JPH08238473A - 上澄水排出装置 - Google Patents
上澄水排出装置Info
- Publication number
- JPH08238473A JPH08238473A JP4577495A JP4577495A JPH08238473A JP H08238473 A JPH08238473 A JP H08238473A JP 4577495 A JP4577495 A JP 4577495A JP 4577495 A JP4577495 A JP 4577495A JP H08238473 A JPH08238473 A JP H08238473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- discharge
- water intake
- ware
- supernatant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Activated Sludge Processes (AREA)
- Removal Of Floating Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価かつ簡単な構造で、水質に悪影響を与え
ることなく迅速に上澄液の放流が行える上澄水排出装置
を得ることを目的とする。 【構成】 処理槽21内の基台22に立設されたガイド
パイプ24と、該ガイドパイプ24に沿って昇降自在に
支持され上澄水を取り込む取水ウェア26と、スカムが
流入するのを防止するスカムバッフル31と、取水ウェ
ア26の底部に上端部を接続し下端部を基台22に接続
すると共に、入れ子式に形成した排出管34a,34
b,34cと、取水ウェア26を上澄水の液面付近に位
置するように昇降させる電動開閉台27とを備えて構成
した。
ることなく迅速に上澄液の放流が行える上澄水排出装置
を得ることを目的とする。 【構成】 処理槽21内の基台22に立設されたガイド
パイプ24と、該ガイドパイプ24に沿って昇降自在に
支持され上澄水を取り込む取水ウェア26と、スカムが
流入するのを防止するスカムバッフル31と、取水ウェ
ア26の底部に上端部を接続し下端部を基台22に接続
すると共に、入れ子式に形成した排出管34a,34
b,34cと、取水ウェア26を上澄水の液面付近に位
置するように昇降させる電動開閉台27とを備えて構成
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、汚水を処理する回分
槽において、上澄水の放流工程に使用される上澄水排出
装置に関するものである。
槽において、上澄水の放流工程に使用される上澄水排出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のバッチ式活性汚泥処理における上
澄水排出装置にあっては、例えば、上澄水の放流を行う
デカンタの昇降を専用の油圧装置によって行うものが提
供されていた。
澄水排出装置にあっては、例えば、上澄水の放流を行う
デカンタの昇降を専用の油圧装置によって行うものが提
供されていた。
【0003】また、従来の他の上澄水排出装置として、
例えば、実公昭61−13113号公報に開示されてい
るものもあった。すなわち、デカンタの昇降をフロート
タンク内への供給空気の浮力によって行う上澄水排出装
置である。
例えば、実公昭61−13113号公報に開示されてい
るものもあった。すなわち、デカンタの昇降をフロート
タンク内への供給空気の浮力によって行う上澄水排出装
置である。
【0004】以下、実公昭61−13113号公報に開
示されている従来の上澄水排出装置を図について説明す
る。図3は従来の上澄水排出装置の概略を示す縦断面
図、図4は図3の要部の縦断面図であり、1は汚水を収
容する処理槽、2は曝気工程で使用される曝気用ブロ
ア、3は曝気ブロア2からの空気を吹き込むための曝気
部材たる散気管、4は新たな流入汚水が短絡放流される
のを防止するバッフルである。
示されている従来の上澄水排出装置を図について説明す
る。図3は従来の上澄水排出装置の概略を示す縦断面
図、図4は図3の要部の縦断面図であり、1は汚水を収
容する処理槽、2は曝気工程で使用される曝気用ブロ
ア、3は曝気ブロア2からの空気を吹き込むための曝気
部材たる散気管、4は新たな流入汚水が短絡放流される
のを防止するバッフルである。
【0005】また、5は沈澱工程に続く放流工程時に上
澄水を放流するためのデカンタである。このデカンタ5
は、軸パイプ6に水平な軸心を中心として回動可能に連
結された排出パイプ7と、この排出パイプ7の自由端に
取り付けられた溢流管8と、この溢流管8の両側に位置
するスカムバッフルを兼ねたフロート9と、溢流管8の
下方で排出パイプ7に取り付けられたフロートタンク1
0とを有する。すなわち、いわゆるシリンダーとアーム
を採用した構造となっている。
澄水を放流するためのデカンタである。このデカンタ5
は、軸パイプ6に水平な軸心を中心として回動可能に連
結された排出パイプ7と、この排出パイプ7の自由端に
取り付けられた溢流管8と、この溢流管8の両側に位置
するスカムバッフルを兼ねたフロート9と、溢流管8の
下方で排出パイプ7に取り付けられたフロートタンク1
0とを有する。すなわち、いわゆるシリンダーとアーム
を採用した構造となっている。
【0006】上記溢流管8には溢流口11が設けられ、
溢流管8が水面に浮いている状態では、処理槽1内の液
体は溢流口11から溢流管8内に流入し、排出パイプ7
及び軸パイプ6を経て外部に放流される。
溢流管8が水面に浮いている状態では、処理槽1内の液
体は溢流口11から溢流管8内に流入し、排出パイプ7
及び軸パイプ6を経て外部に放流される。
【0007】また、回動手段によって溢流管8が液面よ
りも高い位置になるように排出パイプ7が軸パイプ6を
中心として回動された状態では、処理槽1内の液体の放
流は行われない。
りも高い位置になるように排出パイプ7が軸パイプ6を
中心として回動された状態では、処理槽1内の液体の放
流は行われない。
【0008】上記回動手段は、上記曝気用ブロア2の空
気が用いられ、一端を曝気用ブロア2に接続され、他端
を排出パイプ7内を貫通し、フロートタンク10に接続
された空気供給管12と、この空気供給管12に配設さ
れ、その開閉によって曝気用エアをフロートタンク10
に供給する第1及び第2のバルブ13及び14とを有す
る。処理槽1の底部近傍には、汚泥を引き抜くバルブ1
5を有する引抜パイプ16が配管されている。
気が用いられ、一端を曝気用ブロア2に接続され、他端
を排出パイプ7内を貫通し、フロートタンク10に接続
された空気供給管12と、この空気供給管12に配設さ
れ、その開閉によって曝気用エアをフロートタンク10
に供給する第1及び第2のバルブ13及び14とを有す
る。処理槽1の底部近傍には、汚泥を引き抜くバルブ1
5を有する引抜パイプ16が配管されている。
【0009】次に動作例について説明する。処理槽1内
の液体中に散気管3から空気を吹き込む曝気工程と、空
気の吹き込みを中止して液体中の汚泥を沈澱させる沈澱
工程と、汚泥の上方に分離した上澄水を放流する放流工
程を1サイクルとする操作を繰り返し、連続的に若しく
は任意の時期に供給される流入汚水を活性汚泥処理す
る。
の液体中に散気管3から空気を吹き込む曝気工程と、空
気の吹き込みを中止して液体中の汚泥を沈澱させる沈澱
工程と、汚泥の上方に分離した上澄水を放流する放流工
程を1サイクルとする操作を繰り返し、連続的に若しく
は任意の時期に供給される流入汚水を活性汚泥処理す
る。
【0010】上澄水の放流を行うデカンタ5は、上記曝
気工程時には、第1のバルブ13を解放するとともに、
第2のバルブ14を閉じ、曝気用空気の一部をフロート
タンク10内に供給し、タンク内水を下部開口から排出
して浮力によって水面上に上昇させた後、第1のバルブ
13を閉じ、その位置で静止状態に維持する。
気工程時には、第1のバルブ13を解放するとともに、
第2のバルブ14を閉じ、曝気用空気の一部をフロート
タンク10内に供給し、タンク内水を下部開口から排出
して浮力によって水面上に上昇させた後、第1のバルブ
13を閉じ、その位置で静止状態に維持する。
【0011】その後、曝気工程に続く沈澱工程を経て放
流工程時に第2のバルブ14を解放し、フロートタンク
10内に大気解放し空気は排除されるので、デカンタ5
は水面の規定位置まで下降し、上澄水は溢流口11、排
出パイプ7及び軸パイプ6を経て外部へ排出される。
流工程時に第2のバルブ14を解放し、フロートタンク
10内に大気解放し空気は排除されるので、デカンタ5
は水面の規定位置まで下降し、上澄水は溢流口11、排
出パイプ7及び軸パイプ6を経て外部へ排出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の上澄水排出装置
にあっては、デカンタ昇降用の油圧装置が非常に高価で
あり、しかも機構も複雑となるという問題点があった。
にあっては、デカンタ昇降用の油圧装置が非常に高価で
あり、しかも機構も複雑となるという問題点があった。
【0013】また、実公昭61−13113号公報に開
示されている従来の上澄水排出装置にあっては、シリン
ダーとアームを採用している構造上、排水能力に対して
形状寸法が大きくなって設置がしにくく、コストが高く
なってしまう等の問題点があった。さらに、放流工程が
進んで汚水の水位が汚泥界面に近付くと、デカンタ5の
円弧状の移動の結果、放流量が平均放流量の1.5倍程
に増加し汚泥等が混入しやすくなるため、水質に悪影響
を与えるという問題点もあった。
示されている従来の上澄水排出装置にあっては、シリン
ダーとアームを採用している構造上、排水能力に対して
形状寸法が大きくなって設置がしにくく、コストが高く
なってしまう等の問題点があった。さらに、放流工程が
進んで汚水の水位が汚泥界面に近付くと、デカンタ5の
円弧状の移動の結果、放流量が平均放流量の1.5倍程
に増加し汚泥等が混入しやすくなるため、水質に悪影響
を与えるという問題点もあった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、安価かつ簡単な構造で、迅速に
かつ水質に悪影響を与えることなく、上澄液の放流が行
える上澄水排出装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、安価かつ簡単な構造で、迅速に
かつ水質に悪影響を与えることなく、上澄液の放流が行
える上澄水排出装置を得ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る上澄水排
出装置は、処理槽内に立設された複数のガイドパイプ
と、該ガイドパイプに沿って昇降自在に支持され上澄水
を取り込む取水ウェアと、スカムが流入するのを防止す
るスカムバッフルと、該取水ウェアの底部に上端部を接
続し下端部を導出手段に接続すると共に、上下方向に伸
縮自在に形成した排出管と、前記取水ウェアを前記上澄
水の液面付近に位置するように昇降させる取水ウェア昇
降手段とを備えたものである。
出装置は、処理槽内に立設された複数のガイドパイプ
と、該ガイドパイプに沿って昇降自在に支持され上澄水
を取り込む取水ウェアと、スカムが流入するのを防止す
るスカムバッフルと、該取水ウェアの底部に上端部を接
続し下端部を導出手段に接続すると共に、上下方向に伸
縮自在に形成した排出管と、前記取水ウェアを前記上澄
水の液面付近に位置するように昇降させる取水ウェア昇
降手段とを備えたものである。
【0016】
【作用】この発明における上澄水排出装置は、次の作用
を奏する。すなわち、曝気工程及び沈澱工程を経た後に
取水ウェアを、汚水の上澄液の水面よりも若干低い位置
となるように取水ウェア昇降手段を動作せて配置させ
る。そして、取水ウェアを該取水ウェア昇降手段により
所定速度でガイドパイプに沿って降下させていく。その
際、排出管は短尺となっていく。
を奏する。すなわち、曝気工程及び沈澱工程を経た後に
取水ウェアを、汚水の上澄液の水面よりも若干低い位置
となるように取水ウェア昇降手段を動作せて配置させ
る。そして、取水ウェアを該取水ウェア昇降手段により
所定速度でガイドパイプに沿って降下させていく。その
際、排出管は短尺となっていく。
【0017】上澄水は取水ウェアに流入し、その際スカ
ムは、スカムバッフルによって取水ウェアへの流入を妨
げられる。
ムは、スカムバッフルによって取水ウェアへの流入を妨
げられる。
【0018】取水ウェアに流入した上澄水は排出管内を
流下し、導出手段を経て処理槽外へ排出される。放流工
程が進んで所定の低水位になると、取水ウェア昇降手段
は取水ウェアの昇降を停止し、放流を完了する。
流下し、導出手段を経て処理槽外へ排出される。放流工
程が進んで所定の低水位になると、取水ウェア昇降手段
は取水ウェアの昇降を停止し、放流を完了する。
【0019】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による上澄水排出装置
を示す側面図、図2は図1の要部の拡大断面図である。
図において、21は汚水を収容する処理槽、21aは処
理槽21の突設部、22は処理槽21の底部に配置され
後述する排出管34cの下端部を連結支持し、該排出管
34cに連通した排出路22aを備えて形成した基台
(導出手段)、23は該基台22の排出路22aと連通
させ上澄水を処理槽21外へ導出する導出管(導出手
段)である。
する。図1はこの発明の一実施例による上澄水排出装置
を示す側面図、図2は図1の要部の拡大断面図である。
図において、21は汚水を収容する処理槽、21aは処
理槽21の突設部、22は処理槽21の底部に配置され
後述する排出管34cの下端部を連結支持し、該排出管
34cに連通した排出路22aを備えて形成した基台
(導出手段)、23は該基台22の排出路22aと連通
させ上澄水を処理槽21外へ導出する導出管(導出手
段)である。
【0020】24は上記基台22に立設された2本のガ
イドパイプであり、各々平行となるようにその上端部
を、上記処理槽21の突設部21aに固定された支持部
材25に固定されている。
イドパイプであり、各々平行となるようにその上端部
を、上記処理槽21の突設部21aに固定された支持部
材25に固定されている。
【0021】26は上記ガイドパイプ24に沿って昇降
自在に支持され汚水上層の上澄水を取り込む取水ウェア
である。この取水ウェア26は、全体形状が上部を開口
としたほぼ半球状に形成され、その開口周縁部を越流堰
部26aとして形成すると共に、該越流堰部26a付近
には複数の貫通孔たる取水孔26bを設けてある。すな
わち、この取水ウェア26は、上澄液を越流堰部26a
及び取水孔26bから内部に取り込んで、処理槽21外
へ放流するためのものである。
自在に支持され汚水上層の上澄水を取り込む取水ウェア
である。この取水ウェア26は、全体形状が上部を開口
としたほぼ半球状に形成され、その開口周縁部を越流堰
部26aとして形成すると共に、該越流堰部26a付近
には複数の貫通孔たる取水孔26bを設けてある。すな
わち、この取水ウェア26は、上澄液を越流堰部26a
及び取水孔26bから内部に取り込んで、処理槽21外
へ放流するためのものである。
【0022】また、この取水ウェア26は、該取水ウェ
ア26を上澄水の液面付近に位置するように昇降させる
ために上記支持部材25上に設置された電動開閉台(取
水ウェア昇降手段)27によって上下動する連結軸(取
水ウェア昇降手段)28とフレーム(取水ウェア昇降手
段)29を介して連結されている。
ア26を上澄水の液面付近に位置するように昇降させる
ために上記支持部材25上に設置された電動開閉台(取
水ウェア昇降手段)27によって上下動する連結軸(取
水ウェア昇降手段)28とフレーム(取水ウェア昇降手
段)29を介して連結されている。
【0023】なお、この電動開閉台27は、モーターと
ウォームギヤ若しくはベベルギヤとを組み合わせた簡易
な構造を採用することによって、連結軸28を容易かつ
迅速に上下運動可能に形成したものである。また、この
電動開閉台27は、処理槽21内の汚水の水位を検出す
る図示しない水位計と連動するか位置検出装置で、低水
位となったときに停止できるように形成されている。
ウォームギヤ若しくはベベルギヤとを組み合わせた簡易
な構造を採用することによって、連結軸28を容易かつ
迅速に上下運動可能に形成したものである。また、この
電動開閉台27は、処理槽21内の汚水の水位を検出す
る図示しない水位計と連動するか位置検出装置で、低水
位となったときに停止できるように形成されている。
【0024】またさらに、取水ウェア26には、その水
平方向の動きを拘束してガイドパイプ24に沿って円滑
に昇降させるために、該ガイドパイプ24と係合可能に
形成されたU字状のガイド30が一対設けられている。
平方向の動きを拘束してガイドパイプ24に沿って円滑
に昇降させるために、該ガイドパイプ24と係合可能に
形成されたU字状のガイド30が一対設けられている。
【0025】31は、スカムの流入を防止するために、
上記ガイドパイプ24の周囲を囲むように所定高さの円
筒状に形成され取水ウェア26に固定されたスカムバッ
フルである。
上記ガイドパイプ24の周囲を囲むように所定高さの円
筒状に形成され取水ウェア26に固定されたスカムバッ
フルである。
【0026】34a,34b,34cは、取水ウェア2
6で取り込んだ上澄水を処理槽21外へ排出するための
排出管であり、いわゆる入れ子式(テレスコープ式)に
形成し、上下方向に伸縮自在に形成されている。すなわ
ち、図2に示すように、排出管34aは、上端部を取水
ウェア26の底部と連通するように接続固定され、下端
部を、パッキン36a,パッキンハウジング36b及び
パッキン押え36cを有した排出管34bと入れ子とな
るように、係止部材36dを有して形成されている。な
お、これらパッキン36a,パッキンハウジング36
b,パッキン押え36c等によって水密性が担保されて
いる。
6で取り込んだ上澄水を処理槽21外へ排出するための
排出管であり、いわゆる入れ子式(テレスコープ式)に
形成し、上下方向に伸縮自在に形成されている。すなわ
ち、図2に示すように、排出管34aは、上端部を取水
ウェア26の底部と連通するように接続固定され、下端
部を、パッキン36a,パッキンハウジング36b及び
パッキン押え36cを有した排出管34bと入れ子とな
るように、係止部材36dを有して形成されている。な
お、これらパッキン36a,パッキンハウジング36
b,パッキン押え36c等によって水密性が担保されて
いる。
【0027】そして、排出管34bは下端部に係止部材
37dを有して、パッキン37a,パッキンハウジング
37b及びパッキン押え37cを有した排出管34cと
入れ子となるように形成されている。また、これらパッ
キン37a等によって水密性が担保されている点は、上
記の場合と同様である。
37dを有して、パッキン37a,パッキンハウジング
37b及びパッキン押え37cを有した排出管34cと
入れ子となるように形成されている。また、これらパッ
キン37a等によって水密性が担保されている点は、上
記の場合と同様である。
【0028】排出管34cの下端部は、上述した排出路
22aと連通するように基台22に固定されている。
22aと連通するように基台22に固定されている。
【0029】次に動作について説明する。曝気工程及び
沈澱工程を経た後に、取水ウェア26を、汚水の上澄液
の水面よりも若干低い位置となるように電動開閉台27
を動作せて配置させる。そして、取水ウェア26を、電
動開閉台27のタイマー操作により所定速度でガイドパ
イプ24に沿って降下させていく。その際、排出管34
a,34b,34cは順次入れ子式に重なり、全体が短
尺となっていく。
沈澱工程を経た後に、取水ウェア26を、汚水の上澄液
の水面よりも若干低い位置となるように電動開閉台27
を動作せて配置させる。そして、取水ウェア26を、電
動開閉台27のタイマー操作により所定速度でガイドパ
イプ24に沿って降下させていく。その際、排出管34
a,34b,34cは順次入れ子式に重なり、全体が短
尺となっていく。
【0030】上澄水は取水孔26bから取水ウェア26
に流入するが、該取水孔26bから流入しきれない分
は、越流堰部26aをオーバーフローして取水ウェア2
6に流入する。なお、上澄水のスカムは、スカムバッフ
ル31によって取水ウェア26への流入を妨げられる。
に流入するが、該取水孔26bから流入しきれない分
は、越流堰部26aをオーバーフローして取水ウェア2
6に流入する。なお、上澄水のスカムは、スカムバッフ
ル31によって取水ウェア26への流入を妨げられる。
【0031】取水ウェア26に流入した上澄水は、排出
管34a,34b,34c内を流下し、排出路22a、
導出管23を経て処理槽21外へ排出される。放流工程
が進んで所定の低水位になると、電動開閉台27は停止
し放流を完了する。
管34a,34b,34c内を流下し、排出路22a、
導出管23を経て処理槽21外へ排出される。放流工程
が進んで所定の低水位になると、電動開閉台27は停止
し放流を完了する。
【0032】したがってこの構成によれば、取水孔26
b及び越流堰部26aを有した取水ウェア26を採用す
ることによって、形状寸法に対する排水能力を高めるこ
とができるため、全体として簡単な構造で、経済的かつ
迅速に上澄液の放流が行える。また、スカムバッフル3
1によってスカムの取水ウェア26への流入を防止でき
ると共に、電動開閉台27によって取水ウェア26の降
下速度を汚水水位に応じて適切に制御できるので、水質
に悪影響を与えることなく放流が行える。
b及び越流堰部26aを有した取水ウェア26を採用す
ることによって、形状寸法に対する排水能力を高めるこ
とができるため、全体として簡単な構造で、経済的かつ
迅速に上澄液の放流が行える。また、スカムバッフル3
1によってスカムの取水ウェア26への流入を防止でき
ると共に、電動開閉台27によって取水ウェア26の降
下速度を汚水水位に応じて適切に制御できるので、水質
に悪影響を与えることなく放流が行える。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、処理
槽内に立設された複数のガイドパイプと、該ガイドパイ
プに沿って昇降自在に支持され上澄水を取り込む取水ウ
ェアと、スカムが流入するのを防止するスカムバッフル
と、該取水ウェアの底部に上端部を接続し下端部を導出
手段に接続すると共に、上下方向に伸縮自在に形成した
排出管と、前記取水ウェアを前記上澄水の液面付近に位
置するように昇降させる取水ウェア昇降手段とを備えて
構成したので、安価かつ簡単な構造で、水質に悪影響を
与えることなく迅速に上澄液の放流が行える上澄水排出
装置を得ることができる。
槽内に立設された複数のガイドパイプと、該ガイドパイ
プに沿って昇降自在に支持され上澄水を取り込む取水ウ
ェアと、スカムが流入するのを防止するスカムバッフル
と、該取水ウェアの底部に上端部を接続し下端部を導出
手段に接続すると共に、上下方向に伸縮自在に形成した
排出管と、前記取水ウェアを前記上澄水の液面付近に位
置するように昇降させる取水ウェア昇降手段とを備えて
構成したので、安価かつ簡単な構造で、水質に悪影響を
与えることなく迅速に上澄液の放流が行える上澄水排出
装置を得ることができる。
【図1】この発明の一実施例による上澄水排出装置を示
す側面図である。
す側面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】従来の上澄水排出装置の概略を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図4】図3の要部の縦断面図である。
21 処理槽 22 基台(導出手段) 23 導出管(導出手段) 24 ガイドパイプ 26 取水ウェア 27 電動開閉台(取水ウェア昇降手段) 28 連結軸(取水ウェア昇降手段) 29 フレーム(取水ウェア昇降手段) 31 スカムバッフル 34a,34b,34c 排出管
Claims (1)
- 【請求項1】 汚水を収容する処理槽内に立設された複
数のガイドパイプと、該ガイドパイプに沿って昇降自在
に支持され前記汚水上層の上澄水を取り込む取水ウェア
と、該取水ウェアの周囲に固定されスカムが流入するの
を防止するスカムバッフルと、前記取水ウェア内に流入
した上澄水を前記処理槽外に排出するために、該取水ウ
ェアの底部に上端部を接続し下端部を該処理槽外部に連
通した導出手段に接続すると共に、上下方向に伸縮自在
に形成した排出管と、前記取水ウェアを前記上澄水の液
面付近に位置するように昇降させる取水ウェア昇降手段
とを備えた上澄水排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4577495A JPH08238473A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 上澄水排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4577495A JPH08238473A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 上澄水排出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08238473A true JPH08238473A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12728651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4577495A Pending JPH08238473A (ja) | 1995-03-06 | 1995-03-06 | 上澄水排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08238473A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012044056A2 (ko) * | 2010-10-01 | 2012-04-05 | 주식회사 계산이엔씨 | 관로형 오폐수 처리장치 |
WO2013107912A1 (fr) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Dispositif de prélèvement d'eau clarifiée |
-
1995
- 1995-03-06 JP JP4577495A patent/JPH08238473A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012044056A2 (ko) * | 2010-10-01 | 2012-04-05 | 주식회사 계산이엔씨 | 관로형 오폐수 처리장치 |
WO2012044056A3 (ko) * | 2010-10-01 | 2012-06-07 | 주식회사 계산이엔씨 | 관로형 오폐수 처리장치 |
WO2013107912A1 (fr) * | 2012-01-20 | 2013-07-25 | Veolia Water Solutions & Technologies Support | Dispositif de prélèvement d'eau clarifiée |
FR2985918A1 (fr) * | 2012-01-20 | 2013-07-26 | Veolia Water Solutions & Tech | Dispositif de prelevement d'eau clarifiee |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5358644A (en) | Method and apparatus for decanting liquid | |
KR101694103B1 (ko) | 상하향식 상등수 배출장치 | |
KR101689142B1 (ko) | 승강식 스키머를 갖는 스컴 제거 장치 | |
JPH08238473A (ja) | 上澄水排出装置 | |
KR102221697B1 (ko) | 스컴 제거장치 | |
KR101917080B1 (ko) | 하폐수처리장치 | |
KR101651867B1 (ko) | 스컴 및 상징수 배출장치 | |
KR100406908B1 (ko) | 정화수 배출장치 | |
KR101868975B1 (ko) | 하수처리장 처리수 자동배출장치 | |
WO2017143555A1 (zh) | 浮动堰撇液器 | |
KR102053687B1 (ko) | 오폐수 처리장치용 부유식 디캔터 | |
JPS6119769Y2 (ja) | ||
KR101921447B1 (ko) | 수중 펌프 구동식 상등수 배출장치 | |
KR102483926B1 (ko) | 부유식 디캔터 | |
JPS6113113Y2 (ja) | ||
KR100707490B1 (ko) | 상징수 배출장치 | |
JP2521172Y2 (ja) | 可動スカム除去樋の支持装置 | |
KR102060459B1 (ko) | 오폐수 처리장치용 부유식 디캔터 | |
JPH0639209A (ja) | 上澄水排水装置 | |
JPS6327832Y2 (ja) | ||
JPH0746325Y2 (ja) | 上澄液排出機構 | |
JPH01123608A (ja) | 廃水処理槽の清澄水排出装置 | |
JPH0737684Y2 (ja) | 上澄水の抜出装置 | |
JPH075916Y2 (ja) | 上澄水の引抜装置 | |
JPH0137755Y2 (ja) |