JPH074550Y2 - 回転疲労試験機 - Google Patents
回転疲労試験機Info
- Publication number
- JPH074550Y2 JPH074550Y2 JP1987134164U JP13416487U JPH074550Y2 JP H074550 Y2 JPH074550 Y2 JP H074550Y2 JP 1987134164 U JP1987134164 U JP 1987134164U JP 13416487 U JP13416487 U JP 13416487U JP H074550 Y2 JPH074550 Y2 JP H074550Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dut
- tested
- shaft
- test
- load
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は被試験体の中心部に装着したシャフトを直立さ
せ、被試験体を回転させることによって被試験体の全周
方向に多数回の曲げ荷重を加え、被試験体の疲労を測定
する回転疲労試験機に関するものである。
せ、被試験体を回転させることによって被試験体の全周
方向に多数回の曲げ荷重を加え、被試験体の疲労を測定
する回転疲労試験機に関するものである。
(従来の技術) 従来から被試験体の中心部に装着したシャフトを直立さ
せ、被試験体を回転させることによって被試験体の全周
方向に多数回の曲げ荷重を加え、被試験体を長時間回転
させることにより被試験体の疲労を測定する回転疲労試
験機がある(例えば実開昭60-27345号)。
せ、被試験体を回転させることによって被試験体の全周
方向に多数回の曲げ荷重を加え、被試験体を長時間回転
させることにより被試験体の疲労を測定する回転疲労試
験機がある(例えば実開昭60-27345号)。
また上記のような回転疲労試験機ではないが、諸材料の
強度および変形特性の試験のために、軸方向での荷重、
軸線でのネジリ荷重、およびそれら両方を組合せた荷重
または変位を与える諸材料の強度および変形特性の試験
においては、諸材料の被試験体の軸線と試験荷重の軸線
とが厳密に一致していないと、軸方向から変位した曲げ
荷重が加わって、材料の真の降伏応力、変形挙動、破壊
応力が求められないことから、被試験体の試験機への取
付構造は疲労試験においては重要なことである。
強度および変形特性の試験のために、軸方向での荷重、
軸線でのネジリ荷重、およびそれら両方を組合せた荷重
または変位を与える諸材料の強度および変形特性の試験
においては、諸材料の被試験体の軸線と試験荷重の軸線
とが厳密に一致していないと、軸方向から変位した曲げ
荷重が加わって、材料の真の降伏応力、変形挙動、破壊
応力が求められないことから、被試験体の試験機への取
付構造は疲労試験においては重要なことである。
そこでこのような疲労試験装置においては、特開昭58-2
21146号公報に記載されているように、試験機の取付面
と試験片の取付面とに軸芯調整部材を介在させて試験機
の軸芯と試験片の軸芯とを調整して厳密に同一線上に持
ち来たすようにするなど、相当な注意が払われている。
21146号公報に記載されているように、試験機の取付面
と試験片の取付面とに軸芯調整部材を介在させて試験機
の軸芯と試験片の軸芯とを調整して厳密に同一線上に持
ち来たすようにするなど、相当な注意が払われている。
前記の回転疲労試験機においても、被試験体の取付構造
は疲労測定において重要な条件となるから複雑な構造に
なっており、被試験体の取付作業は煩雑で試験には労力
を要するものである。
は疲労測定において重要な条件となるから複雑な構造に
なっており、被試験体の取付作業は煩雑で試験には労力
を要するものである。
例えば、車両用ホイールの回転疲労試験では、第4図に
示すように、取付定盤(11)上に被試験体(W)のホイ
ール(W1)を載せ、締付け具(16)をホイール(W1)の
端に架け、ボルト(12)で取付定盤(11)に締付ける。
示すように、取付定盤(11)上に被試験体(W)のホイ
ール(W1)を載せ、締付け具(16)をホイール(W1)の
端に架け、ボルト(12)で取付定盤(11)に締付ける。
このホイール(W1)を取付定盤(11)に取付ける前に、
第5図に示すように、トルクシャフト(13)にスペーサ
(14)をボルト(12)で取付け、スペーサ(14)に対し
て下側からボルト(15)でホイール(W1)を取付ける。
そして、被試験体のホイール(W1)とトルクシャフト
(13)とを一緒に取付定盤(11)上に載せる。
第5図に示すように、トルクシャフト(13)にスペーサ
(14)をボルト(12)で取付け、スペーサ(14)に対し
て下側からボルト(15)でホイール(W1)を取付ける。
そして、被試験体のホイール(W1)とトルクシャフト
(13)とを一緒に取付定盤(11)上に載せる。
回転疲労試験では、トルクシャフト(13)の上部を一定
荷重で一方向の横に引張してホイール(W1)に曲げ荷重
を印加する。
荷重で一方向の横に引張してホイール(W1)に曲げ荷重
を印加する。
直径を変更した被試験体のホイール(W2)を試験すると
きは、第4図に示すように、一々取付定盤(11)に補助
具(17)を取付け、この補助具(17)にホイール(W2)
を締付け具(16)で締付けている。
きは、第4図に示すように、一々取付定盤(11)に補助
具(17)を取付け、この補助具(17)にホイール(W2)
を締付け具(16)で締付けている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のようなこれまでの回転疲労試験機においては、直
径を変更した被試験体のホイールを試験するときは、一
々取付定盤を取変えなければならない。
径を変更した被試験体のホイールを試験するときは、一
々取付定盤を取変えなければならない。
また、被試験体を取付定盤に取付ける前に、トルクシャ
フトにスペーサをボルトで取付け、スペーサに対して下
側からボルトで被試験体を取付けなければならない。そ
して、被試験体とトルクシャフトとを一緒に取付定盤上
に載せなければならない。
フトにスペーサをボルトで取付け、スペーサに対して下
側からボルトで被試験体を取付けなければならない。そ
して、被試験体とトルクシャフトとを一緒に取付定盤上
に載せなければならない。
この被試験体をボルトでスペーサの下側に取付ける作業
は危険であるとともに、試験に重要な影響を及ぼす被試
験体の取付作業の確実性が保証できないという問題があ
る。
は危険であるとともに、試験に重要な影響を及ぼす被試
験体の取付作業の確実性が保証できないという問題があ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案の回転疲労試験機は、上記のような問題点を解決
するために考案されたもので、ベースに設けられた回転
台上で被試験体を固定する円盤チャックと、被試験体の
回転軸線上で被試験体に装着され、かつ、被試験体から
離れた個所でベアリングを介して一方向に一定荷重で引
張されて被試験体に曲げモーメントを掛けるシャフト
と、ベースに立設されたコラムの上部に設けられた滑車
を介して前記シャフトにワイヤで一定の引張荷重を掛け
る荷重装置からなる回転疲労試験機の前記円盤チャック
に同心円段差を設け、前記の円盤チャックの中心に向か
って低くなる同心円段差の複数個所にボルト締め可能で
被試験体の締付け部分高さに見合う高さの段との間のボ
ルト締めする被試験体固定爪を設けたものである。
するために考案されたもので、ベースに設けられた回転
台上で被試験体を固定する円盤チャックと、被試験体の
回転軸線上で被試験体に装着され、かつ、被試験体から
離れた個所でベアリングを介して一方向に一定荷重で引
張されて被試験体に曲げモーメントを掛けるシャフト
と、ベースに立設されたコラムの上部に設けられた滑車
を介して前記シャフトにワイヤで一定の引張荷重を掛け
る荷重装置からなる回転疲労試験機の前記円盤チャック
に同心円段差を設け、前記の円盤チャックの中心に向か
って低くなる同心円段差の複数個所にボルト締め可能で
被試験体の締付け部分高さに見合う高さの段との間のボ
ルト締めする被試験体固定爪を設けたものである。
(作用と実施例) 本考案の回転疲労試験機は、正面を第1図に、側面を第
2図に、被試験体の取付状態を第3図に示すように、そ
の取付定盤である円盤チャック(1)を同心円段差
(2)を設けたものとされているから、直径を変更した
被試験体(W)を試験するときでも、一々、円盤チャッ
ク(1)を取変える必要がなく、被試験体がはまる段
(2a)に被試験体(W)をはめて被試験体固定爪(3)
で被試験体(W)を固定する。
2図に、被試験体の取付状態を第3図に示すように、そ
の取付定盤である円盤チャック(1)を同心円段差
(2)を設けたものとされているから、直径を変更した
被試験体(W)を試験するときでも、一々、円盤チャッ
ク(1)を取変える必要がなく、被試験体がはまる段
(2a)に被試験体(W)をはめて被試験体固定爪(3)
で被試験体(W)を固定する。
被試験体(W)の水平度はもともと円盤チャック(1)
の水平度を検定しておけば良く、この円盤チャック
(1)に対して被試験体(W)の傾きを生ずるときは、
円盤チャック(1)の段に薄いスペーサをはさんで微調
整する。
の水平度を検定しておけば良く、この円盤チャック
(1)に対して被試験体(W)の傾きを生ずるときは、
円盤チャック(1)の段に薄いスペーサをはさんで微調
整する。
なお、回転疲労試験機は、ベース(4)に設けられた回
転台(5)上で被試験体(W)を固定する円盤チャック
(1)と、被試験体(W)の回転軸線上で被試験体
(W)に装着されている。
転台(5)上で被試験体(W)を固定する円盤チャック
(1)と、被試験体(W)の回転軸線上で被試験体
(W)に装着されている。
そして、被試験体(W)から離れた箇所でベアリグを介
して一方向に一定荷重で引張されて被試験体(W)に曲
げモーメントを掛けるシャフト(6)と、ベース(4)
に立設されたコラム(7)の上部に設けられた滑車を介
して前記シャフト(6)にワイヤで一定の引張荷重を掛
ける荷重装置(8)から構成されている。
して一方向に一定荷重で引張されて被試験体(W)に曲
げモーメントを掛けるシャフト(6)と、ベース(4)
に立設されたコラム(7)の上部に設けられた滑車を介
して前記シャフト(6)にワイヤで一定の引張荷重を掛
ける荷重装置(8)から構成されている。
(考案の効果) 本考案の回転疲労試験機は、その取付定盤である円盤チ
ャックを同心円段差を設けたものとされているから、直
径を変更した被試験体を試験するときでも、一々円盤チ
ャックを取変える必要がなく、被試験体がはまる段に被
試験体をはめて被試験体固定爪で被試験体を固定できる
という利点があり、また、被試験体をボルトでスペーサ
の下側に取付けるような危険な作業がなく、しかも試験
に重要な影響を及ぼす被試験体の取付作業の確実性が保
証できるという利点があることとあいまって、本考案は
産業の発達に寄与するところ極めて大なるものがある。
ャックを同心円段差を設けたものとされているから、直
径を変更した被試験体を試験するときでも、一々円盤チ
ャックを取変える必要がなく、被試験体がはまる段に被
試験体をはめて被試験体固定爪で被試験体を固定できる
という利点があり、また、被試験体をボルトでスペーサ
の下側に取付けるような危険な作業がなく、しかも試験
に重要な影響を及ぼす被試験体の取付作業の確実性が保
証できるという利点があることとあいまって、本考案は
産業の発達に寄与するところ極めて大なるものがある。
第1図は本考案の一実施例の正面図、第2図は第1図の
実施例の側面図、第3図は被試験体の取付状態を示す説
明図、第4図は従来の回転疲労試験機における被試験体
を取付定盤に取付けた状態の説明図、第5図は同じく被
試験体のトルクシャフトへの取付状態の説明図である。 1……円盤チャック;2……同心円段差;2a……段;3……
被試験体固定爪;4……ベース;5……回転台;6……シャフ
ト;7……コラム;8……荷重装置;W……被試験体;11……
取付定盤;12……ボルト;13……トルクシャフト;14……
スペーサ;15……ボルト;16……締付け具;17……補助具;
W1……ホイール;W2……ホイール.
実施例の側面図、第3図は被試験体の取付状態を示す説
明図、第4図は従来の回転疲労試験機における被試験体
を取付定盤に取付けた状態の説明図、第5図は同じく被
試験体のトルクシャフトへの取付状態の説明図である。 1……円盤チャック;2……同心円段差;2a……段;3……
被試験体固定爪;4……ベース;5……回転台;6……シャフ
ト;7……コラム;8……荷重装置;W……被試験体;11……
取付定盤;12……ボルト;13……トルクシャフト;14……
スペーサ;15……ボルト;16……締付け具;17……補助具;
W1……ホイール;W2……ホイール.
Claims (1)
- 【請求項1】ベースに設けられた回転台上で被試験体を
固定する円盤チャックと、被試験体の回転軸線上で被試
験体に装着され、かつ、被試験体から離れた個所でベア
リングを介して一方向に一定荷重で引張されて被試験体
に曲げモーメントを掛けるシャフトと、ベースに立設さ
れたコラムの上部に設けられた滑車を介して前記シャフ
トにワイヤーで一定の引張荷重を掛ける荷重装置からな
る回転疲労試験機において、前記円盤チャックに同心円
段差を設け、前記の円盤チャックの中心に向かって低く
なる同心円段差の複数個所にボルト締め可能で被試験体
の締付け部分高さに見合う高さの段との間のボルト締め
する被試験体固定爪を設けたことを特徴とする回転疲労
試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987134164U JPH074550Y2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 回転疲労試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987134164U JPH074550Y2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 回転疲労試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6438552U JPS6438552U (ja) | 1989-03-08 |
JPH074550Y2 true JPH074550Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31392671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987134164U Expired - Lifetime JPH074550Y2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 回転疲労試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074550Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101411467B1 (ko) * | 2013-03-28 | 2014-06-24 | 삼성중공업 주식회사 | 구조물 테스트용 회전 장치 및 방법 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5406242B2 (ja) * | 2011-04-19 | 2014-02-05 | 双葉工業株式会社 | 圧縮試験における被試験物の固定方法 |
CN116878878B (zh) * | 2023-09-05 | 2023-11-14 | 万向钱潮股份公司 | 一种轴承试验加强紧固装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6027345U (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-23 | 住友金属工業株式会社 | 回転疲労試験機の回転負荷軸芯出し構造 |
-
1987
- 1987-09-02 JP JP1987134164U patent/JPH074550Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101411467B1 (ko) * | 2013-03-28 | 2014-06-24 | 삼성중공업 주식회사 | 구조물 테스트용 회전 장치 및 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6438552U (ja) | 1989-03-08 |
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