JP2519707Y2 - 可変抵抗器 - Google Patents

可変抵抗器

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JP2519707Y2
JP2519707Y2 JP1992069245U JP6924592U JP2519707Y2 JP 2519707 Y2 JP2519707 Y2 JP 2519707Y2 JP 1992069245 U JP1992069245 U JP 1992069245U JP 6924592 U JP6924592 U JP 6924592U JP 2519707 Y2 JP2519707 Y2 JP 2519707Y2
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JP
Japan
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case
resin
lead terminal
variable resistor
substrate
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JP1992069245U
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慎滋 加藤
松栄 田村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本考案は可変抵抗器に関し、特に
はケース内に充填される封止用樹脂を利用した、可変抵
抗器のリード端子の固定構造の改良に関する。
【従来の技術】図8は従来の可変抵抗器のリード端子固
定構造を示す。この図において、ケース20内には、そ
の背面側開口部から、図示しない円弧状の抵抗膜や集電
電極を備えたステータ基板21が嵌着されている。22
は前記基板21の背面側に充填された封止用の樹脂であ
る。この封止用の樹脂22は、基板21を保護する緩衝
材として機能する。23はL字状に折曲形成された接地
用等の板状のリード端子で、基板21から樹脂22層を
貫通してケース20の背面一側方に延びている。リード
端子23の樹脂22層からの露出部23aは、ケース2
0の背面側縁部20aに一体形成された樹脂突片24の
熱かしめにより、つまり樹脂突片24が半田ゴテ等の加
熱体で押し潰されることにより固定されている。なお、
前記リード端子23を、図9のように、基板21からの
導出部23bと別部材で構成し、導出部23bをリード
端子23に巻き付けて接続したものも存在する。
【考案が解決しようとする課題】前記構成では、リード
端子23の充填樹脂22層からの露出部23aを固定す
るとき、樹脂突片24を半田ゴテで押し潰すため、半田
ゴテの温度管理が必要であると共に、樹脂突片24の押
し潰し状態には個人差があって、リード端子23の固定
強度がバラつき、さらには、半田ゴテの操作ミスにより
ケース20の樹脂突片24以外の部分を溶かしてしまう
おそれがあった。 したがって、本考案は、上記におい
て、リード端子の封止用樹脂層からの露出部を、半田ゴ
テ等の加熱体による溶着作業を行なうことなく固定でき
るようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ケースの背面側開口部にステータ基板が
装入され、この基板がケース内に充填される樹脂により
封止されている可変抵抗器において、前記基板から導出
されてケース外部に引き出されるリード端子とケース内
面との間に樹脂侵入用の隙間を形成するとともに、この
隙間に、前記充填樹脂を表面張力によって侵入させて硬
化させた端子固定樹脂部を設ける構成とした。
【作用】上記の構成によれば、表面張力でリード端子と
ケース面との隙間に浸入して硬化した樹脂からなる端子
固定樹脂部によって、リード端子がケースに固定され
る。 また、端子固定樹脂部となる樹脂は基板封止用の樹
脂を流用するので、新たにリード端子固定用の樹脂を設
ける必要がない。さらには、封止用樹脂をケースに充填
する作業に伴って端子固定用樹脂部も形成されるので、
端子固定用樹脂部を形成する作業を別途設ける必要もな
い。
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例にもとづき
説明する。図1はこの実施例に係る可変抵抗器の一部破
断側面図、図2は図1のA−A線断面図、また図3は図
1のB−B線矢視図である。これらの図において、ケー
ス1の背面は開口部2とされ、この開口部2からケース
1内にロータ3が配置される。このロータ3は、回動操
作用の軸4を有し、かつ下面3aに図示しないブラシを
備える。また、ケース1の開口部には、ステータとなる
基板5が内装される。この基板5は、内面に円弧状の抵
抗膜および集電電極等を備え、ケース1内の段部1bに
支持されている。基板5の背面側は、開口部2から充填
された封止用の樹脂6により覆われている。リード端子
7はアース用で板状に形成され、その基部7aは基板5
に固定され、アース用電極に接続されている。リード端
子7の樹脂6層からの露出部7bには、ケース1の背面
側縁部1cに一体形成のピン8に嵌合して位置決めされ
る位置決め部7cと、この位置決め部7cから基板5側
へ屈曲されてケース内側面1aと隙間Gをおいて対向す
る対向部7dとが形成されている。ケース1の背面側縁
部1cには、さらに、上記隙間Gからリード端子7の下
側に連続する溝10が形成されている。なお、11,1
1は条片で、リード端子7の両側に位置してケース1の
背面側縁部1cに一体形成されている。このような構成
において、基板5の背面に樹脂6を充填したとき、樹脂
6の一部は、リード端子7とケース内側面1aとの隙間
Gに浸入して表面張力で上がり、さらに溝10に沿って
リード端子7の下面7eに付着し硬化して端子固定樹脂
部6aとなる。そして、樹脂6から露出しているリード
端子7の露出部7bは、この端子固定樹脂部6aによっ
てケース1に固定される。なお、端子固定樹脂部6aの
一部はリード端子7の下面7eにも浸入するが、条片1
1,11により左右方向への漏出を防止される。なお、
上記実施例では、図1のように、リード端子7の基部7
aは、樹脂6層の中でL字状に折曲した形となってお
り、したがって、リード端子7の固定強度は大である。
また、上記実施例では、ケース内側面1aを平滑面とし
た上で、リード端子7の対向部7dをケース内側面1a
から若干離間させることによって、図3に示すように、
リード端子7の全幅Sにわたって隙間Gを形成したが、
図4のように、リード端子7の対向部7dをケース内側
面1aに当てつける場合には、そのケース内側面1aに
縦溝からなる隙間Gを形成すればよい。リード端子7の
位置決め部7cの形状は、上記実施例の形状に限定され
るものではなく、たとえば、ケース1の背面側縁部1c
に一体形成した一対の突部が位置決め部7cの両側部に
嵌合する形状としてもよい。さらに、図5のように、リ
ード端子7として、基板5からの導出部7fと、樹脂6
層からの露出部7bとを個別部材で構成したものを使用
することができる。さらに、図6、図7により他の実施
例の説明を行う。図5までに示す実施例では、リード端
子として板状のリード端子7を用いた構成としたが、こ
の実施例ではリード端子として線状のリード端子20を
用いた構成としている。この実施例ではケース1のリー
ド端子20が引き出される側のケース壁1eが低く構成
され、そのケース壁1e上にリード端子20の引き出し
部21が突設されている。この引き出し部21は、ケー
ス壁の一部を構成する。引き出し部21にはその内側面
において立ち上がり、かつ、上部において外側に向くリ
ード端子20の配置溝22が形成されている。記配置
溝22内に折曲形状のリード端子20が、下水平部20
aが垂直溝部22aの底面22bとの間に、垂直部20
bが垂直溝部22aの垂直壁面22c面との間にそれぞ
れ互いに連続する隙間Gを形成する状態で、上水平部2
0cが水平溝部22dに嵌入されて配置されている。そ
して、上記隙間Gには樹脂充填時に樹脂6の一部が表面
張力によって浸入して硬化して端子固定樹脂部6aを形
成している。リード端子20は、この端子固定樹脂部6
aによってケース1に固定されている。
【考案の効果】本考案の可変抵抗器によれば、基板の背
面側に充填した封止用の樹脂を流用して設けた端子固定
樹脂部によって、リード端子がケースに固定されるの
で、その固定に特別な手作業や固定作業用器具を必要と
しない。すなわち、従来から行なわれている樹脂の充填
工程を利用して、上記露出部を固定するため、従来の半
田ゴテで行なわれたような温度管理が不要になると共
に、上記露出部の固定強度が均等化され、また、ケース
の外観が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る可変抵抗器の一部破断
側面図。
【図2】図2は図1のA−A線断面図。
【図3】図3は図1のB−B線矢視図。
【図4】隙間の変形例を示す一部切欠平面図。
【図5】本考案の他の実施例に係る可変抵抗器の一部断
面側面図。
【図6】本考案のさらに他の実施例に係る可変抵抗器の
一部断面側面図。
【図7】図6に示す実施例において用いられるケースの
部分斜視図。
【図8】従来例の一部破断側面図である。
【図9】他の従来例の一部破断側面図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a ケース内側面 1c 背面側縁部 5 基板 6 樹脂 7,20 リード端子 7c 位置決め部 7d 対向部 G 隙間 21 引き出し部 22 配置溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの背面側開口部にステータ基板が
    装入され、この基板がケース内に充填される樹脂により
    封止されている可変抵抗器において、 前記基板から導出されてケース外部に引き出されるリー
    ド端子とケース内面との間に樹脂侵入用の隙間を形成す
    るとともに、この隙間に、前記充填樹脂を表面張力によ
    って侵入させて硬化させた端子固定樹脂部を設けたこと
    を特徴とする可変抵抗器。
JP1992069245U 1992-10-05 1992-10-05 可変抵抗器 Expired - Lifetime JP2519707Y2 (ja)

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JP1992069245U JP2519707Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 可変抵抗器

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JP1992069245U JP2519707Y2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 可変抵抗器

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JPH0572104U JPH0572104U (ja) 1993-09-28
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US3772452A (en) * 1972-04-17 1973-11-13 Globe Union Inc An encapsulated electrical device
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