JP2520739Y2 - 透光屋根の取付装置 - Google Patents

透光屋根の取付装置

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JP2520739Y2
JP2520739Y2 JP1991091540U JP9154091U JP2520739Y2 JP 2520739 Y2 JP2520739 Y2 JP 2520739Y2 JP 1991091540 U JP1991091540 U JP 1991091540U JP 9154091 U JP9154091 U JP 9154091U JP 2520739 Y2 JP2520739 Y2 JP 2520739Y2
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巧 肉戸
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株式会社マルハチ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、透光パネルを展装して
日光が室内に照射し得るようにしたサンルーム、天窓、
各種建物の廊下や出入口通路部、プロムナードの屋根あ
るいは温室等に用いられる透光屋根の取付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種透光屋根の取付装置として
は、図5に示すように建造物基台または建造物躯体1に
取付けられた中空横基枠2にアーチ状に弯曲した弯曲中
空縦桟3を接続するに当たって、弯曲中空縦桟3は上述
のように弯曲しており、ビスで中空横基枠2と直接に固
着することできないため、上向きU字状の接続金具4を
両者間に介在させ、その横板4aを中空横基枠2にボル
ト5aとナット5bとからなる固着具5によって固着
し、横板4a両側の縦板4bを弯曲中空縦桟3の内部に
挿入して弯曲中空縦桟3と縦板4bとにわたって貫通ボ
ルト6aとナット6bとからなる固着具6によって固着
するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上述のように中空横基
枠2に弯曲中空縦桟3を接続するためには、接続金具4
の横板4aをまず中空横基枠2に固着し、しかるのち接
続金具4の縦板4bに弯曲中空縦桟3の中空内部にを嵌
め込み、貫通ボルト6aを弯曲中空縦桟3と縦板4bと
にわたって貫通させ、弯曲中空縦桟3の外周面側でナッ
ト6bによって固着するようにしていたのは、できるだ
け固着具が外部に露出しないようにするためであるが、
この場合確かに中空横基枠2側の固着具5は弯曲中空縦
桟3の中空内部にあるから外部に露出しないが、弯曲中
空縦桟3側の貫通ボルト6aとナット6bとは外部に露
出することになり、外観状の体裁が未だ良くない。
【0004】また接続作業の順序として、接続金具4の
横板4aを中空横基枠2に固着し、しかるのち接続金具
4の縦板4bを弯曲中空縦桟3に固着しなければならな
いため、接続作業の後では固着具5は弯曲中空縦桟3の
中空内部にあるため、弯曲中空縦桟3を中空横基枠2に
沿って横方向に調整移動することはできない。
【0005】更に貫通ボルト6aを弯曲中空縦桟3の一
方側から他方側に円滑に貫通させるためには、弯曲中空
縦桟3の両側と両縦板4bとに穿たれるボルト孔が完全
に同心状態でなければならず、製作が面倒である。
【0006】従って本考案は上記従来技術の難点に鑑
み、外観上の体裁が良く、接続作業が容易で、接続作業
の途上で、あるいは接続作業の終了した後でも再度調整
作業が可能なこの種取付装置を提案することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本考案はの請求項1によれば、参照符号を付して
示せば、中空横基枠7に接続金具8及び該接続金具8を
中空横基枠7に固着する横基枠用固着具12を介して弯
曲中空縦桟9を固着し、中空横基枠7と弯曲中空縦桟9
とに囲繞されて透光パネル10を展装すると共に、弯曲
中空縦桟9の外部側に露出する前記接続金具8を覆うよ
うにして且つ中空横基枠7に沿って保護カバー11を取
り付け、中空横基枠7の中空内部に前記横基枠用固着具
12の一部を収容する固着具収容部14を形成すると共
に、中空横基枠7に沿って横基枠用固着具12が移動可
能なように中空横基枠7に固着具収容部14に連通する
開口溝15をその長手方向全域に形成してなる構成を採
用するものである。
【0008】また請求項2にあっては、前記接続金具8
は、中空横基枠7の上面に載置される横板8aと、横板
8aに略T字状に一体に立設され、弯曲中空縦桟9の中
空内部の内側面に沿って添設される一対の縦板8bと、
弯曲中空縦桟9の外部側において横板8aを中空横基枠
7に固着する横基枠用固着具12と、弯曲中空縦桟9と
該縦桟の内側面に沿う一対の縦板8bとを固着する縦桟
用固着具13と、からなる請求項1記載の構成を採用す
るものである。
【0010】
【作用】本考案の請求項1によれば、中空横基枠7と弯
曲中空縦桟9と透光パネル10とに囲繞された空間部を
利用し且つ中空横基枠7に沿って保護カバー11を取り
付けるようにしたため、採光上の支障をきたすことがな
く、且つ保護カバー11によって中空横基枠7及び弯曲
中空縦桟9から外部に露出する固着具が覆われるため、
外観上の体裁が良好である。またこの請求項1にあって
は、横基枠用固着具12を中空横基枠7に沿って横方向
に自由にスライドさせることができ、接続金具8を介し
て中空横基枠7に固着される弯曲中空縦桟9の固着位置
を横方向の任意の位置にも容易にもってくることができ
る。
【0011】また本考案の請求項2によれば、中空横基
枠7への接続金具8の取付けは弯曲中空縦桟9の外部側
において行うため、接続金具8を介して中空横基枠7に
弯曲中空縦桟9を接続する際に、たとえ接続作業が一応
終わっても弯曲中空縦桟9の横方向への調整が必要な場
合には、横基枠用固着具12を緩めて弯曲中空縦桟9を
横方向の所定の位置に調整してから再び横基枠用固着具
12を固着することができ、弯曲中空縦桟9の調整作業
が容易である。
【0013】
【実施例】図1は、この種透光屋根の外観を示すもの
で、中空横基枠7に弯曲中空縦桟9が直交して固着さ
れ、両者間に透光パネル10が展装されている。図2
は、図1のA部分の拡大図を示すもので、建造物基台ま
たは建造物躯体1に埋設されているアンカー金物16に
よって中空横基枠7が固着され、これに接続金具8を介
して弯曲中空縦桟9が固着されるが、接続金具8を中空
横基枠7に固着するための横基枠用固着具12は、中空
横基枠7に形成された固着具収容部14にその一部のボ
ルト頭12aが収容され、また横基枠用固着具12が中
空横基枠7に沿って移動自在なようにその上面側が固着
具収容部14に連通する開口溝15が長手方向全域に形
成されている。なお、室内側に発生した結露は開口溝1
5から固着具収容部14、連通孔17および中空横基枠
7の中空内部18を通って室外側に排出されるようにな
っている。中空横基枠7の室外寄りに弯曲中空縦桟9と
同率に弯曲したガラスや透明合成樹脂等からなる透光パ
ネル10が取り付けられるが、その取付け構造は図3に
示すように弯曲中空縦桟9の室外面に透光パネル10の
端縁を当てつけ、これを弯曲中空縦桟9にボルト20止
めされる押さえ具19によって挟み込み、パッキンやシ
ール材21によって両者間を水密に保持するようになっ
ている。
【0014】接続金具8は、図2〜図4から明らかなよ
うに中空横基枠7に添設される横板8aと該横板8aに
対し略T字状に一体に立設され、弯曲中空縦桟9の中空
内部の内側面に沿って添設される一対の縦板8bとから
なり、横板8aは弯曲中空縦桟9の両側から外部横方向
に伸びており、この部分で前記横基枠用固着具12によ
って中空横基枠7に固着され、一方弯曲中空縦桟9の内
側面に沿って添設された一対の縦板8bには適宜予め、
図3に示すようにナット13aが溶接されており、これ
にそれぞれボルト13bをねじ込むようにした縦桟用固
着具13によって、一対の縦板8bは弯曲中空縦桟9に
固着されるようになっている。なお、実施例では4対の
ボルト・ナットを用いるようにしているが、一対の貫通
ボルトを弯曲中空縦桟9の一方側から他方側にかけて貫
通して固着するようにしてもよい。
【0015】従って、該接続金具8を介して中空横基枠
7に弯曲中空縦桟9を接続した後であっても、その接続
位置を中空横基枠7に沿って横方向に調整したい場合に
は、横基枠用固着具12を緩め、接続金具8と共に弯曲
中空縦桟9を中空横基枠7に沿って所望の位置に移動さ
せた後再び横基枠用固着具12を締め付けるようにす
ればよい。
【0016】保護カバー11は、図4から明らかなよう
に断面略下向きコ字状の枠体からなり、その長手方向端
縁は弯曲中空縦桟9の外側面に当てつけられて、弯曲中
空縦桟9の外側面に露出する縦桟用固着具13と、中空
横基枠7の上面に露出する横基枠用固着具12とを覆う
ようにして中空横基枠7と透光パネル10とに沿って配
設され、図2に示すようにその室内側の中空横基枠7に
突設したL字状係止突起22に保護カバー11に形成し
たコ字状係止突起23を係止させた状態で室外側の中空
横基枠7に突設した係止突起24に保護カバー11の下
端縁を当てつけ、両者をビス25止めするようにして取
付けられるようになっている。
【0017】この保護カバー11によって弯曲中空縦桟
9と中空横基枠7とから露出する縦桟用固着具13と横
基枠用固着具12とが覆われることになるから当然に外
観上の体裁が良好である。
【0018】また図2及び図4から明らかなように、保
護カバー11は中空横基枠7の室内側に立設される水切
り壁7aの高さと略同等に形成されるため、透光屋根の
目的である採光性になんら悪影響を及ぼすことはないと
共に、室外側からの外観視において上述の水切り壁7a
が隠れることによってより一層体裁が良好であり、更に
は、室内側において透光パネル10の下端部が面一に平
坦状に形成されるため、塵埃等の侵入の虞れが少なくな
る。
【0019】
【考案の効果】本考案の請求項1によれば、弯曲中空縦
桟9と中空横基枠7とを接続する接続金具8およびボル
ト・ナット等の固定具12,13が完全に保護カバー1
1によって被覆されるため、外観上の体裁が極めて良好
である。
【0020】また保護カバー11によって透光パネル1
0の下端部が平坦状に形成されるため、塵埃等が滞留す
る虞れが少ない。更にこの保護カバー11によって、中
空横基枠7に必ず形成される水切り壁7aが室外からは
隠れて見えないため、この面からも体裁が良い。
【0021】また請求項1によれば、横基枠用固着具1
2を中空横基枠7に沿って横方向に自由にスライドさせ
ることができるため、接続金具8を介して中空横基枠7
に固着される弯曲中空縦桟9の固着位置を横方向の所望
の位置に容易にもってくることができ、弯曲中空縦桟9
の固着位置の調整及び変更が容易となり、現場での組
立て作業が一層容易に行えると共に、透光パネル10の
破損等で弯曲中空縦桟9を中空横基枠7から取り外す場
合に横基枠用固着具12を緩めるだけでよいから修理作
業を容易に行うことができる。
【0022】本考案の請求項2によれば、中空横基枠7
への接続金具8の取付けは弯曲中空縦桟9の外部側にお
いて行うため、接続金具8を介して中空横基枠7に弯曲
中空縦桟9を接続する際に、たとえ接続作業が一応終わ
っても弯曲中空縦桟9の横方向への調整が必要な場合に
は、横基枠用固着具12を緩めて弯曲中空縦桟9を横方
向の所定の位置に調整してから再び横基枠用固着具12
を固着することができ、弯曲中空縦桟9の調整作業が容
易であり、組み立て現場での作業を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の対象すとる透光屋根の外観図であ
る。
【図2】 図1におけるA部の詳細断面図である。
【図3】 同横断平面図である。
【図4】 同斜視図である。
【図5】 従来例の要部縦断正面図である。
【符号の説明】
1 建造物基台または建造物躯体 7 中空横基枠 8 接続金具 8a 横板 8b 縦板 9 弯曲中空縦桟 10 透光パネル 11 保護カバー 12 横基枠用固着具 13 縦桟用固着具 14 固着具収容部 15 開口溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空横基枠に接続金具及び該接続金具を
    中空横基枠に固着する横基枠用固着具を介して弯曲中空
    縦桟を固着し、中空横基枠と弯曲中空縦桟とに囲繞され
    て透光パネルを展装すると共に、弯曲中空縦桟の外部側
    に露出する前記接続金具を覆うようにして且つ中空横基
    枠に沿って保護カバーを取り付け、中空横基枠の中空内
    部に前記横基枠用固着具の一部を収容する固着具収容部
    を形成すると共に、中空横基枠に沿って横基枠用固着具
    が移動可能なように中空横基枠に固着具収容部に連通す
    る開口溝をその長手方向全域に形成してなる透光屋根の
    取付装置。
  2. 【請求項2】 前記接続金具は、中空横基枠の上面に載
    置される横板と、横板に略T字状に一体に立設され、弯
    曲中空縦桟の中空内部の内側面に沿って添設される一対
    の縦板と、弯曲中空縦桟の外部側において横板を中空横
    基枠に固着する横基枠用固着具と、弯曲中空縦桟と該縦
    桟の内側面に沿う一対の縦板とを固着する縦桟用固着具
    と、からなる請求項1記載の透光屋根の取付装置。
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JPS5811001U (ja) * 1981-07-06 1983-01-24 株式会社北陸アルコン ア−チ状構造体におけるパネル取付け装置
JPS5844323U (ja) * 1982-08-14 1983-03-25 日昌硝子工業株式会社 採光用天蓋装置のカバ−体

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