JP2520249Y2 - シリンダライナの冷却構造 - Google Patents

シリンダライナの冷却構造

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JP2520249Y2
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藤夫 浜
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関のシリンダライ
ナの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダライナ外周面とシリンダブロッ
クのボア内周面のいずれか一方または双方に、複数個の
環状溝と、これらを連通させる縦方向溝を設け、これら
の溝に冷却液を流してシリンダライナ外周面を冷却する
冷却構造が多数提案されている。
【0003】例えば、実公平3−29560号は、シリ
ンダライナ外周面に形成された複数の環状溝を複数の環
状溝群に分け、各環状溝群には環状溝同士を互いに連通
させるとともに冷却液の入口をなす縦方向溝と環状溝同
士を互いに連通させるとともに冷却液の出口をなす縦方
向溝とが形成され、隣接する環状溝群における一方の環
状溝群の出口をなす縦方向溝と他方の環状溝群の入口を
なす縦方向溝とが互いに連通し、各環状溝群を順次冷却
液が流れるように構成している。そして各環状溝群の総
断面積を上部で小さく、下部で大きくすることにより、
各環状溝群内を流れる冷却液の流速を変化させ、シリン
ダライナの軸方向の冷却を最適化している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記シ
リンダライナはシリンダライナの軸方向の部位に応じて
冷却能力を変えることができるが、円周方向の部位に応
じて冷却能力を変えることができない。
【0005】ところが、シリンダライナの上部では、吸
排気弁が配置されている位置により、円周方向の熱負荷
が異なっているのが実態である。図4は、一般的な水冷
ジャケットによって冷却されている単気筒エンジンのシ
リンダライナの上部における円周方向における温度分布
を示す。これによれば、吸気弁側よりも排気弁側の方が
約45℃温度が高くなっていることが示されている。
【0006】本考案の目的は、シリンダライナの軸方向
および周方向の各部位に応じて適切な冷却を行えること
を可能にしたシリンダライナの冷却構造を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、シリンダライ
ナ外周面とシリンダブロックのボア内周面のいずれか一
方または双方に、細長い冷却液通路が形成されているシ
リンダライナの冷却構造において、前記冷却構造が、円
周方向に2分割されており、その各々の冷却構造におけ
る冷却液通路は、1以上の部分円環状通路で構成される
複数の部分円環状通路群と、前記各部分円環状通路群に
設けられ部分円環状通路同士を連通させて部分円環状通
路群の入口をなす縦方向通路と、前記各部分円環状通路
群に設けられ部分円環状通路同士を連通させて部分円環
状通路群の出口をなす縦方向通路とから構成され、隣接
する部分円環状通路群における一方の部分円環状通路群
の出口をなす縦方向通路と他方の部分円環状通路群の入
口をなす縦方向通路とが互いに連通されていることを特
徴とする。
【0008】
【作用】本考案のシリンダライナの冷却構造は、シリン
ダライナの円周方向に2分割されているので、分割され
たそれぞれに流れる冷却液の温度あるいは流量を変える
ことが可能となる。これによって、シリンダライナの円
周方向における冷却能力を変化させることができる。
【0009】さらに、シリンダライナの軸方向に関して
は、実公平3−29560号と同様にして、同一の部分
円環状通路群に属する部分円環状通路の本数を軸方向の
部位に応じて変化させることにより、各部分円環状通路
群を流れる冷却液の流速が変化するので、軸方向部位に
応じた冷却を適切に行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はシリンダライナの外周面の展開図、図2
はシリンダライナをシリンダブロックのボアに組み込ん
だ縦断面図である。
【0011】シリンダライナ1は上端に鍔部2を備え、
下端に周方向の全周にわたって設けられているランド部
3を備え、これらの間に接続され円周方向に離間して配
置されている2本の縦方向ランド部4,5によってライ
ナ外周面6は2つの領域に分けられており、これらのラ
ンド部4,5によって分けられたライナ外周面6の各領
域に冷却液溝が形成されている。前記2本の縦方向ラン
ド部4,5は180度反対側に対向するようには配置さ
れていないため、これらの2本の縦方向ランド部4,5
により2つに分けられている各領域は、一方の領域が他
方の領域よりも円周方向において占める割合が多いよう
に構成されている。
【0012】一方の領域のライナ外周面6に形成されて
いる冷却液溝を説明すると、軸方向に間隔をおいて15
個の部分円環状溝7が形成されている。そしてこれらの
部分円環状溝7は3つの部分円環状溝群に分けられる。
【0013】この3つの部分円環状溝群は、ライナ上端
側の第1番目の部分円環状溝7から第3番目の部分円環
状溝7までの第1部分円環状溝群7A、第4番目の部分
円環状溝7から第8番目の部分円環状溝7までの第2部
分円環状溝群7B、第9番目の部分円環状溝7から第1
5番目の部分円環状溝7までの第3部分円環状溝群7C
からなる。
【0014】そして第1部分円環状溝群7Aには、周方
向中央部と周方向両端部とに部分円環状溝7同士を連通
させる3本の縦方向溝8,9,10が形成されており、
中央部の縦方向溝8が冷却液の入口をなし、両端部の縦
方向溝9,10が冷却液の出口をなす。
【0015】同様に、第2部分円環状溝群7Bにも、周
方向中央部と周方向両端部とに部分円環状溝7同士を連
通させる3本の縦方向溝11,12,13が形成されて
おり、両端部の縦方向溝12,13が冷却液の入口をな
し、中央部の縦方向溝11が冷却液の出口をなす。
【0016】また、第3部分円環状溝群7Cにも、同様
に、周方向中央部と周方向両端部とに部分円環状溝7同
士を連通させる3本の縦方向溝14,15,16が形成
されており、中央部の縦方向溝14が冷却液の入口をな
し、両端部の縦方向溝15,16が冷却液の出口をな
す。
【0017】そして、第1部分円環状溝群7Aの冷却液
の出口をなす縦方向溝9,10と、第2部分円環状溝群
7Bの冷却液の入口をなす縦方向溝12,13とは、こ
れらの縦方向溝と周方向において同一の位置で第3番目
の部分円環状溝7と第4番目の部分円環状溝7の間に設
けられた縦方向溝17,18でそれぞれ直列に連通され
ている。
【0018】また、同様に、第2部分円環状溝群7Bの
冷却液の出口をなす縦方向溝11と、第3部分円環状溝
群7Cの冷却液の入口をなす縦方向溝14とは、これら
の縦方向溝と周方向において同一の位置で第8番目の部
分円環状溝7と第9番目の部分円環状溝7の間に設けら
れた縦方向溝19で直列に連通されている。
【0019】そして、第3部分円環状溝群7Cの出口を
なす縦方向溝15,16の下端に連通する排出用の部分
円環状溝20が形成されている。
【0020】他方の領域のライナ外周面6にも上記と同
様の部分円環状溝群が形成されている。以下、説明する
と、軸方向に間隔をおいて15個の部分円環状溝107
が形成されている。そしてこれらの部分円環状溝107
は3つの部分円環状溝群に分けられる。
【0021】この3つの部分円環状溝群は、ライナ上端
側の第1番目の部分円環状溝107から第3番目の部分
円環状溝107までの第1部分円環状溝群107A、第
4番目の部分円環状溝107から第8番目の部分円環状
溝107までの第2部分円環状溝群107B、第9番目
の部分円環状溝107から第15番目の部分円環状溝1
07までの第3部分円環状溝群107Cからなる。
【0022】そして第1部分円環状溝群107Aには、
周方向中央部と周方向両端部とに部分円環状溝107同
士を連通させる3本の縦方向溝108,109,110
が形成されており、中央部の縦方向溝108が冷却液の
入口をなし、両端部の縦方向溝109,110が冷却液
の出口をなす。
【0023】同様に、第2部分円環状溝群107Bに
も、周方向中央部と周方向両端部とに部分円環状溝10
7同士を連通させる3本の縦方向溝111,112,1
13が形成されており、両端部の縦方向溝112,11
3が冷却液の入口をなし、中央部の縦方向溝111が冷
却液の出口をなす。
【0024】また、第3部分円環状溝群107Cにも、
同様に、周方向中央部と周方向両端部とに部分円環状溝
107同士を連通させる3本の縦方向溝114,11
5,116が形成されており、中央部の縦方向溝114
が冷却液の入口をなし、両端部の縦方向溝115,11
6が冷却液の出口をなす。
【0025】そして、第1部分円環状溝群107Aの冷
却液の出口をなす縦方向溝109,110と、第2部分
円環状溝群107Bの冷却液の入口をなす縦方向溝11
2,113とは、これらの縦方向溝と周方向において同
一の位置で第3番目の部分円環状溝107と第4番目の
部分円環状溝107の間に設けられた縦方向溝117,
118でそれぞれ直列に連通されている。
【0026】また、同様に、第2部分円環状溝群107
Bの冷却液の出口をなす縦方向溝111と、第3部分円
環状溝群107Cの冷却液の入口をなす縦方向溝114
とは、これらの縦方向溝と周方向において同一の位置で
第8番目の部分円環状溝107と第9番目の部分円環状
溝107の間に設けられた縦方向溝119で直列に連通
されている。
【0027】そして、第3部分円環状溝群107Cの出
口をなす縦方向溝115,116の下端に連通する排出
用の部分円環状溝120が形成されている。
【0028】このシリンダライナ1がシリンダブロック
30(図2参照)のボア部に嵌装され、ボア内周面31
と一方の領域のライナ外周面6に形成されている溝7〜
20とで画定される空間が冷却液通路32をなし、第1
部分円環状溝群7Aの冷却液の入口をなす縦方向溝8に
接続する冷却液の供給路33と、排出用の部分円環状溝
20に接続する冷却液の排出路34とが、シリンダブロ
ック30に形成されている。
【0029】同様に、ボア内周面31と他方の領域のラ
イナ外周面6に形成されている溝107〜120とで画
定される空間が冷却液通路132をなし、第1部分円環
状溝群107Aの冷却液の入口をなす縦方向溝108に
接続する冷却液の供給路133と、排出用の部分円環状
溝120に接続する冷却液の排出路134とが、シリン
ダブロック30に形成されている。
【0030】以下、冷却液の流れを説明する。まず、一
方の領域の冷却液の流れを説明すると、図1および図2
に示すように、シリンダブロック30に形成された冷却
液の供給路33を通って、シリンダライナの第1部分円
環状溝群7Aの入口をなす縦方向溝8に流入した冷却液
は、第1部分円環状溝群7Aの部分円環状溝7を両端側
へ流れてゆき、第1部分円環状溝群7Aの出口をなす縦
方向溝9,10から第2部分円環状溝群7Bの入口をな
す縦方向溝12,13へ流入する。
【0031】そして、第2部分円環状溝群7Bの部分円
環状溝7を中央側へ流れてゆき、第2部分円環状溝群7
Bの出口をなす縦方向溝11から第3部分円環状溝群7
Cの入口をなす縦方向溝14へ流入する。
【0032】そして、第3部分円環状溝群7Cの部分円
環状溝7を両端側へ流れてゆき、第3部分円環状溝群7
Cの出口をなす縦方向溝15,16からそれに連通する
排出用の部分円環状溝20に流入し、シリンダブロック
30に形成された冷却液の排出路34に流出する。
【0033】以上の場合、3つの部分円環状溝群7A,
7B,7Cにおける冷却液通路の総断面積は上部ほど小
さくなり、各部分円環状溝群7A,7B,7Cを流れる
冷却液の流速は、下部の第3部分円環状溝群7Cよりも
中央部の第2部分円環状溝群7Bの方が大きく、中央部
の第2部分円環状溝群7Bよりも上部の第1部分円環状
溝群7Aの方が大きくなる。
【0034】したがって、ライナ上部にいくほど冷却液
の熱伝達係数は大きくなり、冷却能力が大きくなって、
一方の領域のライナ外周面においてライナ軸方向の温度
勾配(上部で高く、下部で低い)に対応した適切な冷却
が行われる。
【0035】他方の領域の冷却液の流れも上記と同様で
あり、以下説明すると、図1および図2に示すように、
シリンダブロック30に形成された冷却液の供給路13
3を通って、シリンダライナの第1部分円環状溝群10
7Aの入口をなす縦方向溝108に流入した冷却液は、
第1部分円環状溝群107Aの部分円環状溝107を両
端側へ流れてゆき、第1部分円環状溝群107Aの出口
をなす縦方向溝109,110から第2部分円環状溝群
107Bの入口をなす縦方向溝112,113へ流入す
る。
【0036】そして、第2部分円環状溝群107Bの部
分円環状溝107を中央側へ流れてゆき、第2部分円環
状溝群107Bの出口をなす縦方向溝111から第3部
分円環状溝群107Cの入口をなす縦方向溝114へ流
入する。
【0037】そして、第3部分円環状溝群107Cの部
分円環状溝107を両端側へ流れてゆき、第3部分円環
状溝群107Cの出口をなす縦方向溝115,116か
らそれに連通する排出用の部分円環状溝120に流入
し、シリンダブロック30に形成された冷却液の排出路
134に流出する。
【0038】以上の場合、3つの部分円環状溝群107
A,107B,107Cにおける冷却液通路の総断面積
は上部ほど小さくなり、各部分円環状溝群107A,1
07B,107Cを流れる冷却液の流速は、下部の第3
部分円環状溝群107Cよりも中央部の第2部分円環状
溝群107Bの方が大きく、中央部の第2部分円環状溝
群107Bよりも上部の第1部分円環状溝群107Aの
方が大きくなる。
【0039】したがって、ライナ上部にいくほど冷却液
の熱伝達係数は大きくなり、冷却能力が大きくなって、
ライナ軸方向の温度勾配(上部で高く、下部で低い)に
対応した適切な冷却が行われる。
【0040】そして、上記シリンダライナ1を、例えば
図3に示されているように、直列4気筒のエンジンのシ
リンダブロック30のボア内に装着する場合、ライナ外
周面6において大きな面積を占める領域に形成されてい
る部分円環状溝群7A,7B,7Cが排気弁側とクラン
ク軸の上方部位に位置するように配置する。
【0041】一般的に排気弁側とクランク軸方向部位の
シリンダライナの壁温度は、吸気弁側よりも高い傾向に
ある。したがって、上記のようにシリンダライナを装着
し、円周方向において温度の高い排気弁側に配置する部
分円環状溝群7A,7B,7C側に、吸気弁側に配置す
る部分円環状溝群107A,107B,107C側より
も低い温度の冷却液を流す、あるいは冷却液の流量を大
きくすることによって、円周方向の温度勾配(排気弁側
で高く、吸気弁側で低い)に対応した適切な冷却を行う
ことができる。
【0042】なお、上記実施例では溝の断面形状を矩形
としたが、これに限ることはなく、例えばV字形、半円
形などであってもよく特に制限はない。しかし伝熱面積
を大きくするためには矩形や正方形が望ましい。
【0043】また、シリンダライナの冷却構造を2つの
領域に分けるための2つの縦方向ランド部の円周方向位
置は、シリンダライナの円周方向における温度分布に応
じて適宜設定すればよい。
【0044】また、上記実施例ではライナ軸方向に間隔
をおいて複数個形成した部分円環状溝を、3つの部分円
環状溝群に分けて、各部分円環状溝群における部分円環
状溝の総断面積を下部から上部に向けて小さくしたが、
2つの部分円環状溝群、あるいは4以上の部分円環状溝
群に分けて、各部分円環状溝群における部分円環状溝の
総断面積を下部から上部に向けて小さくするように構成
してもよい。
【0045】また、上記実施例では、各部分円環状溝群
を複数個の部分円環状溝の集合したものとしたが、この
他、ライナ上端側から数えて第1番目の部分円環状溝群
は1個の部分円環状溝とし、残りの部分円環状溝群を複
数個の部分円環状溝の集合したものとすることもでき
る。
【0046】また、上記実施例では、冷却液(冷却水や
冷却油)をシリンダブロックに設けた排出路に流出する
ように構成したが、冷却液が冷却油の場合はオイルパン
に排出するように構成することもできる。
【0047】また、上記実施例において、一方の領域の
排出用の部分円環状溝20に連通するシリンダブロック
30の冷却液の排出路34と、他方の領域の冷却液の入
口をなす縦方向溝8に連通するシリンダブロック30の
冷却液の供給路133とを連通するように構成してもよ
い。
【0048】このようにすると、一方の領域の部分円環
状溝群7A,7B,7Cを流れた後に、他方の領域の部
分円環状溝群107A,107B,107Cを流れるの
で、一方の領域の部分円環状溝群7A,7B,7Cを流
れて温められた冷却液が、他方の領域の部分円環状溝群
107A,107B,107Cを流れることになる。そ
のため、一方の領域の部分円環状溝群7A,7B,7C
を排気弁側に配置するようにシリンダライナをシリンダ
ブロックのボア内に装着すれば、円周方向における温度
勾配(排気弁側で高く、吸気弁側で低い)に対応した適
切な冷却を行うことができる。
【0049】また、上記実施例では、縦方向溝をシリン
ダライナの軸心に対して平行に設けているが、シリンダ
ライナの軸心に対して傾斜するように設けることもでき
る。
【0050】なお、上記実施例では、シリンダライナの
外周面に部分円環状溝と縦方向溝を設け、シリンダブロ
ックのボア内周面との間で冷却液通路を形成したが、部
分円環状溝や縦方向溝をシリンダブロックのボア内周面
側に形成するようにしてもよい。
【0051】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、シ
リンダライナの冷却構造がシリンダライナの円周方向に
2分割されているので、分割されたそれぞれに流れる冷
却液の温度あるいは流量を変えることが可能となる。こ
れによって、シリンダライナの円周方向の冷却能力を変
化させることができる。
【0052】さらに、シリンダライナの軸方向に関して
は、同一の部分円環状通路群に属する部分円環状通路の
本数を軸方向の部位に応じて変化させることにより、各
部分円環状通路群を流れる冷却液の流速が変化するの
で、軸方向部位に応じた冷却を適切に行うことができ
る。
【0053】以上のように、本考案のシリンダライナの
冷却構造によれば、シリンダライナの軸方向および円周
方向における温度勾配に対応した適切な冷却を行うこと
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシリンダライナの外周面を示す展開図
である。
【図2】本考案のシリンダライナをシリンダブロックの
ボアに組み込んだ縦断面図である。
【図3】本考案のシリンダライナをシリンダブロックの
ボアに組み込んだ平面図である。
【図4】シリンダライナの円周方向位置におけるライナ
壁温を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シリンダライナ 2 鍔部 3 円周方向ランド部 4、5 縦方向ランド部 6 ライナ外周面 7 部分円環状溝 7A、107A 第1部分円環状溝群 7B、107B 第2部分円環状溝群 7C、107C 第3部分円環状溝群 8、9、10、11、12、13、14、15、16、
17、18、19 縦方向溝 20、120 排出用部分円環状溝 30 シリンダブロック 31 ボア部内周面 32、132 冷却液通路 33、133 冷却液供給路 34、134 冷却液排出路

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダライナ外周面とシリンダブロッ
    クのボア内周面のいずれか一方または双方に、細長い冷
    却液通路が形成されているシリンダライナの冷却構造に
    おいて、前記冷却構造が、円周方向に2分割されてお
    り、その各々の冷却構造における冷却液通路は、 1以上の部分円環状通路で構成される複数の部分円環状
    通路群と、 前記各部分円環状通路群に設けられ部分円環状通路同士
    を連通させて部分円環状通路群の入口をなす縦方向通路
    と、 前記各部分円環状通路群に設けられ部分円環状通路同士
    を連通させて部分円環状通路群の出口をなす縦方向通路
    と、 から構成され、 隣接する部分円環状通路群における一方の部分円環状通
    路群の出口をなす縦方向通路と他方の部分円環状通路群
    の入口をなす縦方向通路とが互いに連通されていること
    を特徴とするシリンダライナの冷却構造。
  2. 【請求項2】 一方の冷却構造の冷却液の出口と他方の
    冷却構造の冷却液の入口とが連通されていることを特徴
    とする請求項1記載のシリンダライナの冷却構造。
  3. 【請求項3】 前記冷却液通路が、シリンダライナ外周
    面に形成された部分円環状溝群および縦方向溝とシリン
    ダブロックのボア内周面とで画定されることを特徴とす
    る請求項1記載のシリンダライナの冷却構造。
  4. 【請求項4】 前記冷却液通路が、シリンダライナ外周
    面に形成された部分円環状溝群とシリンダブロックのボ
    ア内周面およびシリンダライナ外周面とシリンダブロッ
    クのボア内周面に形成された縦方向溝とで画定されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のシリンダライナの冷却構
    造。
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JPH0578952U (ja) 1993-10-26

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