JP3940018B2 - 消しゴム付き筆記具又は字消し具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は消しゴム付き筆記具又は字消し具に関する。詳細には、粘着シールにより消しゴムのバージン性を確保する消しゴム付き筆記具又は字消し具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりキャップの閉塞側端部や、筆記具本体の後端部等に消しゴムが付属された筆記具が多く市販されている。前記消しゴム付き筆記具としては、消しゴムが露出したものと、消しゴムを覆うカバー部材を設けたものがあるが、前記消しゴムが露出されたものについては、店頭において消費者が試し書きした際に、筆記具に付属されている消しゴムを使用し、消しゴムのバージン性が損なわれることがあり、消しゴムを使用されたものは商品としての価値が下がってしまうという問題がある。そこで前記問題となる消しゴムのバージン性を確保するために、シュリンクフィルムによる包装手段が用いられているが、この方法においては、筆記具全体を包装してしまうために消費者が購入前に試し書きをすることができないと共に、筆記具全体を覆うため、製造コストも高くなる。また、前記カバー部材を設けたものにおいては、前記カバー部材を幼児が誤飲する可能性があるため、カバー部材に通気孔を設けたり、容易に外れないようにネジ切りをする等の抜け力を高める工夫をする必要があるので、手間がかかり製造コストも高くなる。
【0003】
また、従来より市販されている字消し具においては、一定の字消し部以外は厚紙等のケースに覆われているにもかかわらず、消しゴムのバージン性を確保するためにフィルムによる包装手段が用いられている。しかし、前記包装手段では、字消し具全体をフィルムで覆う必要があるので、製造コストが高くなり、使用時において必要以上のゴミが出てしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記従来の問題点を解決するものであって、消しゴムが露出した消しゴム付き筆記具において、購入前に筆記具の試し書きをしても、付属の消しゴムを使用できないよう、消しゴムのバージン性を確保することが、手間もかからず、低コストでなし得る消しゴム付き筆記具を提供しようとするものであり、また、字消し具においても、低コストで消しゴムのバージン性を確保することができる字消し具を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、消しゴム突出側端部に剥離可能な粘着シールを貼付してなる消しゴム付き筆記具6(請求項1)を要件とし、更に、前記粘着シールが、消しゴム突出側端部の周縁部に貼付されてなる消しゴム付き筆記具6(請求項2)を要件とする。更に、一端を外部へ突出するようケース5に収容された消しゴム1の突出側端部に剥離可能な粘着シールを貼付してなる字消し具7(請求項3)を要件とし、更に、前記粘着シールが、消しゴム突出側端部の周縁部に貼付されてなる字消し具7(請求項4)を要件とする。
【0006】
請求項1において、「筆記具」とは、ボールペン、シャープペンシル、鉛筆、サインペン、マーキングペン等であり、「突出側」とは、消しゴム1が、筆記具本体の端部又はそのキャップ3の端部より突出する消しゴム1の摩耗消費側であり、「突出側端部」とは、前記突出側の天面部及び該天面部周縁に連設される側面部のことである。「粘着シール」とは、消費者が初回使用時に容易に剥がすことが可能なものならば、一般に広く使用されているものが使用でき、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム等からなる表面層22の裏側に、糊の転移がほとんど生じない剥離可能な接着剤からなる粘着層21が適宜設けられた層構造となっているものを挙げることができる。前記粘着シール2を消しゴム1の突出側端部に貼付することにより、消費者が店頭で消しゴム1を使用することを防ぎ、低コストで容易に消しゴム1のバージン性を確保できる。又、前記粘着シール2に粘着層21を有しない摘み代23を設けることで、粘着層21により手を汚すことや、消しゴム1を損傷させることもなく容易に粘着シール2を剥がすことができる。
【0007】
請求項2において、「周縁部」とは、字消しの際に使用される消しゴム1の周縁角部と、該周縁角部近傍の天面部及び側面部をいう。前記周縁部11に粘着シール2を貼付することにより消しゴム1の使用ができなくなる。前記粘着シール2は、消しゴム1突出側端部の周縁部11を覆うことができればどの様な形状及び大きさでもよく、周縁角部近傍の天面部のみ、周縁角部近傍の側面部のみ、又は周縁角部近傍の天面部及び側面部に貼付することができる。
【0008】
請求項3において、「字消し具」とは、例えば、ケース5と、該ケース5内に収容され、且つ該ケース5より一端が突出された消しゴム1からなる構成が挙げられる。前記ケース5としては、例えば、直方体状のカバーや、繰り出し可能に消しゴムを保持する円筒状のホルダーが挙げられる。消しゴム1の突出側端部に前記粘着シール2を貼付した場合、フィルム包装のような全体を覆う方法とは異なり、消しゴム1突出側端部のみを覆うため、製造コストを安価にすることができる。更に、前記粘着シール2の表面層22に表示面を設け、バーコードや注意書き等を印刷することもできる。
【0009】
請求項4において、消しゴム1の突出側端部の周縁部11に前記粘着シール2を貼付した場合、製造コストも安価にすることができ、ゴミとなる包装材を減らすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0011】
図1及び図2に本発明の第一の実施の形態を示す。本実施の形態は、筆記具6本体と、該筆記具本体のペン先側に着脱自在に設けたキャップ3と、該キャップ3の閉塞側端部に取り付けられた円柱状の消しゴム1とからなる筆記具6である。前記消しゴム1の天面部には、円板状の粘着シール2が貼付される。前記粘着シール2は消しゴム1の天面部と略等しい大きさ又は消しゴム1の天面部より僅かに小さく設定されており、少なくとも、消しゴム1の天面部の周縁角部の近傍が粘着シール2により覆われている。それにより、消費者が購入後に粘着シール2を剥がすまでは消しゴム1を使用できないようになっている。尚、前記粘着シール2は粘着層21と表面層22から構成され、前記粘着層21は剥離可能な接着剤よりなり、前記表面層22は文字や図柄等を印刷することが可能となっている。
【0012】
図3に本発明の第二の実施の形態を示す。本実施の形態は、筆記具本体のペン先側と反対側の端部に取り付た円柱状の消しゴム1とからなる筆記具6である。前記消しゴム1の天面部には、第一の実施の形態と同様、円板状の粘着シール2が貼付されている。前記粘着シール2の周縁部11には、裏面に粘着層21を備えない摘み代23が突設される。該摘み代23により、粘着シール2を容易に剥がすことが可能となる。
【0013】
図4に本発明の第三の実施の形態を示す。本実施の形態は、第一の実施の形態と同様、筆記具本体と、該筆記具本体のペン先側に着脱自在に設けたキャップ3と、該キャップ3の閉塞側端部に取り付けられた円柱状の消しゴム1とからなる筆記具6である。前記消しゴム1の天面部には、円板リング状の粘着シール2が貼付されて、前記粘着シール2により、消しゴム1の天面部の周縁部11(具体的には周縁角部近傍)が覆われており、消費者が購入後に粘着シール2を剥がすまでは消しゴム1を使用できないようになっている。
【0014】
図5に本発明の第四の実施の形態を示す。本実施の形態は、第一の実施の形態と同様、筆記具6本体と、該筆記具6本体のペン先側に着脱自在に設けたキャップ3と、該キャップ3の閉塞側端部に取り付けられた円柱状の消しゴム1とからなる筆記具6である。前記消しゴム1の突出側端部の周縁部11(具体的には周縁角部近傍の側面部)には、筒状に粘着シール2が貼付され、前記粘着シール2により、消しゴム1の突出側端部の周縁部11が覆われており、消費者が購入後に粘着シール2を剥がすまでは消しゴム1を使用できないようになっている。
【0015】
図6に本発明の第五の実施の形態を示す。本実施の形態は、直方体状の消しゴム1と、該消しゴム1の側面を覆う直方体状のケース5とからなる字消し具7である。前記消しゴム1の一端部はケース5から突出され、該突出側端部の天面には直方体状の粘着シール2が貼付される。前記粘着シール2は消しゴム1の天面部と略等しい大きさ又は消しゴム1の天面部より僅かに小さく設定されており、少なくとも、消しゴム1の天面部の周縁角部の近傍が粘着シール2により覆われている。それにより、消費者が購入後に粘着シール2を剥がすまでは消しゴム1を使用できないようになっている。尚、前記粘着シール2の表面層22は、文字や図柄等を印刷することが可能となっている。
【0016】
図7に本発明の第六の実施の形態を示す。本実施の形態は、第五の実施の形態と同様、直方体状の消しゴム1と、該消しゴム1の側面を覆う直方体状のケース5とからなる字消し具7である。前記消しゴム1の突出側端部の天面及び周縁部(具体的には周縁角部近傍の側面部)を覆うように粘着シール2が貼付されており、消費者が購入後に粘着シール2を剥がすまでは消しゴム1を使用できないようになっている。尚、前記粘着シール2の表面層22は、文字や図柄等を印刷することが可能となっている。
【0017】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により次のような効果を奏する。請求項1に記載の消しゴム付き筆記具は、消費者が店頭で試し書きをした際、筆跡を消すのに付属の消しゴムを使用することを防止し、消しゴムのバージン性を確保することができる。
【0018】
請求項2に記載の消しゴム付き筆記具は、字消しの際に使用される消しゴムの突出側端部の周縁角部と、該周縁角部近傍とを保護することができるので、消しゴムのバージン性を十分に確保できる。
【0019】
請求項3に記載の字消し具は、全体を覆う必要なく、消しゴムのバージン性を確保することができるので、製造コストを安価にすることがでる。
【0020】
請求項4に記載の字消し具は、消しゴム周縁部に粘着シールを貼付するので、製造コストを安価にでき、ゴミとなる包装材を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】本発明の第二の実施の形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第三の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第四の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第五の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第六の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 消しゴム
11 周縁部
2 粘着シール
21 粘着層
22 表面層
23 摘み代
3 キャップ
4 消しゴム保持部
5 消しゴムケース
6 筆記具
7 字消し具
Claims (4)
- 消しゴム突出側端部に剥離可能な粘着シールを貼付してなることを特徴とする消しゴム付き筆記具。
- 前記粘着シールが、消しゴム突出側端部の周縁部に貼付されてなることを特徴とする請求項1記載の消しゴム付き筆記具。
- 一端を外部へ突出するようケースに収容された消しゴムの突出側端部に剥離可能な粘着シールを貼付してなることを特徴とする字消し具。
- 前記粘着シールが、消しゴム突出側端部の周縁部に貼付されてなることを特徴とする請求項3記載の字消し具。
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