JP2521172Y2 - 可動スカム除去樋の支持装置 - Google Patents

可動スカム除去樋の支持装置

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JP2521172Y2
JP2521172Y2 JP1992029875U JP2987592U JP2521172Y2 JP 2521172 Y2 JP2521172 Y2 JP 2521172Y2 JP 1992029875 U JP1992029875 U JP 1992029875U JP 2987592 U JP2987592 U JP 2987592U JP 2521172 Y2 JP2521172 Y2 JP 2521172Y2
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gutter
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純一 石谷
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株式会社西原環境衛生研究所
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Removal Of Floating Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば流入汚水の回
分式活性汚泥処理を行う処理槽内の液面で浮遊するスカ
ムを流入排除するためのスカム除去樋を水位変動に応じ
て昇降調整可能に支持する可動スカム除去樋の支持装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は一つの従来例として掲げた可動ス
カム除去樋の支持装置を示す概略断面図であり、図にお
いて、1は流入汚水を受け入れて回分式活性汚泥処理
(曝気工程・沈澱工程・放流工程の繰り返し)を行う単
一の処理槽、2はこの処理槽1に装備され、槽内液面の
浮遊スカムを流入させて回収排除するためのスカム除去
樋であり、このスカム除去樋2は前記処理槽1の幅方向
に延在する横長樋構成とされ、その両端が左右一対の油
圧シリンダ3,3で昇降駆動可能に支持された両持ち構
成となっている。従って、この従来例の場合、処理槽1
内の水位変動に応じて前記左右の油圧シリンダ3,3で
スカム除去樋2を昇降駆動することにより、該スカム除
去樋2を液面に対応した水平姿勢に保つようにしてい
る。
【0003】図4は他の従来例として掲げた可動スカム
除去樋の支持装置を示す概略断面図であり、同図におい
て、4は処理槽1の一側壁上部の中間部に据え付けられ
たロッド支持用ブラケット、5はこのロッド支持用ブラ
ケット4に回転自在に貫通螺合支持されたネジ棒から成
る一本の昇降ロッド、6はこの昇降ロッドを回転操作す
るハンドルであり、上記一本の昇降ロッド5の下端部に
スカム除去樋2の中間部を連結吊持した支持構成となっ
ている。従って、ハンドル6で昇降ロッド5を正逆回転
操作することにより、スカム除去樋2が槽内水位の変動
に応じて高さ調整される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の可動スカム除去
樋の支持装置は以上の構成されているので、図3の場合
は、2基の油圧シリンダ3,3を必要とするのみなら
ず、スカム除去樋2を水位変動に応じた高さ位置で水平
姿勢に保持するための電気的制御手段を必要とすること
により、その設備費用が大きく嵩むという課題がある。
また、前記2基の油圧シリンダ3,3を手動操作で駆動
制御するようにした場合、2名の作業員を必要とし、し
かも、駆動制御操作が非常に面倒という課題がある。さ
らに図4の場合は、横長のスカム除去樋2をその中央部
で昇降ロッド5により一点支持しているため、前記スカ
ム除去樋2に撓みや振れが生じ易く、この撓みや振れを
防止するためにはスカム除去樋2および昇降ロッド5の
剛性を高めなければならず、それらの剛性を高めると、
それぞれの重量が大きく嵩んで大幅なコストアップを余
儀なくされるという課題があった。
【0005】この考案は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、スカム除去樋昇降駆動系の電気的
制御手段を必要とせずに一本の昇降ロッドで横長のスカ
ム除去樋を昇降駆動するものでありながら、該スカム除
去樋の撓みや振れ等を未然に且つ確実に防止することが
できると共に、コストダウンを図ることができる可動ス
カム除去樋の支持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る可動スカ
ム除去樋の支持装置は、汚水処理を行う処理槽の内壁に
所定間隔で平行する左右一対の垂直なガイドレールを固
定すると共に、これらのガイドレールの相互中間部で昇
降可能な一本の昇降ロッドを前記処理槽の支持させて昇
降駆動手段に連動させ、前記左右ガイドレールに両側端
部が昇降自在に嵌込み係合されたスライダーの中間部を
前記昇降ロッドの下端部に連結し、そのスライダーの下
部にスカム除去樋を連結保持したものである。
【0007】
【作用】この考案における可動スカム除去樋の支持装置
は、一本の昇降ロッドを昇降駆動すると、該昇降ロッド
の下端にスライダーを介して連結吊持されたスカム除去
樋が昇降動作するが、この昇降動作時において、前記昇
降ロッドとスカム除去樋とを連結しているスライダーが
左右のガイドレールに嵌込み係合状態で昇降動作するの
で、前記スカム除去樋の昇降時における振れ現象が確実
に防止される。また、前記スライダーは左右ガイドレー
ル相互間の間隔に対応した長さの幅を有しており、その
幅いっぱいで前記スカム除去樋を連結保持しているの
で、該スカム除去樋の材料剛性を高めずとも、該スカム
除去樋の撓み現象をも未然に且つ確実に防止でき、その
スカム除去樋の充分な支持強度を得ることができる。
【0008】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図について説明
する。図1はこの考案の−実施例による可動スカム除去
樋の支持装置を示す断面図、図2は図1のA−A線拡大
断面図であり、図3および図4と同一または相当部分に
は同一符号を付して重複説明を省略する。図1および図
2において、8,8は処理槽1の内壁に固定されて所定
間隔で平行する左右一対の垂直なガイドレールであり、
これら左右のガイドレール8,8相互の中間部で一本の
昇降ロッド5が図4の場合と同じ手段で支持され、該昇
降ロッド5はハンドル6を昇降駆動手段として正逆回転
駆動されるようになっている。
【0009】9はスライダーであり、このスライダー9
は両側端部に脚片部9a,9aを一体に有して前記左右
ガイドレール8,8の相互間隔に対応した長さの幅寸法
に形成されている。かかるスライダー9は、この中間上
部が前記昇降ロッド5の下端部にピンPを介して連結吊
持されている。また、前記スライダー9の両側脚片部9
a,9aは前記左右のガイドレール8,8内に昇降摺動
自在に嵌込み係合されている。
【0010】そして、前記スライダー9の両側脚片部9
a,9aの下端部にディスタンスピース10,10を介
してスカム除去樋2が溶接等により両持ち状態に連結保
持されている。このスカム除去樋2は処理槽1の内幅に
対応した長さに形成され、その略全長に亘るスカム越流
堰2aを有する横長のスカム流入口2bが設けられた構
成となっている。また、前記スカム除去樋2の中間部に
はポンプピット2cが設けられ、このポンプピット2c
には図示省略の水中ポンプが収納され、且つ、スカム排
出ホース7が接続されている。
【0011】次に動作について説明する。処理槽1は汚
水受入れ状態で曝気工程・沈澱工程・放流工程を繰り返
し行うが、沈澱工程に際して、処理槽1内の水位変動に
応じてハンドル6により昇降ロッド5を回転操作する
と、該昇降ロッド5を介してスライダー9が昇降動作す
る。この昇降動作時のスライダー9は、その両側脚片部
9a,9aがガイドレール8,8内に嵌込み係合された
状態で昇降動作する。従って、前記スライダー9と一体
になって昇降動作するスカム除去樋2は、撓み現象や振
れ現象が未然に防止されて水位変動に応じた液面付近の
高さ位置に調整保持される。この場合、前記スカム除去
樋2は、スカム越流堰2aが槽内液面付近で水没する位
置に高さ調整される。この状態において、槽内液面の浮
遊スカムが前記スカム除去樋2内にそのスカム流入口2
bから流入し、流入したスカムは前記スカム除去樋2の
ポンプピット2cに流入し、該ポンプピット2c内の水
中ポンプの稼動によりスカム排出ホース7を介して系外
に排出される。
【0012】なお、上記実施例では、昇降ロッド5とし
てネジ棒を採用し、この昇降駆動手段として手動操作用
のハンドル6を採用したが、前記昇降ロッド5は電動回
転駆動手段で回転させるようにしてもよく、また、前記
昇降ロッド5は、前記スライダー9の中間部を連結吊持
するピストンロッドを有した1基の油圧シリンダと置換
してもよい。
【0013】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば、一本
の昇降ロッドを昇降駆動すると、該昇降ロッドの下端に
スライダーを介して連結吊持されたスカム除去樋が昇降
動作するが、この昇降動作時において、前記昇降ロッド
とスカム除去樋とを連結しているスライダーが左右のガ
イドレールに嵌込み係合状態で昇降動作するので、前記
スカム除去樋の昇降時における振れ現象が確実に防止さ
れて該スカム除去樋の安定昇降動作が得られるという効
果がある。また、前記スライダーは左右ガイドレール相
互間の間隔に対応した長さの幅を有しており、その幅い
っぱいで前記スカム除去樋を連結保持しているので、該
スカム除去樋の材料剛性を高めずとも、該スカム除去樋
の撓み現象をも未然に且つ確実に防止でき、そのスカム
除去樋の充分な支持強度を得ることができると共に、該
スカム除去樋昇降駆動系の電気的水平制御手段も必要な
いので、コストダウンを図ることもできるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による可動スカム除去樋の
支持装置を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来例としての可動スカム除去樋の支持装置を
示す断面図である。
【図4】他の従来例としての可動スカム除去樋の支持装
置を示す断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 スカム除去樋 5 昇降ロッド 6 ハンドル(昇降駆動手段) 8 ガイドレール 9 スライダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水処理を行う処理槽に装備され、槽内
    液面の浮遊スカムを流入させて回収除去する可動スカム
    除去樋の支持装置において、前記処理槽の内壁に固定さ
    れて所定間隔で平行する左右一対の垂直なガイドレール
    と、前記処理槽に支持され、前記左右ガイドレール相互
    の中間部で昇降可能な一本の昇降ロッドと、この昇降ロ
    ッドを昇降動作させるための昇降駆動手段と、前記昇降
    ロッドの下端部に中間部が連結吊持され、且つ、両側端
    部が前記左右のガイドレールに昇降摺動自在に嵌込み係
    合されたスライダーと、このスライダーの下部に連結保
    持されたスカム除去樋とから成ることを特徴とする可動
    スカム除去樋の支持装置。
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KR101527208B1 (ko) * 2014-04-29 2015-06-09 (주)한주엔지니어링 승강식 침전유도판을 갖는 착수정

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