JP2520326B2 - 自転車用ハンドルの製造方法 - Google Patents

自転車用ハンドルの製造方法

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JP2520326B2
JP2520326B2 JP2274228A JP27422890A JP2520326B2 JP 2520326 B2 JP2520326 B2 JP 2520326B2 JP 2274228 A JP2274228 A JP 2274228A JP 27422890 A JP27422890 A JP 27422890A JP 2520326 B2 JP2520326 B2 JP 2520326B2
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JP
Japan
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pipe material
pipe
manufacturing
bicycle
synthetic resin
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博通 東
清 松井
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Takiron Co Ltd
Sanyoh Mfg Co Ltd
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Takiron Co Ltd
Sanyoh Mfg Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)発明の属する技術分野 この発明は、例えば、一般走行用や競技走行用等の各
種自転車に応じたハンドルを製造するための自転車用ハ
ンドルの製造方法に関する。
(ロ)従来の技術 従来、上述のような自転車用ハンドルの製造方法とし
ては、例えば、長尺寸法に形成された鋼管を所定寸法に
切断し、その後に適宜ハンドル形状に鋼管を屈曲し、次
いで、防錆を目的として、塗装処理またはメッキ処理を
施す製造方法がある。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の製造方法は、鋼管屈曲後に
塗装処理またはメッキ処理が施されるので、かかる処理
後において、鋼管にコーティングされた塗料またはメッ
キの乾燥処理に手間およひ時間がかかるだけでなく、塗
装処理またはメッキ処理を行なうための関連設備や人員
等が必要であり、1本のハンドルに要する製造コストが
高価となる。
また、自転車の組立て時において、ハンドルの両端部
にグリップカバーやブレーキレバー等の付属部品を取付
けるので、自転車本体の取付け工数および部品数が多
く、組立て作業に手間と時間とがかかるため、大量生産
が困難であるという問題点を有している。
この発明の請求項1記載の発明は、金属パイプ(芯
材)の外周全域に合成樹脂のコーティングされた所謂樹
脂コーティング済みの管材を用いて製造することによ
り、製造コストの低減および量産化を図ることかでき、
しかも、コーティング膜の密着性が高く、耐久性が良好
であるうえ、芯材に金属パイプを用いるので充分な強度
を確保することができる自転車用ハンドルの製造方法の
提供を目的とする。
この発明の請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の目的と併せて、合成樹脂膜にグリップ面を一体
形成することで、別途グリップカバーを設ける必要がな
く、ハンドルの組立て作業を容易に行なうことができる
と共に、部品点数の削減を図ることができる自転車用ハ
ンドルの製造方法の提供を目的とする。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明の請求項1記載の発明は、金属パイプの外周
全域に合成樹脂を接着剤で接着して樹脂コーティングし
た管材を設け、上記管材を所定寸法に切断加工した後
に、切断された管材の中間部にクランプ部を膨出加工
し、さらに、この後に適宜ハンドル形状に屈曲加工して
製造する自転車用ハンドルの製造方法であることを特徴
とする。
この発明の請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明の構成に併せて、上記管材の両端部における合成
樹脂膜にグリップ面が一体形成された自転車用ハンドル
の製造方法であることを特徴とする。
(ホ)作用 この発明の請求項1記載の発明は、金属パイプの外周
全域に合成樹脂を接着剤で接着して樹脂コーティングし
た管材を形成(接着した樹脂コーティング済みの市販の
管材を用いるもよい)し、この管材を所定寸法に切断加
工した後、その中間部にクランプ部を膨出加工し、さら
に、この後適宜ハンドル形状に屈曲加工して製造するこ
とで、製造工程が削減され、各種自転車に応じたハンド
ルの製造を容易にする。
この発明の請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の製造方法と併せて、樹脂コーティングされた管材の両
端部にグリップ面を一体形成することで、ハンドルの両
端部にグリップカバーを取付ける必要が無くなり、自転
車本体の組立で作業を容易にする。
(ヘ)発明の効果 この発明の請求項1記載の製造方法によれば、各種形
状のハンドルに対して、所定寸法の切断加工およびクラ
ンプ部の膨出加工は共通加工ができて、ハンドル形状に
対応する屈曲加工のみ分別加工となるので、共通加工が
多く加工処理の簡素化が図れ、さらに、樹脂コーティン
グ済みの管材には市販品を利用することができ、市販品
の利用により、従来例のように鋼管を塗装処理またはメ
ッキ処理する必要が無くなり、ハンドル製造に要する時
間および工程を大幅に削減して、製造コストの低減およ
び量産化を図ることができる。
しかも、樹脂コーティング手段により金属パイプに接
着した合成樹脂膜が形成されるので、加熱収縮手段によ
る樹脂膜形成と比較して耐久性が良好となる。すなわ
ち、この発明の場合、合成樹脂膜は金属パイプに対して
接着故に、合成樹脂膜が金属パイプから外れることが
な、そのため、屈曲加工において、曲げられた内側の部
位に樹脂の皺の発生がなく、奇麗に屈曲加工が仕上げら
れ、商品価値を低下させることがない。
さらに、樹脂コーティング皮膜を厚くすることができ
るので、前述の加熱収縮手段のそれと比較して耐久性の
向上を図ることができ、加えて、芯材に金属パイプを用
いるので、充分な強度を確保することができるうえ、低
コスト化を達成することができる。
この発明の請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果と併せて、樹脂コーティングされた
管材の両端部における合成樹脂膜にグリップ面を一体形
成しているので、自転車の組立て時において、ハンドル
の両端部にグリップカバーを取付ける必要がなく、自転
車本体の組付け工数および部品点数の削減を図ることが
できるので、組立て作業を簡素化すると共に、1台の自
転車に要する製造コストを低減することができる。
(ト)発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は市販されている樹脂コーティング済みの管材を
用いて製造する自転車用ハンドルの製造方法を示し、第
1図〜第6図において、この自転車用ハンドル1は、樹
脂コーティングされた管材2の中間部にクランプ部3を
膨出加工(バルジング加工)した後、適宜ハンドル形状
に屈曲して製造する。
上述の管材2は、第2図および第3図に示すように、
長尺寸法の金属パイプとしての鋼管4に接着剤を介して
硬質の合成樹脂(塩化ビニール)を押出コーティングし
て、この鋼管4の外周面全長に厚さ0.5mmの合成樹脂膜
5を密着形成している。
前述の膨出加工は、第4図および第5図に示すよう
に、相互嵌合する上下金型7,7間の中央部成形面に、管
材2に膨出加工されるクランプ部3の外面形状と対応す
る形状寸法の凹部7a,7a(キャビティ)を形成してい
る。
これら上下金型7,7の両側部には、上下金型7,7間にセ
ットされる管材2の両端面と対向して、管材2の内径寸
法よりも若干小径に形成された加圧棒8,8を軸方向に架
設し、これら加圧棒8,8の基端部を加圧用シリンダ9,9の
ピストンロッドに直結して、これら加圧用シリンダ9,9
の同期作動により、上下金型7,7間にセットされた管材
2内部に挿入または引抜く方向に加圧棒8,8を前後動す
る。
以下、樹脂コーティング済みの管材2を用いた自転車
用ハンドル1の製造方法を説明する。
先ず、第4図に示すように、樹脂コーティング済みの
管材2の所定寸法に切断して上下金型7,7間にセットし
た後、管材2の内径寸法よりも若干小径に形成されたウ
レタン樹脂製の弾性体10を管内部に挿入する。
次に、第5図に示すように、上下金型7,7の両端部に
配設した加圧用シリンダ9,9を同期作動して、上下金型
7,7間にセットされた管材2内部に向けて加圧棒8,8を同
等寸法挿入し、かつ、これら加圧棒8,8により管材2の
中間部に位置させた状態で弾性体10を加圧する。
すなわち、第6図に示すように、管材2内部に挿入さ
れた弾性体10を軸方向に圧縮することで、この弾性体10
は径方向に弾性変形して管材2の中間部を膨出し、上下
金型7,7に形成された凹部7a,7aと対応する形状に管材2
の中間部を膨出変形して、管材2の中間部に若干大径寸
法のクランプ部3を膨出形成する。
次に、加圧用シリンダ9,9を復帰作動して、上下金型
7,7間にセットされた管材2内部から加圧棒8,8を引抜
く、同時に、管材2内部から抜取られた弾性体10を次の
管材2内部に挿入し、上述と同様にして管材2を膨出加
工する。
一方、上下金型7,7を型ばらしした後に、加工済の管
材2を取外し、その後第1図に示すように、管材2の左
右両端を適宜ハンドル形状に屈曲加工することで、1本
の自転車用ハンドル1の製造工程が完了する。
上述の自転車用ハンドル1の取付け方は、第7図に示
すように、自転車(図示省略)を構成するハンドルポス
ト11のポスト頭部12に自転車用ハンドル1を差込んだ
後、このポスト頭部12を緊縮する方向にボルト13および
ナット14を回動操作して、ハンドルポスト11のポスト頭
部12と自転車用ハンドル1のクランプ部3とを一体的に
締付け固定した後、この自転車用ハンドル1の両端部に
ブレーキレバー15を取付ける。
この実施例によれば、各種形状のハンドル1に対し
て、所定寸法の切断加工、さらに、クランプ部3の膨出
加工は共通加工であって、ハンドル形状に対応する屈曲
加工のみ分別加工となるので、共通加工が多く加工処理
の簡素化が図れ、さらに、樹脂コーティング済みの管材
2には市販品を利用することができる、市販品の利用に
より、従来例のように鋼管を塗装処理またはメッキ処理
する必要が無くなり、ハンドル製造に要する時間および
工程を大幅に削減して、製造コストの低減および量産化
を図ることができる。
しかも、樹脂コーティング手段により鋼管4に接着し
た合成樹脂膜5が形成されるので、加熱収縮手段による
樹脂膜形成と比較して耐久性が良好となる。すなわち、
この発明の場合、合成樹脂膜5は鋼管4に対して接着故
に、合成樹脂膜5が鋼管4から外れることがなく、その
ため、屈曲加工において、曲げられた内側の部位に樹脂
の皺の発生がなく、奇麗に屈曲加工が仕上げられ、商品
価値を低下させることがない。
さらに、樹脂コーティング皮膜を厚くすることができ
るので、前述の加熱収縮手段のそれと比較して耐久性の
向上を図ることができ、加えて、芯材に鋼管4を用いる
ので、充分な強度を確保することができるうえ、低コス
ト化を達成することができる。
しかも、自転車用ハンドル1にコーティングされた合
成樹脂膜5がグリップの役目をするため、従来例のよう
に自転車用ハンドル1の両端部にグリップカバー(図示
省略)を取付ける必要が無く、自転車本体の組付け部品
を少なくして、組立て作業を簡素化すると共に、1台の
自転車に要する製造コストを低減することができる。
かつ、硬質の合成樹脂膜5は、損傷や錆等から自転車
用ハンドル1を長期間保護する。
第8図は他の実施例を示し、上述の自転車用ハンドル
1を製造する場合、同図に示すように、外周面上に多数
本の突条6を一体形成した樹脂コーティング済みの管材
2を用いて製造することで、製造後において、自転車用
ハンドル1の両端部に形成された多数本の各突条6…に
よりグリップ力が大幅に向上する硬化がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の一実施例を示し、 第1図は完成品の自転車用ハンドルを示す正面図、 第2図は樹脂コーティングされた管材の側面図、 第3図は第2図に示す管材の拡大縦断面図、 第4図は上下金型の嵌合状態を示す縦断正面図、 第5図は膨出加工前の管材を示す拡大縦断正面図、 第6図は膨出加工後の管材を示す拡大縦断正面図、 第7図は自転車のハンドル取付け部分を示す正面図、 第8図は他の使用例を示す管材の拡大縦断面図である。 1……自転車用ハンドル、2……管材 3……クランプ部、4……鋼管 5……合成樹脂膜、6……突条 7……金型、7a……凹部 8……加圧棒、10……弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−22016(JP,A) 実開 昭56−154293(JP,U) 実開 昭59−385(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属パイプの外周全域に合成樹脂を接着剤
    で接着して樹脂コーティングした管材を設け、上記管材
    を所定寸法に切断加工した後に、切断された管材の中間
    部にクランプ部を膨出加工し、さらに、この後に適宜ハ
    ンドル形状に屈曲加工して製造する 自転車用ハンドルの製造方法。
  2. 【請求項2】上記管材の両端部における合成樹脂膜にグ
    リップ面が一体形成された請求項1記載の 自転車用ハンドルの製造方法。
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