフランジ
部を有する円錐状の挿入ガイドと、該挿入ガイドの斜面
に沿って設けられ、かつ中心軸先端に連結した複数のコ
ア部とからなり、中心軸を移動させたときにコア部が拡
径・縮径して複合管の管端部内周面に係合・離脱するよ
うになしたことを特徴とする。
また、本願の第2発明は合成樹脂管の外周面に被覆層
を設けた複合管の外層切込み装置において、複合管の管
内面側に挿入できる芯出し装置、該芯出し装置の管端側
に設けた複合管の周方向に回転できる連結具及び該連結
具に切込み深さ調整装置を介して接続され、管外周面に
当接して移動可能な切込み用刃が設けられた構成からな
り、前記芯出し装置は中心軸を支点として該軸から放射
状に設けた複数の連結アーム先端に連結した複数の拡張
具からなり、前記アームを移動させたときに拡張具が拡
径・縮径して複合管の管端部内周面に係合・離脱するよ
うになしたことを特徴とする。
以下本発明を図面により詳細に説明する。
第1図は本発明に使用する装置の一実施態様を示す断
面概略図である。
本装置では、まず合成樹脂管11とその外周面に被覆さ
れたFRP等の被覆層12からなる複合管1の管内面側に芯
出し装置3を挿入する。この芯出し装置3は管端側にフ
ランジ部34を有する円錐状の挿入ガイド31と中心軸32先
端に連結した複数のコア部33から構成され、管端側から
フランジ部34で停止するまで挿入される。
コア部33は挿入ガイド31の斜面に沿って移動できるよ
うになっており、コア部33が拡径したり、縮径すること
によって複合管の口径サイズに適合した芯出しが行える
ようになっている。
またコア部33は管周方向に3個以上用い、周方向均一
に力が加わるように配置する。コア部33の移動方法は、
縮拡径用ハンドル35を回転することによって軸32が管の
前後方向に移動し、挿入ガイド31の斜面に沿って縮拡径
できる。
上記の芯出し装置3の管端側外方には、軸32を中心と
して複合管の周方向に回転できる連結具42が設けてあ
り、この連結具42には電動モーター等からなる電動具41
と直結した切込み用刃4が設けてある。切込み用刃4と
しては種々のカッターが使用でき、ダイヤモンド等の超
硬金属刃からなる回転カッター等が好適に使用できる。
また、切込み用刃による切込み深さの調整は調整用ハ
ンドル43により、連結具42に沿って電動具41を上下に移
動することによりなされ、微調整が可能な機構を有して
いる。さらに切込み用刃の管端からの位置を変更できる
機構を設けることもできる。上述した本装置の使用順序
は、まず管内面側に芯出し装置を挿入して芯出しした
後、被覆層のみを切込めるように切込み用刃の高さを調
整用ハンドルで正確に決めた後、刃を回転させ、つい
で、複合管自体あるいは連結具をゆっくり回転させるこ
とによって、複合管外層の円周方向に切込みを正確に設
けることができる。
第2図の一部断面概略図は本発明装置の他の実施態様
を示したものである。この装置では、中心軸32を支点と
し、放射状に設けた複数の連結アーム36先端に連結した
複数の拡張具37からなる芯出し装置を使用している。上
記拡張具37は軸32を前後に移動することにより拡縮し、
装置を複合管1内面に固定する。
即ち連結アーム36は軸32を収納した外筒管39に設けた
円板38により、押し拡げることによって、拡張具37を複
合管内面へ押し付けることができる。上記軸32の位置決
めはハンドル3bにより固定し、円板38の移動はハンドル
3aで外筒管39を前後方向に動かすことによりなされる。
また、連結具42は外筒管39上を複合管の周方向に回転
でき、ハンドル4bによって前後に移動できる。さらに連
結具に設けた切込み用刃4は切込み深さ調整用のハンド
ル43によって、被覆層への切込み深さの変更が可能であ
る。切込み用刃4はエンドミル刃を使用しているが、第
1図に示した回転刃も使用できる。上記装置の使用方法
は、実施態様1で述べた方法とほぼ同一であるが、本装
置での切込み用刃4は複合管外周の任意の方向、例えば
螺旋状等に容易に切込むことができる。
(発明の効果) 上述したように本発明装置によれば、複合管の端部に
芯出し装置を挿入してから拡径するだけで芯出しと位置
決めが確実に行えると共に、強固に固定できる。従っ
て、本発明装置を用いると、FRP層等で被覆された複合
管の被覆層に正確な深さで切込みを設けることができ、
被覆層のみの切断が可能である。また、芯出し装置を縮
径するだけで複合管の端部から簡単に取り外すことがで
きるので、熟練を要することなく、現場での切込み作業
が簡単かつ確実に行えるという効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する装置の一実施態様を示す断面
概略図、第2図は他の実施態様を示す断面概略図、第3
図は複合管の斜視図及び、第4図は複合管端面同志の接
合状態を示す断面拡大図である。 1……複合管、11……合成樹脂管 12……被覆層、 3……芯出し装置、42……連結具 4……切込み用刃、43……切込み深さ調整装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂管(11)の外周面に被覆層(12)
    を設けた複合管(1)の外層切込み装置において、複合
    管(1)の管内面側に挿入できる芯出し装置(3)、該
    芯出し装置の管端側に設けた複合管の周方向に回転でき
    る連結具(42)及び該連結具に切込み深さ調整装置(4
    3)を介して接続され、管外周面に当接して移動可能な
    切込み用刃(4)が設けられた構成からなり、前記芯出
    し装置(3)は管端側にフランジ部(34)を有する円錐
    状の挿入ガイド(31)と、該挿入ガイド(31)の斜面に
    沿って設けられ、かつ中心軸(32)先端に連結した複数
    のコア部(33)とからなり、前記中心軸(32)を移動さ
    せたときにコア部(33)が拡径・縮径して複合管(1)
    の管端部内周面に係合・離脱するようになしたことを特
    徴とする複合管の外層切込み装置。
  2. 【請求項2】合成樹脂管(11)の外周面に被覆層(12)
    を設けた複合管(1)の外層切込み装置において、複合
    管(1)の管内面側に挿入できる芯出し装置(3)、該
    芯出し装置の管端側に設けた複合管の周方向に回転でき
    る連結具(42)及び該連結具に切込み深さ調整装置(4
    3)を介して接続され、管外周面に当接して移動可能な
    切込み用刃(4)が設けられた構成からなり、前記芯出
    し装置(3)は中心軸(32)を支点として該軸(32)か
    ら放射状に設けた複数の連結アーム(36)先端に連結し
    た複数の拡張具(37)からなり、前記アームを移動させ
    たときに拡張具(37)が拡径・縮径して複合管(1)の
    管端部内周面に係合・離脱するようになしたことを特徴
    とする複合管の外層切込み装置。
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