JP2520748Y2 - 貨物自動車の車高調節装置 - Google Patents

貨物自動車の車高調節装置

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JP2520748Y2
JP2520748Y2 JP1986029444U JP2944486U JP2520748Y2 JP 2520748 Y2 JP2520748 Y2 JP 2520748Y2 JP 1986029444 U JP1986029444 U JP 1986029444U JP 2944486 U JP2944486 U JP 2944486U JP 2520748 Y2 JP2520748 Y2 JP 2520748Y2
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switch
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control
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JP1986029444U
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Inventor
準一 堀
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、エアスプリングを装備した大型自動車の車
体高さを調節する車高調節装置の操作装置として利用す
る。
本考案はプラットホームなどほぼ定められた高さの床
面に対して、荷積みまたは荷降ろしを行う貨物自動車に
利用するに適する。
〔概要〕
エアスプリングを備え、マイクロ・コンピュータによ
りサーボ制御されて車高を調節する貨物自動車の車高調
節装置おいて、 車高を調節する制御スイッチはそれぞれ上下方向に操
作できる定位置保持の3位置形の第一レバースイッチ
と、中位置に自動復帰する3位置形の第二のレバースイ
ッチとを用いることにより、操作者が誤りなく車高調節
を行うことができる操作性のよい制御スイッチを備えた
ものである。
〔従来の技術〕
車高調節装置の制御スイッチは、操作者が自動車の積
荷部分の降ろし口の高さをプラットホームなどの載荷の
保持位置の高さと目視により対比して操作する。
このため制御スイッチの機能には、サーボ制御を手動
操作状態に切り換えるもの、車高を上昇するものおよび
下降するもののほか、非常のさいに車高調節の動作を緊
急に停止するもの、さらに中立位置に復元するようなも
のが必要である。
これらの各スイッチには自己保持型のものを含む押し
ボタンスイッチ形式のものが用いられていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の各制御機能を満たすために、それぞれ
のスイッチの数が多くなり、色分けされている。操作者
はこれらのスイッチの中で目的とする動作を行わせるも
のを選ぶためには、各スイッチを視認した上で車高位置
を振り返りながら行うので、車高調節の操作が煩雑とな
り、一回の操作で適正な高さに調節ができ難い欠点があ
る。
本考案はこれを解決して、操作が容易でかつ錯誤がな
い貨物自動車の車高調節装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、車軸と車体との間に配置されたエアスプリ
ングと、このエアスプリングの空気圧を調節する電磁弁
と、上記エアスプリングの変位を検出するセンサと、こ
のセンサ出力により上記電磁弁をサーボ制御するマイク
ロ・コンピュータを含む制御回路とを備えた貨物自動車
の車高調節装置において、 上記制御回路に接続され、運転席外で作業を行う者が
操作できる位置に配置された制御スイッチを備え、 この制御スイッチは、それぞれ上下方向に操作できる
ように配置された2個の3位置形のレバースイッチを備
え、 このレバースイッチのうち第一のスイッチは操作者が
手を離した状態の位置を保持する構造であり、 このレバースイッチのうち第二のスイッチは操作者が
触れていない状態では中位置にスプリング力より自動復
帰する構造であり、 上記第一のスイッチは、その第一の位置で上記マイク
ロ・コンピュータを上記サーボ制御する状態に設定さ
せ、その第二の位置で上記電磁弁をすべて閉塞状態に設
定させ、その第三の位置で上記第二のスイッチが有効に
なる手動操作状態に設定させる構成であり、 上記第二のスイッチは、その上位置で車体を上昇動作
させ、その下位置で車体を下降動作させ、その中位置で
車体位置を現状保持させ、上記制御スイッチによる車両
走行中の制御は、パーキングスイッチによって禁止され
ることを特徴とする。
〔作用〕
車高調節の制御の自動または手動の切り換えは定位置
保持型の第一のレバースイッチで行われる。中位置に自
動復帰する第二のレバースイッチは上位置では車体が上
昇し、下位置では車体が下降するようになっているの
で、操作者はスイッチをその都度見る必要なく、指先の
触感のみによって車高の調節を行うことができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図は本考案実施例の系統図である。本図において、大
型トラックに搭載されたエアコンプレッサ31で圧縮され
た圧力空気は、ウェットタンク32およびリザーバタンク
34を介して、給気バルブ13Aに供給される。大型トラッ
クの後前軸36Aおよび後後軸36Bの左右の部分には、4個
のエアスプリング11F、11Rおよび12F、12Rがそれぞれ設
けられている。車体変位を検出するレベルセンサ14の入
力によりマイクロ・コンピュータ19は、上記給気バルブ
13Aおよび排気バルブ13Bを制御して、エアスプリングの
内圧を変化させ、車高をサーボ制御する。
上記マイクロ・コンピュータ19によるサーボ制御を停
止させ、各エアスプリングの内圧を給気バルブ13Aによ
って高くすれば、トラック荷台の高さは上昇し、排気バ
ルブ13Bによって内圧を低くすれば同じく下降する。
ここに本考案の特徴とするところは、荷台に設けた車
高調節装置の制御スイッチ15において、第一のレバース
イッチのレバー16Aは上下方向に操作でき、各位置に保
持できる3位置形スイッチである。これは第一の位置で
ある中位置17Bでは上記サーボ制御が行われ、第二の位
置である下位置17Cでは給気バルブ13Aおよび排気バルブ
13Bが閉塞状態となり、さらに第三の位置である上位置1
7Aでは第二のレバースイッチのレバー16Bが有効とな
る。第二のレバースイッチのレバー16Bは、図外のスプ
リングによって中位置18Bに自動復帰する構造のもので
ある。上位置18Aでは車体を上昇させ、下位置18Cでは同
じく下降させ、中位置18Bでは車体を現状に保持させ
る。
つぎに本実施例によって車高を調節する場合の操作に
ついて説明する。
トラックが所定の位置に停止し、運転者がパーキング
レバーを操作し、変速機がニュートラルに操作される
と、パーキングスイッチ39およびニュートラルスイッチ
38よりマイクロ・コンピュータ19はトラックが駐車状態
にあることを検知する。
トラックの車高調節を操作する者は制御スイッチ15の
レバー16Aを上位置17Aとすることにより、サーボ制御が
停止して手動操作状態となり表示灯15Aが点灯する。一
方運転席の表示灯20も点灯し、車高調節操作中であるこ
とを表示する。レバー16Aを上位置17Aとすることによ
り、第二のレバースイッチが有効となるので、操作者は
このレバー16Bを上位置18Aにし、手先でこれを保持して
おく。レバー16Bが上位置18Aにあるときは給気バルブ13
Aがマイクロ・コンピュータ19により作動して、各エア
スプリングに圧力空気が供給され、車体は逐次上昇す
る。操作者は車体を注視しながら適正な高さとなったと
きに手を離せば、レバー16Bは中位置18Bに自動復帰し、
車体はその高さで保持される。車体を下降させる場合は
同様の操作によりレバー16Bを下位置18Cとすれば排気バ
ルブ13Bが作動し、各エアスプリングの内圧を排気する
ので車体は下降する。このようにレバー16Bはスプリン
グにより中位置18Bに自動復帰するので、操作者は適正
な高さに車体を調節することが容易である。さらにレバ
ー16Bによって車体が上昇または下降している間は運転
席の報知ブザー21Bは車高が変化している旨の報知を行
う。
車高調節作業中何らかの原因によって、車体の上下動
作を停止したい場合は、操作者は第一のレバースイッチ
のレバー16Aを下位置17Cにすると、給気バルブ13Aおよ
び排気バルブ13Bはともに閉塞するので、車体の上下変
化は直ちに停止する。この場合運転席では警報ブザー21
Aが鳴動し、表示灯15Aが点滅する。
以上のような車高調節作業が終了したのち、操作者は
第一のレバースイッチのレバー16Aを中位置17Bに戻すこ
とにより、各エアスプリングはマイクロ・コンピュータ
19によりサーボ制御される状態となり、表示灯15Aおよ
び20は滅灯する。
車両が走行中に何らかの原因によって制御スイッチ15
のいずれかのレバーが移動したとしても、この場合はパ
ーキングスイッチ39によって、上述の制御スイッチ15に
よる制御は禁止されるようになっている。
〔考案の効果〕
以上の説明のように、本考案によれば、車高調節動作
のスイッチ操作を、その都度目視する必要なく手先の触
感によって行えるので、操作が容易となるとともに誤り
がなくなる。このスイッチ操作性は人間工学的に配慮さ
れているので、貨物自動車の荷扱い作業が円滑かつ迅速
に行える。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例の系統図。 11F、11R、12F、12R……エアスプリング、13A……給気
バルブ、13B……排気バルブ、14……レベルセンサ、15
……制御スイッチ、15A、20……表示灯、16A……第一の
レバースイッチのレバー、16B……第二のレバースイッ
チのレバー、17A、17B、17C……レバー16Aのそれぞれ上
位置、中位置、下位置、18A、18B、18C……レバー16Bの
それぞれ上位置、中位置、下位置、19……マイクロ・コ
ンピュータ、21A……警報ブザー、21B……報知ブザー、
31……エアコンプレッサ、32……ウェットタンク、34…
…リザーバタンク、36A……後前軸、36B……後後軸、38
……ニュートラルスイッチ、39……パーキングスイッ
チ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車軸と車体との間に配置されたエアスプリ
    ングと、 このエアスプリングの空気圧を調節する電磁弁と、 上記エアスプリングの変位を検出するセンサと、 このセンサ出力により上記電磁弁をサーボ制御するマイ
    クロ・コンピュータを含む制御回路と を備えた貨物自動車の車高調節装置において、 上記制御回路に接続され、運転席外で作業を行う者が操
    作できる位置に配置された制御スイッチを備え、 この制御スイッチは、 それぞれ上下方向に操作できるように配置された2個の
    3位置形のレバースイッチを備え、 このレバースイッチのうち第一のスイッチは操作者が手
    を離した状態の位置を保持する構造であり、 このレバースイッチのうち第二のスイッチは操作者が触
    れていない状態では中位置にスプリング力より自動復帰
    する構造であり、 上記第一のスイッチは、その第一の位置で上記マイクロ
    ・コンピュータを上記サーボ制御する状態に設定させ、
    その第二の位置で上記電磁弁をすべて閉塞状態に設定さ
    せ、その第三の位置で上記第二のスイッチが有効になる
    手動操作状態に設定させる構成であり、 上記第二のスイッチは、その上位置で車体を上昇動作さ
    せ、その下位置で車体を下降動作させ、その中位置で車
    体位置を現状保持させ、 上記制御スイッチによる車両走行中の制御は、パーキン
    グスイッチによって禁止される ことを特徴とする貨物自動車の車高調節装置。
JP1986029444U 1986-02-28 1986-02-28 貨物自動車の車高調節装置 Expired - Lifetime JP2520748Y2 (ja)

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JPS62139803U JPS62139803U (ja) 1987-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS633355Y2 (ja) * 1981-03-04 1988-01-27
JPS60191507U (ja) * 1984-05-30 1985-12-19 三菱自動車工業株式会社 車高調整装置

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JPS62139803U (ja) 1987-09-03

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