JPH0246406Y2 - - Google Patents

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JPH0246406Y2
JPH0246406Y2 JP13928184U JP13928184U JPH0246406Y2 JP H0246406 Y2 JPH0246406 Y2 JP H0246406Y2 JP 13928184 U JP13928184 U JP 13928184U JP 13928184 U JP13928184 U JP 13928184U JP H0246406 Y2 JPH0246406 Y2 JP H0246406Y2
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height
vehicle
vehicle height
travel
switching valve
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、車高を所定の走行高さと、この走行
高さとは異なる高さに任意に変更できるようにし
た車高調整式自動車の走行制御装置に関するもの
である。
〈従来の技術〉 エアサスペンシヨンを備えたバスあるいはトラ
クタ等では、乗客の乗降性あるいはトレーラとの
連結作業性を向上させるために車高を走行高さと
は異なる高さに任意に変更できるようにすること
がある。又、このような従来の車高調整装置の具
体例としては、例えば実公昭53−41208号公報に
記載されたようなものがある。
これは第2図及び第3図に示すように構成され
ており、エアタンク1と空気ばね2とを連通させ
る空気通路を、レベリングバルブ3及び切換弁4
を備えた空気通路と、前記レベリングバルブ3を
バイパスする切換弁6及び前記切換弁4によつて
形成された空気通路とで構成することにより、切
換弁4,6を切換操作して車高を自動的に所定の
走行高さに保持させ、あるいは手動で任意の高さ
に変更できるようにしていた。
このように車高に自動調節と車高の変更とを任
意に切換制御できるようにした場合は、従来同様
に車重に関係なく車高を所定の走行高さに保持さ
せつつ、必要に応じて車高を任意の高さに変更で
きるので積荷の積卸し、乗客の乗降を容易化でき
る。又、エアサスペンシヨンを備えたトラクタに
適用した場合には、高さの異なるトレーラとの連
結作業性を向上できる等の利点がある。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来では手動による車高の変更
状態でも通常の走行が可能であつたために、切換
弁を通常の走行位置(自動調整位置)に戻し忘れ
たままで自動車を道路での走行に供してしまう可
能性があるというような問題点があつた。
本考案は、このような実状に鑑みてなされたも
のであつて、車高の自動調整機能及び車高の変更
機能に支障を与えることなく、車高の変更状態で
は自動車を走行不能にして車高調整式自動車の安
全性をより高くすることを目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記目的を達成するために本考案では、車重に
応じて空気ばねの空気圧力を調整して車高を所定
の走行高さに自動保持させるレベリング通路が切
換弁によつて開通され、しかも、車高が実際に所
定の走行高さとなつているときにのみ自動車の走
行を許容する走行制限手段を設けた構成としてい
る。
〈作用〉 これにより、車高を変更しようとする意志があ
るか、又は、実際に車高が所定の走行高さとは異
なる高さになつているときは自動車を走行不能に
して車高調整式自動車の安全性を向上させるよう
にしている。
〈実施例〉 以下に本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すものであり、
車載したエアタンク10にはレベリングバルブ1
1を介装したレベリング通路12の上流端を接続
すると共に、このエアタンク10と手動で切換操
作される切換弁13の給気ポート13aを給気通
路14を介して接続している。そして、前記切換
弁13の出力ポート13bには図示しない車体フ
レームと車軸とを結合する空気ばね15を接続
し、前記レベリング通路12の下流端を前記切換
弁13の制御ポート13cに接続している。
上記切換弁13は、そのコントロールレバー1
3dを実線で示す走行位置に位置させると空気ば
ね15がレベリング通路12のみを介してエアタ
ンク10に連通保持され、コントロールレバー1
3dを一点鎖線で示す上げ位置に位置させると空
気ばね15が給気通路14のみを介してエアタン
ク10に連通保持される構成になつている。又、
コントロールレバー13dを二点鎖線で示す下げ
位置に位置させると空気ばね15とエアタンク1
0との連通が遮断されてこの空気ばね15が切換
弁13の排気ポート13eを介して大気に開放さ
れ、しかも、左右中間の固定位置(図示省略)に
位置させた場合は空気ばね15をいずれの通路と
も切離して密閉するように構成している。
又、前記コントロールレバー13dが走行位置
以外にあるときにオンする切換弁検出手段として
機能するレバー位置検出スイツチ16を設けると
共に、車高が所定の走行高さとは異なる高さであ
るときにオンする車高検出手段として機能する空
気ばねセンサ17を設け、前記レバー位置検出ス
イツチ16及び空気ばねセンサ17の出力をコン
トローラ18に供給している。
一方、図示しない機関の負荷制御レバー19に
ピストンロツド20の先端を枢着結合したエアシ
リンダ21の圧力室と前記エアタンク10とを前
記コントローラ18によつて制御される電磁3方
弁22を介して接続することにより、レバー位置
検出スイツチ16がオンとなつて切換弁13のコ
ントロールレバー13dが走行位置以外の位置に
あることを検出するか、又は、空気ばねセンサ1
7がオンして車高が所定の走行高さではないこと
を検出したときに前記電磁3方弁22に励磁電流
を供給してエアタンク10の圧縮空気を前記エア
シリンダ21の圧力室に導入し、これによりピス
トンロツド20を図中右側に移動させて前記負荷
制御レバー19を破線で示すようにアイドル側ス
トツパ23に当接保持させて機関を強制的にアイ
ドル運転させるようにしている。
尚、前記レバー位置検出スイツチ16を介して
切換弁13のコントロールレバー13dが走行位
置にあることを検出し、しかも、空気ばねセンサ
17を介して車高が所定の走行高さになつている
ことを検出したときは電磁3方弁22の励磁電流
を遮断してエアシリンダ21に圧力室をエアタン
ク10から切離して大気に開放する。そして、こ
れにより、前記負荷制御レバー19に対するエア
シリンダ21による拘束を解除して図示しないア
クセルペダルによる負荷コントロールレバー19
の揺動操作を許容するようにしている。24は負
荷制御レバー19の高負荷側ストツパ、25は前
記コントロールレバー13dが走行位置以外の位
置にあるときにコントローラ18からの信号によ
つて点灯作動されるレバー位置表示ランプ、26
は車高が所定の走行高さ以外の状態であることを
検出したときにコントローラ18からの信号によ
つて点灯作動する車高表示ランプである。
上記のように構成されたエアサスペンシヨン装
置において、通常はコントロールレバー13dを
第1図に実線で示す走行位置に保持させて切換弁
13の出力ポート13bを制御ポート13cに連
通保持させる。すると、エアタンク10の圧縮空
気がレベリンバルブ11を備えたレベリング通路
12を介して空気ばね15に供給されるので、空
気ばね15に供給される空気の圧力が車重に応じ
て自動調整されて車高が所定の走行高さ保持され
る。
又、このように切換弁13のコントロールレバ
ー13dを走行位置させ、しかも、車高が所定の
走行高さになつているときはレバー位置検出スイ
ツチ16及び空気ばねセンサ17のいずれもがオ
フしてい。従つて、この場合はコントローラ18
から電磁3方弁22に励磁電流が供給されず、エ
アシリンダ21の圧力室が電磁3方弁22を介し
て大気に開放されている。このために、エアシリ
ンダ21による負荷コントロールレバー19への
拘束が行われず、この負荷コントロールレバー1
9を図示しないアクセルペダルによつて任意に制
御でき、自動車の走行が可能となる。
一方、車高を走行高さより高くしようとすると
きは、切換弁13のコントロールレバー13dを
第1図中右側に大きく揺動させて同図に一点鎖線
で示す上げ位置に切換操作す。すると、出力ポー
ト13bと制御ポート13cとの連通が遮断さて
出力ポート13bが給気ポート13aに連通され
るため、車重に関係なく空気ばね15に圧縮空気
が強制的に供給され、空ばね15が伸長して車高
がくなる。
又、車高を走行高さより低くするときは、切換
弁13のコントロールレバー13dを第1図中左
側に大きく揺動させて二点鎖線で示す下げ位置に
切換操作する。すると、今度は出力ポート13b
が排気ポート13eに切換接続されるので空気ば
ね15の圧縮空気が切換弁13の排換弁13の排
気ポート13eから大気中に放出されて空気ばね
15の内圧が低下し、この空気ばね15が短縮し
て車高が低くなる。
このように切換弁13のコトロールレバー13
dを走行位置以外の位置に位置させたとき、レバ
ー位置検出スイツチ16がオンし、これにともな
つてコトローラ18から電磁3方弁22に励磁電
流が供給される。すると、電磁3方弁22を介し
てエアタレク10がエアシリダ21の圧力室に連
通されるので該シリンダ21のピストンロツド2
0が図中右側に移動し、負荷コントロールレバー
19を破線で示すようにアイドル側ストツパ23
に強制的に当接保持させる。このために、図示し
ないアクセルペダルを踏込んで負荷コントロール
レバー19を操作しようとしても負荷コントロー
ルレバー19はアイドル位置に保持されるので自
動車を走行に供することができない。
尚、切換弁13のコントロールレバー13dを
走行位置に戻したとしても、実際の車高が走行高
さに戻るまでは空気ばねセンサ17がオンしてい
る。従つて、コントロールレバー13dを走行位
置に戻したとしても車高が実際に走行高さに戻さ
れるまではコントローラ18から電磁3方弁22
に励磁電流が供給保持されるため、万一にも車高
を変更したままで自動車を走行に供するおそれが
なくなり、安全性が向上する。
上記実施例では、レバー位置検出スイツチ16
によるコントロールレバー13dの位置の検出結
果と空気ばねセンサ17による車高の検出結果と
をレバー位置表示ランプ25と車高表示ランプ2
6とでそれぞれ表示することによつて走行不能に
なつている原因を運転者に表示するようにしてい
るが、これらの表示ランプ25,26を省略する
こともできる。又、実施例では上げ、下げ両方の
レバー位置を設けて走行高さを基準として車高を
上げ、下げいずれにも変更することができるよう
にしているが、自動車の用途によつては一方のレ
バー位置を省略できる。更に、コントロールレバ
ー13dを走行位置に操作することでレベリング
バルブ11を作動させてを標準高さに復元させ得
ることは詳述するまでもない。更に又、車高の最
大変更量を規制する手段を付設することにより、
もしくは、変更高さを自動保持させる補助的な手
段を付設すると共に、車高の変更状態でも自動車
を移動できるようにしてもよい。加えて、実施例
では走行制限手段として機関の負荷コントロール
レバーをアイドル位置に強制的に保持させるよう
にしたいわゆるアクセルインターロツクを採用し
ているが、制動装置を作動させることによつても
自動車の走行を阻止させることができるというよ
うに、走行制限手段の構成は実施例に限定されな
い。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、車高を実
際に変更しているときは勿論のこと、車高を変更
しようとして切換弁を操作しているときにも自動
車の走行を阻止するようにしているために、万一
にも車高の変更状態で自動車を走行に供してしま
うおそれがなくなり、車高調整式自動車の安全性
がより高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の概略構成図、第2
図及び第3図は従来例の概略回路図である。 10……エアタンク、11……レベリングバル
ブ、12……レベリング通路、13……切換弁、
13a……給気ポート、13b……出力ポート、
13d……制御ポート、13e……排気ポート、
14……給気通路(車高変更通路)、15……空
気ばね、16……レバー位置検出スイツチ(切換
弁検出手段)、17……空気ばねセンサ(車高検
出手段)、18……コントローラ、19……負荷
制御レバー、21……エアシリンダ、22……電
磁3方弁、23……アイドル側ストツパ、24…
…高負荷側ストツパ、25……レバー位置表示ラ
ンプ、26……車高表示ランプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車重に応じて空気ばねの内部圧力を調整して
    車高を所定の走行高さに保持させるレベリング
    通路と、車重に関係なく前記空気ばねに空気を
    強制的に給排して車高を前記走行高さとは異な
    る高さにする車高変更通路と、前記空気ばねを
    前記レベリング通路と車高変更通路とに切換接
    続する切換弁とを備えた車高調整式の自動車に
    おいて、前記切換弁の切換状態を検出する切換
    弁検出手段と、車高を検出する車高検出手段
    と、前記切換弁検出手段を介して切換弁がレベ
    リング通路を開通していることを検出し、か
    つ、前記車高検出手段を介して車高が走行高さ
    であることを検出したときにのみ自動車の走行
    を許容する走行制限手段と、を設けてなる車高
    調整式自動車の走行制御装置。 (2) 走行制限手段は、少なくとも機関の負荷コン
    トロールレバーをアイドル位置に保持させるも
    のであることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項に記載の車高調整式自動車の走行制
    限装置。 (3) 走行制限手段は、自動車の制動装置を作動さ
    せるものであることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項又は第2項に記載の車高調整
    式自動車の走行制御装置。 (4) 走行制限手段は、該手段の作動時にその旨を
    運転者に報知する報知具を含んで構成されてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれか1つに記載の車高調
    整式自動車の走行制御装置。
JP13928184U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0246406Y2 (ja)

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