JP2520805Y2 - コンベヤベルトの梱包用具とメガネ巻きコンベヤベルト - Google Patents

コンベヤベルトの梱包用具とメガネ巻きコンベヤベルト

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JP2520805Y2 JP1165391U JP1165391U JP2520805Y2 JP 2520805 Y2 JP2520805 Y2 JP 2520805Y2 JP 1165391 U JP1165391 U JP 1165391U JP 1165391 U JP1165391 U JP 1165391U JP 2520805 Y2 JP2520805 Y2 JP 2520805Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、長尺のコンベヤベル
トを運搬するのに用いられる梱包用具と、対をなすその
梱包用具間にメガネ状に巻き付けられた(運搬用の)コ
ンベヤベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンベヤベルトを、例えば石炭、鉱石、
セメントなどの搬送に使用する場合、コンベヤベルトの
全長は、例えば数キロメートルにわたるなど、非常に長
くなるのが普通である。したがって、この種の用途に用
いられるコンベヤベルトは、所定長さのコンベヤベルト
を何本も継ぎ合わせているが、コンベヤベルト同士の継
ぎ合わせには非常に手間がかかるため、できるだけ長尺
のコンベヤベルトを用いて継ぎ合わせの手間を極力少な
くすることが要求される。この要求を満たすためには、
コンベヤベルトをできる限り長尺のままで製造元から需
要先まで運搬する必要がある。
【0003】ところで、長尺のコンベヤベルトを運搬す
るための梱包用具としては、従来、図10に示すものが
一般に採用されていた。すなわち、コンベヤベルトAの
巻取ドラム23の両端に半径方向に張り出す円形板24をそ
れぞれ固設すると共に、円形板24の中心部にシャフト28
の嵌挿口25を開設した、いわゆるボビン21の構造からな
っていた。そして、円形板24の嵌挿口25にシャフト28を
嵌挿した状態で、シャフト28の両端にそれぞれ玉掛けワ
イヤYを通し、クレーンC等により玉掛けワイヤYを介
してボビン21を吊り上げて荷台上に載置する。それか
ら、ボビン21(円形板)の下端部両側に、転がり止め具
27を嵌め込んで、ボビン21を梱包パレット29上に固定し
た後、玉掛けワイヤYをシャフト28から取り外すと共
に、シャフト28を引き抜いていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の梱包用
具では、次のような問題点があった。梱包・荷役作業
時に、シャフトをボビンの嵌挿口に通したり、引き抜い
たりする必要があって、手間がかかるうえに、梱包パレ
ット上でボビンが転がるおそれがあり、作業が非常に危
険であった。道路交通法などの関係から運搬する際の
ボビンの高さ(直径)が制限されるので、コンベヤベル
トの長さもボビンの高さに伴って制限されていた。
【0005】この考案は上述の点に鑑みなされたもの
で、梱包・荷役作業がシャフトを用いずに行え、作業が
比較的簡単で安全性も高く、また従来の梱包用具に比べ
てコンベヤベルトの長さを長く(約2倍に)できる、コ
ンベヤベルトの梱包用具とメガネ巻きのコンベヤベルト
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ためにこの考案の梱包用具は、a)巻取ドラムの両側に半
径方向に張り出す円形板を固設した一対のボビンを備
え、長尺のコンベヤベルトを各ボビンにほぼ同回数ずつ
巻き付けてメガネ状にした状態で梱包するための、コン
ベヤベルトの梱包用具であって、b)前記各ボビンの中心
部に、回転用シャフトの嵌挿口を開設し、c)その嵌挿口
の周縁部と円形板の外周縁部とに、外向きの環状鍔をそ
れぞれ形設すると共に、d)嵌挿口側と外周縁部側の環状
鍔の先端部を対向するようにそれぞれ断面L字状に屈曲
させている。
【0007】請求項2記載の梱包用具のように、e)前記
各ボビンを横に並べて各外周縁部側環状鍔の一部を接触
させた状態で、環状鍔の間隔をおいて相対向する円弧状
部分を連結するための複数個の連結具を備え、f)各連結
具の両側には、前記各環状鍔の円弧状部分に接合可能な
円弧状鍔をそれぞれ形設することが望ましい。
【0008】また請求項3記載の梱包用具は、a)巻取ド
ラムの両側に半径方向に張り出す円形板を固設した一対
のボビンを備え、長尺のコンベヤベルトを各ボビンにほ
ぼ同回数ずつ巻き付けてメガネ状にした状態で梱包する
ための、コンベヤベルトの梱包用具であって、g)前記ボ
ビンの外周縁部に対し、半径方向に張り出す巻取補助具
を着脱自在に取り付け可能に構成している。
【0009】この考案のメガネ巻きコンベヤベルト(請
求項4)は、A)巻取ドラムの両側に半径方向に張り出す
円形板を固設してなる一対のボビンに対し、長尺のコン
ベヤベルトを、各ボビンの巻数がほぼ等しくなるように
巻き取らせると共に、B)一方のボビンを他方のボビンに
接近させてそれらの外周縁部の一部を相互に接触させる
ことにより、前記コンベヤベルトを両ボビン間に跨って
メガネ状に巻き付けたものである。
【0010】
【作用】上記の構成を有する梱包用具(請求項1)にお
いては、一対の各ボビンの嵌挿口側と外周縁部側の断面
L字状の環状鍔が、それぞれ補強材として作用し、ボビ
ン全体の強度を向上する。またそれらの嵌挿口側の環状
鍔は、玉掛けワイヤを引っ掛けることができ、その環状
鍔の先端屈曲部が玉掛けワイヤの抜け止めとして作用す
るので、嵌挿口側の環状鍔に玉掛けワイヤを引っ掛ける
ことにより、2つのボビンをシャフトを用いずにクレー
ン等で同時に吊り上げて、荷台上などに積み込んだり、
降ろしたりできる。
【0011】コンベヤベルトを一対のボビンにメガネ状
に巻くには、例えば一方のボビンにコンベヤベルトの全
長を巻き取らせた後に、他方のボビンにコンベヤベルト
の一部を、両方のボビンの巻数がほぼ等しくなるように
巻き取らせると共に、一方のボビンに他方のボビンを接
近させてそれらの外周縁部側環状鍔の一部を接触させる
ことにより行う。そして、コンベヤベルトをメガネ状に
巻き付けた状態で、2つのボビンは、両ボビン間に跨っ
たコンベヤベルトによって一連に連接される。なお、ボ
ビンにコンベヤベルトを巻き取らせる際は、従来と同様
に、シャフトをボビンの嵌挿口に嵌挿し、シャフトをボ
ビンと共に回転させることにより行う。
【0012】請求項2記載の梱包用具では、一対のボビ
ンの外周縁部側環状鍔間の相対向する円弧状部分に、各
連結具の円弧状鍔を接合させて連結具を嵌め込み、前記
環状鍔の円弧状部分と前記円弧状鍔間を、接続金具など
を介して連結する。したがって、一対のボビンは連結具
によって一層強固に一体化されるので、ボビンが転がっ
たり、転倒したりすることがない。また上部側の連結具
同士および下部側の連結具同士が、それぞれ連結杆で結
合されることにより、梱包用具の全体の強度が高まる。
しかも、一対のボビン間に跨るコンベヤベルトの外側
に、連結杆を通すことにより、運搬時におけるコンベヤ
ベルトの損傷を防止することができる。
【0013】また本考案の梱包用具では、コンベヤベル
トを一対のボビンにメガネ状に巻く前に、一方のボビン
にコンベヤベルトの全長(1のボビンに巻き付ける長さ
の2倍)を巻き取らせ、それから、同ボビンのコンベヤ
ベルトの一部(半分の長さ)を、他方のボビンに両方の
ボビンの巻数がほぼ等しくなるように巻き取らせて運搬
状態にする。このときに、すなわち一方のボビンにコン
ベヤベルトの全長を巻き取らせるときに、および一方の
ボビンのコンベヤベルトの一部を他方のボビンに巻き取
らせるときに、請求項3記載の梱包用具によれば、一方
のボビンの外周縁部に巻取補助具を取り付けておくこと
により、その巻取補助具が、コンベヤベルトの巻きくず
れを防止したり、巻き取り・巻き戻し時にコンベヤベル
トをガイドしたりする。またコンベヤベルトが両方のボ
ビンの巻数がほぼ等しくなるように巻き取られた後は、
巻取補助具をボビンから取り外せば、運搬可能な状態に
なる。
【0014】上記構成を有するコンベヤベルト(請求項
4)によれば、2つのボビンにほぼ同回数ずつ巻き付け
られているので、従来の1つのボビンに巻き付けられた
コンベヤベルトに比べて約2倍の長さに達する。またボ
ビン間に跨ったコンベヤベルトの部分が2つのボビンの
連接帯として作用するので、ボビン同士を一体化させる
とともに、各ボビンの転がりや転倒を防止する。
【0015】
【実施例】以下、この考案にかかるコンベヤベルトの梱
包用具の実施例を図面に基づいて説明する。図1又は図
2に示すように、本考案の梱包用具1は、一対のボビン
2、2を備えている。各ボビン2は、コンベヤベルトA
を巻取るための巻取ドラム3の両端部に、半径方向に張
り出す円形板4の中心口4cを嵌め込み、ボルト6で固
定した構造からなる。巻取ドラム3の軸心部(ボビン2
の中心部)には、回転用シャフト8(図7)を嵌挿する
ための嵌挿口5が幅方向にわたり貫通して開設されてい
る。本実施例では、嵌挿口5の開口断面が正方形に形成
されている。これに対応して回転用シャフト8(図7)
は、断面円形の両端部を除いて、断面が正方形に形成さ
れている。
【0016】円形板4の外周縁部には、外向きの環状鍔
4aが形設され、さらに環状鍔4aの先端部4bが半径
方向の内方に屈曲されて、環状鍔4aの全体が断面L字
状に形成されている。また前記中心口4cの周縁部に
も、外向きの環状鍔4dが前記環状鍔4aよりも突出し
て形設され、同様に環状鍔4dの先端部4eが半径方向
の外方に屈曲され、環状鍔4dの全体が断面L字状に形
成されている。
【0017】前記一対のボビン2、2を連結するための
連結具7は、図1および図3に示すように、2つのボビ
ン2、2を横に並べてそれらの外周縁部側環状鍔4aの
一部を接触させた状態で、間隔をもって相対向する環状
鍔4aの円弧状部分間に嵌め込み可能に構成されてい
る。すなわち、連結具7の両側に、前記各環状鍔4aの
円弧状部分に接合可能な、外向きの円弧状鍔7aがそれ
ぞれ形設され、さらに円弧状鍔7aの先端部7bが内方
に屈曲されて、円弧状鍔7aの全体が断面L字状に形成
されている。また両側の円弧状鍔7aの先端部7bに
は、図3のように複数の長穴7cが間隔をあけて穿設さ
れている。また連結具7のほぼ中央部には、連結杆とし
ての長尺ボルト7eの挿通口7dが開設され、図6のよ
うに左右の連結具7、7を長尺ボルト7eで一体に結合
できるようになっている。
【0018】連結具7の円弧状鍔7aとボビン2の外周
縁側環状鍔4a間を接続するための接続金具9は、図4
および図5に示すように、断面略J字形に形成されてい
る。そして、その断面鍵形部9bを環状鍔4a(の円弧
状部分)に嵌合した状態で、前記長穴7cに連通するボ
ルト挿通口9cおよび環状鍔4a(の円弧状部分)上に
位置するネジ穴9dが長辺部9aにそれぞれ開設されて
いる。なお、10aはボルト・ナットで、ボルト挿通口9
cおよび長穴7cに一連に挿通される。10bはボルト
で、ネジ穴9dに螺合する。また上記接続金具9は、ボ
ビン2側の外周縁部環状鍔4aに対しては嵌め込み方式
とし、連結具7側の円弧状鍔7aに対しては長穴7cに
ボルト10aを挿通する方式としたので、両鍔4a、7a
の間で、それらの任意の位置に連結具7を装着できる。
【0019】次に、上記した実施例の梱包用具1を用い
てコンベヤベルトAを梱包し、荷役する作業の手順を図
面に基づいて説明する。
【0020】図7において、一方のボビン2Aの外周縁
部に、半径方向に張り出す巻取補助具としての大径の環
状盤11を取り付けた後、ボビン2Aを巻取機12に載置す
る。このとき、回転用シャフト8をボビン2Aの嵌挿口
5に嵌挿し、シャフト8の両端を巻取機12に回転可能に
載置する。なお、シャフト8の両端部は、上記したとお
り角状のシャフト8の場合にも断面円形に形成してあ
る。そして、巻取機12に配備されている駆動装置(図示
せず)によってシャフト8を回転させ、長尺のコンベヤ
ベルトAをボビン2Aの巻取ドラム3(第2図)に巻取
る。他方のボビン2Bの嵌挿口5にシャフト8を嵌挿し
て、移動可能な巻取台車13に回転可能に載置する(同図
(a))。
【0021】一方のボビン2Aに巻取ったコンベヤベル
トAの一端を、巻取台車13上のボビン2Bの巻取ドラム
3に取り付け、巻取台車13に配備された駆動装置(図示
せず)によってボビン2Bを回転させ、巻き取らせる
(同図(b))。このとき、巻取機12側の駆動装置は、ブレ
ーキ装置として用いる。
【0022】ボビン2Bに巻き取らせたコンベヤベルト
Aの巻数が、他方のボビン2A側のコンベヤベルトAの
巻数に近付いたときに、ボビン2Aの周囲の環状盤11を
取り外す。そして、巻取台車13を巻取機12に接近させ、
ボビン2Aの外周縁部側の環状鍔4aにボビン2Bの外
周縁部側の環状鍔4aを接触させる。また、ボビン2A
側のコンベヤベルトAの巻数がボビン2B側のコンベヤ
ベルトAの巻数にほぼ等しくなった時点、いいかえれば
2つのボビン2A、2Bに巻かれたコンベヤベルトAの
外径が等しくなった時点で、ボビン2Bの回転を中止
し、巻取り作業を終了する(同図(c))。
【0023】ボビン2Aおよび2Bの嵌挿口5側環状鍔
4dに玉掛けワイヤYを取り付け、クレーンCで両方の
ボビン2A、2Bを同時に吊り上げ、梱包パレットP上
に降ろす(同図(d))。なお、シャフト8はクレーンCで
吊り上げた際に、ボビン2A、2Bの嵌挿口5から抜き
取る。梱包パレットP上にボビン2A、2Bを降ろした
後、ボビン2Aと2Bとの両側上下を合計4個の連結具
7により一体に連結する。なお、連結具7で連結する代
わりに、従来の転がり止め具や牽引ロープなどを用いて
ボビン2Aおよび2Bを梱包パレットP上に固定しても
よい。
【0024】梱包パレットP上でボビン2Aおよび2B
の周囲全体を梱包材Kにより梱包した後、クレーンCで
前記玉掛けワイヤYを介して再び吊り上げてトラックT
の荷台上に積み込めば、荷役作業が終了する(同図
(e))。
【0025】図8および図9は本考案の梱包用具の他の
実施例を示すもので、図8はボビンの正面図であり、図
9は図8のIX−IX線断面図である。図示の梱包用具1'
のボビン2'は、コンベヤベルトAの巻取ドラム3の両
端に半径方向に張り出す円形板4をそれぞれ固設すると
共に、円形板4の中心部に回転用シャフト8(図7)の
嵌挿口5を開設し、円形板4の外周縁部に、外向きの環
状鍔4aを形設している。また嵌挿口5の周縁部にも、
外向きの環状鍔5aを突形設し、環状鍔5aの先端部5
bを半径方向の外方に屈曲させている。この構成は上記
実施例の梱包用具1と概ね共通するが、下記の点が相違
している。
【0026】すなわち、軽量化を図ると共に、コンベヤ
ベルトAの巻き取り状態と巻き戻し状態が外から確認で
きるように、円形板4に半径方向の窓4wを円周方向に
一定の間隔で開設している。なお、窓4wを開設する代
わりに、円形板4の全体を柵構造にすることもできる。
【0027】さらに、前記環状盤11に代えて、内径側円
弧状鍔15と外径側円弧状鍔16との間を複数の断面コの字
型柵部材17で連結した略扇形の巻取補助具14を、複数個
備えた。そして、各巻取補助具14の内径側円弧状鍔15と
これらを取り付ける円形板4の環状鍔4aとに、それぞ
れ対応する複数のボルト用ネジ孔18を穿設し、コンベヤ
ベルトAの巻き取り時や巻き戻し時など必要に応じて巻
取補助具14を環状鍔4aにボルト19で着脱できるように
している。
【0028】ところで、本発明にかかるコンベヤベルト
の梱包用具は、主としてコンベヤベルトを梱包して運搬
するのに用いられるが、梱包しないで運搬する場合や、
コンベヤベルトを保管する場合などにも用いられるもの
である。
【0029】
【考案の効果】以上説明したことから明らかなように、
この考案の梱包用具およびその梱包用具を用いてメガネ
巻きしたコンベヤベルトには、次のような効果がある。 (a) 一対のボビンの中心部のシャフト嵌挿口の周縁部に
環状鍔をそれぞれ設けたので、その環状鍔に玉掛けワイ
ヤを取り付ければシャフトを用いずに、2つのボビンを
クレーン等で同時に吊り上げて移動することができるの
で、従来の梱包用具に比べて梱包・荷役作業が簡単に且
つ短時間で行える。
【0030】(b) 一対のボビンを横に並べて連接する構
造からなるので、従来の梱包用具(ボビンが1つ)に比
べて、転がりにくく且つ転倒しにくくて安全性が高いう
え、運搬可能なコンベヤベルトの長さも約2倍にできる
ため、コンベヤベルトの長尺化にも対応することができ
る。
【0031】(c) 請求項2記載の梱包用具は、一対のボ
ビン間を連結具で連結するようにしたので、転がりの防
止および転倒の防止が一層確実に図られ、作業性がさら
に向上する。
【0032】(d) 請求項3記載の梱包用具は、一方のボ
ビンに所定巻き数以上の長さ(普通は2倍長さ)のコン
ベヤベルトを巻き取らせたり、巻き戻しさせたりすると
きに、ボビンの外周縁部に取り付けられた巻取補助具
が、コンベヤベルトの巻きくずれを防止するとともに、
コンベヤベルトをガイドする。
【0033】(e) メガネ巻きコンベヤベルト(請求項
4)は、1つのボビンに巻き付けられた従来のコンベヤ
ベルトに比べて長さが約2倍になるので、例えば数数キ
ロメートルにわたるコンベヤベルトに継ぎ合わせる際に
その手間が従来のコンベヤベルトのほぼ半分になる。ま
た継ぎ合わせ箇所が少なくなるので、コンベヤベルト全
体の強度も向上する。またボビン間に跨ったコンベヤベ
ルトの部分が2つのボビンの連接具として機能し、各ボ
ビンの転がりや転倒を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるコンベヤベルトの梱包用具の実
施例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1における連結具の拡大図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】接続金具の斜視図である。
【図6】図1のVI−VI線拡大断面図である。
【図7】同図の(a)〜(e)は本考案の梱包用具による梱包
・荷役の作業態様を順に示した説明図ある。
【図8】本考案の他の実施例にかかる梱包用具の、一方
のボビンを示す正面図である。
【図9】図8のIX−IX線断面図である。
【図10】従来の一般的なコンベヤベルトの梱包用具を
示す中央縦断面図である。
【符号の説明】
1、1' 梱包用具 2、2A、2B、2' ボビン 3 巻取ドラム 4 円形板 5 嵌挿口 4a、4d、5a 環状鍔 7 連結具 7a 円弧状鍔 7c 長穴 7d ボルト挿通口 8 回転用シャフト 9 接続金具 11、14 巻取補助具 A コンベヤベルト

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取ドラムの両側に半径方向に張り出す
    円形板を固設した一対のボビンを備え、長尺のコンベヤ
    ベルトを各ボビンにほぼ同回数ずつ巻き付けてメガネ状
    にした状態で梱包するための、コンベヤベルトの梱包用
    具であって、前記各ボビンの中心部に、回転用シャフト
    の嵌挿口を開設し、その嵌挿口の周縁部と円形板の外周
    縁部とに、外向きの環状鍔をそれぞれ形設すると共に、
    嵌挿口側と外周縁部側の環状鍔の先端部を対向するよう
    にそれぞれ断面L字状に屈曲させたことを特徴とするコ
    ンベヤベルトの梱包用具。
  2. 【請求項2】 前記各ボビンを横に並べて各外周縁部側
    環状鍔の一部を接触させた状態で、環状鍔の間隔をおい
    て相対向する円弧状部分を連結するための複数個の連結
    具を備え、各連結具の両側には、前記各環状鍔の円弧状
    部分に接合可能な円弧状鍔をそれぞれ形設した請求項1
    記載のコンベヤベルトの梱包用具。
  3. 【請求項3】 巻取ドラムの両側に半径方向に張り出す
    円形板を固設した一対のボビンを備え、長尺のコンベヤ
    ベルトを各ボビンにほぼ同回数ずつ巻き付けてメガネ状
    にした状態で梱包するための、コンベヤベルトの梱包用
    具であって、前記ボビンの外周縁部に対し、半径方向に
    張り出す巻取補助具を着脱自在に取り付け可能に構成し
    たことを特徴とするコンベヤベルトの梱包用具。
  4. 【請求項4】 巻取ドラムの両側に半径方向に張り出す
    円形板を固設してなる一対のボビンに対し、長尺のコン
    ベヤベルトを、各ボビンの巻数がほぼ等しくなるように
    巻き取らせると共に、一方のボビンを他方のボビンに接
    近させてそれらの外周縁部の一部を相互に接触させるこ
    とにより、前記コンベヤベルトを両ボビン間に跨ってメ
    ガネ状に巻き付けたことを特徴とするメガネ巻きコンベ
    ヤベルト。
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