JP2520197Y2 - 配線板用ジャンパー線 - Google Patents

配線板用ジャンパー線

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JP2520197Y2
JP2520197Y2 JP1460792U JP1460792U JP2520197Y2 JP 2520197 Y2 JP2520197 Y2 JP 2520197Y2 JP 1460792 U JP1460792 U JP 1460792U JP 1460792 U JP1460792 U JP 1460792U JP 2520197 Y2 JP2520197 Y2 JP 2520197Y2
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JP
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conductor
wiring board
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jumper wire
crank
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JP1460792U
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圭一 尾▲崎▼
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、配線板を相互に電気的
に接続するフイルム状のジャンパー線の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の配線板用ジャンパー線aを
示し、両端にピン端子c,c′を形成した複数のフラッ
ト導体bを所定の間隔で並設し、その両面を可撓性を有
するポリエステルなどの絶縁フイルムdで被覆固定して
成る。
【0003】図6は対向する二枚のプリント配線板e,
e′を上記ジャンパー線aを用いて接続する方法を示
す。すなわち、一方のプリント配線板eの複数の回路導
体fの端部に形成、整列させた接続孔(ランド)g群に
ジャンパー線aの一方のピン端子c群をそれぞれ挿入し
て、半田付けする。次いで、他方のプリント配線板e′
の接続孔g′群にジャンパー線aの他方のピン端子c′
群をそれぞれ挿入して、半田付けすると、ジャンパー線
aによる両配線板e,e′の電気的接続が終了する。
【0004】従来のジャンパー線aでは、上下のプリン
ト配線板e,e′の電気的接続に際し、各接続孔g,
g′にフラット導体bの面と交叉するxーx方向に位置
的なずれがあっても十分これを吸収することができる
が、フラット導体bの面と平行なyーy方向に位置的な
ずれがあると、これを吸収出来ない欠点があった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した点に
鑑み、配線板を相互に電気的に接続するプリント配線板
用ジャンパー線において、相互に接続しようとする配線
板の接続孔のあらゆる方向のずれを吸収出来る構造のジ
ャンパー線を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本考案のジャンパー線は、請求項1に記載したよう
に、両端にピン端子を形成した複数のフラット導体を並
設し、その両面を可撓性の絶縁フイルムで被覆固定して
成る配線板用ジャンパー線において、前記フラット導体
の中間にクランク部を設けて両側の導体部の軸線をずら
して形成すると共に、一方側の導体部間およびクランク
部間において前記絶縁フイルムに切り抜きを設けて、該
一方側の導体部を他方側の導体部と交叉する方向に折り
曲げて(折り曲げ可能に)形成したことをを特徴とする
(以下、第1の考案という)。
【0007】もう一つの手段は、請求項2に記載したよ
うに、両端にピン端子を形成した複数のフラット導体を
並設し、その両面を可撓性の絶縁フイルムで被覆固定し
て成る配線板用ジャンパー線において、前記フラット導
体の中間にクランク部を設けて両側の導体部の軸線をず
らして形成すると共に、一方側の各導体部間および他方
側の各導体間においてそれぞれ前記絶縁フイルムに切り
抜きを設けて、各フラット導体のクランク部およびクラ
ンク部間を前記一方側の導体部と他方側の導体部とが交
叉する方向に折り曲げて断面凹凸状に形成し、前記一方
側の導体部を千鳥状に、他方側の導体部を直線状に配列
したことを特徴とする(以下、第2の考案という)。
【0008】
【作用】第1の考案によれば、配線板用ジャンパー線の
フラット導体の中間に、クランク部を設けて両側の導体
部の軸線をずらして形成し、一方側の導体部間およびク
ランク部間において前記絶縁フイルムに切り抜きを設け
て、該一方側の導体部を他方側の導体部と交叉する方向
に折り曲げて(折り曲げ可能に)形成したので、前記フ
ラット導体の一方側の導体部と他方側の導体部がそれぞ
れ交叉して自由度を持つことになる。
【0009】第2の考案によれば、配線板用ジャンパー
線のフラット導体の中間に、クランク部を設けて両側の
導体部の軸線をずらして形成し、一方側の各導体部間お
よび他方側の各導体間においてそれぞれ前記絶縁フイル
ムに切り抜きを設けて、各フラット導体のクランク部お
よびクランク部間を前記一方側の導体部と他方側の導体
部とが交叉する方向に折り曲げて断面凹凸状に形成した
ので、前記フラット導体の一方側の導体部と他方側の導
体部がそれぞれ交叉して自由度を持つことになる。
【0010】
【実施例】図1は第1の考案の実施例を示し、(A)は
ジャンパー線Aの斜視図、(B)はその展開図である。
ジャンパー線Aは、(B)に示すように、両端にピン端
子2,2′を形成した複数のフラット導体1を所定間隔
で並設し、これらの両面を絶縁フイルム3で被覆固定し
て成る。
【0011】上記構造は従来と同様であるが、本考案に
あっては、フラット導体1の中間にクランク部1aを設
けることにより、該クランク部1aを挟む両側の導体部
1b,1b′の軸線をずらした素ジャンパー線A′を形
成する。そして、素ジャンパー線A′の絶縁フイルム3
には、一方の導体部1b群側において、各導体部1b間
およびクランク部1a間に切り抜き4を設け、各フラッ
ト導体1のクランク部1aにおいて折れ線Pに示すよう
に一方側の導体部1bを他方側の導体部1b′と交叉す
る方向に折り曲げる。切り抜き4は、導体部1bおよび
クランク部1aの両側に所定巾Dの絶縁フイルム3が残
るように設ける。
【0012】第1の考案の実施例は、上記のように構成
されているので使用時において、図2に示すように配線
板5の図示しない回路に接続された貫通孔6に前記配線
板用ジャンパー線Aの一方のピン端子2を挿通し半田付
けする。次いで、配線板5′の図示しない回路に接続さ
れた貫通孔6′に前記配線板用ジャンパー線Aの他方の
ピン端子2′を挿通して半田付けし、配線板5の貫通孔
6と配線板5′の貫通孔6′との電気的接続を終了す
る。
【0013】従って、配線板5の貫通孔6と配線板5′
の貫通孔6′との位置的ずれがあっても、前記他方側の
導体部1b′の方向と交叉するX−X方向の成分の位置
的ずれに対しては、前記他方側の導体部1b′が撓んで
対処する。また、前記一方側の導体部1bの方向と交叉
するY−Y方向の成分の位置的ずれに対しては、前記一
方側の導体部1b′が撓んで対処する。
【0014】即ち、第1の考案の実施例の配線板用ジャ
ンパー線Aによれば、電気的に接続する2枚の配線板の
貫通孔が相互に前後左右いずれの方向にずれていても、
確実に位置的ずれに対処出来るのできわめて自由度があ
り、半田付け部にクラック等の発生の原因ともならな
い。
【0015】図3は第2の考案の実施例を示し、(A)
は配線板用ジャンパー線Bの斜視図、(B)はその展開
図である。配線板用ジャンパー線Bを形成する為の素ジ
ャンパー線B′は、前記素ジャンパー線A′と同一構造
である。第2の考案では、この素ジャンパー線B′の絶
縁フイルム3の両側において、一方の導体部1b群側に
おいて、各導体部1b間およびクランク部1a間に切り
抜き7を設けるとともに、各導体部1b′間およびクラ
ンク部1a間に切り抜き7′を設け、各フラット導体1
のクランク部1aにおいて折れ線Qに示すように一方側
の導体部1bを他方側の導体部1b′と交叉する方向に
折り曲げ、さらに隣接するクランク部1a間を折れ線
Q′に示すように前記一方側の導体部と他方側の導体部
とが交叉する方向に折り曲げて断面凹凸状に形成する。
【0016】切り抜き7及び7′は、導体部1b,導体
部1b′及びクランク部1aの両側に所定巾D,D′の
絶縁フイルム3が残るように設ける。従って、図3
(A)に示すように、一方のピン端子2n (21
2 ,23 …)は、ほぼ一直線上に形成されるととも
に、他方のピン端子2n ′(21 ′,22 ′,23
…)は、千鳥状の配列となる。
【0017】第2考案の実施例は、上記のように構成さ
れているので使用時において、図4に示すように配線板
8の図示しない回路に接続された貫通孔9に前記配線板
用ジャンパー線Bの一方のピン端子2を挿通し半田付け
する。次いで、配線板8′の図示しない回路に接続され
た貫通孔9′に前記配線板用ジャンパー線Bの他方のピ
ン端子2′を挿通して半田付けし、配線板8の貫通孔9
と配線板8′の貫通孔9′との電気的接続を終了する。
【0018】従って、配線板8の貫通孔9と配線板8′
の貫通孔9′との位置的ずれがあっても、前記他方側の
導体部1b′の方向と交叉するX′−X′方向の成分の
位置的ずれに対しては、前記他方側の導体部1b′が撓
んで対処する。また、前記一方側の導体部1bの方向と
交叉するY′−Y′方向の成分の位置的ずれに対して
は、前記一方側の導体部1b′が撓んで対処する。
【0019】即ち、第2の考案の実施例の配線板用ジャ
ンパー線Bによれば、電気的に接続する2枚の配線板の
貫通孔が相互に前後左右いずれの方向にずれていても、
確実に位置的ずれに対処出来るのできわめて自由度があ
り、半田付け部にクラック等の発生の原因ともならな
い。
【0020】
【考案の効果】本考案による実施例は上記のように構成
したので、配線板を相互に電気的に接続する配線板用ジ
ャンパー線において、相互に接続しようとする配線板の
貫通孔のあらゆる方向のずれを吸収出来る構造の配線板
用ジャンパー線を特長とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1考案の実施例の斜視図である。
(B)は同じく展開図である。
【図2】第1考案の実施例を配線板へ装着した斜視図で
ある。
【図3】(A)は第2考案の実施例の斜視図である。
(B)は同じく展開図である。
【図4】第2考案の実施例を配線板へ装着した斜視図で
ある。
【図5】従来例の斜視図である。
【図6】従来例をプリント配線板へ装着した斜視図であ
る。
【符号の説明】
A,B 配線板用ジャンパー線 1 フラット導体 1a クランク部 1b,1b′ 導体部 2,2′ ピン端子 3 絶縁フイルム 4,7,7′ 切り抜き 5,5′,8,8′ 配線板 6,6′,9,9′ 貫通孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にピン端子を形成した複数のフラッ
    ト導体を並設し、その両面を可撓性の絶縁フイルムで被
    覆固定して成る配線板用ジャンパー線において、 前記フラット導体の中間にクランク部を設けて両側の導
    体部の軸線をずらして形成すると共に、一方側の導体部
    間およびクランク部間において前記絶縁フイルムに切り
    抜きを設けて、該一方側の導体部を他方側の導体部と交
    叉する方向に折り曲げて(折り曲げ可能に)形成したこ
    とを特徴とするジャンパー線。
  2. 【請求項2】 両端にピン端子を形成した複数のフラッ
    ト導体を並設し、その両面を可撓性の絶縁フイルムで被
    覆固定して成る配線板用ジャンパー線において、 前記フラット導体の中間にクランク部を設けて両側の導
    体部の軸線をずらして形成すると共に、一方側の各導体
    部間および他方側の各導体間においてそれぞれ前記絶縁
    フイルムに切り抜きを設けて、各フラット導体のクラン
    ク部およびクランク部間を前記一方側の導体部と他方側
    の導体部とが交叉する方向に折り曲げて断面凹凸状に形
    成し、前記一方側の導体部を千鳥状に、他方側の導体部
    を直線状に配列したことを特徴とするジャンパー線。
JP1460792U 1992-03-18 1992-03-18 配線板用ジャンパー線 Expired - Lifetime JP2520197Y2 (ja)

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JPH0575970U JPH0575970U (ja) 1993-10-15
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