JP2856341B2 - カードエッジ型表面実装コネクタ - Google Patents

カードエッジ型表面実装コネクタ

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JP2856341B2 JP3344186A JP34418691A JP2856341B2 JP 2856341 B2 JP2856341 B2 JP 2856341B2 JP 3344186 A JP3344186 A JP 3344186A JP 34418691 A JP34418691 A JP 34418691A JP 2856341 B2 JP2856341 B2 JP 2856341B2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカードエッジ型表面実装
コネクタの構成に係り、特に隣接端子間ピッチが等しい
如何なる数の接続端子を有する回路基板でも1個の絶縁
体で確実且つ完全に接続させることで生産性の向上を図
ったカードエッジ型表面実装コネクタに関する。
【0002】回路基板の端辺に形成されている接続電極
に該端辺を跨いで表面実装されるカードエッジ型表面実
装コネクタ(以下単にコネクタとする)には多くの種類
が実用化されているが、近年の電子機器分野における装
置の小型化要求に対応して該コネクタの小型化ひいては
それに装着されている接続端子の微細化が進展してきて
おり、該コネクタと回路基板間の安定した接続を如何に
確保するかが大きな課題になってきている。
【0003】
【従来の技術】図4は従来のコネクタの構成例と回路基
板への実装方法を説明する図であり、図5は従来の他の
構成例を説明する図、図6は問題点を説明する図であ
る。
【0004】なおいずれも奇数個のジャック端子が二列
の千鳥状に配置されているジャック側コネクタを回路基
板に実装する場合を例として説明する。図4でコネクタ
1は、一端が舌片状コンタクト11a に形成されている複
数のジャック端子11と該ジャック端子11を二列の千鳥状
に配置固定する絶縁体12とで構成されている。
【0005】そして上記ジャック端子11は拡大視した図
(A) に示す如く、一端が上記舌片状コンタクト11a に形
成され図示されないプラグに嵌合する他端が筒状に折り
曲げ形成されたジャックコンタクト11b に形成されてい
ると共に、その長手方向中間部には幅方向両側に突出す
る凸片を角型に折り込んだ固定部11c が形成されてい
る。
【0006】また絶縁体12には上記ジャック端子11をそ
の固定部11c の領域で保持固定し得るような角形の端子
固定孔12a が二列の千鳥状に整列して形成されており、
該固定孔12a に上記ジャック端子11が挿入されると所定
位置で該絶縁体12に固定できるようになっている。
【0007】そこで、絶縁体12の各端子固定孔12a に列
間が逆方向になるように矢印a1,a2の如くジャック端子
11を挿入して図4に示すコネクタ1を構成するようにし
ている。
【0008】なお該コネクタ1の舌片状コンタクト11a
の列間距離wは該コネクタ1が実装される回路基板2の
厚さtとほぼ等しくなるように形成されている。一方、
該回路基板2の端辺2aの近傍両面には上記コネクタ1の
各舌片状コンタクト11a と対応する位置に接続電極2bが
パターニング形成されている。
【0009】そこで、該回路基板2をその接続電極2bと
上記コンタクト11a とが合致するように例えばマニュア
ルで位置決めして矢印bの如くコンタクト列間に挿入す
ると各コンタクト11a と回路基板2の対応する各接続電
極2bとが接触した状態になるので、そのまま例えば図示
されないリフロー装置等で両者を半田付け接続すること
で該コネクタ1を回路基板2に実装することができる。
【0010】かかるコネクタ1では絶縁体自体が単純な
形状であるため低価格化と小型化が共に実現し得るメリ
ットがあり、特に回路基板2がICメモリカードの如く
小型薄形で且つ軽量であるときには大きい効果を上げる
ことができる。
【0011】他の構成例を示す図5でコネクタ3は、図
4で説明した複数のジャック端子11と該端子11を二列の
千鳥状に配置固定する絶縁体31とで構成されている。そ
して特にこの場合の該絶縁体31は図4で説明した絶縁体
12と同様のものであるが、その長手方向両端部に図4の
回路基板2を位置決めして挿入し得るような溝 31a′を
持つガイド31a が突出して形成されているものである。
【0012】従って、回路基板2と該コネクタ3とを嵌
合させる場合に図4の場合よりも効率のよい実装作業が
実現できるメリットがあり、特に回路基板が通常のプリ
ント基板の如く比較的大きいときには大なる効果を上げ
ることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4で説明し
たコネクタ1の場合では該コネクタ1に対する回路基板
2の位置決めがマニュアル等に頼っているため、問題点
を示す図6の側面図で示す(イ)のように回路基板2が
コネクタ1に対して傾きαを持って取付けられたり、平
面図で示す(ロ)のようにコネクタ1の各舌片状コンタ
クト11a と回路基板2の接続電極2bとがずれた状態で取
付けられることがあり極端なときには該コンタクト11a
が隣接する接続電極2bと接触することになるので、該取
付け時に特別な注意を払わなければならないと言う問題
があった。
【0014】更に、リフロー技術等による半田接続時の
接続半田が固定するまでの間に上述したような傾きや位
置ズレガ発生するとそのままの状態で両者が接続される
ことになり、結果的にコネクタ1と回路基板2との間の
接続信頼性が低下することがあると言う問題があった。
【0015】また図5で説明したコネクタ3の場合では
回路基板2の接続端子数に合致するコネクタを準備しな
ければならず、特に最近の如く仕様の異なる回路基板が
多く使用されるようになってくるとそれぞれの仕様に合
ったコネクタを準備せざるを得ず、結果的に系列が拡大
することになって生産性の向上を期待することができな
いと言う問題があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題は、端子固定孔
が一定した隣接間ピッチで複数列に整列した状態で形成
されている絶縁体と一端が表面実装用の舌片状コンタク
トに形成されている複数のジャック端子またはプラグ端
子とで構成されるカードエッジ型表面実装コネクタであ
って、複数のジャック端子またはプラグ端子をその舌片
状コンタクトが所定間隔を保った二面を形成するように
平行に露出させて保持固定する絶縁体が、所要の端子数
を少なくとも4個以上越える数の端子固定孔を具えて形
成されていると共に、列間で隣接する2個の端子固定孔
で該絶縁体に固定し得る脚状突起を持ち且つ該脚状突起
で上記絶縁体に固定したときに所要の回路基板をその片
側の側辺でガイドして上記舌片状コンタクトの列間に位
置せしめ得る溝が該脚状突起に繋がるブロック部に形成
されている回路基板用ガイドを少なくとも2個具えて構
成されているカードエッジ型表面実装コネクタによって
達成される。
【0017】
【作用】回路基板の大きさ換言すれば接続電極数に自在
に対応し得るように構成された回路基板用ガイドを絶縁
体に装着してコネクタを構成すると、1個のコネクタで
大きさの異なる回路基板に対応させることができる。
【0018】そこで本発明では、絶縁体に形成されてい
る端子固定孔に挿入することで該絶縁体に固定し得る2
個の回路基板用ガイドを、実装する回路基板に合わせて
該絶縁体に装着しコネクタを構成するようにしている。
【0019】このことは2個の該ガイドの絶縁体への装
着位置を変えることで如何なる大きさの回路基板にも適
用できることを意味している。従って如何なる回路基板
でも確実にガイドして実装し得るコネクタを容易に実現
することができる。
【0020】
【実施例】図1は本発明になるコネクタの構成例を説明
する図であり、(1-1) は構成図,(1-2) はコネクタとし
ての完成状態を示す図である。
【0021】また図2は他の構成例を説明する図、図3
は他の実施例を示す図である。なお図ではいずれも図4
と同じジャックコネクタの場合を例としているので図4
と同じ対象部材には同一の記号を付して表わしている。
【0022】図1の(1-1) でコネクタ4は、図4で説明
した複数のジャック端子11と該ジャック端子11を二列の
千鳥状に配置固定する絶縁体41および該絶縁体41に装着
される2個の回路基板用ガイド42とで構成されている。
【0023】そして特にこの場合の絶縁体41には、図4
で説明した絶縁体12の端子固定孔12a と等しい大きさの
端子固定孔41a が長手方向両端それぞれに少なくとも2
個ずつ 41a-1,41a-2,41a-3,41a-4として追加形成されて
いる。
【0024】従って、両端に位置する2個ずつ計4個の
各端子固定孔 41a-1,41a-2,41a-3,41a-4を除く固定孔41
a の数が図4の絶縁体12に形成されている端子固定孔12
a と等しいことになる。
【0025】また本発明に係わる上記回路基板用ガイド
42は拡大視した図(B) に示す如く、上記絶縁体41の一端
に位置する端子固定孔 41a-1,41a-2と対応する位置に該
各孔41a-1,41a-2に嵌合して挿入し得る脚状突起42-1, 4
2-2を持つブロック状で、該ブロック部分に図4の回路
基板2をその片側の側辺でガイドして挿入し得ると共に
その挿入方向すなわち上記脚状突起42-1, 42-2形成側に
衝止面 42a′を持つ溝42a が形成されて構成されている
ものである。
【0026】そして、該溝42a はその脚状突起42-1, 42
-2が絶縁体41の上記端子固定孔 41a -1,41a-2とそれぞれ
合うように矢印c1の如く上記絶縁体41に嵌合させて装着
したときに該絶縁体41の長手方向内側を向くように形成
されている。
【0027】なお該回路基板用ガイド42を矢印c2のよう
に半回転させると、その2個の脚状突起42-1, 42-2は絶
縁体41の他端側に位置する2個の端子固定孔 41a-3,41a
-4とそれぞれ対応して位置するようになるので、該ガイ
ド42を絶縁体41の他端側に装着することで所要のコネク
タ4を(1-2) に示すように構成することができる。
【0028】かかる構成になるコネクタ4では、実装す
る回路基板2が上記回路基板用ガイド42によってガイド
されるので図5で説明したコネクタ3と同様に効率のよ
い実装作業を実現することができる。
【0029】更に、回路基板用ガイド42の上記溝42a の
衝止面 42a′を除く底面換言すれば回路基板2をその側
辺でガイドする面 42a″に例えば図示の如き半円状突起
42bを形成すると共に回路基板2の該突起42b と対応す
る位置に破線dで示すような半円状の切り欠け2cを形成
すると、該回路基板2とコネクタ4との仮固定を実現す
ることができる。
【0030】従って、半田接続時の接続半田が固定する
までの間の両者間の位置ズレをなくすことでできて接続
信頼性の低下を抑制することができる。なおコネクタが
偶数個のジャック端子からなる場合には、絶縁体の両端
に形成する余分の端子固定孔を例えば2個と3個のよう
に奇数個とすることで上記同様に対応させることができ
る。
【0031】図2は絶縁体に対して実装する回路基板が
小さい場合を示したものであり、例えば絶縁体51に装着
するジャック端子11を実装する回路基板21の接続電極数
に合わせて装着した後、該端子配置領域の両端に位置す
る端子固定孔51a に図1で説明した回路基板用ガイド42
を上述した方法で挿入固定することで、該回路基板21に
対応し得るコネクタ5を構成することができる。
【0032】また図3は1個の絶縁体に対して複数個
(図では2個)の回路基板を実装する場合を例示したも
のであり、例えば図2と同じ絶縁体51に装着するジャッ
ク端子11を2個の回路基板22,23 の各接続電極数に合わ
せてグルーピングして植設した後、各端子配置領域の両
端に位置する端子固定孔51a に図1で説明した回路基板
用ガイド42を上述した方法で挿入固定することで、該各
回路基板22,23 が実装し得るコネクタ6を容易に構成す
ることができる。
【0033】なお上記説明では端子配列が二列の場合を
例としているが、三列以上の複数列の場合には上述した
回路基板用ガイドの挿入固定位置を適当に設定すること
で対応させることができる。
【0034】
【発明の効果】上述の如く本発明により、隣接端子間ピ
ッチが等しい如何なる数の接続端子を有する回路基板で
も1個の絶縁体で確実且つ完全に接続させることで生産
性の向上を図ったカードエッジ型表面実装コネクタを提
供することができる。
【0035】なお、本発明の説明ではジャック端子の角
形に折り曲げ成形されている部分を絶縁体に対する固定
部としているため絶縁体の端子固定孔を角孔としている
が、特に角孔に限定する必要はなくジャック端子固定部
の形状に合わせた孔で同等の効果が得られることは明ら
かである。
【0036】また本発明の説明では二列のジャック端子
が千鳥状に整列している場合を例としているが、該端子
がマトリックス状に整列しているときには回路基板用ガ
イドの脚状突起を該配列に合わせて形成することで同等
の効果が得られると共に、ジャック端子がプラグ端子で
ある場合でも全く同等の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるコネクタの構成例を説明する
図。
【図2】 他の構成例を説明する図。
【図3】 他の実施例を示す図。
【図4】 従来のコネクタの構成例と回路基板への実装
方法を説明する図。
【図5】 従来の他の構成例を説明する図。
【図6】 問題点を説明する図。
【符号の説明】
2,21,22,23 回路基板 2c 切り欠
け 4,5,6 カードエッジ型表面実装コネクタ 11 ジャック端子 11a 舌片状
コンタクト 41,51 絶縁体 41a, 41a-1,41a-2,41a-3,41a-4,51a 端子固定孔 42 回路基板用ガイド 42-1, 42-2 脚状突起 42a 溝 42a ′ 衝止面 42a ″ 底面 42b 半円状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−276582(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子固定孔が一定した隣接間ピッチで複
    数列に整列した状態で形成されている絶縁体と一端が表
    面実装用の舌片状コンタクトに形成されている複数のジ
    ャック端子またはプラグ端子とで構成されるカードエッ
    ジ型表面実装コネクタであって、 複数のジャック端子またはプラグ端子をその舌片状コン
    タクト(11a) が所定間隔を保った二面を形成するように
    平行に露出させて保持固定する絶縁体(41)が、所要の端
    子数を少なくとも4個以上越える数の端子固定孔(41a)
    を具えて形成されていると共に、列間で隣接する2個の
    端子固定孔(41a) で該絶縁体(41)に固定し得る脚状突起
    (42-1 ,42-2)を持ち且つ該脚状突起(42-1 ,42-2)で
    上記絶縁体に固定したときに所要の回路基板(2) をその
    片側の側辺でガイドして上記舌片状コンタクト(11a) の
    列間に位置せしめ得る溝(42a) が該脚状突起(42-1 ,42
    -2)に繋がるブロック部に形成されている回路基板用ガ
    イド(42)を少なくとも2個具えて構成されていることを
    特徴としたカードエッジ型表面実装コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回路基板用ガイド(42)
    が、その溝(42a) の衝止面(42a′) を除く底面(42a″)
    に回路基板(2) を仮止めするための手段(42b)を具えて
    構成されていることを特徴としたカードエッジ型表面実
    装コネクタ。
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JP2007005142A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Yazaki Corp コネクタ及び該コネクタを備えた電気接続箱
JP2015141778A (ja) 2014-01-28 2015-08-03 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP6215068B2 (ja) 2014-01-28 2017-10-18 日本航空電子工業株式会社 コネクタ

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