JPH059632Y2 - - Google Patents

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JPH059632Y2
JPH059632Y2 JP1985150324U JP15032485U JPH059632Y2 JP H059632 Y2 JPH059632 Y2 JP H059632Y2 JP 1985150324 U JP1985150324 U JP 1985150324U JP 15032485 U JP15032485 U JP 15032485U JP H059632 Y2 JPH059632 Y2 JP H059632Y2
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center
specimen
rotation
driving
driving center
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は動つりあい試験機に関し、特に、クラ
ンクシヤフト等の試験を行うのに適した動つりあ
い試験機に関する。
<従来の技術> 従来、クランクシヤフト等を供試体とする動つ
りあい試験機においては、第3図にその構成例を
示すように、例えばクランクシヤフトの両端外周
面を振動テーブル31の軸受ローラ32,32′
上に回動自在に支承する。そして固定軸33,3
3′に対して回動自在で、かつ、駆動軸34によ
り回転駆動されるケレ駆動装置35の突体35a
を、クランクピンに引つ掛けることにより、クラ
ンクシヤフトに回転が与えられるようにしたもの
が一般的である。
また、従来、クランクシヤフトの加工時に形成
される両端面のセンタ孔を利用して、この両セン
タ孔に対してセンタを挿入するとともに、一方の
センタ側には、センタに対して所定の距離をおい
て回転伝導用のピンを設けてセンタを中心として
これと一体的に回転させ、このピンをクランクシ
ヤフトの一端面に形成した孔に挿入することによ
り、センタの回転をクランクシヤフトに伝達する
ようにしたもの、あるいは、このような両センタ
に代えてチヤツク機構を設け、クランクシヤフト
の両端をチヤツクによつて把持して回転を与える
ようにしたものである。
<考案が解決しようとする問題点> 上述のような従来の試験機のうち、第3図に示
すものにおいては、ケレ駆動装置35を使用する
関係上、その構造が複雑となるばかりでなく、ケ
レ駆動装置35自体が大きな不つりあいを有して
おり、測定上好ましくなく、また、そのつりあわ
せを行つても、経時的に変化する場合があつて、
測定精度の低下の原因ともなる。
また、センタおよび回転伝導用のピンを用いる
ものは、クランクシヤフトの端面に回転伝導用の
ピンを挿入するための専用の孔をわざわざ形成す
る必要があるという欠点がある。
更に、両端をチヤツクによつて把持する方式で
は、供試クランクシヤフトの種類に応じて多数の
チヤツクを用意しておく必要があるばかりでな
く、試験時における供試体の取り付け、取り外し
が面倒で作業性が悪いという欠点がある。
本考案の目的は、ケレ駆動装置等の不つりあい
体を用いることなく、また、クランクシヤフトの
端面に前もつて特別な加工を施す必要がなく、簡
単な構造のもとにクランクシヤフト等の供試体を
高い精度で回転させることができ、しかも試験時
における作業性も良好な動つりあい試験機を提供
することにある。
<問題点を解決するための手段> 本考案の動つりあい試験機は、その実施例図面
である第1図および第2図に示すように、基台1
に対して振動自在に支持された振動テーブル2上
で供試体Wに回転を与え、その回転によつて生ず
る振動の検出信号から、供試体Wに存在する不つ
りあいを計測する装置において、振動テーブル2
上に、少くとも一方が摺動自在で互いに接近・離
反自在の2個の軸受台3,4を配設する。一方の
軸受台3には、回転自在の回転センタ5を支承す
る。他方の軸受台4には、全体がモータ6によつ
て回転駆動され、その回転中心にセンタ7aが固
着され、かつ、そのセンタ7aを中心とする円周
上には、それぞればねによつて他方の軸受台側に
付勢された複数個の爪7bが配設されてなるドラ
イビングセンタ7を支承する。
そして、両端面にセンタ孔が加工された供試体
Wを回転センタ5およびドライビングセンタ7間
に押圧支持し、ドライビングセンタ7を回動する
ことにより、爪7bが供試体Wの一方の端面を押
圧しつつ供試体Wを回転させるよう構成する。
<作用> 供試体Wは、その端面に形成されている両セン
タ孔にそれぞれ回転センタ5およびドライビング
センタ7が挿入された状態で位置決めされ、か
つ、ドライビングセンタ7側の端面には複数の爪
7bがばね7cの弾性力によつて押圧されること
により、センタ孔の深さにばらつきがあつたとし
ても、確実にドライビングセンタ7と一体化され
ることになり、ドライビングセンタ7の回転が正
確に供試体Wに伝達される。
ケレ駆動装置等の不つりあい体を用いておら
ず、また、供試体Wには試験のために特別の加工
を施すことなく、正確な回転を与えることがで
き、所期の目的を達成できる。
<実施例> 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案実施例の正面図である。
基台1上には、ばね8を介して振動テーブル2
が支持されており、その振動テーブル2の上面に
は第1および第2の軸受台3および4が配設され
ている。第1の軸受台3は、振動テーブル2に設
けられたスライドガイド9上で摺動自在であつ
て、ハンドル10の回動により、ねじ棒11を介
して第2の軸受台4に対して接近・離反すること
ができる。この第1の軸受台3には、回動自在の
センタ、いわゆる回転センタ5が支承されてい
る。
第2の軸受台4には、モータ6によつてベルト
12で駆動される回転主軸13がベアリング4
a,4aを介して支承されている。そして、その
回転主軸13の先端面、回転中心には、第2図に
その拡大図を示す如く、中心部にセンタ7が固着
され、そのセンタ7を中心とする円周上には、そ
れぞればね7cによつて対向する回転センタ5に
所定の弾性力が付与された複数個の爪7b…7b
を配設してなる、いわゆるドライビングセンタ7
が装着されている。また、回転主軸13には、そ
の回転位相を示す角度目盛板14が取り付けられ
ている。
振動テーブル2の、供試体Wの両端部分に対応
す位置には、それぞれ振動検出用ピツクアツプ1
5a,15bが設けられており、供試体Wの回転
により生ずる振動を検出することができる。そし
て、その各ピツクアツプ15a,15bの出力信
号と、振動テーブル2上に設けられた回転検出セ
ンサ16による供試体Wの基準位相信号とから、
供試体Wの各測定面における不つりあいの大きさ
とその位相を計測することができる。
さて、以上の実施例により、例えばクランクシ
ヤフトを供試体Wとしてその動つりあい試験を行
うとき、ハンドル10の操作によつて、その両端
面に施されたセンタ孔において回転センタ5およ
びドライビングセンタ7間で押圧支持する。これ
により、ドライビングセンタ7の爪7b…7b
は、クランクシヤフトの一方の端面に対してばね
7cの弾性力によつて押圧されることになる。そ
の状態でモータ6を駆動すると、ドライビングセ
ンタ7の爪7b…7bがクランクシヤフトの端面
に押圧された状態でセンタ7aを中心として回転
することになり、クランクシヤフトに回転が与え
られることになる。
以上の本考案実施例において特に注目すべき点
は、ドライビングセンタ7側のセンタ7aの周囲
に、ばね7cによつて回転センタ5側に付勢され
た複数個の爪7bを設けた点であり、これによ
り、供試体Wのセンタ孔に深さのばらつきがあつ
ても、爪7bは確実に供試体Wの端面に食い込む
ことになり、供試体Wは回転方向へのすべりを生
じることなく、確実にドライビングセンタ7と同
期して回転することになる。
<効果> 以上説明したように、本考案によれば、振動テ
ーブル2の上面に互いに接近・離反自在の2個の
軸受台3,4を配設し、その一方に回転センタ5
を、他方には、センタ7aを中心とする円周上
に、それぞればね7c…7cによつて回転センタ
5側に付勢された複数個の爪7b…7bを配設し
てなるドライビングセンタ7をそれぞれ支承し、
ドライビングセンタ7はモータ6によつて回動し
得るよう構成したから、クランクシヤフト等の、
両端面にセンタ孔加工が施された任意の供試体W
を、回転センタ5およびドライビングセンタ7側
で挟み込むように支持した状態でモータ6を駆動
することにより、爪7b…7bが供試体Wの端面
に確実に食い込んで供試体Wがドライビングセン
タ7と一体化された状態で回転することになり、
供試体Wはその回転方向にすべりを生じることな
く、確実にドライビングセンタ7と同期して回転
することになる。その結果、従来のようにケレ駆
動装置を設けることなく、しかも供試体の端面に
特に回転伝達のための加工を一切施すことなく、
振動検出信号から装置側の不つりあいに起因する
振動成分を除去することが可能となつて実質的な
S/Nが向上し、高精度の動つりあい試験を行う
ことが可能となつた。
また、試験時における供試体Wの取り付け、取
り外しの作業性についても、一方のセンタを他方
に対して接近・離反させるだけでよく、極めて良
好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面図、第2図はその
ドライビングセンタ7の要部拡大図、第3図は従
来の動つりあい試験機の構成例を示す図である。 1……基台、2……振動テーブル、3……第1
の軸受台、4……第2の軸受台、5……回転セン
タ、6……モータ、7……ドライビングセンタ、
7a……センタ、7b……爪、7c……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に対して振動自在に支持された振動テーブ
    ル上で供試体に回転を与え、その回転によつて生
    ずる振動の検出信号から、供試体に存在する不つ
    りあいを計測する装置において、上記振動テーブ
    ル上に、少なくとも一方が振動自在で互いに接
    近・離反自在の2個の軸受台を配設し、その一方
    の軸受台は、全体がモータによつて回転駆動さ
    れ、その回転中心にセンタが固着され、かつその
    センタを中心とする円周上には、それぞればねに
    より他方の軸受台側に付勢された複数個の爪が配
    設されてなるドライビングセンタを支承して構成
    され、両端面にセンタ孔が加工された供試体を上
    記回転センタおよびドライビングセンタ間に押圧
    支持し、上記ドライビングセンタを回動すること
    により、上記爪が供試体の一方の端面を押圧しつ
    つ供試体を回転させるよう構成したことを特徴と
    する動つりあい試験機。
JP1985150324U 1985-09-30 1985-09-30 Expired - Lifetime JPH059632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985150324U JPH059632Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985150324U JPH059632Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS6258726U JPS6258726U (ja) 1987-04-11
JPH059632Y2 true JPH059632Y2 (ja) 1993-03-10

Family

ID=31066362

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JP1985150324U Expired - Lifetime JPH059632Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0750695Y2 (ja) * 1989-12-29 1995-11-15 株式会社島津製作所 動釣合試験機
JPH10267781A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴルフクラブヘッドの重心位置の測定方法及びその装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026111A (ja) * 1973-07-10 1975-03-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5816632Y2 (ja) * 1980-04-30 1983-04-04 池永鐵工株式会社 氷削器の氷押え送り機構

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JPS5026111A (ja) * 1973-07-10 1975-03-19

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Publication number Publication date
JPS6258726U (ja) 1987-04-11

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