JP2520020Y2 - コンバインの走行装置 - Google Patents

コンバインの走行装置

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JP2520020Y2 JP946991U JP946991U JP2520020Y2 JP 2520020 Y2 JP2520020 Y2 JP 2520020Y2 JP 946991 U JP946991 U JP 946991U JP 946991 U JP946991 U JP 946991U JP 2520020 Y2 JP2520020 Y2 JP 2520020Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、稲,麦等を刈取脱穀す
るコンバインに係り、詳しくは刈取部及び脱穀部を搭載
した機体フレームの左右姿勢を一定に保持する走行装置
のリンク構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンバインにあっては、湿田の刈
取作業時に機体が沈下し、クローラの左右走行面に凹
凸,乃至は硬軟があれば機体は左右に傾き、さらに脱穀
した籾を溜める穀粒タンクの籾充填量によっても機体の
重心位置は変動し機体は左右前後に傾斜する。そして機
体が沈下するとコンバインの走行性能を悪化させ、機体
が傾斜すると機体フレームに搭載した刈取部の姿勢が変
動し、倒伏穀稈のデバイタによるすくい上げ等に悪影響
を及ぼす。そこで、例えば特開昭63─149275号
公報に示されるように、走行フレームに機体フレームを
揺動リンクアームにより支持させ、油圧アクチュエータ
により機体フレームを走行フレームに対して左右独立し
て上下動自在になし、車高および刈取部の姿勢を水平ま
たは所定の傾斜角度に調節できるものが知られている。
また、例えば実開昭58─161436号公報,実開昭
63─199884号公報に示されるように、特に重心
が後側にあるコンバインにおいて、湿田作業時車体の後
部が沈下するため、機体フレームを車体の後側ほど前側
に比べて上昇させ、車体を前後方向においても水平に維
持させることにより、刈取部の前上がりを防止し、デバ
イダ先端での穀稈のすくい上げを支障なく行わせるもの
がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものにおいては上下移動量が等しい前後の揺動リンク機
構によって機体フレームを走行フレームに対して平行に
上下移動させるものであるため、機体が傾斜した場合、
左右一方の、あるいは左右背反的に前後の揺動リンクア
ームを作動させて、刈取部を機体フレームとともに水平
乃至は所定の傾斜角度に調節すると、刈取部に設けたデ
バイダの対地高さは昇降の前後において変化し、再度刈
取部の刈高さを設定しなおさなければならないという欠
点がある。
【0004】また、後者のものにおいては、湿田で穀粒
タンクの籾充填量によって機体が前後左右に傾斜した場
合、油圧アクチュエータ乃至は揺動リンクアームを作動
させて、機体フレームを前後左右において水平に修正
し、刈取部の姿勢を一定に保持できるものであるが、前
後に配置した揺動リンクアームの上下移動量は湿田での
車体の沈下量と籾重量変化にともなう重心の移動量に基
づいて機体フレームを前傾姿勢に設定するのみで、刈取
部に設けたデバイダの対地高さ変化については特に考慮
されていない。従って、デバイダの対地高さは昇降の前
後において変化し、同様に刈取部の刈高さを設定しなお
さなければならないという欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、前記し
た問題点を解決するために、刈取部4及び脱穀部6を搭
載する機体フレーム3に前後及び左右の揺動リンクアー
ム28,29を枢支し、該揺動リンクアーム28,29
の下端部に左右の走行フレーム13を連結し、さらに左
右の機体昇降用油圧アクチュエータ34により機体フレ
ーム3を左右の走行フレーム13に対して独立して上下
昇降自在になすコンバイン1において、前記前後揺動リ
ンクアーム28,29の上下移動量を機体前方側のリン
クアーム28が後方側のリンクアーム29より少なく
(H1<H2)、しかも機体フレーム3が走行フレーム
13に対して上昇するにつれて、機体フレーム3が刈取
部4に設けたデバイダ9先端部の近傍Oを中心として前
傾姿勢になるべく設定するコンバインの走行装置を提供
するものである。
【0006】
【作用】上記構成に基づき、例えば、図2に示すように
畦際刈を行う。この場合、一般に作業者は超湿田でない
限り機体重心を低くくして刈取作業を行うため、機体フ
レーム3は最低限に下げられている。そして作業者は刈
取部4を所定の刈高さ位置に下降させて刈取を開始す
る。よく知られているように圃場の周囲に設けられる畦
は圃場面より高く、また一直線ではなく多少湾曲乃至は
部分的に圃場中に入り込んでいる。そのため、穀稈kを
残らず刈り取るためにぎりぎりに畦際に沿ってコンバイ
ン1を走行させる。その場合、図3に示すように往々に
して畦側の右クローラ走行装置2’が畦,乃至は凸部a
に乗り上げ、機体フレーム3とともに刈取部4は左側に
傾斜する。刈取部4が傾斜すると左右の穀稈k,kは刈
刃11によりその刈高さが不揃いで刈り取られることに
なる。そして、扱深さ搬送装置により搬送され、脱穀装
置6に至った穀稈は稈長が不揃いのまま脱穀装置6に挿
入されるため扱残しを生ずる。特に、扱深さを自動調節
するものにあっては浅扱ぎ気味となって、扱残しの現象
が顕著である。また、穀稈が倒伏していれば右デバイダ
9”が浮き上がるためその側の穀稈kをすくい上げるこ
とができずクローラ走行装置2’で踏み倒すことにな
る。そこで、左側の傾斜が発生すると手動操作又は傾斜
自動制御装置により、機体フレーム3を水平又は所定の
角度に修正すべく左の機体昇降用の油圧アクチュエータ
34を伸長させる(機体フレーム3の右側は最低限に下
げられているため、右の機体昇降用の油圧アクチュエー
タ34の縮小はこの場合できない)。左の機体昇降用油
圧アクチュエータ34が伸長すると、図4に示すように
機体フレーム3の左側は凸部aの高さに見合う程度、対
地的に上昇することになるが、左の機体昇降用の油圧ア
クチュエータ34が伸長するにともない、同時に機体フ
レーム3は左デバイダ9先端部の近傍Oを中心に前傾す
る。従って、左デバイダ9は傾斜する前の対地高さに略
保持されると共に、右デバイダ9”はやや下降する。こ
れにより、左右のデバイダ9,9’,9”は略水平に、
且つ凸部aに乗り上げる前とほとんど変わらない一定の
対地高さを保持する。
【0007】ここで従来例のごとく、前後揺動リンクア
ームの上下移動量を等しくなし、機体フレーム3の左側
を前後に平行に上昇させると、機体フレーム3及びそれ
に搭載した刈取部4は凸部aに係わらず左右水平に修正
することができる。しかし、左デバイダ9は機体フレー
ム3とともに同量地面から上昇し、対地高さが高くなる
から倒伏穀稈kをすくい上げることができない。そのた
め、刈取部昇降レバー12をいちいち操作して刈取部4
を下げ操作しなければならない。またその後、クローラ
走行装置2’が凸部aから外れた場合には、逆に機体は
右傾斜となるため右デバイダ9”の刈高さが低くなりす
ぎ圃場に突っ込む虞れがある。従って、機体フレーム3
の左側を下げ操作するとともに、刈取部4を上げなけれ
ばならない。しかしながら、本考案は図1に示すように
機体の左右傾斜により左右いずれの前後揺動リンクアー
ム28,29を昇降作動させても、機体フレーム3が走
行フレーム13に対して上昇するにつれて、機体フレー
ム3が刈取部4に設けたデバイダ9先端部の近傍Oを中
心にして前傾姿勢になるべく設定するものであるから、
機体フレーム3の昇降に係わらず刈取部4の特に左右デ
バイダ9,9”位置は対地的に変動が極めて少ないもの
となる。依って、前後揺動リンクアーム28,29の昇
降に伴って、頻繁に刈取部4を昇降レバー12で上下操
作する必要がなく、しかも、デバイダ9,9”は左右と
も一定の刈高さを保ってもれなく穀稈kをすくい上げ
る。
【0008】
【実施例】以下、図面に沿って本考案の実施例について
説明する。コンバイン1は図1及び図2に示すように、
左右一対のクローラ走行装置2,2’を有し、機体フレ
ーム3には前方より刈取部4,操縦部5,脱穀部6,穀
粒タンク7,排出オーガー8等が搭載されている。この
うち、刈取部4は穀稈をすくい上げるデバイダ9,
9’,9”、引起装置10,10’,10”、刈刃1
1、穀稈搬送装置等で構成されており、刈取部4全体は
図示しない油圧アクチュエータにより、機体フレーム3
の支点Pを中心に上下昇降自在に支持されている。ま
た、操縦部5に設けた刈取部昇降レバー12は前記油圧
アクチュエータに供給される油路を切換作動し、刈取部
4を適宜の刈り高さに下降させ、又は機体の回向,或い
は路上走行時に刈取部を障害物から退避させるべく上昇
させる。
【0009】ここで、クローラ走行装置2,2’は左右
同一構成であるので、左側クローラ走行装置2について
説明する。図5及び図6に示すように、左側クローラ走
行装置2は走行フレーム13を有しており、該走行フレ
ーム13には前方から第1転輪14,第2転輪15,可
動転輪17,18(軸16を中心に背反的に上下動す
る),及び最終転輪19が取付けられている。更に、走
行フレーム13の後部にはアイドラ20が、また走行フ
レーム13の略々中央には上部転輪21が回転自在に軸
支されている。尚、22,23は走行フレーム13に取
付けたクローラ外れ防止ガイドである。一方、機体フレ
ーム3は刈取部4及び脱穀機6等を搭載する井桁状の角
パイプフレーム3aの前・後にアーチ状の支持フレーム
3b,3cが固設されており、該フレーム3b,3cの
下端は前後方向のフレーム3dで連結されている。そし
て、機体フレーム3dの前方にはトランスミッションの
駆動スプロケット24が回転自在に軸支されており、ゴ
ムクローラ25は駆動スプロケット24、第1,第2転
輪14,15、可動転輪17,18、最終転輪19、ア
イドラ20及び上部転輪21に巻掛けられている。
【0010】また、機体フレーム3dには前後のアーム
軸26,27が固設されており、該アーム軸26,27
には前後の揺動リンクアーム28,29の中間部が軸支
されている。そして、前記前後の揺動リンクアーム2
8,29の下端部は走行フレーム13と連結されてい
る。また、前後の揺動リンクアーム28,29の中間に
位置する機体フレーム3dには中間揺動リンクアーム3
0が軸31に回動自在に支持されており、該中間揺動リ
ンクアーム30の上部は前後の揺動リンクアーム28,
29の上端部と前後の連結ロッド32,33で各々別個
に連結されている。更に、前記中間揺動リンクアーム3
0と機体フレーム3a間には機体昇降用油圧アクチュエ
ータ34が配設されており、該アクチュエータ34のシ
リンダ側は機体フレーム3aに回動自在に支持され、か
つ該アクチュエータ34のピストンロッド側は前記中間
揺動リンクアーム30と連結されている。
【0011】ここで、前後の揺動リンクアーム28,2
9が揺動する場合の上下移動量について説明すると、機
体フレーム3を走行フレーム13に対して上昇させた場
合、機体フレーム3が刈取部4に設けたデバイダ9先端
部の近傍Oを中心として前傾姿勢で上昇する。即ち、図
1に示すように機体フレーム3を走行フレーム13に対
して最小限に下降させた状態のクローラ接地面Aに対し
て、走行フレーム13を図中の下方に下降させると(機
体フレーム3は上昇する)クローラ接地面が刈取部4に
設けたデバイダ9先端部の近傍Oを中心としてBに移動
すべく構成する。従って、前後の揺動リンクアーム2
8,29の上下移動量は図6に示すように機体前方側の
リンクアーム28が後方側のリンクアーム29より少な
く(H1<H2)に設定するとともに、機体フレーム3
が刈取部4に設けたデバイダ9先端部の近傍Oを中心と
して昇降すべく、揺動リンクアーム28,29の長さ及
び回動量等を好適に設定する。
【0012】これを具体化する実施例の前後揺動リンク
アーム28,29は、前記設定に基づくとともに、更に
昇降の前後におけるクローラ25の周長が略一定となる
条件を満たす必要がある。そこで先ず、昇降の前後にお
けるクローラ25の周長が略一定となる走行フレーム1
3の前後位置を求め(図1参照)、次にそれに適合又は
略近似する前後揺動リンクアーム28,29の長さ,回
動支点位置,及び回動量をプロットして決定する。従っ
て、実施例においては具体的に図6に示すように、前部
揺動リンクアーム28の中間部と下端部との軸間距離を
L1に、また後部揺動リンクアーム29の軸間距離をL
2になして、前後揺動リンクアーム28,29の長さを
機体前方側のリンクアーム28が後方側のリンクアーム
29より短い(L1>L2)の関係になす。そして、前
後揺動リンクアーム28,29の下端部が走行フレーム
13の連結部で一体で回動するときの前後揺動リンクア
ーム28,29の上端部の回動量の差に基づき、前後の
揺動リンクアーム28,29と中間揺動リンクアーム3
0との連結位置におけるリンク比を(L3/L4:L5
/L6)決定する。
【0013】なお、35は機体昇降用油圧アクチュエー
タ34の伸縮量を計測するストロークセンサーであっ
て、機体フレーム3に設置した左右傾斜センサー(図示
せず)とともにその信号は制御回路に入力されている。
また、制御回路はその演算結果に基づき、左右に設けた
機体昇降用油圧アクチュエータ34を駆動回路を介して
駆動し、機体フレーム3を水平又は所定の傾斜角度に自
動制御させる。尚、制御方法としては左右傾斜センサー
と設定した傾斜角度との偏差を機体昇降用油圧アクチュ
エータ34の移動量に換算し、左右の機体昇降用油圧ア
クチュエータ34を背反的に昇降駆動する、或いは、一
方の機体昇降用油圧アクチュエータ34のみを昇降駆動
することによって達成できる。36は液体を封入したフ
レキシブルチューブであって、中間揺動リンクアーム3
0の揺動により圧縮乃至は膨張した液体は、図7に示す
ように操縦部5の前方に設けた表示器37,38にチュ
ーブで導かれている。従って、作業者は操縦席に座った
まま、左右の走行フレーム13に対する機体フレーム3
の移動量(車高)を表示器37,38により正確に知る
ことができる。また、同様に操縦部5の前方に位置する
引起装置10”の上部には水準器39が設けられてお
り、作業者は操縦席に座ったまま機体の傾斜角度を知る
ことができる。
【0014】本実施例は、以上のような構成よりなるの
で、エンジンの動力がミッションケースの動力伝達装置
に伝達され、更に駆動スプロケット24へ動力伝達され
て、駆動スプロケット24に巻回されたクローラ25は
回転し機体が走行する。そして、畦際刈り,あるいは湿
田等において機体が左右に傾斜する場合、傾斜自動制御
を作動させるか、あるいは図示しない手動操作レバーに
より機体フレーム3の左右いずれか一方の側を上昇させ
る。その場合、図5乃至図6に示すように、機体昇降用
油圧アクチュエータ34のピストンロッドが伸びて、中
間揺動リンクアーム30が揺動すると、該アームに連結
された前部連結ロッド32が引張られて、前部揺動リン
クアーム28が前部アーム軸26を支点として揺動・駆
動されると共に、前記中間揺動リンクアーム30に連結
された後部連結ロッド33が押されて、後部揺動リンク
アーム29を揺動・駆動し、機体フレーム3が走行フレ
ーム13に対して上昇する。この際、機体フレーム3は
走行フレーム13に対して上昇するにつれて、機体フレ
ーム3が刈取部4に設けたデバイダ9先端部の近傍Oを
中心として前傾姿勢になるべく、前後の揺動リンクアー
ム28,29の位置,長さ,及び回動量が設定されてい
るので、機体上昇時に前部揺動リンクアーム28の上下
移動量H1が後部揺動リンクアーム29の上下移動量H
2より小となり、機体フレーム3はデバイダ9先端部の
近傍Oを中心として前方に傾斜する。従って、左右デバ
イダ9,9”の対地高さは略一定に保たれた状態で、機
体フレーム3は左右水平に修正される。
【0015】また、湿田で機体が沈下する場合には、図
示しない手動操作レバーにより機体フレーム3の左右両
方を上昇させて適宜の車高に設定するとともに、傾斜自
動制御を作動させる。そして、機体が傾斜した場合は左
右一方の、あるいは左右背反的に前後の揺動リンクアー
ム28,29を作動させて、刈取部4を機体フレーム3
とともに水平乃至は所定の傾斜角度に自動調節する。そ
の場合も、刈取部4に設けたデバイダ9,9”の対地高
さは昇降の前後においてほとんど変化しないものであ
る。尚、機体フレーム3の昇降に際し、アイドラ20は
走行フレーム13に支持されており、かつ中間揺動リン
クアーム30から前後の揺動リンクアーム28,29に
伝達するリンク比をそれぞれ別個に設定しているので、
クローラ25の周長を機体フレーム3の昇降前後で一定
にすることができ、簡単な構成で前後の揺動リンクアー
ム28,29の長さ変化によるクローラ25の周長の変
化に対応できる。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
機体フレーム3は走行フレーム13に対して上昇するに
つれて、機体フレーム3が刈取部4に設けたデバイダ9
先端部の近傍Oを中心として前傾姿勢になるため、機体
フレーム3の上下昇降に係わらず刈取部4の特にデバイ
ダ9は昇降の前後において、略一定の対地高さを保持す
ることができる。従って、機体フレーム3の昇降に伴っ
て、頻繁に刈取部4を刈取部昇降レバー12で上下操作
する必要がなく、しかも、デバイダ9は左右とも一定の
刈高さを保って倒伏穀稈であってももれなくすくい上げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】コンバインの正面図である。
【図3】傾斜した状態を示すコンバインの正面図であ
る。
【図4】機体フレームを水平に修正した状態を示すコン
バインの正面図である。
【図5】左クローラ走行装置の側面図である。
【図6】機体フレームを上昇させた状態を示す左クロー
ラ走行装置の側面図である。
【図7】操縦部の一部を示す平面図である。
【符号の説明】
3 機体フレーム 4 刈取部 6 脱穀部 9 デバイダ 13 走行フレーム 28 前部揺動リンクアーム 29 後部揺動リンクアーム 34 機体昇降用油圧アクチュエータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部及び脱穀部を搭載する機体フレー
    ムに前後及び左右の揺動リンクアームを枢支し、該揺動
    リンクアームの下端部に左右の走行フレームを連結し、
    さらに左右の機体昇降用油圧アクチュエータにより機体
    フレームを左右の走行フレームに対して独立して上下昇
    降自在になすコンバインにおいて、前記前後揺動リンク
    アームの上下移動量を機体前方側のリンクアームが後方
    側のリンクアームより少なく、しかも機体フレームが走
    行フレームに対して上昇するにつれて、機体フレームが
    刈取部に設けたデバイダ先端部の近傍を中心として前傾
    姿勢になるべく設定してあることを特徴とするコンバイ
    ンの走行装置。
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