JP2519825Y2 - 示温カレンダ - Google Patents

示温カレンダ

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JP2519825Y2
JP2519825Y2 JP1990023967U JP2396790U JP2519825Y2 JP 2519825 Y2 JP2519825 Y2 JP 2519825Y2 JP 1990023967 U JP1990023967 U JP 1990023967U JP 2396790 U JP2396790 U JP 2396790U JP 2519825 Y2 JP2519825 Y2 JP 2519825Y2
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JP1990023967U
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幸夫 後藤
治 古田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、指などを触れて加温することによりカレン
ダが表示される示温カレンダに関し、特に、腕時計用カ
レンダなどとして好適に使用できる示温カレンダに関す
るものである。
〔従来の技術〕
第3図は、従来の腕時計用カレンダの一例を示した平
面図である。
従来の腕時計用カレンダ3は、アルミニウム等の金属
を用いて、薄い平板部31とその両側に止め部32,32を成
形した形状であり、その平板部31の表面にカレンダ3aを
一般的な方法で印刷したものであった。
この腕時計用カレンダ3は、両側の止め部32を、腕時
計4の時計バンド41の内側に折り曲げるようにして取り
付けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の腕時計用カレンダ3は、時計バンド41
に、止め部32を折り曲げて取り付けていたので、確実に
固定することができなかった。特に、時計バンド41の形
状が、平板状で所定の幅があるもの以外、例えば、鎖状
のものや、装飾的なものでは取り付けが難しかった。
また、腕時計用カレンダ3を時計バンド41に取り付け
た場合に、止め部32が腕の皮膚に擦れるので、腕時計4
の使用中に違和感が生じて邪魔であった。
一方、最近の腕時計は、クロック機能だけでなく、装
身的な機能も要求されており、優れたデザインのものが
多いので、金属板に通常の印刷が施されただけの腕時計
用カレンダ3では、腕時計4に取り付けた場合に、全体
の装飾効果を損なうという問題があった。
また、時計バンド41が革製であったり、装飾的な場合
には、金属製の腕時計用カレンダ3を取り付けると、見
栄えが悪いうえ、時計バンド41を傷付けることがあっ
た。
さらに、腕時計用のカレンダによって日付を知りたい
場合は、そう頻繁にはないので、常時カレンダを表示し
ておく必要もない。
本考案の目的は、前述の課題を解決して、装着が容易
かつ確実で、使用中に違和感がないとともに、装着して
いることが一見して気付かれず、貼り付けた物品の本来
の機能を損なわない示温カレンダを提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するために、請求項1の考案は、透明
性の基材層と、前記基材層の一方側に形成され、常温以
上体温以下の臨界温度以下では透明であり、その臨界温
度を越えると発色する可逆性の示温材料を用いてカレン
ダを記録した記録層と、前記基材層の他方側または前記
一方側に形成され、粘着対象物に対して再剥離可能な粘
着剤層とを含み、全体として透明であることを特徴とす
る。
〔作用〕
前記構成によれば、常温では示温材料が透明であり、
必要なときに体温などで加温することにより、その示温
材料を発色させてカレンダを表示させることができる。
〔実施例〕
以下、図面等を参照して、実施例につき、本考案を詳
細に説明する。
第1図は、本考案による示温カレンダの実施例を厚さ
方向に拡大して示した断面図、第2図は、同実施例カレ
ンダの使用方法を説明するための図である。
この示温カレンダ1は、基材層11と、記録層12と、表
面保護層13と、粘着剤層14と、剥離紙15等とから構成さ
れている。
基材層11は、示温カレンダ1のシートとしての強度を
持たせるためのものであり、透明性の高い樹脂、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート,塩化ビニル等のフィ
ルムを用いることができる。
記録層12は、1カ月分のカレンダ1aを示温材料により
記録した層である。この示温材料は、常温以上体温以下
に設定された臨界温度以下では透明であり、その臨界温
度を越えると発色する動作を可逆的に行える材料であ
り、例えば、コレステリック系液晶,スピラン系化合
物,金属塩化合物等を使用できる。記録層12は、示温材
料を含有したインキを用いて、グラビア印刷,シルクス
クリーン印刷,オフセット印刷等の方法により形成する
ことができる。
表面保護層13は、記録層12を外力による損傷から保護
するためのものであり、例えば、セルロース系樹脂,ア
クリル系樹脂,塩化ビニル系樹脂,酢酸ビニル系樹脂,
ポリエステル系樹脂等のフィルムなどを用いることがで
きる。
粘着剤層14は、示温カレンダ1を時計の透明保護板等
の粘着対象物に貼付するためのものであり、1カ月毎に
取り替えやすいように再剥離が可能なものを用いてい
る。例えば、アクリル系,ゴム系等の粘着剤を用いるこ
とができる。
剥離紙15は、使用前に粘着剤層14を保護しており、使
用時に粘着剤層14から剥離される。剥離紙15としては、
シリコン樹脂,ワックス,パラフィン類等を、紙または
フィルム等の基材に塗布したものを用いることができ
る。
次に、第2図を参照して、本考案による示温カレンダ
の使用方法を説明する。
まず、示温カレンダ1の剥離紙15を剥がし、粘着剤層
14により、腕時計2のガラス板やアクリル板などの透明
保護板22上に貼り付ける。
記録層12の示温材料は、常温では発色していないの
で、示温カレンダ1は全体として透明である。したがっ
て、腕時計2の文字板21を見ることができる(第2A
図)。
この状態から、カレンダにより曜日や日付けを知りた
い場合には、使用者は、示温カレンダ1に指や掌を接触
させたり、息を吹き掛けるなどして体温付近まで加温す
ることにより、示温材料が発色して曜日や日付けが出現
し、目視によりカレンダ1aを読むことができる(第2B
図)。
外気等により示温材料の温度が下がると、示温材料に
よる記録層12は再び透明になり、元の状態に戻る(第2A
図)。
なお、月が変わった場合には、示温カレンダ1は、粘
着剤層14が再剥離可能であるので、簡単に取り替えるこ
とができる。
以上説明した実施例に限定されず、本考案の範囲内で
種々の変形を施すことができる。
この示温カレンダは、腕時計の透明保護板に取り付け
て使用する例で説明したが、日付に関係するデータ処理
を行うコンピュータのディスプレイに貼り付けたり、ガ
ラス製の商品陳列棚付近に貼り付けて領収書の日付の確
認をしたりするような用途,つまり、加温した場合にの
みカレンダを確認でき、その他の場合には透明で貼り付
けたことが一見して気付かずに中のものが見えるような
用途に好適に使用できる。
また、粘着剤層は、表面保護層側に形成してもよい
し、粘着剤層を腕時計2の透明保護板22に重ね合わせ
て、爪などで反対側から擦ることにより加圧,加熱して
貼り付ける転写形のものであってもよい。
さらに、示温カレンダは、基材層、粘着剤層や表面保
護層等には、顔料や染料等を含有させて着色してもよ
い。
〔考案の効果〕
以上詳しく説明したように、本考案によれば、示温材
料を使用してカレンダを記録したので、加温してカレン
ダを使用するとき以外は、全体として透明であり、腕時
計等のデザインを損なったり、貼り付けた物品の本来の
機能を損なうことはなくなった。
また、示温カレンダを再剥離可能な粘着剤層により貼
付するようにしたので、腕時計等に簡単かつ確実に取り
付け、交換も容易にできるようになった。
さらに、時計の透明保護板の上に貼り付けた場合に
は、その表面が傷付くことを防止できるとともに、従来
のように止め部が腕に当たることながく、違和感がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による示温カレンダの実施例を厚さ方
向に拡大して示した断面図、第2図は、同実施例カレン
ダの使用方法を説明するための図、第3図は、従来の腕
時計用カレンダの一例を示した平面図である。 1…示温カレンダ 11…基材層、12…記録層 13…表面保護層、14…粘着剤層 16…剥離紙 2…腕時計 21…文字盤、22…透明保護板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明性の基材層と、 前記基材層の一方側に形成され、常温以上体温以下の臨
    界温度以下では透明であり、その臨界温度を越えると発
    色する可逆性の示温材料を用いてカレンダを記録した記
    録層と、 前記基材層の他方側または前記一方側に形成され、粘着
    対象物に対して再剥離可能な粘着剤層とを含み、 全体として透明であること を特徴とする示温カレンダ。
JP1990023967U 1990-03-09 1990-03-09 示温カレンダ Expired - Lifetime JP2519825Y2 (ja)

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JPH03114363U JPH03114363U (ja) 1991-11-25
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