JP2521681Y2 - 回転伝達用アダプタ - Google Patents

回転伝達用アダプタ

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JP2521681Y2
JP2521681Y2 JP1990105221U JP10522190U JP2521681Y2 JP 2521681 Y2 JP2521681 Y2 JP 2521681Y2 JP 1990105221 U JP1990105221 U JP 1990105221U JP 10522190 U JP10522190 U JP 10522190U JP 2521681 Y2 JP2521681 Y2 JP 2521681Y2
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賢二 金田
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Nippon Chemi Con Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、相互に接合された異形状の被測定物の接
合強度を測定するに際し、接合される一方の部材に付与
されるトルクにより回動される被測定物の他方の部材の
回動をトルク測定装置に伝達する係止部材としての回転
伝達用アダプタに関する。
[従来の技術] 従来よりカシメ、圧入、接着等により相互に接合され
る部材の接合強度を測定するに際し、第4図に示すよう
なトルク測定装置が使用されている。すなわち、この種
のトルク測定装置は例えば東日製作所製の(ATG型また
はBTG型)装置が知られている。
このトルク測定装置10は先端に被測定物を把持する把
持部12を備えた検出ヘッド14とこの検出ヘッド14を回動
可能に支持する測定装置本体16とで構成される。
そして、第4図に示すように、この測定装置本体16の
後端面には目盛り18が設けられると共に、この測定装置
本体16と検出ヘッド14との接続部外周にもそれぞれ対向
して目盛り20,22が刻設されている。
しかるに、相互に接合される接合物が同一軸線上に配
設される構成の被測定物25aの一方に捩じりモーメント
を付与すると、検出ヘッド14が所定角度回動し、そのト
ルクはトルク測定装置本体16後端面の目盛り20,22の変
位を読取ることにより、被測定物25の接合強度をトルク
値として測定することができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、この種の構成の被測定物は問題ない
が、これが異形状に形成された被測定物の場合は相互に
接合される一方の接合部材にトルクを付与するに際し、
この付与トルクをトルク測定装置10に正確に伝達するた
めには異形部材を確実に支持する支持治具等を設けて固
定するため、被測定物の正確な位置決めと被測定物の高
精度化が要求される。従って、このような異形部材の取
付けには専用の部品が必要となり、その結果これを取付
けるために多くの手間が係ると共に被測定物の高精度加
工により加工コストが上昇する等の難点を有していた。
そこで、本願考案の目的は、相互に接合される異形状
の被測定物の接合強度を測定するに際し、被測定物の一
方の接合部材にトルク付与手段により付与された付加ト
ルクにより回動される他方の部材をトルク測定装置に把
持された係止部材に係止することにより、被測定物に付
与される付加トルクをトルク測定装置に確実に伝達する
ことのできる回転伝達用アダプタを提供するにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため、本考案に係る回転伝達用
アダプタは、先端に把持部(12)を備えた検出ヘッド
(14)を測定装置本体に回動可能に固定するトルク測定
装置(10)と、出力軸に把持部(34)を備えたモータ
(32)とを、互いの把持部が向かい合うように同軸上に
対向配置し、ベース部材(36)に接合されたピン(38)
が立設する被測定物(25)の前記ピンを前記出力軸に把
持して、前記ベース部材(36)に回転動作を与えたとき
に該回転動作により前記検出ヘッド(14)にトルクを付
与して、前記トルク測定装置(10)で前記被測定物(2
5)の前記ベース部材(36)に接合されたピン(38)の
接合強度の測定に使用するための回転伝達用アダプタで
あって、 ブロック(42)の下面中央に把持軸(44)を突設し、
前記把持軸とずれた位置の前記ブロック(42)の上面に
係止軸(46)を突設した形状を備え、前記ベース部材
(36)が回転する際に前記上面の係止軸(46)に当接し
て、前記ベース部材(36)の回転動作によるトルクが前
記検出ヘッド(14)に付与されるように前記把持軸(4
4)が前記検出ヘッド(14)に把持されるように構成す
ることを特徴とする。
[作用] 本考案に係る回転伝達用アダプタは、相互に接合され
る異形状の被測定物の接合強度を測定するに際し、被測
定物の一方の接合部材にトルク付与手段により付与され
た付加トルクにより回動される他方の部材をトルク測定
装置に把持された係止部材に係止することにより、被測
定物に付与される付加トルクをトルク測定装置に確実に
伝達し、簡単な構成で伝達効率を向上させることができ
る。
[実施例] 次に、本考案に係る回転伝達用アダプタの実施例につ
き添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は本考案に係る回転伝達用アダプタを使用した
トルク測定装置の全体斜視図、第2図(a),(b)は
回転伝達用アダプタの斜視図およびそのA矢視図、第3
図は回転伝達用アダプタの使用例を示す斜視図であり、
第4図は従来のトルク測定装置の全体斜視図である。
まず、第4図に示すトルク測定装置10は、前述したよ
うに、先端に被測定物25を把持する把持部12を備えた検
出ヘッド14とこの検出ヘッド14を回動可能に支持する測
定装置本体16とで構成される。
このように構成された従来のトルク測定装置10は、こ
の測定装置の把持部12に把持された被測定物25aの接合
部材にトルクを付与すると検出ヘッド14が所定角度回転
し、その付与されたトルク値はトルク測定装置本体16後
端面の目盛り18または測定装置10の中間側面に設定され
た目盛り20,22の変位を読取ることにより、被測定物25a
の接合強度をトルク値として知ることができる。
そこで、本考案では、第1図に示すように、この種の
測定装置10の目盛りを刻設した検出ヘッド14の外周に半
径方向にスリット26aを設けて一部を切断した割りリン
グ26を挿着すると共に、このリングの一部に外方に突出
するフォトインタラプタ28を取付け、このフォトインタ
ラプタ28に対応しこれを検出するフォトセンサ30をトル
ク測定装置の側面に配設する。
従って、第1図に示すように、トルク測定装置10に
は、被測定物25に付与されたトルクにより後述する係止
部材40を介してフォトインタラプタ28が所定角度回転し
てフォトセンサを通過した際に検出されるトルク値が被
測定物の許容トルク値となるよう、フォトセンサ30に対
するフォトインタラプタ28の角度位置が設定される。
この場合、各種被測定物により異なる許容トルク値は
検出ヘッド16の外周に挿着された割りリング26を円周方
向に摺動回転させてフォトセンサ30に対するフォトイン
タラプタ28の角度位置を変えることにより、適宜設定す
ることができる。
また、第1図に示すように、トルク測定装置10の直上
には、トルク付与手段としてのパルスモータ32が、この
モータ32の出力軸の軸心がトルク測定装置10の中心と一
致するように、すなわち同軸上に、スタンド15上に取付
られると共に、このパルスモータ32の出力軸(図示せ
ず)に半径方向に開閉する三爪を備えた把持部材34を取
着して、被測定物25の一方の接合部材をこの把持部材34
により把持する。
なお、スタンド15はトルク測定装置およびパルスモー
タ32を取着すべく上下一対のベース17a,17bとこれらベ
ース17a,17bを平行に支持する4本の支柱19とで構成さ
れる。
この場合、第1図および第3図に示すように、異形状
を呈したベース部材36に接合されたピン38の接合強度を
測定するに際し、このピン38にトルクを付与すべくこの
ピン38の一端をパルスモータ32に取着された把持部材34
により把持する。
このように、ピン38に付与される付加トルクをトルク
測定装置10に伝達させるため、このトルクによりピン38
に接合された異形状のベース部材36に係止する係止部材
40がトルク測定装置10の把持部12に把持される。
すなわち、この係止部材40は、第2図および第3図に
示すように、円板状に形成されたブロック42の下面中央
に把持軸44が設けられ、この把持軸44は、第2図(a)
に示すように、トルク測定装置10の側面には把持部12の
把持爪(図示せず)に対応する部分に切除面44aが形成
される。
しかるに、トルク測定装置10の把持爪は3個設けられ
ているため、把持軸44はその断面が略三角形になるよう
その外周側面に三カ所の切除面44aを形成してそれぞれ
把持爪に対応させている。このように係止部材の把持軸
を形成することにより、これに付加トルクが作用しても
滑ることなく確実に把持することができる。
さらに、ブロック42の上面には、把持軸44の軸心に対
してずれた位置に係止軸46が把持軸44と平行に圧入固定
される。
このように構成することにより、パルスモータ32の起
動により、被測定物25のピン38を把持した把持部材34も
同時に回動し、ピン38に接合された異形状のベース部材
36は、係止部材40の係止軸46に当接係止し、この係止軸
46を介して被測定物25に付与される付加トルクとトルク
測定装置10に確実に伝達することができる。
このように、被測定物25にトルクが付与されると、ト
ルク測定装置10の所定角度位置に予め設定されたフォト
インタラプタ28が回動し、これがフォトセンサ30で検出
されると検出信号が電気的に出力され、これにより被測
定物の接合強度が許容トルクにあることが判定される。
[考案の効果] 前述した実施例から明らかなように、本考案に係る回
転伝達用アダプタは、先端に把持部を備えた検出ヘッド
を測定装置本体に回動可能に固定するトルク測定装置
と、出力軸に把持部を備えたモータとを、互いの把持部
が向かい合うように同軸上に対向配置し、ベース部材に
接合されたピンが立設する被測定物の前記ピンを前記出
力軸に把持して、前記ベース部材に回転動作を与えたと
きに該回転動作により前記検出ヘッドにトルクを付与し
て、前記トルク測定装置で前記被測定物の前記ベース部
材に接合されたピンの接合強度の測定に使用するための
回転伝達用アダプタであって、ブロックの下面中央に把
持軸を突設し、前記把持軸とずれた位置の前記ブロック
の上面に係止軸を突設した形状を備え、前記ベース部材
が回転する際に前記上面の係止軸に当接して、前記ベー
ス部材の回転動作によるトルクが前記検出ヘッドに付与
されるように前記把持軸が前記検出ヘッドに把持される
構成とすることにより、被測定物に付与される付加トル
クを、トルク測定装置に確実に伝達することができ、し
かも係止部材は構成が簡単にして、多種類の被測定物に
対して汎用性を有し、各種の異形状部材にそれぞれ好適
に適応でき、さらにこれら部材からなる装置を低コスト
に製造することができる等、多くの優れた利点を有す
る。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本
考案は前記実施例に限定されることなく、本考案の精神
を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る回転伝達用アダプタの実施例を示
し、この回転伝達用アダプタを使用したトルク測定装置
の全体斜視図、第2図(a)および(b)は回転伝達用
アダプタの斜視図および第2図(a)のA矢視図、第3
図は回転伝達用アダプタの使用例を示す斜視図であり、
第4図は従来のトルク測定装置の全体斜視図である。 10……トルク測定装置 12……把持部、14……検出ヘッド 16……トルク測定装置本体 18,20,22……目盛り 25……被測定物、26……割りリング 26a……スリット 28……フォトインタラプタ 30……フォトセンサ 32……トルク付与手段(パルスモータ) 34……把持部材 36……ベース部材、38……ピン 40……係止部材、43……ブロック 44……把持軸、44a……切除面 46……係止軸

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に把持部(12)を備えた検出ヘッド
    (14)を測定装置本体に回動可能に固定するトルク測定
    装置(10)と、出力軸に把持部(34)を備えたモータ
    (32)とを、互いの把持部が向かい合うように同軸上に
    対向配置し、ベース部材(36)に接合されたピン(38)
    が立設する被測定物(25)の前記ピンを前記出力軸に把
    持して、前記ベース部材(36)に回転動作を与えたとき
    に該回転動作により前記検出ヘッド(14)にトルクを付
    与して、前記トルク測定装置(10)で前記被測定物(2
    5)の前記ベース部材(36)に接合されたピン(38)の
    接合強度の測定に使用するための回転伝達用アダプタで
    あって、 ブロック(42)の下面中央に把持軸(44)を突設し、前
    記把持軸とずれた位置の前記ブロック(42)の上面に係
    止軸(46)を突設した形状を備え、前記ベース部材(3
    6)が回転する際に前記上面の係止軸(46)に当接し
    て、前記ベース部材(36)の回転動作によるトルクが前
    記検出ヘッド(14)に付与されるように前記把持軸(4
    4)が前記検出ヘッド(14)に把持されるように構成す
    ることを特徴とする回転伝達用アダプタ。
JP1990105221U 1990-10-08 1990-10-08 回転伝達用アダプタ Expired - Lifetime JP2521681Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101264292B1 (ko) 2011-07-20 2013-05-27 한국수자원공사 공시체 영상 판독식 공진주 시험기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5893975A (ja) * 1981-11-27 1983-06-03 Toyoda Autom Loom Works Ltd 圧縮機の回転検出装置

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KR101264292B1 (ko) 2011-07-20 2013-05-27 한국수자원공사 공시체 영상 판독식 공진주 시험기

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