JP2520166Y2 - ドア錠 - Google Patents
ドア錠Info
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- JP2520166Y2 JP2520166Y2 JP758190U JP758190U JP2520166Y2 JP 2520166 Y2 JP2520166 Y2 JP 2520166Y2 JP 758190 U JP758190 U JP 758190U JP 758190 U JP758190 U JP 758190U JP 2520166 Y2 JP2520166 Y2 JP 2520166Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- latch
- handle
- slider
- lock case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、住宅や事務所などのドアに取付けられ、ド
アに設けられたハンドルを押すだけで反転ラッチがドア
内に没入可能になるドア錠に関するものである。
アに設けられたハンドルを押すだけで反転ラッチがドア
内に没入可能になるドア錠に関するものである。
ドアの押し引き型のハンドルを備えたドア錠に関する
技術は、実開昭57−45568号の公報などに記載されてい
る。
技術は、実開昭57−45568号の公報などに記載されてい
る。
同技術は、第12図に示すように、ドアDの室内側及び
室外側に表面に固着されたエスカッション1及び2にそ
れぞれハンドル3及び4の一端が枢着され、ハンドル3
或いは4を開扉方向に押し或いは引くと、ストライクS
に係入していたラッチRが没入してドアが開かれる。
室外側に表面に固着されたエスカッション1及び2にそ
れぞれハンドル3及び4の一端が枢着され、ハンドル3
或いは4を開扉方向に押し或いは引くと、ストライクS
に係入していたラッチRが没入してドアが開かれる。
然し、押し引き型のハンドルを備えたドア錠は、ハン
ドル3及び4がドア表面から寸法lだけ突出しているた
めに、ドア近傍の人に衝突する危険や、突出したハンド
ルが目につき易く、ドア全体の外観を損なう等の欠点が
あった。
ドル3及び4がドア表面から寸法lだけ突出しているた
めに、ドア近傍の人に衝突する危険や、突出したハンド
ルが目につき易く、ドア全体の外観を損なう等の欠点が
あった。
これに対して、平面ハンドルはハンドルがドア表面か
ら突出しない利点があるものの、ハンドルの端部或いは
押しボタンを押動してハンドルをドアから突出させる動
作と、ハンドルを握って操作してドアを開ける動作の二
つの動作が必要である(実開昭64−37864号公報参
照)。
ら突出しない利点があるものの、ハンドルの端部或いは
押しボタンを押動してハンドルをドアから突出させる動
作と、ハンドルを握って操作してドアを開ける動作の二
つの動作が必要である(実開昭64−37864号公報参
照)。
平面ハンドルを突出させないで平面ハンドルを握るに
は、エスカッションのハンドル周辺に凹部を儲け、この
凹部に挿入した手でハンドルを握ればよいが、ハンドル
周辺に広い面積の凹部を設けるスペースが必要である。
は、エスカッションのハンドル周辺に凹部を儲け、この
凹部に挿入した手でハンドルを握ればよいが、ハンドル
周辺に広い面積の凹部を設けるスペースが必要である。
本考案はかかる課題を解決することを目的としたもの
であり、ハンドルを持ちなおすことなく一動作で、ドア
より突出しないハンドルを操作することが出来、而も、
ハンドル周辺に凹部を設ける必要の無いドア錠を提供す
るものである。
であり、ハンドルを持ちなおすことなく一動作で、ドア
より突出しないハンドルを操作することが出来、而も、
ハンドル周辺に凹部を設ける必要の無いドア錠を提供す
るものである。
上記目的を達成するために、本考案のドア錠は、ドア
に内設される錠ケースと、該錠ケースのフロントより出
没可能に設けられ後部に係止溝を有する反転ラッチと、
上記錠ケースに摺動可能に設けられ上記反転ラッチを押
動する方向に付勢されらラッチホルダと、該ラッチホル
ダ内部に回動可能に収容され、一端に上記係止溝に係脱
する係止部を有し、他端に被押動部を有するラッチスト
ッパと、上記被押動部に対して進退可能に設けられたプ
ッシュプレートと、上記フロントに向かって進退可能に
設けられたスライダと、上記錠ケースに枢着され、一端
が上記スライダに係合し他端が上記プッシュプレートに
係合するアームと、ドアに固着され表面に開口を有する
内側及び外側エスカッションにそれぞれ枢着され、自由
端部が上記開口端縁の裏面に当接する方向に付勢され、
上記角孔に挿入される作動突起を有するハンドルとを具
備した。
に内設される錠ケースと、該錠ケースのフロントより出
没可能に設けられ後部に係止溝を有する反転ラッチと、
上記錠ケースに摺動可能に設けられ上記反転ラッチを押
動する方向に付勢されらラッチホルダと、該ラッチホル
ダ内部に回動可能に収容され、一端に上記係止溝に係脱
する係止部を有し、他端に被押動部を有するラッチスト
ッパと、上記被押動部に対して進退可能に設けられたプ
ッシュプレートと、上記フロントに向かって進退可能に
設けられたスライダと、上記錠ケースに枢着され、一端
が上記スライダに係合し他端が上記プッシュプレートに
係合するアームと、ドアに固着され表面に開口を有する
内側及び外側エスカッションにそれぞれ枢着され、自由
端部が上記開口端縁の裏面に当接する方向に付勢され、
上記角孔に挿入される作動突起を有するハンドルとを具
備した。
上記のように構成されたドア錠の作用は次のようにな
る。
る。
(閉扉状態) ラッチホルダに後部を押圧された反転ラッチは、先端
が錠ケースより突出して框側のストライクに係合し、ド
アは閉扉状態に保たれる。
が錠ケースより突出して框側のストライクに係合し、ド
アは閉扉状態に保たれる。
ハンドルの自由端は、内側及び外側エスカッションの
開口端縁に裏側に当接している。
開口端縁に裏側に当接している。
(開扉動作) 内側及び外側エスカッションのうち、何れか一方の開
口に手先を挿入すると手先に押されたハンドルが回動
し、ハンドルの作動突起がスライダを押動し、スライダ
が移動するので、一端がスライダに枢着されたアームが
回動し、アームの他端がプッシュプレートを押動する。
口に手先を挿入すると手先に押されたハンドルが回動
し、ハンドルの作動突起がスライダを押動し、スライダ
が移動するので、一端がスライダに枢着されたアームが
回動し、アームの他端がプッシュプレートを押動する。
押動されたプッシュプレートは、ラッチストッパーの
被押動部を押し、ラッチストッパーがラッチホルダー内
で回動して係止部が反転ラッチの係止溝から離脱し、係
止状態を解除された反転ラッチが回動可能となる。
被押動部を押し、ラッチストッパーがラッチホルダー内
で回動して係止部が反転ラッチの係止溝から離脱し、係
止状態を解除された反転ラッチが回動可能となる。
エスカッションの開口に挿入した手先でエスカッショ
ンを開扉方向に移動すると、反転ラッチが回動し、スト
ライクに当接していた面が傾斜面となり、傾斜面に働く
開扉力の分力により反転ラッチ及び反転ラッチに押され
たラッチホルダーが付勢力に抗して後退し、ドアが開か
れる。
ンを開扉方向に移動すると、反転ラッチが回動し、スト
ライクに当接していた面が傾斜面となり、傾斜面に働く
開扉力の分力により反転ラッチ及び反転ラッチに押され
たラッチホルダーが付勢力に抗して後退し、ドアが開か
れる。
手先をエスカッションから離すと、ハンドル、スライ
ダ、アーム、プッシュプレート、反転ラッチ、ラッチホ
ルダーがそれぞれもとの位置に復帰する。
ダ、アーム、プッシュプレート、反転ラッチ、ラッチホ
ルダーがそれぞれもとの位置に復帰する。
本考案の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
る。
第1図はドア錠の一部破断正面図、第2図はその縦断
面図、第9図はドアに内設される錠ケースに配設された
主要部品の斜視図を示す。
面図、第9図はドアに内設される錠ケースに配設された
主要部品の斜視図を示す。
同図において、錠ケース5は、ドア端部側にフロント
6及びセカンドフロント7が設けられ、反対側の垂直壁
5aには、スライダホルダ8の端部に立設された垂直壁8a
がねじにより取付けられる。
6及びセカンドフロント7が設けられ、反対側の垂直壁
5aには、スライダホルダ8の端部に立設された垂直壁8a
がねじにより取付けられる。
スライダホルダ8は、フロント6方向に向けて細長い
矩形孔9(第9図参照)が形成され、矩形孔9の両側面
には上方に屈曲し更に矩形孔9中央部に向けて突出する
上面案内片10及び11と、下方に屈曲し更に矩形孔9中央
部に向けて突出する下面案内片12及び13がそれぞれ相対
して設けられ、板状のスライダ14の上面及び下面の摺動
案内となる。
矩形孔9(第9図参照)が形成され、矩形孔9の両側面
には上方に屈曲し更に矩形孔9中央部に向けて突出する
上面案内片10及び11と、下方に屈曲し更に矩形孔9中央
部に向けて突出する下面案内片12及び13がそれぞれ相対
して設けられ、板状のスライダ14の上面及び下面の摺動
案内となる。
スライダホルダ8は、矩形孔9の両側に、孔15及び長
孔16がそれぞれ穿設される。
孔16がそれぞれ穿設される。
スライダ14のほぼ中央に長手方向に長い角孔17が設け
られ、フロント6方向の端部寄りに長手直角方向に長い
長孔18が形成される。
られ、フロント6方向の端部寄りに長手直角方向に長い
長孔18が形成される。
長孔18に嵌挿される支軸19は、ほぼL字形のアーム20
の一端に設けられた孔21に嵌着される。
の一端に設けられた孔21に嵌着される。
アーム20は、中間部に孔22が設けられ、錠ケース5に
樹設された枢軸23が孔22に嵌挿され、枢軸23に巻回され
たばね24の一端24aが錠ケース5の垂直壁5a(第1図参
照)に係止され、他端24bがアーム20に係止されるの
で、アーム20は枢軸23を支点として第1図において矢印
F方向に付勢される。
樹設された枢軸23が孔22に嵌挿され、枢軸23に巻回され
たばね24の一端24aが錠ケース5の垂直壁5a(第1図参
照)に係止され、他端24bがアーム20に係止されるの
で、アーム20は枢軸23を支点として第1図において矢印
F方向に付勢される。
アーム20の他端は、断面がほぼU字形に形成されたプ
ッシュプレート25を貫通する軸26の中間部がアーム20の
他端に設けられた長孔27に挿入される。
ッシュプレート25を貫通する軸26の中間部がアーム20の
他端に設けられた長孔27に挿入される。
プッシュプレート25の上下面にはそれぞれ突起28が突
設され、突起28及び軸26の両端部が、錠ケース5及び錠
ケース5のカバー5bに設けられたフロント6に平行な溝
孔(図示しない)に摺動可能に挿入される。
設され、突起28及び軸26の両端部が、錠ケース5及び錠
ケース5のカバー5bに設けられたフロント6に平行な溝
孔(図示しない)に摺動可能に挿入される。
従って、スライダ14が、上面案内片10,11及び下面案
内片12,13に案内されながら、フロント6に対して進退
すると、アーム20が回動し、プッシュプレート25がフロ
ント6に対して平行に移動する。
内片12,13に案内されながら、フロント6に対して進退
すると、アーム20が回動し、プッシュプレート25がフロ
ント6に対して平行に移動する。
プッシュプレート25が第1図に示す矢印G方向に移動
すると、プッシュプレート25の先端部がラッチストッパ
29の被押動部30を押動する。
すると、プッシュプレート25の先端部がラッチストッパ
29の被押動部30を押動する。
ラッチストッパ29は、中間部に孔31が穿設され、被押
動部30の反対側に係止部32が形成される。
動部30の反対側に係止部32が形成される。
ラッチストッパ29は、ラッチホルダ33の内部に収容さ
れ、ラッチホルダ33を貫通する孔34とラッチストッパ29
の孔31に軸35が挿入され、軸35に巻回されたばね36の一
端36aが、ラッチストッパ29に形成された段部37の側面
に係止され、ばね36の他端36bがラッチホルダ33の内壁
面に係止される。
れ、ラッチホルダ33を貫通する孔34とラッチストッパ29
の孔31に軸35が挿入され、軸35に巻回されたばね36の一
端36aが、ラッチストッパ29に形成された段部37の側面
に係止され、ばね36の他端36bがラッチホルダ33の内壁
面に係止される。
従って、ラッチストッパ29は、軸35を支点として回動
可能であり、係止部32がフロント6に向けて突出する方
向に付勢され、後述する反転ラッチ38の後端に形成され
る係止溝39に係合する。
可能であり、係止部32がフロント6に向けて突出する方
向に付勢され、後述する反転ラッチ38の後端に形成され
る係止溝39に係合する。
ラッチホルダ33を貫通する孔40に軸41が挿入され、軸
41及び軸35の両端部が錠ケース5及びカバー5bに設けら
れた溝孔42及び43(第1図参照)に挿入され、ラッチホ
ルダ33の後端に突設された突起44と錠ケース5の内壁と
の間にばね45が弾装される。
41及び軸35の両端部が錠ケース5及びカバー5bに設けら
れた溝孔42及び43(第1図参照)に挿入され、ラッチホ
ルダ33の後端に突設された突起44と錠ケース5の内壁と
の間にばね45が弾装される。
従って、ラッチホルダ33はフロント6に向かって進退
可能に設けられ、フロント6に接近する方向に付勢され
る。
可能に設けられ、フロント6に接近する方向に付勢され
る。
フロント6に穿設されたラッチ挿入孔46(第1図参
照)に反転ラッチ38が挿入される。
照)に反転ラッチ38が挿入される。
反転ラッチ38は、先端部の一方の側面に係止面47が、
他方の側面に斜面48が形成され、先端部より巾の狭い後
半部の両側面には、反転ラッチ38を貫通する軸49,50の
両端部が突出し、後端部に係止溝39が形成される。
他方の側面に斜面48が形成され、先端部より巾の狭い後
半部の両側面には、反転ラッチ38を貫通する軸49,50の
両端部が突出し、後端部に係止溝39が形成される。
従って、ラッチストッパ29の係止部32が係止溝39に係
入して、ラッチストッパ29が反転ラッチ38を押圧してい
るときには、係止面47が起立した状態となり、係止部32
に拘束された反転ラッチ38が回動不能であるが、係止部
32が係止溝39より離脱すると、反転ラッチ38は軸50を支
点として回動可能である。
入して、ラッチストッパ29が反転ラッチ38を押圧してい
るときには、係止面47が起立した状態となり、係止部32
に拘束された反転ラッチ38が回動不能であるが、係止部
32が係止溝39より離脱すると、反転ラッチ38は軸50を支
点として回動可能である。
ドアDの両面には、外側エスカッション51と内側エス
カッション52が固着される(第2図参照)。
カッション52が固着される(第2図参照)。
外側エスカッション51は、第10図及び第11図に示すよ
うに、表面に開口53が設けられ、裏面に底板54が取付け
られ、底板54に突設された位置決めピン55及び56が、ス
ライダホルダの孔15及び長孔16に嵌合する。
うに、表面に開口53が設けられ、裏面に底板54が取付け
られ、底板54に突設された位置決めピン55及び56が、ス
ライダホルダの孔15及び長孔16に嵌合する。
外側エスカッション51の裏面にブラケット57が取付け
られ、ブラケット57に嵌挿された軸58にハンドル59が枢
着される。
られ、ブラケット57に嵌挿された軸58にハンドル59が枢
着される。
ハンドル59の裏面に立設される作動突起60の先端は、
底板54の開口より突出してスライダ14の角孔17に挿入さ
れる。
底板54の開口より突出してスライダ14の角孔17に挿入さ
れる。
軸58に巻回されたばね61の一端61aがブラケット57に
係止され、ばね61の他端61bがハンドル59の裏面に係止
される。
係止され、ばね61の他端61bがハンドル59の裏面に係止
される。
従って、ハンドル59は矢印H方向(第11図参照)に付
勢され、自由端59aが外側エスカッション51の開口53の
端縁部53aの裏面に当接する。
勢され、自由端59aが外側エスカッション51の開口53の
端縁部53aの裏面に当接する。
内側エスカッション52及びこれに枢着されるハンドル
59の構造は、外側エスカッション51及びこれに枢着され
るハンドル59と対称形をなし同一構造である。
59の構造は、外側エスカッション51及びこれに枢着され
るハンドル59と対称形をなし同一構造である。
以上のように構成されたドア錠の作用を説明する。
(閉扉状態) 第1図及び第2図に示すように、外側及び内側のハン
ドル59は、開口53の端縁部53aの裏面に当接しているの
で、ハンドル59の表面が外側及び内側エスカッション51
及び52の表面とほぼ同一面となっている。
ドル59は、開口53の端縁部53aの裏面に当接しているの
で、ハンドル59の表面が外側及び内側エスカッション51
及び52の表面とほぼ同一面となっている。
従って、ドアDの表面は美しい外観を呈する。
ハンドル59の作動突起60の先端は、フロント6方向に
前進した位置にあるスライダ14の角孔17内に挿入され、
アーム20は矢印F方向に回動した位置にあり、プッシュ
プレート25はラッチホルダ33から離隔しているので、ラ
ッチストッパ29は第1図において半時計方向に回動した
位置にあり、係止部32が反転ラッチ38の係止溝39に係入
し、軸49及び50がフロント裏面に当接した反転ラッチ38
の係止面47が起立状態で框側のストライク(図示しな
い)に係合しているので、ドアDは閉扉状態に保たれて
いる。
前進した位置にあるスライダ14の角孔17内に挿入され、
アーム20は矢印F方向に回動した位置にあり、プッシュ
プレート25はラッチホルダ33から離隔しているので、ラ
ッチストッパ29は第1図において半時計方向に回動した
位置にあり、係止部32が反転ラッチ38の係止溝39に係入
し、軸49及び50がフロント裏面に当接した反転ラッチ38
の係止面47が起立状態で框側のストライク(図示しな
い)に係合しているので、ドアDは閉扉状態に保たれて
いる。
(開扉動作) 外側エスカッション51或いは内側エスカッション52の
開口53に手先を挿入すると、手先に押されたハンドル59
が軸58を支点として回動し、作動突起60が第1図におい
て矢印J方向に移動するのでスライダ14が同方向に移動
し、アーム20が矢印Fの反対方向に回動しプッシュプレ
ート25が矢印G方向に移動する(第3図及び第4図参
照)。
開口53に手先を挿入すると、手先に押されたハンドル59
が軸58を支点として回動し、作動突起60が第1図におい
て矢印J方向に移動するのでスライダ14が同方向に移動
し、アーム20が矢印Fの反対方向に回動しプッシュプレ
ート25が矢印G方向に移動する(第3図及び第4図参
照)。
プッシュプレート25の先端に被押動部30を押動された
ラッチストッパ29が軸35を支点として第1図において時
計方向に回動し、係止部32が係止溝39から離脱し、反転
ラッチ38が回動可能になる。
ラッチストッパ29が軸35を支点として第1図において時
計方向に回動し、係止部32が係止溝39から離脱し、反転
ラッチ38が回動可能になる。
開口53に挿入した手先で、外側エスカッション51或い
は内側エスカッション52を開扉方向に押し或いは引く
と、反転ラッチ38の先端が傾動し、係止面47傾斜面とな
り、この傾斜面に働く開扉力の分力が反転ラッチ38を没
入する方向に作用し、反転ラッチ38がラッチホルダ33と
共に後退し(第5図及び第6図参照)、ドアDが開かれ
る。
は内側エスカッション52を開扉方向に押し或いは引く
と、反転ラッチ38の先端が傾動し、係止面47傾斜面とな
り、この傾斜面に働く開扉力の分力が反転ラッチ38を没
入する方向に作用し、反転ラッチ38がラッチホルダ33と
共に後退し(第5図及び第6図参照)、ドアDが開かれ
る。
ドアDが開かれた後に手先を開口53より離すと、ハン
ドル59がもとの位置に復帰し、第1図及び第2図の状態
に戻る。
ドル59がもとの位置に復帰し、第1図及び第2図の状態
に戻る。
開かれたドアDを閉めるときには、ドアDに閉扉方向
の力を加えるだけでよく、突出している反転ラッチ38の
斜面48がストライクに当たり、斜面48に働く閉扉力の分
力により反転ラッチ38が没入し(第7図及び第8図参
照)、ドアDが閉められた後にドア錠は第1図及び第2
図の状態に復帰する。
の力を加えるだけでよく、突出している反転ラッチ38の
斜面48がストライクに当たり、斜面48に働く閉扉力の分
力により反転ラッチ38が没入し(第7図及び第8図参
照)、ドアDが閉められた後にドア錠は第1図及び第2
図の状態に復帰する。
以上述べたように、外側或いは内側のハンドル59が手
先に押されたとき、何れの作動突起60もスライダ14を同
一方向に移動するので、外側及び内側のハンドル59の動
きを反転ラッチ38に伝達する機構が極めて簡単である。
先に押されたとき、何れの作動突起60もスライダ14を同
一方向に移動するので、外側及び内側のハンドル59の動
きを反転ラッチ38に伝達する機構が極めて簡単である。
本考案は、以上説明したように構成されているので、
以下に示すような効果を奏する。
以下に示すような効果を奏する。
(1)ハンドルの表面は、ドア表面とほぼ同一面とな
り、ドア近傍の人に衝突する危険は無く、且つドア全体
の外観が美化される。
り、ドア近傍の人に衝突する危険は無く、且つドア全体
の外観が美化される。
(2)又、外側及び内側ハンドルの作動突起が同一方向
に作動するので、従来の押し引き形ハンドルに較べてド
ア錠内部の構造が簡単になる。
に作動するので、従来の押し引き形ハンドルに較べてド
ア錠内部の構造が簡単になる。
(3)ドア表面から突出しない従来の平面ハンドルのよ
うな二動作は不必要で、ドア錠はエスカッションの開口
に手先を挿入する一動作でよく操作が簡単である。
うな二動作は不必要で、ドア錠はエスカッションの開口
に手先を挿入する一動作でよく操作が簡単である。
(4)又、エスカッションのハンドル周辺に凹部を設け
る必要が無いので、エスカッションの表面が平滑化され
ると共に、操作面積の広いハンドルを設けることが可能
になり、ハンドルに手先を当てる動作が容易になる。
る必要が無いので、エスカッションの表面が平滑化され
ると共に、操作面積の広いハンドルを設けることが可能
になり、ハンドルに手先を当てる動作が容易になる。
第1図〜第11図は本考案の実施例を示し、 第1図は閉扉された通常状態におけるドア錠の一部破断
正面図、 第2図は第1図の縦断面図、 第3図はレバーハンドル作動時のドア錠の一部破断正面
図、 第4図は第3図の縦断面図、 第5図はラッチ作動時のドア錠の一部破断正面図、 第6図は第5図の縦断面図、 第7図は閉扉時のドア錠の一部破断正面図、 第8図は第7図の縦断面図、 第9図は錠ケース内に設けられる主要部品の斜視図、 第10図は外側エスカッション及びハンドルの裏面図、 第11図は第10図の縦断面図、 第12図は従来の押し引き型ハンドル付ドア錠の平面図で
ある。 D…ドア、5…錠ケース、6…フロント、7…セカンド
フロント、8…スライダホルダ、9…矩形孔、14…スラ
イダ、17…角孔、20…アーム、24…ばね、25…プッシュ
プレート、29…ラッチストッパ、30…被押動部、32…係
止部、33…ラッチホルダ、36…ばね、38…反転ラッチ、
39…係止溝、45…ばね、47…係止面、48…斜面、49,50
…軸、51…外側エスカッション、52…内側エスカッショ
ン、53…開口、59…ハンドル、60…作動突起、61…ば
ね。
正面図、 第2図は第1図の縦断面図、 第3図はレバーハンドル作動時のドア錠の一部破断正面
図、 第4図は第3図の縦断面図、 第5図はラッチ作動時のドア錠の一部破断正面図、 第6図は第5図の縦断面図、 第7図は閉扉時のドア錠の一部破断正面図、 第8図は第7図の縦断面図、 第9図は錠ケース内に設けられる主要部品の斜視図、 第10図は外側エスカッション及びハンドルの裏面図、 第11図は第10図の縦断面図、 第12図は従来の押し引き型ハンドル付ドア錠の平面図で
ある。 D…ドア、5…錠ケース、6…フロント、7…セカンド
フロント、8…スライダホルダ、9…矩形孔、14…スラ
イダ、17…角孔、20…アーム、24…ばね、25…プッシュ
プレート、29…ラッチストッパ、30…被押動部、32…係
止部、33…ラッチホルダ、36…ばね、38…反転ラッチ、
39…係止溝、45…ばね、47…係止面、48…斜面、49,50
…軸、51…外側エスカッション、52…内側エスカッショ
ン、53…開口、59…ハンドル、60…作動突起、61…ば
ね。
Claims (1)
- 【請求項1】ドアに内設される錠ケースと、該錠ケース
のフロントより出没可能に設けられ後部に係止溝を有す
る反転ラッチと、上記錠ケースに摺動可能に設けられ上
記反転ラッチを押動する方向に付勢されたラッチホルダ
と、該ラッチホルダ内部に回動可能に収容され、一端に
上記係止溝に係脱する係止部を有し、他端に被押動部を
有するラッチトッパと、上記被押動部に対して進退可能
に設けられたプッシュプレートと、上記フロントに向か
って進退可能に設けられたスライダと、上記錠ケースに
枢着され、一端が上記スライダに係合し他端が上記プッ
シュプレートに枢着するアームと、ドアに固着され表面
に開口を有する内側及び外側エスカッションにそれぞれ
枢着され、自由端部が上記開口端縁の裏面に当接する方
向に付勢され、上記スライダに係合する作動突起を有す
るハンドルとを具備したことを特徴とするドア錠。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP758190U JP2520166Y2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | ドア錠 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP758190U JP2520166Y2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | ドア錠 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399165U JPH0399165U (ja) | 1991-10-16 |
JP2520166Y2 true JP2520166Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=31511241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP758190U Expired - Lifetime JP2520166Y2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | ドア錠 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520166Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP758190U patent/JP2520166Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0399165U (ja) | 1991-10-16 |
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