JP2521799Y2 - デイスクカートリツジ - Google Patents

デイスクカートリツジ

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JP2521799Y2
JP2521799Y2 JP1988080573U JP8057388U JP2521799Y2 JP 2521799 Y2 JP2521799 Y2 JP 2521799Y2 JP 1988080573 U JP1988080573 U JP 1988080573U JP 8057388 U JP8057388 U JP 8057388U JP 2521799 Y2 JP2521799 Y2 JP 2521799Y2
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光義 小山
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデイスクカートリツジに係り、特に、不使用
時カートリツジケースに開設された窓孔を閉塞するシャ
ツタと、このシヤツタをカートリツジケースに開閉可能
に取り付けるスライダの構造に関する。
〔従来の技術〕
従来より、デイスク状記録媒体が回転可能に収納さ
れ、所定の位置にデイスク状記録媒体駆動用のスピンド
ル及び記録/再生ヘツドを挿入するための窓孔が開設さ
れたカートリツジケースに、前記窓孔からの異物の侵入
を防止するためのシヤツタが開閉可能に取り付けられた
デイスクカートリツジが知られている。
本願出願人は先に、この種のデイスクカートリツジと
して、第16図に示すように、カートリツジケース41の前
縁部に沿つて摺動可能に取り付けられたスライダ42に、
シタツタ43をワンタツチで取り付けられるようにしたも
のを既に提案した。
前記スライダ42は、第17図に示すように、両端部が垂
直に切断された略角柱状に形成されており、相対向する
2つの側面に、カートリツジケース41の前縁部に直線状
に突設された案内レール44を嵌挿するための凹溝45,45a
が凹設されている。このスライダ42の前面には、シヤツ
タ43を着脱自在に取り付けるための係止爪46,46aが所定
の間隔を隔てて相内向に立設され、またその中央部に、
シヤツタ43の動揺を防止するための突起47が突設されて
いる。さらに、このシヤツタ42のシヤツタ開放動作時に
後端部となる側には、第1のシヤツタ開閉アームを係合
する凹陥部48が凹設されている。
このスライダ42は、前記凹溝45,45a内にカートリツジ
ケース41の案内レール44を嵌挿することによつて、カー
トリツジケース41の前縁部に摺動可能に取り付けられ
る。
一方、シヤツタ43は、第18図に示すように、上片43
a、下片43b、前片43cとをもつて略コの字形に形成され
ている。前片43cは、第19図に示すように、前記スライ
ダ42の前面に突設された係止爪46,46aに嵌着可能な長さ
に形成され、その両端部に切欠部49,49aが欠削されてい
る。また、前片43cの中央部には、スライダ42の前面に
突設された突起47を密に嵌挿可能な透孔50が開設されて
いる。さらに、このシヤツタ43の前記凹陥部48と対応す
る位置には、切欠51が形成されている。
前記シヤツタ43は、上片43a及び下片43bをカートリツ
ジケース41の両面にそれぞれ重合すると共に、前片43c
の両端部をスライダ42の前面に突設された係止爪46,46a
に嵌着し、透孔51にスライダ42の前面に突設された突起
47を密に嵌入することによつて前記スライダ42に取り付
けられる。
前記スライダ42およびシヤツタ43は、図示外の戻しば
ねによつて、第16図に示すように、常時窓孔52を閉塞す
る方向に付勢されている。
そして、デイスクカートリツジをデイスク駆動装置内
に挿入すると、第20図に示すように、デイスク駆動装置
内に備えられた第1のシヤツタ開閉アーム53の先端部が
スライダ42に凹設された凹陥部48に内挿される。デイス
クカートリツジをさらに挿入すると、その挿入力によつ
て第1のシヤツタ開閉アーム53が図上Aの方向に回動さ
れ、これに伴つてシヤツタ43が開放される。
第1のシヤツタ開閉アーム53の先端部が凹陥部48に内
挿されたとき、第2のシヤツタ開閉アーム54は、カート
リツジケース41の前縁に当接される。デイスクカートリ
ツジをさらに挿入すると、その挿入力によつて第2のシ
ヤツタ開閉アーム54が図上Bの方向に回動され、これに
伴つて先端部がカートリツジケース1の前縁に沿つてカ
ートリツジケース41の内方に移動する。そして、その動
作の途中で、第21図に示すように、開放動作中のシヤツ
タ43と衝合し、デイスクカートリツジの挿入力によつて
シヤツタ43に乗り上げる。以下、デイスクカートリツジ
の挿入動作に伴つて、第2のシヤツタ開閉アーム54の先
端部がシヤツタ43の前片43c上を摺動する。
デイスクカートリツジが記録/再生位置まで挿入され
たとき、前記2つのシヤツタ開閉アーム53,54は、互い
に交叉し、衝合することがない。よつて、両面記録方式
のデイスクカートリツジにおけるシヤツタの開放および
閉塞が可能になる。
〔考案が解決しようとする課題〕
然るに、前記のデイスクカートリツジは、スライダ42
に形成された凹陥部48とシヤツタ43に形成された切欠51
とがほぼ同一の形状及び大きさに形成されているため、
デイスクカートリツジの着脱時に、前記第1のシヤツタ
開閉アーム53の先端部が切欠51と接触しやすく、該シヤ
ツタ開閉アーム53の先端部が削られて、デイスク状記録
媒体2にとって有害な粉塵を生じやすいという欠点のあ
ることが判明した。
本考案の目的は、前記した従来技術の課題を解決し、
粉塵の発生が少なく、良好にして安定な記録再生を長期
間維持できるデイスクカートリツジを提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、前記の目的を達成するため、スライダの前
面と側面との角部にシャッタ開閉アーム係合用の凹陥部
を凹設すると共に、シャッタの前記凹陥部と対応する位
置に、前記凹陥部よりも大型で、前記凹陥部の内面を外
部に露出可能な切欠を形成するという構成にした。
〔作用〕
前記のように、スライダに凹設された凹陥部の内面を
外部に露出する構成にすると、デイスクカートリツジの
着脱時に、シヤツタ開閉アームの先端部がシヤツタの切
欠部と接触することがないので、該シヤツタ開閉アーム
の摩耗が防止され、デイスク状記録媒体にとって有害な
粉塵の発生が抑制される。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第10図に基いて
説明する。
まず、第2図により、本実施例に係るデイスクカート
リツジの概略について説明すると、デイスクカートリツ
ジは、主として、合成樹脂製のカートリツジケース1
と、このカートリツジケース1内に回転可能に収納され
たデイスク状記録媒体2と、前記カートリツジケース1
の前縁部に摺動自在に取り付けられたスライダ3と、該
スライダ3に取り付けられるシヤツタ4とから構成され
る。カートリツジケース1は、下ケース6と上ケース7
とから成り、これら両ケース6,7を複数本のねじ(図示
せず)を用いて接合することにより、デイスク状記録媒
体2やその他の構成部品を収容する空間が形成される。
下ケース6の内面には、第3図に示すように、前縁部
(デイスク駆動装置への挿入側)を除く周縁に一定の高
さの接合用壁8が立設され、前記前縁部にはこの接合用
壁8よりも高さの低い案内突条9が一直線状に立設され
ている。また、下ケース6の前記接合用壁8および案内
突条9の内周面には、前記接合用壁8と同じ高さの円形
の隔壁10が立設されている。また、下ケース6の中央部
から前縁に至る部分には、スピンドル及び記録再生ヘツ
ドを挿入するための窓孔11が開設されている。さらに、
下ケース6の前縁部には、当該デイスクカートリツジを
装着する駆動装置内に備えられたシヤツタ開閉アームを
挿通するための凹陥部12が凹設されており、該前縁部の
一端寄りには、戻しばね掛止ピン13が立設されている。
上ケース7は、第4図に示すように、基本的には上記
下ケース6と同形同大に形成されるが、上記下ケース6
の凹陥部12に該当するものがなく、上記下ケース6の戻
しばね掛止ピン13と対応する位置に当該ピン13の先端部
を挿入するための小孔13aが開設されている。
シヤツタ4は、第5図に示すように、ステンレス等の
金属薄板を略コの字形に曲折することによつて形成され
る。このシヤツタ4を構成する部分のうち上片4a及び下
片4bは、前記カートリツジケース1に開設された窓孔11
を覆うことができる幅と長さとに形成され、その先端部
に前記下ケース6及び上ケース7の表面に当接するため
の押え部4dが形成されている。また、前片4cは、前記上
片4a及び下片4bの幅よりも長く形成されており、これに
伴つて前記上片4a及び下片4bの一側辺が直角方向に延出
されている。
前片4cの中央部には、第6図に詳細に示すように、内
側に凹んだ段部14が凹設される。該段部14には、第7図
に示すように、前記上片4a及び下片4bの中央線A−A上
に透孔15が開設されると共に、その両側に切欠部16,16a
が欠削される。また、前記上片4aの延出側及び前記前片
4cの一部には、前記一方の切欠部16aと連通する切欠部1
7が欠削される。この切欠部17は、後に詳述するスライ
ダ3に形成される凹陥部と相似形であつて、その凹陥部
よりもやや幅広に形成される。さらに、開放動作時に前
端部となる前片側の角部には、後記するシヤツタ3の斜
面を外部に露出する切欠部17aが欠削される。
スライダ3は、第8図に示すように、前記シヤツタ4
の上片4aと下片4bの間に嵌装可能な略角柱形に形成され
ており、開放動作時に前端部となる前面側の角部に、前
記シヤツタ4に欠削された切欠部17aより外部に露出す
る斜面3aが欠削されている。
このシヤツタ3の両側面の対向位置には、前記下ケー
ス6及び上ケース7の前縁部に沿つて突設された案内突
条9と摺動可能に嵌装するための凹溝18,18aが凹設され
ている。
また、前記シヤツタ4の前片4cと対向する前面3a上に
は、前記段部14の長さlと略等しい間隔を隔てて2つの
係止爪19,19aが突設され、これら2つの係止爪19,19aの
間の前記透孔15と対応する位置に、該透孔15に密に挿通
可能な突起20が突設される。
また、前記係止爪19,19aを前記段部14の両端部に係合
した場合、前記切欠部17と対応する位置に、当該デイス
クカートリツジを装着する駆動装置内に備えられたシヤ
ツタ開閉アーム(図示せず)を挿入するための凹陥部21
が凹設される。この凹陥部21は、第9図に示すように、
前記シヤツタ4に開設された切欠部17とほぼ同形で、切
欠部17よりもやや小型に形成されており、スライダ3の
シヤツタ4を取り付けたとき、凹陥部21の内面がシヤツ
タ4の外部に露出するように形成される。
さらに、第10図に示すように前記シヤツタ4の延出側
に延設された突出部22の側面に、シヤツタ戻しばねの一
端を掛止するための掛止ピン23が突設される。
このスライダ3は、例えばポリアミド、四フツ化エチ
レン、ポレエチレン、ポリアセタール、ポリプロピレン
の如き滑性に優れた合成樹脂、あるいは滑性に優れた金
属材料等、任意の材料によつて形成することができる。
スライダ3は、第1図に示すように、凹溝18,18aを案
内突条9に誇設することによつて、カートリツジケース
1の前縁部に摺動可能に取り付けられる。また、シヤツ
タ4は、上片4a及び下片4bをカートリツジケース1の両
面にそれぞれ重合すると共に段部14の裏面をスライダ3
の前面3aに当接し、このスライダ3の前面3aに突設され
た係止爪19,19aを前記シヤツタ4の段部14の両端部に係
合することによつて、ワンタツチで前記スライダ3に固
着される。この際、スライダ3の前面3aに突設された突
起20がシヤツタ4に開設された透孔15に挿通され、両部
材3,4の間の相対的な動きが規制される。シヤツタ4の
先端部に形成された押え部4dは、第2図に示すように押
え板24によつて、移動可能に保持される。尚、前記スラ
イダ3及びシヤツタ4には、第2図に示すように、カー
トリツジケース1に設けられた戻しばね掛止ピン13と前
記スライダ3に設けられた掛止ピン23の間に張設された
戻しばね25によつて、常時前記窓孔11を閉止する方向に
付勢される。シヤツタ4の停止位置は、下ケース6の前
縁部に立設された案内突条9の始端部9aとスライダ3に
形成された段部3bとを当接することによつて、シヤツタ
4とカートリツジケース1とが直接衝合しないように規
制される。
前記実施例のデイスクカートリツジは、従来のものと
同様にしてシヤツタの開閉動作が行われる。このとき、
スライダ3の前端部に斜面3aを形成すると共に、シヤツ
タ4の斜面3aと対応する位置に切欠部17aを欠削したの
で、第2のシヤツタ開閉アームをシヤツタ4上に円滑に
乗り上げることができる。よつて、デイスク駆動装置に
デイスクカートリツジを挿入する際の使用感が改善され
る。また、スライダ3に形成された斜面3aおよび凹陥部
12をシヤツタ4に欠削された切欠部17,17aより外部に露
出するようにしたので、第2のシヤツタ開閉アームの先
端部が金属製のシヤツタ4上を摺動することがなく、シ
ヤツタ開閉アームの摩耗に起因する種々の不都合を未然
に防止することができる。
以下、本考案の第2実施例について説明する。
本考案の第2実施例は、スライダを2つの部材から構
成し、スライダとシヤツタの結合力を更に強力にしたこ
とを特徴とするものである。
第11図において、26はスライダ本体、27は押え部材を
示す、スライダ本体26は、後に詳述するシヤツタの上片
及び下片の間に嵌装可能な幅とシヤツタの前片よりやや
長い長さとを有する略角柱形に形成されており、両側面
の対称位置に前記下ケース6及び上ケース7の前縁部に
沿つて突設された案内突条9を摺動可能に嵌装するため
の凹溝28,28aが凹設されている。また、該スライダ本体
26の前面26aの両端部には、後記する押え部材27を係合
するための係止爪29,29aが相内向に突設され、その中間
部分には、2つの小孔30,30aが開設されている。
前記押え部材27は、前記スライダ本体26の幅と略等し
い幅と前記係止爪29,29aに嵌合可能な長さとを有する平
板状に形成されており、片面の前記スライダ本体26に開
設された小孔30,30aと対応する位置に、該小孔30,30aに
やや密に嵌合可能な2つの突起31,31aが突設されてい
る。
第2実施例のデイスクカートリツジに適用されるシヤ
ツタ32は、第12図に示すように、前片32aが平面状に形
成されており、該前片32aの前記押え部材27に突設され
た突起31,31aをやや密に嵌入可能な突起挿入孔33,33aが
開設されている。
前記スライダ本体26及び押え部材27とこのシヤツタ32
を組立てる場合には、第13図に示すように、カートリツ
ジケース1の前縁部に沿つて摺動可能に取り付けられた
スライダ本体26にシヤツタ32を被着し、前記係止爪29,2
9aの間に前記押え部材27を嵌着し、該押え部材27に突設
された突起31,31aを前記突起挿入孔30,30a,33,33aに嵌
挿する。
前記第2実施例のデイスクカートリツジは、シヤツタ
32が被着されたスライダ本体26に押え部材27を嵌着する
だけでシヤツタ32の固定を行うことができるので作業性
に優れる。また、シヤツタ32に開設された突起挿入孔3
3,33aを通して、スライダ本体26に開設された突起挿入
孔30,30aに押え部材27の突起31,31aを嵌装するようにし
たので、スライダ本体26とシヤツタ32とが相対的に動作
することがなく、係止爪29,29aにシヤツタ開閉時の外力
が作用することがない。加えて、シヤツタ32を直接スラ
イダ本体26の係止爪29,29aに係合するのではなく、強度
及び滑性に優れた押え部材27を係止爪29,29aに係合する
ようにしたので、係止29,29aの弾性を高くすることがで
き、スライダ本体26に対してシヤツタ32を強力に保持す
ることができる。また、シヤツタ32の前面に平板状の押
え部材27を装着したので、美観に優れると共に、駆動装
置など他の部材と干渉することがなく取り扱いが一層容
易になる。
尚、本考案は、スライダおよびシヤツタのシヤツタ開
閉アーム係合部の構成に関するものであつて、他の部分
の構成に関しては前記各実施例に示したものに限定され
るものではない。例えば、前記第1実施例のデイスクカ
ートリツジにおいては、第14図に示すように、前記スラ
イダ3にシヤツタ4を嵌着したのち、前記透孔15を貫通
して前記シヤツタ4の上面に突出した突起20の先端部を
超音波融解したり、あるいは前記突起20の先端部にかし
め加工を施こすなどして前記突起20の先端部にかしめ部
34を形成し、このかしめ部34をもつて前記シヤツタ4と
スライダ3とを着脱不可能に固着することもできる。ま
た、前記第2実施例のデイスクカートリツジにおいて
は、前記押え部材27に突設された突起31,31aを前記スラ
イダ本体26に開設された突起挿入孔30,30a及びシヤツタ
32に開設された透孔33,33aに一連に嵌挿したのち、超音
波融解等して前記突起31,31aを前記スライダ本体26と一
体化し、前記シヤツタ32とスライダ本体26とを着脱不可
能に固着することもできる。
かように、前記スライダ3(スライダ本体26及び押え
部材27)とシヤツタ4(32)とを融着あるいはかしめ加
工等によつて着脱不可能に一体化すると、過大な外力を
受けた場合にもシヤツタ4が脱落するということがな
く、信頼性をさらに向上することができる。
また、本考案はスライダとシヤツタとの係合手段に関
するものであつて、カートリツジケースとスライダとの
取付手段については、上記各実施例のものに限定される
ものではない。例えば、第15図のように、カートリツジ
ケース1の前縁部に橋架された案内レール35によつてス
ライダ36を貫通保持するようにしたデイスクカートリツ
ジにも、上記各実施例と全く同様にして本考案を適用す
ることが可能である。
さらに、シヤツタ及びスライダの前面に、該部の美観
を一層向上するためのカバーを付設するなどの手段を採
ることも可能である(図示せず)。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、スライダのシ
ヤツタ開放動作時の後端部寄りにシヤツタ開閉アームを
係合する凹陥部を凹設すると共に、シヤツタの該凹陥部
と対応する位置に、この凹陥部の内面を外部に露出可能
な切欠を形成したので、デイスクカートリツジの着脱時
にシヤツタ開閉アームの先端部がシヤツタの切欠部と接
触することがなく、該シヤツタ開閉アームの摩耗が防止
されるので、デイスク状記録媒体にとって有害な粉塵の
発生を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本考案の第1実施例を説明するた
めの図であつて、第1図はデイスクカートリツジの要部
平面図、第2図はデイスクカートリツジの全体の構成を
示す斜視図、第3図は下ケースの内側から見た平面図、
第4図は上ケースの内側から見た平面図、第5図はシヤ
ツタの斜視図、第6図はシヤツタの一部省略した側面
図、第7図はシヤツタの平面図、第8図はスライダの斜
視図、第9図はスライダに凹設される凹陥部とシヤツタ
に形成される切欠部の寸法関係を示す要部平面図、第10
図はスライダの平面図である。 第11図ないし第13図は本考案の第2実施例を説明するた
めの図であつて、第11図はスライダの分解斜視図、第12
図はシヤツタの斜視図、第13図はスライダとシヤツタと
の係合状態を示す斜視図である。 第14図は他の実施例を説明するデイスクカートリツジの
要部平面図、第15図はさらに他の実施例を説明するデイ
スクカートリツジの分解斜視図である。 第16図ないし第21図は従来技術を説明するための図であ
つて、第16図はデイスクカートリツジの要部平面図、第
17図はスライダの斜視図、第18図はシヤツタの斜視図、
第19図はシヤツタの前片側から見た側面図、第20図およ
び第21図はシヤツタの開閉動作を示すデイスクカートリ
ツジの要部平面図である。 1:カートリツジケース、3:スライダ、3a:斜面、4:シヤ
ツタ、9:案内突条、11:窓孔、17,17a:切欠部、21:凹陥
部、18,18a:凹溝、19,19a:係止爪、20:突起、34:かしめ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−71054(JP,A) 実開 昭62−168176(JP,U) 実開 昭62−186275(JP,U) 実開 平1−162170(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上ケースと下ケースとから成り、両面にス
    ピンドル及びヘッドを挿入するための窓孔が開設された
    カートリッジケースと、このカートリッジケースの内側
    に回転可能に収納されたデイスク状記録媒体と、前記カ
    ートリッジケースの前縁部に沿って摺動可能に取り付け
    られたスライダと、このスライダと共に摺動し前記窓孔
    を開閉するシャッタとを備えたディスクカートリッジに
    おいて、前記スライダの前面と側面との角部にシャッタ
    開閉アーム係合用の凹陥部を凹設すると共に、前記シャ
    ッタの前記凹陥部と対応する位置に、前記凹陥部よりも
    大型で、前記凹陥部の内面を外部に露出可能な切欠を形
    成したことを特徴とするディスクカートリッジ。
JP1988080573U 1988-06-20 1988-06-20 デイスクカートリツジ Expired - Lifetime JP2521799Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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