JPS6325625Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6325625Y2
JPS6325625Y2 JP20315386U JP20315386U JPS6325625Y2 JP S6325625 Y2 JPS6325625 Y2 JP S6325625Y2 JP 20315386 U JP20315386 U JP 20315386U JP 20315386 U JP20315386 U JP 20315386U JP S6325625 Y2 JPS6325625 Y2 JP S6325625Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
base
sealant
back side
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20315386U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62126026U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP20315386U priority Critical patent/JPS6325625Y2/ja
Publication of JPS62126026U publication Critical patent/JPS62126026U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6325625Y2 publication Critical patent/JPS6325625Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 この考案は、密封型電気機器に関するものであ
る。
〈従来技術とその問題点〉 一般にプリント基板などに搭載する小形の電気
機器、たとえば電磁継電器などにおいては、プリ
ント基板への装着時に半田フラツクスが機器内部
に流入するのを防止するためや、洗浄時に洗浄液
が機器内部に浸透するのを防止するために密封す
ることが行われている。
しかしながら、従来、側壁部に端子片が突出す
るようにインサートされた合成樹脂製のベースに
上・下ケースを表裏両面より嵌合させて密封する
電気機器の場合、ベースと上・下ケースの嵌合部
をシール剤で充填しても端子片と合成樹脂の微少
間隙から洗浄液が浸透したり、端子片の位置でベ
ースと、上・下ケースまたは上・下ケース相互間
で嵌合させ同様にシール剤で充填しても充分に密
封する構成が得にくく、作業は手作業で煩雑にな
りがちであつた。
このような問題を解決するため例えば実開昭52
−103672号公報がある。しかしながら、上記公報
に開示される密封ケースは端子の周辺に接着剤を
充填しているため、カバーと箱体との嵌合が精度
よく保たれていないと、両者の当接部に生じる微
少間隙により十分な気密性を得ることが難しい欠
点があつた。
さらに、上記密封ケースは、接着剤を充填する
溝がカバーによつて閉塞される構造になつている
ため、接着剤を充填する作業はカバー、箱体の組
立作業の途中の工程で行なわなければならず、例
えば機器の特性検査を必要とするような場合、一
担接着せずに組立てたのち検査を行い、その後再
びカバーをはずして接着剤を充填しなければなら
ず、作業性が悪いばかりでなく、組立の自動化に
は不適な構造を備えていた。
〈考案の目的〉 この考案は上記問題点に鑑みなされたもので、
端子片の密封性を向上するばかりでなく、ベース
および上・下ケースとの当接部分の密封性をも十
分に得ることができ、かつシール作業が組立後に
でき自動化に好適な密封型電気機器を提供するこ
とを目的とする。
〈考案の構成および効果〉 この考案は、表裏において開口したベース部分
を有し、このベース部分の側壁部から横方向へと
導出されるよう前記ベース部品に端子片をインサ
ート成形し、このベース部品に電気部品を装着す
るとともに、前記電気部品を被う上・下各ケース
を表裏の開口の両面より前記ベース部品に嵌合し
てなる電気機器において、前記ベース部品の表面
側外周に溝部を形成し、この溝部より裏面に通じ
る貫通孔を溝部のほぼ全長に沿つて細長に設けて
おくとともに、貫通孔内では複数の端子片が間隔
を置いて露出するようにしておき、かかるベース
部品に前記上ケースを表面側の一方に嵌合させ溝
部を封止するとともに、他方では下ケースを裏面
側より前記貫通孔が閉塞されないように嵌合さ
せ、裏面より注入したシール剤を貫通孔の複数の
端子片の間を経て溝部に流入させて、前記上ケー
ス、溝部、貫通孔、端子片の露出部および下ケー
スにシール剤を充填したことを特徴とする。
この考案によれば、端子片、ベースおよび上・
下カバーとを組み立てることにより、これらの当
接部分のほぼ全周にわたつて空間が形成され、こ
の空間にシール剤が流入するので密封性のきわめ
て良好な電気機器を得ることが可能となる。
また、電気機器を組み立てた状態で接着剤の充
填作業を行なうことができるので、組み立て工程
が大幅に改善されるとともに、充填作業の自動化
も容易に行なうことが可能となる。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図から第3図において、1は周知のように
1枚の金属板を打ち抜いて、インサート成形後折
り曲げて或る端子片で、たとえば電磁継電器の場
合には接点端子、コイル端子、アース端子等に用
いられる。2は合成樹脂により端子片1をインサ
ート成形して成る表裏開口のベースである。この
ベース2は表裏開口部3、裏面開口部5、側壁部
4を有するとともに、側壁部4には全周にわたり
溝部6が形成され、裏面に通じる貫通孔8,8a
が形成してある。そして貫通孔8のうち端子片1
がインサートされている部分の貫通孔8a内にあ
つては端子片1はその全面を露出するようにして
ある。9はベース2に嵌合する上ケースで、この
上ケース9はその端面の全周にわたり形成された
突出部10をベース側壁部4の溝部6とはめ合わ
せるようにして嵌合し、ベース2の表面開口部3
を閉口する。11はベース2に裏面より嵌合する
下ケースでベース2の側壁部4との間に溝部7を
形成するように構成されるとともにベース2の裏
面開口部5を閉口する。12はベース2内部に収
納する本体で、適宜端子片1に接続されている。
13は溝部6、貫通孔8,8aおよび溝部7に充
填したシール剤である。
ところで、シール剤13を充填するに際して
は、ベース2の底面を上にしてベース2の側壁部
4と裏面より嵌合する下ケース11とで形成する
溝部7に適当な粘度のシール剤13を注入するこ
とにより、シール剤13は上記溝部7より貫通孔
8,8aを通りベース2の側壁4に設けた溝部6
に充填されベース2と表面より嵌合する上ケース
9、ベース2と裏面より嵌合する下ケース11お
よび端子片1とベース2の合成樹脂との微少間隙
は密封されることになる。なお溝部7は下ケース
11の部分で図示通りテーパ状になつているため
上記注入作業は容易であり、また固化したシール
剤13がテーパ状の部分で下ケース11に被いか
ぶさるのでケース11が強固に固定される。
第4図はベース2の側壁部4と裏面より嵌合す
る下ケース11とで形成する溝部7を拡大したも
ので、下ケース11は周辺側壁部より低く埋没
し、一種のシール剤注入槽を形成したものであ
る。
この場合シール剤13は注入槽から注入され上
記と同様に充填され密封される。
以上の説明で明らかなように本考案によれば、
ベースの周辺側壁部と裏面より嵌合する下ケース
との間に形成される溝部または、上記周辺側壁部
と上記下ケースで形成される注入槽にシール剤を
注入することにより、ベースと上・下ケースおよ
び端子片とベースの密封が同時にできるので組立
作業が簡単で自動化などが容易になり生産性が向
上する。またシール剤はベースの内部を流入し、
かつ、端子片をとり巻くようにして充填されるの
で美観を損わず、密封性の極めて良好なものが得
られ、特にプリント基板に搭載する小形の電気機
器などに最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す電気機器の断
面図、第2図はそのベースのみの上面図、第3図
は第2図の下面図、第4図は注入槽を設けた他の
実施例の断面図である。 1……端子片、2……ベース、3……表面開口
部、4……側壁部、5……裏面開口部、6……側
壁部の溝、7……側壁部と裏面に嵌合するケース
でなる溝、8,8a……貫通孔、9……上ケー
ス、10……ケース9の突出部、11……下ケー
ス、12……本体、13……シール剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 表裏において開口したベース部品を有し、こ
    のベース部品の側壁部から横方向へと導出され
    るよう前記ベース部品に端子片をインサート成
    形し、このベース部品に電気部品を装着すると
    ともに、前記電気部品を被う上・下各ケースを
    表裏の開口の両面より前記ベース部品に嵌合し
    てなる電気機器において、前記ベース部品の表
    面側外周に溝部を形成し、この溝部より裏面に
    通じる貫通孔を溝部のほぼ全長に沿つて細長に
    設けておくとともに、貫通孔内では複数の端子
    片が間隔を置いて露出するようにしておき、か
    かるベース部品に前記上ケースを表面側の一方
    に嵌合させ溝部を封止するとともに、他方では
    下ケースを裏面側より前記貫通孔が閉塞されな
    いように嵌合させ、裏面より注入したシール剤
    を貫通孔の複数の端子片の間を経て溝部に流入
    させて、前記上ケース、溝部、貫通孔、端子片
    の露出部および下ケースにシール剤を充填した
    ことを特徴とする密封型電気機器。 (2) ベース部品の裏面側に嵌合する下ケースとベ
    ース部品の周囲側壁部との間で前記貫通孔に連
    通するシール剤の注入溝を形成するように構成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の密封型電気機器。 (3) ベース部品の裏面側壁部が下ケースの面より
    高くなるように構成し、シール剤の注入槽を設
    けたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    の第1項記載の密封型電気機器。
JP20315386U 1986-12-26 1986-12-26 Expired JPS6325625Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20315386U JPS6325625Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20315386U JPS6325625Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62126026U JPS62126026U (ja) 1987-08-10
JPS6325625Y2 true JPS6325625Y2 (ja) 1988-07-13

Family

ID=31168215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20315386U Expired JPS6325625Y2 (ja) 1986-12-26 1986-12-26

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6325625Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62126026U (ja) 1987-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4185163A (en) Housing assembly for an electromagnetic relay
US20080025004A1 (en) Method for Producing a Plastic-Coasted Stamped Grid, and Plastic-Coated Stamped Grid
IE782390L (en) Electrical component housing
US6193536B1 (en) Liquid-tight connector
JPS6325625Y2 (ja)
US4480243A (en) Electromagnetic relay
JP2000332452A (ja) 制御ボックスの組立て方法
JP2008215959A (ja) 水道メータ用無線機
JPH0154809B2 (ja)
JPS624975Y2 (ja)
JP3964555B2 (ja) 電子機器の防水構造及び防水方法
JP3508693B2 (ja) コネクタ
JP2005050663A (ja) 端子構造
JPS6028010Y2 (ja) 封入型スイツチ
CN209420016U (zh) 电路板组件及家用电器
JPS6025803Y2 (ja) 密封形リレー
JPS6128346Y2 (ja)
JPS607010Y2 (ja) 端子の密封装置
JPS5818204Y2 (ja) 電磁継電器
RU2413346C2 (ru) Устройство с корпусом, содержащим герметично соединенный с ним контактный штырек
JPS6032800Y2 (ja) 電気部品の封入構造
JPH0337262Y2 (ja)
JPS6215978Y2 (ja)
JPH037899Y2 (ja)
JPH0517842Y2 (ja)