JP2520965Y2 - 電圧共振形電源保護回路 - Google Patents

電圧共振形電源保護回路

Info

Publication number
JP2520965Y2
JP2520965Y2 JP40103890U JP40103890U JP2520965Y2 JP 2520965 Y2 JP2520965 Y2 JP 2520965Y2 JP 40103890 U JP40103890 U JP 40103890U JP 40103890 U JP40103890 U JP 40103890U JP 2520965 Y2 JP2520965 Y2 JP 2520965Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
output
reference voltage
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP40103890U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0488381U (ja
Inventor
政樹 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP40103890U priority Critical patent/JP2520965Y2/ja
Publication of JPH0488381U publication Critical patent/JPH0488381U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2520965Y2 publication Critical patent/JP2520965Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電圧共振形スイッチング
電源のソフトスタート機能を実現するための電圧共振形
電源保護回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来例の電圧共振形スイッチング
電源の構成図である。図において220は参照電圧と出
力電圧を比較し、等しいときには周波数fS0、参照電
圧<出力電圧のときには周波数fS0より高い周波数出
力パルスを、参照電圧>出力電圧のときには周波数fS
0より低い周波数出力パルスを出力するパルス出力回路
である。上記のパルス出力回路では入力電圧Vinが一定
値以上になると制御を開始し、一定値以下になると制御
が終了する。300はパルス出力回路220からの出力
パルスで駆動されるDC−DCコンバータである。電圧
出力Voutはパルス出力回路220へ帰還されている。
【0003】図5の回路の動作を説明する。図6は図5
の各点の電位およびパルス出力回路220からの出力パ
ルスの周波数のタイムチャートである。入力電圧Vinが
立ち上がり、ある一定値をこすとパルス出力回路220
が制御を開始しパルスを出力する。この制御を開始する
瞬間は出力電圧Voutはほとんど0Vであり、参照電圧
Vorと出力電圧Voutの差の電圧値が非常に大きいので
低い周波数の出力パルスがパルス出力回路220から出
力される。このため瞬間的に非常に高い出力電圧Vout
が出力される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このため、電源起動時
に出力コンデンサが急速に充電されるためスイッチング
トランジスタが破損したり、出力電圧Voutの立ち上が
り波形がオーバシュートしたりする。本考案はこの様な
課題を解決しようとしたものであり、パルス出力回路2
20に入力電圧Vinの立ち上がり時に出力電圧Voutに
制御動作開始基準電圧の立ち上がり波形の微分波形を加
算し参照電圧Vorと比較することにより、緩やかに出力
電圧Voutを立ち上げることのできる電圧共振形電源を
実現しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決した本
考案は、次の通りの構成であり、図1は本考案の構成図
である。 (1)入力電圧Vinを監視しその値がある一定値以上に
なると基準電圧VrefをHレベルにする基準電圧出力回
路210と、出力電圧Voutと参照電圧Vorを比較し、
比較した結果に基づいてある周波数のパルスfsを出力
するパルス出力回路220と、前記基準電圧がHレベル
のときパルス出力回路からパルス出力fsが与えられ、
電圧共振形式による直流電圧を負荷に出力するDC−D
Cコンバータ300とで構成される、電圧共振形電源に
おいて、基準電圧を微分する微分回路110と、入力電
圧の立ち上がりの際に前記出力電圧と前記微分回路の出
力とを加算する加算回路120とを設け、前記の加算回
路120からの出力をパルス出力回路220に入力し適
当な周波数のパルス信号を出力することにより入力電圧
の立ち上がり時の出力を緩やかにすることを特徴とする
電圧共振形電源保護回路である。
【0006】 (2)(1)記載の電圧共振回路において、前記微分回
路110は、自身の内部のコンデンサにチャージされた
電荷を入力電圧の立ち下がりの際に速やかに放電するこ
とを特徴とする電圧共振形電源保護回路である。
【0007】
【作用】本考案の電圧共振回路は、次のように作用す
る。 (1)入力電圧がある一定値以上まで達すると基準電圧
出力回路から出力される基準電圧がHレベルになり、本
考案の電圧共振回路のパルス出力回路が作動を始める。
前記の基準電圧がHレベルになると微分回路のコンデン
サが充電を始める。このコンデサとコモンレベルをつな
ぐ微分回路の抵抗の両端にかかる電圧は、起動時にはH
レベルで時間の経過とともに(コンデンサが充電される
につれ)Lレベルになる。抵抗の両端にかかる電圧と、
負荷にかかる電圧を加算した電圧をパルス出力回路に入
力する。制御回路200は、電源起動時には負荷に送る
エネルギーを最少にしぼり、徐々にエネルギーを増やし
てゆく。即ち出力電圧が徐々に大きくなってゆくように
働く。 (2)入力電圧がある一定値以下になると微分回路のト
ランジスタスイッチを用い、上記の微分回路のコンデン
サを即座に放電させる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の電圧共振電源の
実施例を説明する。図2は、本考案の電圧共振形電源の
具体的構成図である。
【0009】図2において図5と同一のものは同一符号
を付ける。110は微分回路で、制御回路200から出
力される基準電圧Vrefを微分し、その結果の電圧Vr5
を出力し、基準電圧VrefがLレベルで入力電圧Vinが
HレベルとLレベルの間という過渡状態では、基準電圧
Vrefを微分しているコンデンサの放電を行う。Vinが
オフし、基準電圧出力回路のスレッショルド以下に下が
り、基準電圧VrefがLレベルとなるとコンデンサの放
電を行う。120は前記の微分回路の出力Vr5と負荷に
かかる電圧(出力電圧)Voutを加算し、加算した結果
の電圧Vdを出力する加算回路、121は微分回路11
0の出力をうける第1のバッファ、122は出力電圧V
outをうける第2のバファである。パルス出力回路20
0は本考案では共振形電源用制御ICを用いる。210
はフラッグ発生回路で、入力電圧Vinが立ち上がる時、
シュレッショルドを超えるとLレベルからHレベルに立
ち上がり、入力電圧Vinが立ち下がる時、シュレッショ
ルドレベル以下になると、HレベルからLレベルになる
ような基準電圧Vrefを出力し、その基準電圧VrefがH
レベルのときに制御回路200の制御動作を行う。22
0は加算回路120の出力電圧Vdと参照電圧Vorを比
較しその差を周波数として出力するパルス出力回路であ
る。基準電圧Vrefは参照電圧Vorより十分大きくして
おく。Q1,Q2はコンデンサC1を放電する為のトラ
ンジスタ、R1〜R4はバイアス抵抗、R5,C1は抵
抗とコンデンサである。制御回路200から出力される
基準電圧Vrefは前記のC1とR5による微分回路を介
しバッファ121に入力される。D1,D2は加算器を
構成するためのダイオードである。Vorは参照電圧で、
出力電圧の目標値となる直流電源である。
【0010】次に、このように構成した本考案の電圧共
振形電源の動作を詳しく説明する。図3に図2に示され
ている各点の電位のタイムチャートを示し図4に出力電
圧Voutと出力パルスの周波数fSとの関係を示す。入
力電圧Vinが立ち上がる時、基準電圧発生回路210の
シュレッショルドを超えると基準電圧発生回路210か
ら出力される基準電圧VrefがLレベルからHレベルに
立ち上がる。前記の基準電圧VrefがLレベルからHレ
ベルに立ち上がるとコンデンサC1は充電されR5の両
端の電圧は図3(d)で示され、出力電圧Voutは図3
(e)で示される。これはエラー・アンプ220にはR
5の両端の電圧Vr5と出力電圧Voutが加算された結果
Vdが入力され、前記の加算された結果Vdと目標値Vor
と比較する。上記の比較結果でVorならばパルス出力回
路220の出力パルスの周波数fS=fS0となる。V
d>VorならばfS>fS0、Vd<VorならばfS<f
S0である。
【0011】基準電圧VrefがLレベルからHレベルに
立ち上がった瞬間は出力電圧Voutは0VであるがR5
の両端の電圧Vr5はコンデンサC1がまだ充電されてい
ないため基準電圧Vrefの電圧値となっている。よって
加算結果VdはVd>Vorなのでパルス出力回路220の
出力パルスの周波数fSはfS0以上となる。そのため
出力電圧Voutは非常に小さいものとなる。時間の経過
とともにコンデンサC1が充電してゆくのでVr5はしだ
いにLレベルに近くなる。Vout=Vdとなったところで
通常の制御状態になる。
【0012】入力電圧Vin(a)が下がる時、基準電圧
発生回路210のシュレッショルド以下になると基準電
圧発生回路210から出力される基準電圧VrefがHレ
ベルからLレベルに立ち下がる。このVinはLレベルと
Hレベルの過渡状態(ただしトランジスタQ2がオンす
るには充分なレベル)でかつ基準電圧VrefがLレベル
であると、Q2はオンされるためコンデンサC1が放電
される。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、入力電圧の
立ち上がり時に出力電圧と目標値の電圧との差により過
大な出力電圧を発生させてしまうことを防ぎ、緩やかに
出力電圧を上げて行くソフト・スタートを実現した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成図である。
【図2】本考案の一実施例の具体的構成図である。
【図3】本考案の図2の回路の各点の電位および制御回
路からの出力周波数を示したタイムチャートである。
【図4】第2図の制御回路200の動作の説明図であ
る。
【図5】本考案の従来例の構成を示した図
【図6】本考案の従来例の動作を示した図
【符号の説明】
110 微分回路、 120 加算回路、 121,122 バッファ、 Q1,Q2 トランジスタ、 R1〜R5 抵抗、 D1,D2 ダイオード C1 コンデンサ、 200 制御回路、 210 基準電圧発生回路、 220 パルス出力回路、 300 DC−DCコンバータ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電圧と参照電圧を比較し、比較した結
    果に基づいてある周波数のパルスを出力するパルス出力
    回路と、入力電圧値を監視しその値がある一定値以上に
    なると基準電圧をHレベルにする基準電圧出力回路と、
    前記基準電圧がHレベルのときパルス出力回路からスイ
    ッチング素子を駆動するためのパルス出力が与えられ、
    電圧共振形式による直流電圧を負荷に出力するDC−D
    Cコンパータとで構成される、電圧共振形電源におい
    て、 基準電圧を微分する微分回路と、入力電圧の立ち上がり
    の際に前記出力電圧と前記微分回路の出力とを加算する
    回路とを設け、前記の加算回路からの出力をパルス出力
    回路に入力し適当な周波数のスイッチング用のパルス信
    号を出力することにより入力電圧の立ち上がり時の出力
    を緩やかにすることを特徴とする電圧共振形電源保護回
    路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電圧共振回路において、前
    記微分回路は、自身の内部のコンデンサにチャージされ
    た電荷を入力電圧の立ち下がりの際に速やかに放電する
    ことを特徴とする電圧共振形電源保護回路。
JP40103890U 1990-12-19 1990-12-19 電圧共振形電源保護回路 Expired - Lifetime JP2520965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40103890U JP2520965Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 電圧共振形電源保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP40103890U JP2520965Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 電圧共振形電源保護回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0488381U JPH0488381U (ja) 1992-07-31
JP2520965Y2 true JP2520965Y2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=31879197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP40103890U Expired - Lifetime JP2520965Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 電圧共振形電源保護回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2520965Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7158943B2 (ja) 2018-07-31 2022-10-24 キヤノン株式会社 電子写真用部材、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
US10705449B2 (en) 2018-11-30 2020-07-07 Canon Kabushiki Kaisha Developing member, electrophotographic process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0488381U (ja) 1992-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100718522B1 (ko) Dc-dc 컨버터, dc-dc 컨버터의 제어 회로, 및dc-dc 컨버터의 제어 방법
US7038436B2 (en) Switching type dc-dc converter for generating a constant output voltage
JP2686135B2 (ja) 定電流電源回路
KR100801498B1 (ko) 스위칭 제어 회로 및 자려형 dc―dc 컨버터
EP0373693B1 (en) Generator of drive signals for transistors connected in a half-bridge configuration
WO2005088816A1 (ja) 電源装置
JPH11220874A (ja) Dc−dcコンバータ制御回路
JP3691635B2 (ja) 電圧制御回路及びdc/dcコンバータ
US4823056A (en) Pulse-width modulation drive circuit
JP2520965Y2 (ja) 電圧共振形電源保護回路
JP3250979B2 (ja) スイッチング電源装置
JP3402983B2 (ja) 電源回路
JPH07255168A (ja) 複数の信号を生成するためのdc/dcコンバータ
JP3570113B2 (ja) インターリーブ方式スイッチングコンバータ
JP2005110366A (ja) ドライブ回路
JP4049332B1 (ja) 充電制御装置
JP2003324941A (ja) 電源装置
JP2600103Y2 (ja) 電源回路
JP2002034237A (ja) 車載用電源装置
JPH09201041A (ja) 2段式昇圧回路
JPH10262367A (ja) スイッチング電源装置
JP2730112B2 (ja) 直流2線式センサにおける電源リセット回路
JPH0623160Y2 (ja) スイッチング信号異常検出回路
JP2965587B2 (ja) モータ速度制御回路
JP3063825B2 (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960730